【画面クリックで執務室へ】

 

 ★摂政 曲直瀬りま

  FVBの今の摂政は、名を曲直瀬りまという。

  りまという名から判るように女性体ではあるが、中の人は男である。アイドレスにはもともとバトルメードのイラスト描きから参加しており【参考:右イラスト】、このゲームがこんなに長く続くとは思っていなかったためイラストのキャラの名前をそのまま利用したのが大失敗。日々、性の不一致な気分を味わっている。

 

  とにかく「数を書く」「質より量」「他人の足りないところを補う」の方針で、もっぱら文族として参加していた。絵も描けないことはないが文章と同様さほど巧くはない。どちらも、頭から没にされるほどヘタクソではない程度の腕前というあたりがミソで、家族からのお世辞120%の励ましに支えられて日々量産に励んでいる。

  ただし評価値計算と編成は苦手である。本業が計算の仕事なので不得手なはずはないのであるが、アイドレス世界にきてまで計算はしたくないと目が見ることを拒否し、耳が聴くことを拒否し、脳が考えることを放棄しているのである。

  まあ、文を書かなくてはいけなくなったので文を書き、絵を描かなくてはいけなくなったので絵を描いたくらいなので、必要になったら計算もするだろうが、そんな学徒動員のような状況に藩国が陥られないこと祈るばかりである。

 

 ★摂政のお仕事

  さて、この曲直瀬りまは引退した、かつての名摂政・道化見習いの跡を継いで摂政となったが、特に先代のプレッシャーを感じたことはない。というか、既に文章で道化見習いには勝てないと悟っていたので、無理に気張ることもなく、できることをするだけという悟りの境地に達していたのだ。

  摂政の仕事とは、つまりは藩王の補佐であり代理であるが、FVBの場合は代理というより補佐的な側面の方が強い。外に出て戦闘の指揮を執ったり交渉する藩王に対し、摂政は中を担当して藩王と他のフィクショノートとの情報の仲立ちをしたり、設定国民への働きかけなどを担当することで、分業しながら藩国の運営に当たっている。

  わかりやすくたとえるのなら、生活ゲームで世界の謎に足を踏み入れるのが藩王であるならば、国内で設定市民の噂話に一喜一憂するのが摂政である。そんなラインで、おおむね巧く動いていると自分たちでは思っている。

  もともと無理は嫌いで、100の仕事ができると思ったら50しか引き受けず、50の仕事をちゃっちゃと片付けてから余力で他の仕事をぽつぽつ片付け、最終的にどれだけ100に近づけさせられるかという仕事の仕方をしている。

  一時期は、とにかく国民すべてに情報公開を!と自ら陣頭指揮して、こまめに瓦版を発行していたが、アイドレス2となって政策作成が必須となってくるともはや瓦版をのんびり刷ってなどいられなくなった。無理をすればできなくはないが、摂政はすっぱり休むことを選択した。それによって余力を確保した方が良いと判断しているからだし、それがリアルで忙しい人間が細く長く続けるコツでもある。

 

 ★摂政と内政

  「杞憂」という言葉がある。

  杞の国の人が天が落ちてこないか憂いたという故事からきた、「取り越し苦労」という意味であるが、この摂政はとにかく杞憂が大好きである。天が落ちてこない保証はどこにもないからと、天を支えるために巨人アトラスを探しに飛び出していきたいくらい大好きだ。

  今渡っている橋が突如崩れ始めたら急いで渡る方が良いかバックして逃げた方が良いかとか、工事現場で鉄骨を吊り上げているワイヤーが今ここで切れたらどちらへ逃げれば助かるのかなどと常日頃から考えている。被害妄想にかなり近い。ちょっとヤバイかも知れない。

  それくらい心配性で、悲観論者が内政のための政策を作成するすべを与えられたのだ。もう、周囲はすべて敵であり、悪くなる可能性がある事物は必ず悪くなるはずだとばかりに次々に政策を作成し始めることになる。まあ、適材適所といえるかもしれない。

  クローン技術が広まり始めれば、ああこれで穀物までもが特許で抑えられてしまうとか1つの致命的要因で全滅してしまうのかと不安になって、クローンに頼るなという政策を作成するし、他の国々がグループを作ってレムーリアで経済発展をめざすと聞くと起きるかも知れない紛争に巻き込まれては大変だと孤立主義に走ったりする。そんな人物である。

  08年10月からの2ヶ月間で、法官寂水や光儀らとともに作成し提出した政策は約20本。30日で10本だから3日に1つはなんらかの政策を提出していることになるし、その大半はまだ問題が表面化もなにもしていない事柄についてばかりである。

  そこまで好きこのんで取り越し苦労をしている摂政が、またさんざん「ああ、僕がもっと早く気づいていればっ!!」と髪をかきむしって悔しがる光景がしばしば見られるというのだから、本当にアイドレス世界とは怖いところであることよ。

 

 ★藩王と摂政

  いちばん上のイラストをクリックしてもらえば様子が分かるように、摂政の執務室は政庁の最上階にある。そして藩王の執務室は王城にある。

  この位置関係は、藩国の保安と大きな関係がある。

  執務室が近い方が直接の意見交換が円滑になるであろうけれど、もし王城に、あるいは政庁に衛星軌道から砲撃が行われたり爆発物を仕掛けられてしまうという最悪の状況も考えられないわけではない。もし、そんなときに藩王と摂政が2人ともいたら藩国を指導する者が全滅することになる。

  そこで、死亡すなわち藩国の滅亡である藩王はもっとも安全な王城に執務室をかまえ、摂政は別の場所で執務を取ることとなったのである。これで少なくとも摂政が死んでも藩王が残る。

  これがもっとも重要なのである。

 

L:摂政 = {
t:名称 = 摂政(特別職業)
t:要点 = 官服,扇子,立ち姿
t:周辺環境 = 政庁
t:評価 = 体格3,筋力3,耐久力1,外見3,敏捷3,器用3,感覚3,知識3,幸運-2
t:特殊 = {
*摂政の職業カテゴリ = 特別職業アイドレスとして扱う。
*摂政は摂政の持つ全ての権利と藩王に忠誠と輔弼の義務を持つ。
*摂政は外交戦行為ができ、この時、外見判定は評価+5され、燃料は必ず-2万tされる。この特殊は75%ルールの適用を受けない
*摂政は同調判定に必ず成功する。
*摂政のアタックランク修正 = AR-1として扱う。

t:→次のアイドレス = 世を忍ぶ仮の姿(イベント),お忍びの旅(イベント),魔法戦士(職業),戦士(職業)

最終更新:2009年01月05日 17:57