宇宙艦船・ゆきかぜ級宇宙駆逐艦の建造(イベント):FVB
L:宇宙艦船・ゆきかぜ級宇宙駆逐艦の建造 = {
t:名称 = 宇宙艦船・ゆきかぜ級宇宙駆逐艦の建造(イベント)
t:要点 ={
一般性能要求:
ゆきかぜ級宇宙駆逐艦とはFVBが自力建造する発掘ではない小型宇宙艦で、艦隊のワークホースとして、万能艦として運用されることを期待されて建造された。基本的に乗員が乗っておらず、指揮官の指揮によって運用された。

t:周辺環境 = 宇宙。

 

17:FVB:宇宙艦船・ゆきかぜ級宇宙駆逐艦の建造(イベント):09/05/18
L:宇宙艦船・フラワー級宇宙駆逐艦 = {
t:名称 = 宇宙艦船・フラワー級宇宙駆逐艦(宇宙艦船)
t:要点 = 野暮ったい,量産向き,小型艦
t:周辺環境 = 宇宙。
t:評価 = 装甲55,艦隊戦60,対空戦闘25
t:特殊 = {
*フラワー級宇宙駆逐艦の乗り物カテゴリ = 宇宙艦船として扱う。
*フラワー級宇宙駆逐艦は1ターンに2航路移動ができる。
*フラワー級宇宙駆逐艦はAR10として扱う。
*フラワー級宇宙駆逐艦は反撃以外で対空戦闘を行うことが出来ない。
*フラワー級宇宙駆逐艦は運用に1隻1ターンにつき燃料15万t、資源5万tを使用する。
*フラワー級宇宙駆逐艦は母艦からのオペレートを受けなければ運用できない。
*フラワー級宇宙駆逐艦の人機数 = 50人機として扱う。

t:→次のアイドレス = トライバル級軽巡洋艦の開発(イベント),教導駆逐艦の開発(イベント),冥王星センサー(施設),無人艦運用戦術(技術)

 

 


 「ようやく、ここまできたな」
「ええ」

 宇宙港の工員達、宇宙艦船用ドックにて建造中のゆきかぜ級宇宙駆逐艦を見て 70209002

 

ゆきかぜ

 

1.建造計画


ゆきかぜ級宇宙駆逐艦は、当時の宇宙艦隊に全く存在していなかった艦隊のワークホースとなることを期待されて建造を計画された小型の宇宙艦艇である。
ワークホースの役割は、先兵、強行偵察、船団の護衛、哨戒等であり、艦隊や船団が無事に目的地に辿り着けるように周囲に気を配り、危険を事前に察知して警報を出したり、先手を打って危険に対処し、敵の攻撃を受けたときは立ち向かって船団を守ることである。

この役割を果たすには大量の艦艇が必要とされること、宇宙という広大な空間で長期間任務に着かなければならないということ、また艦隊・船団の矢面に立つと言うことは即ち損耗率が激しいと予測されることから、ゆきかぜ級には大量に生産できること、使い勝手が良いこと、そして人員の損害を防ぐために無人艦として運用することが求められた。

無人艦として運用するには戦術判断可能なAIを艦に積む必要があるが、この点に関しては宰相府藩国で開発された無人機・アトモスという先例があり、そのノウハウを生かすために宰相府藩国の秘書長官である緋璃・ロッシ氏に協力を依頼し、その助言の元に設計・開発が行われることとなった。

戦術AIの設計・開発と平行して艦体の設計・開発も開始され、ここに「ゆきかぜ級宇宙駆逐艦」の建造はその第一歩を踏み出したのである。
なお、ゆきかぜの名の由来は、第七世界の太平洋戦争に参加し、戦果をあげながらほぼ無傷で生き残った「奇跡の駆逐艦」雪風であると言われている。


計画書表紙

2.詳細仕様

 

1) 艦体について

 

 全長200m、全幅64m(最大)、全高100m(最大)艦影としては艦首のほうが細く機関部の方が太くなっている。
艦体は生産性や整備性を追求するために、ユニット化が極限まで進められおり、修理は基本的に破損箇所をユニットごと交換することで完了するようにしてある。これは無人艦故、任務中に発生した故障を直すのは艦内に搭載されている修理用ロボットであることも考慮された設計であり、「まるで子供のブロック遊びのようだ」という技術者もいた。無論、十分な艦体強度は確保されており、攻撃を受けた衝撃で分解するようなことはないように対応されている。

 無人艦であるため、メンテナンス用の通路と機材・弾薬などの格納スペースこそあるものの、生命維持装置や人が生活するための設備が要らないため、その分のスペースを武装や機関に割り当てており、同級の有人宇宙艦艇より重武装、高出力を実現している。
なお、交換されたユニットについては、資源再利用と機密保持のため、帰港の際に回収され、宇宙港に併設されている資源回収所で分解され、分別処理後に金属類は鋳つぶし、プラスティック類は高熱焼却される。

2) 戦術AIについて

 
 建造計画の項でも書いた通り、ゆきかぜ級の戦術AIは宰相府藩国の秘書長官である緋璃・ロッシ氏に協力を依頼し、その助言を元に設計開発された物である。それは、宰相府で開発された無人機、アトモスのセキュリティー対策を含めたノウハウを生かすためのものであったが、同時に「無人化の嵐」を引き起こさないための対策でもあった。宙の守りとなるべき駆逐艦が、AIに介入されたり暴走したりするのでは本末転倒である。まだ人々の脳裏には「無人化の嵐」の恐怖が焼きつけられたままであり、二重の意味でAIの信頼性は重要視された。


さて、基本的な戦術思想として、非常時以外は必ず2隻以上で行動することを前提としており、その上で各種の任務に就くための戦術ライブラリが作成されており、それらを元にAIに訓練と教育が施されている。部隊として行動する際には、指揮官が同伴すればその命令を最上位とし、そうでない場合は部隊の各艦に指揮命令の引継順位が設定されて、最上位の艦の戦術AIが部隊の指揮を行う事となる。命令を受けた各艦は、戦術AIが命令から逸脱しない範囲で自身の行動を決定して行うが、データリンク機能で各艦と連携を行うため、部隊行動が大きく乱れることはない。

訓練や任務を通して積んだ経験はデータベースに蓄積され、帰還後にそれを元に戦術ライブラリの改良と更新が行われて、各艦や今後生産される戦術AIにフィードバックされる。戦術AIが置かれる場所であるが、艦体で一番ダメージに耐えられる中央部に専用のスペースが設けられており、艦体が完全に破壊されない限りは生き残るように考慮されている。また、戦術AI自体もユニット化されており、艦体が破壊されても戦術AIが無事であれば、そのまま新しい艦体に搭載して使用することができるようになっている。

※教育プログラムの一つの例として、寂水作成のプログラムを添付

索敵演習用プログラム

3) 機関について

 
ミアキスや初心級空母でも採用された対消滅エンジンを機関として使用しているが、艦体の中で三分の一程度を占めている。艦体に対して機関が大きな割合を占めており、通常であれば過剰な出力であるのだが、想定される任務中に強行偵察や、艦隊に先行して接敵を行うなど、船足の速いことが条件となるものが含まれていることや、各種装備を稼働させるのに大きな電力が必要となるためである。
 平時や、安全圏では推進剤の節約のため、補助としてマグネティックセルを使用している。

4) 索敵能力・探知妨害対策について


宇宙における戦闘で重要なのは、各種の探知装置である。敵も味方も地上とは比較にならない速度で動いているため、お互いにできるだけ遠い位置で相手を捕捉して対応する必要がある。
  一方、敵に自らの存在を捕らえさせないために相手の探知を妨害したり、各種のステルス機能を備えることもまた常道である。
ゆきかぜ級は相手の妨害やステルス機能に対する対策として、複数のエネルギーや波の探知装置を受動・能動で備えており、それらから得られた情報を総合的に分析・判断することで、相手の探知無効化能力の穴を突くのである。
合わせて、ゆきかぜ級は電波とレーザ通信でデータリンクを行える索敵用ドローンを備えており、状況に応じてこれらを展開し、より広い範囲の探知を行うことができる。当然、自艦だけではなくデータリンク機能で味方と情報をやりとりをして、得られる情報の範囲や確度をあげているのである。
ゆきかぜ級自身の探知妨害・ステルス機能については、役割上自らの存在をアピールする必要はあるものの、標準的な対策や装備は施されている。

5) 通信装置について


通常の電波式通信装置の他に、通信妨害対策のためにレーザー通信装置と近距離用のモールス式発光信号通信装置を備えている。通常時には電波式通信装置を使用するが、戦闘時や偵察時においては妨害によって、電波通信できないこともあるため、モールスやレーザー通信を併用する。
このほか、意外なものとしては通信筒射出装置がある。これは、電波通信が行えなかったり、全滅を避けられない状況で、一縷の望みを託して使われるもので、一度に十本程が打ち出される。
通信筒の中には、艦の航行日誌や戦闘データ、打ち出されたときの状況などが入った記録媒体が入っており、これを味方がいると思われる宇宙域へ送り出すことで、情報の完全な喪失を防ごうというものであるが、回収されるかどうかは運次第と言ったところである。敵に確保された場合に備えて、決まった手順で回収を行わない場合には自爆するよう対策されている。
  

6) 各種装備について


装備ガイド1 

装備ガイド2

対艦装備
 大型レーザー砲×1 (射軸固定式)
電磁レールガン×2 (射軸固定式)
艦対艦ミサイル発射装置(3連装)×2

上記の火器については、いずれも艦内に本体が設置されている。大型レーザー砲と電磁レールガンについては、艦首正面に発射口がある。
被弾対策のため、通常は発射口はシャッターで閉じられており、射撃直前にシャッターを開き、射撃終了後にシャッターを閉じる仕組みとなっている。
艦対艦ミサイル発射装置については、艦首側面の一部がせり出す形でスライドし、発射装置を露出してミサイルを発射する。
発射後、次弾装填と被弾対策のために露出した射出装置を艦内へ引き込むという仕組みになっている。
これらの火器はそれぞれ、射軸が艦首方向に固定されているため、砲撃の際には、目標に向かって艦体ごと向きを変える必要があるものの、宇宙では推進剤さえあれば方向を変えることが容易であることと、対艦戦闘距離が遠距離以上と想定されているため、特に問題とはなっていない。

対空装備
対空4連装パルスレーザー砲×16 (半球形旋回可能)
艦対空ミサイル発射装置(12連装)×4
対ミサイルフレア発射装置×4

対空4連装パルスレーザー砲は、射撃範囲に死角を作らないよう艦体の角に二基ずつ、艦首と艦尾に設置されてある。対ミサイルフレア発射装置についても同様に艦体の四角に、艦対空ミサイル発射装置については側面に2機ずつ、発射口が設置されている。対空ミサイルについては、弾体を直接命中させるのではなく、標的の前方で爆発して破片を大量にまき散らして撃破する方式のものを装備している。対艦ミサイル防御については、レーザーによる迎撃、ジャミングによる妨害の他に、フレアを展開してセンサーを欺き、誤爆させる方式を採用している。

※武装に光線系、実弾系が混在しているのは攻撃手段の多様性を確保するためである。

装甲
対実体弾/レーザー拡散処理装甲

小型の宇宙艦であり、大量生産することを求められているゆきかぜ級には絶対物理防壁等の防御シールド発生装置は装備されておらず、全て装甲で防ぐこととなる。
装甲については対レーザーを想定して、レーザー命中時に蒸発し、レーザーを拡散させて威力を削ぐ揮発層と、物理弾体に対して高い剛性を発揮する装甲層を幾重にも重ね合わせたものを使用している。

索敵装置
 各種探知装置(能動・受動)
索敵・偵察用ドローン他


※項目4)にて説明済みのため省略

通信装置
各種電波通信装置
レーザー通信装置
モールス発光信号発信装置
通信筒射出装置他

※項目4)にて説明済みのため省略


3.その他


1) 艦の命名規則について

 
FVBの国名を由来に花の名を付けることが多い。他にも、天象や海象、星の名前や各種の神話から名前を取って命名する場合も多く、特に決まっているわけではない。

2) 特殊運用について


ゆきかぜ級については、通常の運用の他に無人艦としての特性を生かした特殊な運用が存在する。

1.「戦場のリトマス試験紙」
無人艦であるが故、人的被害を気にする事無く運用できるため、敵が発見されたものの規模・作戦意図等が不明な場合に、それらを推し量る目的でゆきかぜ級で編成された部隊を投入する威力偵察のことである。
 この運用が行われる場合は、部隊の後方にステルス観測艦が控えており、例えゆきかぜ級の部隊が全滅しても確実に敵の情報を持ち帰れるよう、配慮がなされてる。

2.「狸寝入り」
必要最低限の機能以外を停止させ、外見的にも撃破されて「死んでいる」ように偽装しておき、敵に対する観測や奇襲を行うことである。有人艦では、生命維持装置を長期間止めることはできないが、ゆきかぜ級では可能であり、共和国の広域宇宙監視システム“ヘイムダルの眼”や、各種の無人兵器に着想を得て確立された。現在は作戦戦術への応用が検討されている。

3) 機密保持について


 ゆきかぜ級で使用される技術については、枯れたものから最新技術まで様々なものが使用されているが、機密保持の観点から、下記の対策が取られている。

1.使用予定技術及びの事前審査
使用を予定している技術のうち、外部のものを購入・使用しようとした場合に、
開発元や対象技術のTLを調査・審査し、問題がないかどうかや基準に達しているかどうかを判定するために行われた。
技術の信頼性はもちろんのことだが、誤ってセプテントリオン系他の偽装した敵対勢力の企業などから技術を購入し、敵対勢力に介入の余地を与えないようにするための処置であり、
慎重に審査が行われた。

2.開発・整備人員に対する対策
組織の内部情報の流出は、流出した元の組織に属する人間が関わっている場合が多いといわれている。このため、開発・整備に携わる人員に対しては事前の身元や素行などの確認・審査の他に、採用後に情報漏洩防止教育と身辺警護等の対策が行われている。
一方扱う情報については、その内容と重要度によってランク付けがなされており、職制と階級によってアクセスできる情報に制限が設けられており、不必要に情報を閲覧できないようになっている。

3.戦術AIの自壊装置の装備
ゆきかぜ級を構成する部品の中で、もっとも重要であり機密の度合いが最も高いのが戦術AIである。
詳細仕様の項でも書いたとおり、艦体が完全に破壊されない限りは生き残るように考慮されているのだが、敵中に孤立した場合など、先の配慮がアダとなり戦術AIが無傷で敵の手に渡る危険性がどうしても生じてしまう。そういった状況に対する「最後の手段」として、戦術AIが自らを破壊できるよう自壊装置が装備されている。


○制作

設定   : 栗田雷一 支倉玲 寂水 光儀 菩鋳螺 曲直瀬りま オカミチ
設定協力 : 緋璃・ロッシ 
文    : 栗田雷一
プログラム: 寂水
イラスト : オカミチ
編集   : 曲直瀬りま オカミチ 栗田雷一