〝俺は双海さんと、遊びたいのです。〟
T15
それは私の足が止まるはずだったターン。
芥辺境藩国という国が猫の国にありました。
今はもうありませんが。
T15
その途中まで、私はそこで摂政をしていました。
いろいろなことがありました。。
アイドレスプレイヤーでいろいろなことがない人はいませんが、リアルでもいろいろあって結果、
私は病に倒れました。
帰って来てみると、国は無くなろうとしていました。
流れを止めようかとも思いましたが、我が身を省みました。
そんな余裕も気力もありませんでした。
では、せめて爆発などと言う事態にならぬよう、すでに始まっていた準藩国化の手伝い始めました。
世の中ではクーリンガンが猛威を振るっていましたが、私たちはただ亡国の準備をしていました。
T15
私は世の中の動きとは関係なく、終わりのために動いていました。
ほぼ準備が終わり、幕引きの準備をしていた面々が各々の身の振り方を決め始めた転藩フェイズ。
私は、ぼんやりと天領へ行くことを考えていました。
病は完全には癒えておらず、下手に他の藩国さんへ行っても迷惑しかかからないように思えました。
藩国の終わりが、自分の終わりのような予感がしていた時
そのメッセージがきました。
〝俺は双海さんと、遊びたいのです。〟
ゲームを遊ぶ者としてこんなに嬉しい言葉はありません。
それまでにも病のことや、ゲームの中のことで心配や励ましの言葉をたくさんの方にいただきました。
どの言葉もありがたく心癒されましたが、この言葉は私をこのゲームを遊ぼうと思わせました。
まだ出来ることが、まだ歩いていくことが、まだ好きな人を追いかけていくことができるんじゃないか。
メッセージを手に私は猫の国から犬の国へと旅立ちました。
T15
それは私がもう一度、ゲームを遊ぼうと思ったターン。
最終更新:2010年05月25日 23:06