「準備をしよう」
 「何の準備ですか?」
 「我らが故郷へ帰るための準備さ」

 

 

 1.FVB経済の現状と課題

  これまでFVBの産業は職人的技能の集大成というべきものであった。
  主要産業は宇宙船造船とからくり技術であるが、どちらも職人的つまり非常に優れてはいるが少数の技術者による他品種少量生産によるものであり、経済的に大きな影響力を行使できる種類のものではない。
  これが大きく変化するのは、フラワー級宇宙駆逐艦の開発からである。
  それまでのFVBは、悲しみの聖戦期の艦艇保存所跡から古い冒険艦を発掘しては修復・改装するか、他国(ビギナーズ)が設計した艦(ミアキス)を少数ライセンス生産するだけであり、独自技術による大量生産と呼べるものは存在しなかった。からくりについても同様であり、量産品が玩具レベルである一方、高級品は高物理域では作動しなくなるほどマジックアイテム化した一点物となっていた。
  だが、フラワー級の開発と実戦配備により、曲がりなりにも造船業と呼べる水準の産業が誕生し、ブロッサム級教導駆逐艦の開発によってその大規模生産技術を洗練させていったのである。
  
大量生産といってもやはり宇宙船であり、そこに投入される資源や技術は小さな物ではなく、原材料となる資源の確保や精製技術から内装品に使われる家具調度に至るまで影響する範囲は広い。この造船のノウハウと施設をいかに育て、民間需要を喚起すると共に他国との競争に耐えうる産業に育てていくかが、今後のFVB経済の課題である。

 

  「宇宙怪獣だってさ」
  「ものすごい数で押し寄せてくるらしい・・・」
  「まあ、なんとかなるさ」

 

 

 2.宇宙怪獣戦と造船基盤整備

  宇宙国家ではあったものの、上記の理由からFVBの宇宙造船における設備投資は十分なものではなかった。手作りから量産に切り替えるといって急にできるわけがないのである。

  しかし、ここでFVBの宇宙観測センターが宇宙怪獣の大艦隊接近を察知し、ニューワールド全体を巻き込んだ騒ぎが起きるのだが、これが結果として造船基盤の強化につながった。宇宙は自領の一部だという強い意識から平静に戦争準備を進めるFVB国民に対して各国から民間レベルの支援が行われたのである。

  各国政府が対応を検討している段階で、既に設定国民レベルでは星鋼京の巨大資本が参入して補給を引き受け、涼州や土場藩国も部品レベルで納入や新規造船を助けていた。

  こうして、産業と金融分野において一日の長がある国々のテコ入れがあり、国内においては才能に恵まれた新世代の若者たちと経験に富んだ大人たちが互いの長所を尊重し合って協力し、そのことによって、FVBは本来必要とした時間と投下資本を大幅に圧縮して大規模造船システムを手に入れたのである。

  しかし、それにはそれなりの代償が必要であった。

  国民たちが自発的に建造しようとしていた機雷敷設艦やその兵装である機動爆雷は、勝手に作らせておいていいものではない。

  そこでFVBの宙奉行所は、「機動爆雷」を「推進器と誘導装置を備え、目標との接触または爆発あるいは爆発による破片で目標物に損害を与えることを目的とした兵器」とあらためて定義し、その管理の徹底を図って民間市場への流出を阻止したのである。 

 

  1.  機動爆雷の開発・生産は政府管理下で実施し(民間工場へは管理官を派遣)、製造したものについては軍の買い取りとする。
  2.  建造された機雷敷設艦及びその乗員はすべて軍が徴用するものとする。
  3.  機動爆雷は作戦に応じて必要量を機雷敷設艦に積み込む。
  4.  作戦終了後は使用量と残数を確認し、余剰分を軍で保管する。
  5.  製造した爆雷および建造した機雷敷設艦について、希望があれば寄附として政府及び軍が受け取り、後日政策で寄贈者を表彰する。

 

 

 3.FVB宇宙開発大綱

  いまだ門口に立っているにすぎないとしても、宇宙空間はあまりに広大であり、人の力は小さい。宙の民であるFVBであっても、短期間に単独で大きな成果をあげることはできないだろう。
  宇宙造船を産業として振興させようとしても、単に良い宇宙船を開発し販売していくというだけで良いというものではない。軍用船など政府管理による用船だけでなく、民間需要を喚起していく必要があるし、そのためには宇宙船が必要とされる環境、宇宙船を維持し運用していくための総合的なインフラと法の整備が不可欠である。

  そこで、テラ領域における宇宙開発の繁栄と安全を願い、FVBは宇宙開発の指針として「FVB宇宙開発大綱」を定めることとした。

 その要点は下記の通りである。

 

  1. FVBでは国内産業を育成するため、経済の中核として宇宙造船業を振興させる。
  2. 造船需要を拡大させる振興策として、新たな船種の開発支援、宇宙インフラの整備をおこなう。
  3. 新たな船種として、燃料採掘輸送船、豪華クルーザー、作業ポッドの3種をラインナップの中心とする。
  4. インフラ整備として、航路整備や船検査制度、整備ドックの拡充などを推進する。
  5. 宇宙病対策など職住環境の向上にも留意する。

 

 

 4.宇宙造船業の振興に対する政策

   現在、テラ宙域で見られる宇宙船の多くは軍艦や政府所有の輸送船である。
  しかし、現在のように宇宙開発が進む状況下では、それ以外の船種への需要も喚起される。こうした船種をここでは「民間宇宙船」と称するが、政府が保有することを禁ずるものではなく、一般の経済活動において広く使われる宇宙船という意味である。

  現在、民間宇宙船と呼べるものはほとんどなく、民間企業の自力開発による普及を期待することは難しく、なんらかの形で政府の支援が必要であると思われる。しかし、民間宇宙船の開発を完全に政府主導の国営企業形式でおこなうことは非効率経営となる危険性が強いため、初期段階は政府出資による国営企業とし、その後5年以内に船種ごとに会社を分割した上で株式の40%を民間に売却、10年以内に民営化を完了し、以後は助成金や優遇税制によって宇宙船開発を支援していく形が望ましい。

  また、民間船同士についてはオプションパーツや部品を共通規格にする事で汎用性と整備性を上げていくが、これは軍用船とは異なる規格とすることで軍用兵装の取付を困難にする意味がある。

 (イラストはチェックを通過した船に与えられるロゴマーク)

 

 「どんな種類の船を造るか・・・・」
 「ただ造ればいいってものでもないし・・・・」
 「後々のことも考えないと、色々怖いし・・・」

 

 

 5.新たな船種の設計と開発

  民間宇宙船としては現時点で市場見込みが有望と判断されたのは、富裕層向けのレジャー用宇宙船であり、それ以外にも燃料採掘・輸送船、宇宙船外作業者を宇宙線から守って作業効率を上げるための作業ポッドへの期待が高まっている。

  ここで開発を担当したのは、藩国宇宙軍の造船技術者を中心として作られた公営の宇宙造船会社「あけぼの造船」であり、徹底したモジュール構造の採用などFVB宇宙艦の設計思想が引き継がれている。

 

 【構造】
  船の外殻部には新型の複合積層素材が採用されている。
  これは常時運行艦アストラーダで採用された装甲を更に発展させたもので、宇宙での有害な放射線の防御、耐久性の向上を意図して新たに採用された。コスト負担の大きな部分であるが、安全性の重視は顧客拡大と生産性向上に大きく寄与する部分であり、優先して開発されると同時に安全基準として規格化されることとなった。
  その宇宙線遮断能力はアストラーダのものに比べて耐用年数や耐久性が若干低下しているが、元の性能が耐用年数500年と規格外なので一般の宇宙船として必要十分以上の性能は確保されているし、その代わりとして生産性が大幅に向上している。また、各種内部部品は全て新規開発されたものであるが、パーツ単位ではミアキスのものを一部使用することが可能であり、整備性・生産性を高めている。
  この積層素材によって構成された言わば「皮」に、「餡」であるところのモジュールブロックを格納することでFVB船は完成する。
  モジュール構造は組み合わせによってはデッドスペースが生じる、船によって個体差が大きくなるなどの問題点はあったが、利便性の方が勝るという判断で採用された。
 
 【機関】
  民間船ということで機関部にはイオンエンジンも検討されたが、結局は帝國の宇宙造船としては枯れた技術とも言える対消滅エンジンが採用された。
  民間用の対消滅機関は軍用のものと比較すればさほど速度は出ないが、燃費と信頼性は十分に高く、双発構造になっており、余剰出力をコンデンサに蓄電することでエネルギーロスを防ぎ、この電子部品の一部はになし藩国より供給されている。
  また、満天星国の宇宙開発拠点コスモスで現在開発されているレーザー推進技術との提携も視野に入れて設計されており、僅かな改装でレーザー推進にも対応できる見込みとなっている。

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 1.豪華クルーザー

  FVBの造船が民需へ大きく移行した時点で、もっとも有望な市場とみなされたのは富裕層向けのカスタムメイド・シップである。
  ニューワールドの富裕層は、顧客層としては厚くはないが、その購買力は強く、欲しいと思うものには支払を惜しまないため、FVB造船業界としてはまさに打ってつけの顧客であった。
  基本フレームとしては何種類かのモデルシップが用意されており、顧客との打合せ次第で内装をランクアップしたり、ゲストルームや重力ラウンジ、宇宙風呂といったオーダーに合わせたオプション・モジュールを増設していくスタイルである。もちろん、予算次第では完全なオーダーメイドにも対応しているし、裕福ではあるが個人で宇宙船を所有するほどではない/する気はない顧客を対象にした、短期リースや共有のための会員制シェアード・シップシステムも用意している。



  その用途もさまざまであり、個人で宇宙航海を愉しみたいというのが購入目的の主とされているが、単に宇宙船所有をステイタスと考えているだけだったり、あるいは宇宙科学が道楽の富豪がプライベートの研究船として運用したり、政府高官が個人的なメッセンジャー用として使うこともあるという。その中で、注目されているのはレース用としての購入である。装飾や不要な設備を可能な限り省き、機関と航法に資材としてのありったけを投入して宇宙空間での速さや操船技術を競うのである。

  自動車も航空機も、その黎明期は貴族や金持ちの道楽であった。宇宙船もその段階に入り、やがて大衆へと普及していくのだろうか。

 

 

 

 2.燃料採掘船

  従来FVBの民間宇宙船におけるメインストリームは宇宙タンカーだった。
  しかし、それは戦時急造的な必要最低限の機能の老朽船であり、使い勝手がよく、より安全性の高い代替船が持ち望まれていた。そこで開発されたのが、モジュール構造と対消滅機関を搭載したFVBタイプの船であった。

  そのスタンダード・モデルは『百花繚乱』と呼ばれ、「百年使える宇宙船を」というコンセプトにおいて設計されたため、FVBが培った様々な造船ノウハウが投入され、民間用としてはかなり高性能な宇宙船となっている。その結果、従来の宇宙船に比べて若干割高にはなってしまったため、機能を限定し、耐用年数も従来通りの15年程度に抑えた普及版ともいえる『花吹雪』もリリースされた。輸送船団の母船を『百花繚乱』として、それ以外を『花吹雪』にするなど混成で編成されることが多い。
  またモジュール構造ゆえ、『百花繚乱』に観測ユニットや居住ユニットを追加することで外宇宙探査船に改装したり、『花吹雪』を貨物専用にすることも容易であり、国外輸出にも対応している。

 

 

 

 

 3.作業ポッド

  作業ポッドは宇宙での建設工事などに使用される動力機械の総称であり、作業員が1~2名乗り込んで操作するものである。ポッド自体にも機密性はあるが、工事用機体であるため、作業員は宇宙服を着用した上で操作するのが常態である。

  その用途は宇宙ステーションの工事現場などでの資材搬入や搬出、組み立て、掘削などであり、その作業用アームには、宇宙の戦士や軌道降下兵の装甲強化服のノウハウが民間用にローカライズされて使われている。

  用途的には装甲強化服をそのまま工事現場に投入して工兵として使えば足りるものであるが、さすがに民間の作業現場に最新の軍用装備を投入することは保安上、そしてコスト的にも考えられず、ロースペック・ローコストの民生用ポッドが開発されることとなった。装甲強化服に比べるとサイズも大型化した上、出力も低めで活動可能時間も短くなっているが、作業現場ではこれで十分という評価であり、宇宙放射線からの防御能力も高まって歓迎されている。

  

 

 

 

 ★大型雑務モジュール船<改カナロア級>

  原型機は往還式無人貨物運搬筒「バケツ」を宇宙空間で牽引するための艀の概念実証機であった。【 実験そのものは実証機を作成した段階で終了したが、そのコンセプトは生き続け、プロジェクト2081416804879および4084203704879としてリファインされた。
  共通機体構造としては、八角柱の両端にFVB藩国規格のドッキングブロックを持ちそれをまっすぐ繋ぐメイン通路を持っている。八角柱の各辺はモジュール取り付け口となっており、それが何層あるかによって、スタンダード(三層二十四モジュール)、エコノミー(二層十六モジュール)、ライト(一層八モジュール)に区分されるが、これはフレキシブルな仮構成であり、各種使用目的に合わせた船型をモジュール構成で作成することになる。
  そのメイン通路を軸として各モジュールを固定するフレームは堅固であり、姿勢制御用スラスターが組み込まれているが、組み合わせ次第で有人操作用のコックピットモジュールから人工衛星仕様の無人制御モジュールまで使用可能となっている。

 現在の主な用途はマニュピレイト・スラスターポッドを連結した上で、作業ポッドの簡易メンテナンス施設として使用するものであり、俗に「現場事務所」と呼ばれている。

 

 民間船保安プロジェクト
No,2081416804879
  主要航路に迅速に変移できる軌道に救命用人工衛星を複数配備し、救難信号が発せられるかトランスポンダの反応が途切れた場合、迅速にランデブーし救助船が到着するまで命を繋ぐ救命艇として働かす計画である。
  救助船が到着するまでの見込み時間により基本的にライト級もしくはエコノミー級が配備されているが、自由帰還軌道等の長距離航路用としてスタンダード級も運用予定されている。
  待機軌道への投入はスタンダード級艀仕様船によって投入される。それは救命に使用すべき燃料を温存するためである。
  定期的に艀仕様船がランデブーし、水・食料の交換と設備の点検が行われる。その際艀は予備機を牽引しており、問題が発見された場合はその場で予備機と入れ替える。

 

 

 6.宇宙インフラ整備

  宇宙船が増えれば、航路が混み合うし、宇宙港の利用者数も増えることになる。また、民間船では独自に航路情報を取得してデブリなどとの衝突に備えることも難しい。

  そのため、FVB宇宙開発大綱に基づき、宇宙開発センターの管制機能を強化すると共に法制度を整備していくことが求められる。また、これと関連して、玄霧藩国がリリース開始した医療用通信システムも導入し、安全管理に配慮している。

 

 

 7.生活・労働環境整備

  宇宙造船の振興は、宇宙で働く人々が増えることと同義である。

  そのため、宇宙空間で働く人々の厚生と安全に留意し、宇宙病対策を始めとしたさまざまな法制度や生活インフラの整備を、FVB宇宙開発大綱に基づいて進めていく。

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 8.広報活動について

  良い製品を提供しただけでは、売れる保証もないし、利益が上がるとは限らない。

  その世に向けて送り出す製品・商品が良い物であるなら、なおさらその利点や長所を積極的に広報していかねばならない。特に今回は藩国経済を立て直すためのプロジェクトであり、失敗することは許されない。そのため、ある程度知名度のあるキャラクターを前面に出して広報活動を展開する必要がある。

  そこで白羽の矢が立てられたのが、「キミプロ!」にて中堅アイドルとして活躍していた神宮巴(じんぐう・ともえ)である。その東国人的な美少女でありながら常に凜とした姿勢は、親しみやすさと信頼性を同時にアピールしたいFVB造船メーカーのニーズに応えるものだった。

  神宮巴は羅幻王国の産業展示市での展示ブースでもその存在をアピールし、FVBの宇宙船舶広報の大きな力となった。

 

 

 

 「このたびFVBのキャンペーンガールを務めさせていただくことになった神宮 巴と言います。よろしくお願いします!」

 

 「これが星の海ってやつなんですよねえ。初めて宇宙港に上がったとき、ゲートで『おかえりなさい、星の海へ』と言われて、どうしてか涙が出てきてしまいました」

 

 「宇宙船って、本当に洗練された機能美ってやつなんです。空気がないなら空気抵抗もないんだから、どんな形でも良いような気がしますけど、宇宙塵対策でできるだけ正面面積が小さくなるようにデザインされているんですって!……え、常識? そんなこと、ないですよぉ!!」

 

 「えっと、FVBの宇宙船のいちばんの特徴は宇宙線対策がしっかりしてるってことなんです。みんなが元気に健康で、少しでも星の世界にいられるように、ということだそうですよ。なんでも、アストラーダとかいう常時運行艦とかで開発された技術が使われているそうで、すごいですよね。アストラーダ合金って呼んでいいですか!? だめ?……(しょぼん)」

 

 「それでですね、FVBの船舶検査を通過した宇宙船には認可証代わりのロゴが船橋に取りつけられてるんです。これもカッコイイですね! 信頼の証ってやつですよ。みんなが安心して宇宙で働けるように、きちんと検査してきちんと登録することが大事なんです」

 

 「それで、今度キャンペーン・ソングができて、わたしが歌うことになりました! 曲名は『私のカエルはパイロット』っていいます。面白いですよねえ? でも、女の子のせつない恋心が出ていてステキな曲なんですよ」

 
 ♪キュッキューッ キュッキューッ
  私のカエルはパイロット
  ケロッと鳴いて 小惑星
  ピョンと跳ねては 深宇宙
  長く巨大な 恒星船で
  大きなゲートを 重ねて2つ
  くぐれば天頂 天の川……

 

 「FVBではカエル・ステッカーを前から頒布していて、これが宇宙の旅から無事カエルってことで宇宙の人の間では人気なんだそうです。わたしも5種類コンプリートしました!……え、全5種類+スペシャル? スペシャルって、どうしたら手に入るんですか?……宇宙船を買うと付いてくる!? 買います、何十年ローンでも買いますっ!! どれですか、いちばん安いのは!!?……」

 『えーと巴君、とりあえず宇宙船の運転免許とろうね……』(by P)

 

 

 9.宇宙船舶安全管理機構(SSSO)

  公企業である宇宙造船会社の払い下げによる民営化で社会経済に活力を与えようというのが基本方針だが、完全に民間主導にしてしまった場合、TLOや倫理における問題が発生した場合、あるいは敵性団体が直接または間接的な手段で会社に対して影響力を持ってしまった場合の対処が困難となるため、なんらかの歯止めを用意する必要もあると思われる。それは、FVBが保有する主力艦がTLOの産物であるリューンドライブ艦であること、2010年8月に他国で見られたゴートホーンからの技術流用などを考えれば、技術開発や設計の前段階でのチェック機能は必要だという結論が導き出される。

  そこで政府が資本参加する技術支援と監察のための管理機構「宇宙船舶安全管理機構(Spaceship Safety Supervisor Organization)」を設置し、宙奉行の監督下、ここに宇宙船開発の許認可権を与え、違法行為が発覚した場合には社名公表の上で宙奉行に対して業務停止等の処分をおこなうよう提言する権限を与えることとした。

 

 

 作業スタッフ

  艦船設定(設定):菩鋳螺,光儀,アキラ・フィーリ・シグレ艦氏族,曲直瀬りま,栗田雷一
 艦船設定(イラスト):オカミチ,経乃重蔵,曲直瀬りま,夜狗樹

 設定協力:シュワ(土場藩国),満天星国

 質疑対応:不変空沙子(宇宙病対策),きみこ(民需開発)

 

 結果:短期経済効果+2(景気段階)、 長期+3 宇宙開発

 

 

最終更新:2010年11月10日 23:20