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*押忍!闘え!応援団 【おす! たたかえ! おうえんだん】 |ジャンル|応援リズムアクション|&amazon(B0009WO762)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|イニス|~| |発売日|2005年7月28日|~| |価格|4,800円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| |~|BGCOLOR(MistyRose):''バカゲー''|~| #contents() **概要 -任天堂とイニスのタッグによって生まれたバカゲー。ジャンルは『応援リズムアクション』とあるが音ゲーである。 -数あるDSタイトルの中でも特にタッチパネル機能を十二分に活かしたゲームとして評価されている。 -応援はボーカル付きの曲に合わせて行う。 -世の中の困っている人が助けを求めると、応援団がどこからともなくかけつけて応援する、というシナリオの展開は面白おかしく熱い。 --基本的に困っている人が「おうえんだーん!」と叫ぶと応援団が駆けつけるという流れになっているが、''どう考えてもあらかじめそこにいたとしか思えない''登場のしかたをする事も多く((教師が助けを求める→なぜか団員が授業を受けている、料理店の店長が助けを求める→店内で料理を食べている、など))、このギャグ演出は続編でより顕著になっている。 --おバカな演出に溢れたステージが多いが、シリーズお約束となる感動系のステージもあり、ラストステージに至っては特に燃えるシナリオになっている。 -登場キャラクターは応援団のリーダーである一本木龍太を始め、多くは語られずとも個性的なキャラクターが多い。 --応援団団長やチアガールズたちも条件を満たせば使えるようになる。 --応援対象となる人物や、その周辺の人物も個性豊かで、応援の結果によって様々な行動や反応を見せる。 ---応援対象は人ばかりではない。意外な人物や人外を応援することにもなる。 #region(応援対象やその内容の一例。ネタバレ注意) -競馬レース中に泥棒が侵入し、アナウンサーが「おうえんだーん!」と叫ぶ。観客に紛れ込んだ応援団が、負けたら引退することになる万年ビリの競走馬を応援。レースでゴールした後も応援を続け、''競走馬が''外に飛び出して泥棒を追うことに。 --応援団を呼んだ張本人のアナウンサーも、ノリノリで馬の泥棒チェイスを実況し始める。 -大事な発表会があるというのに電車の中で腹痛に見舞われるバイオリニスト。お腹に負担をかけないように応援団を呼び、応援することになるのはバイオリニスト…ではなく、''彼のお腹の中の大腸菌''。大腸菌はモリモリのマッチョマンに擬人化されており、悪玉菌を倒すために闘う。 --このステージの途中経過(後述)に、好転すると電車の中の空調が暖房に切り替わりお腹が落ち着き、悪化すると冷房に切り替わりお腹にダメージ、というものがある。応援の成果じゃないだろう、と突っ込みたくなるが、気にしてはいけない。 --擬人化はシリーズのお約束になっており、『Elite Beat Agents』では白血球、『応援団2』では携帯電話の電波を擬人化した人物が登場する。 -クレオパトラがいる時代のエジプト。''太ってしまったクレオパトラ''が10日後に来日する恋人アントニーに顔向けできるように、''雑誌で紹介されていた、「ピラミッドから放たれるピラミッドパワーを受け、美貌を取り戻す」''というダイエットを実践することに。クレオパトラはありったけの大声で応援団を呼び、応援団は''時空間を越えながら''登場。エールを受けて、10日以内にピラミッドを完成させるべく、クレオパトラと召使いが奮い立つ。 --突っ込みどころ満載である。 #endregion この他にもステージがあり、ほぼ全てにおバカ要素が含まれている。 **特徴 -大まかなゲームの流れは、難易度を選択→地図をスライドしてステージを選択→応援団を呼ぶまでの過程となるストーリーを見る(スキップ可能)→応援団登場、前奏→応援パート→途中経過→応援パート→途中経過→…→応援成功→結果発表 となっている。 -応援パートでは、タッチペンを駆使してタッチパネルに現れるマーカーをタッチしたりスライドしたり回して応援する。上手くいけば応援団がエールを送るが、失敗するとずっこけてしまう。 --曲が終わるまでずっとタッチ・スライド・回転をするわけではなく、何度か途中経過として、応援がうまくいったかによって分岐するストーリーが挟まれる。 ---ストーリーが好転するか、悪化するかは途中経過に入った時の気合値によって決まる。半分より上なら好転、それ以下なら悪化する。 ---プレイ中も上画面で応援されている人の現在の状況を表したアニメーションが表示されており、応援の成功具合で3段階に変化する。 --タッチパネル上部に気合値が表示されており、何もしないでいると気合値はどんどん減っていく。この気合値を曲が終了するまでに保てば「応援大成功」。タッチやスライドに失敗すると気合値が大きく減り、なくなると「応援失敗」になる。 --ヒットマーカーはタイマーサークルがヒットマーカーと重なるタイミングで押せば得点が加算される。連続した数字を小さい順に全てタッチしよう。 ---タイミングよく押せば300点入るのだが、タイミングがずれるごとに100点、50点になる。得点が高いほど気合値の上昇は大きい。 --フレーズマーカーはマーカーとマーカーの間を移動するボールの動きにあわせてタッチペンをスライドするマーカー。 ---先のマーカーにUターンの矢印が表示されていたらタッチペンを放さずスライドさせ続けなくてはならない。 --ロールマーカーはとにかくタッチペンを回そう。背景のメーターが満タンになれば成功となる。 ---満タンになった後でも回すとボーナスが加算される。 ---左右どちらに回しても問題はない。自分のやりやすい回し方でマーカーを回そう。 --全てのマーカーにタッチすれば気合ボーナスが入る。全てタイミングよく300点でタッチすると激と表示され高い気合ボーナスが加算される。1つでも100点が入ると喝と表示され気合ボーナスは低くなる。ただし、50点を出してしまうと気合ボーナスは加算されない。 --言葉で説明するよりも、実物を見た方がわかりやすいだろう。任天堂公式サイトの紹介ページを見ればどんなゲームか理解できるはず。YouTubeなどの動画サイトにもプレイ動画が上げられているので検索して調べてほしい。&br()[[公式サイト>http://www.nintendo.co.jp/ds/aosj/index.html]](音が流れるので、音量注意) -難易度は隠しも含め4つ。隠された最高難易度ではチアガールズを使う。 --最高難易度である「華麗に応援」は基本的に「激烈に応援」の左右上下逆となった譜面となっている。それだけでなく、マーカーが表示される時間も少なく、マーカーも小さいため反射神経が求められる。 ---一部ステージでは、「激烈に応援」に大幅にマーカーが加えられ、難易度が急上昇している。 -収録曲は発売当時の人気曲を中心とされている。 --『リンダ リンダ』や『狙い撃ち』といった昔のヒット曲も収録されている。 --全ての楽曲にボーカルが収録されているが、タイアップ曲であった175Rの『メロディー』以外は全員別の人が歌っている。 --曲の歌詞とステージの内容は今ひとつマッチしていないこともあるが、ノリは大体合っているので、そこまで気にならずにノってプレイできる。 **欠点 -以下の3点はシリーズ共通である。 --タッチパネルを最大限活用するゲームであるがゆえ、激しくこすったり回したりした際にはタッチパネルが傷ついたり調子が悪くなってしまうことがある。 ---特にロールマーカー部分はスコアを稼ぐチャンスである上に、一定数は回さないとミス扱いになってしまうため、パネルに過度な負担がかかりやすい。''液晶画面保護シートを貼るなどして予防する事をオススメする''。 --DSゲームの中でも特に忙しくタッチペンを働かせるゲームなので、使用するタッチペンによって難易度が左右される面がある。 ---DS本体付属のタッチペンは少々短く、このゲームで使いこむには少し力不足。自分に合った市販のタッチペンやタッチペンの代わりとなるものでプレイしたい。 ---また、自分の手でマーカーが見えなくなる、という意見もある。 --難易度が高いステージでは、半拍子ずれた裏拍子をとる、所謂「裏打ち」を前触れなく要求されることがある。 ---マーカーの表示や色が変わるといった合図もないので、音ゲー初心者は戸惑いやすい。経験がある人でも、初見殺しを感じるかもしれない。「裏打ち」についてはチュートリアルでも説明書でも解説されていない。音ゲーの経験が多少あれば問題ないだろうが。 -以下の欠点は、後述の続編で改善された。 --応援に失敗したときにリトライができるのだが、ステージ開始時のデモをスキップできないので繰り返しプレイすると時間がかかる。 ---ラストステージで顕著で、リトライしてから最初のマーカーが出るまでの時間は''約30秒''。演出自体は燃えるが、何回もやり直しているうちにうんざりしてくる。 --気合値をキープできれば「応援大成功」となるが、途中経過がいくら悪化していても最終結果のストーリーは全て同じ。 ---好転のストーリーと悪化のストーリーの落差が激しいので、ちぐはぐに感じられる。家族に冷たい態度を取られ続けた受験生も、行動が空回りして生徒に嫌われた教師も、最後まで気合値をキープできれば大団円である。 --特定の条件を満たすことで見られるイラストがあるのだが、セーブデータをリセットしなければ再び見ることができない。 ---データが一つしかないので、クリアした・ハイスコアを出したデータを残したままイラストを見直すことは不可能となっている。 --通信対戦ができるが、カートリッジが2つ必要。通信対戦専用のステージが5つも用意されているのに((曲がそれぞれのステージに1曲ずつ、計5曲あるわけではない。1人プレイで遊べる15曲が各ステージに3曲ずつ割り振られており、それから1曲を選んでプレイする。))、一度も見たことのない人も多い。もったいない。 **総評 -とても濃い内容のゲームであるため、カルト的な人気を得た。 -基本システムはすでに今作で完成しており、後のシリーズ作品で新要素は作られることはない。 -回数をこなせば難易度の高い譜面もほぼ確実にクリアできるようになる、というゲームバランスの設定も魅力。''どんなに難しくても決してあきらめるな。何回もプレイすればいつかきっとクリアできる''。 -今作のCMが「宣伝今一歩」とファンから言われるほど何のゲームかよくわからなかったためなのか、発売直後は売り上げに苦戦したが、ゲームの完成度が口コミによって広まり高い評価を受けた。海外でも輸入してプレイする人が現れる人気となった。そのため、設定を海外に向けてローカライズした『Elite Beat Agents』がアメリカ・オセアニア・ヨーロッパ・韓国で発売され、日本でも続編『燃えろ!熱血リズム魂 押忍!闘え!応援団2』が発売された。 ---- *燃えろ!熱血リズム魂 押忍!闘え!応援団2 【もえろ! ねっけつりずむだましい おす! たたかえ! おうえんだん2】 |ジャンル|応援リズムアクション|&amazon(B000NWAU64)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|イニス|~| |発売日|2007年5月17日|~| |価格|4,800円|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| **概要 -『押忍!闘え!応援団』の続編。 -前作のタイトルが音ゲーであることがわかり辛かったためか、今作では「燃えろ!熱血リズム魂」がタイトルにつき、サブタイトルが「押忍!闘え!応援団2」となっている。 -前作に負けないシナリオ展開、濃いキャラクターたち。 --前作に登場した応援団は「孤高の応援団」として登場し、デザインが細かく変更されている。 --新たに登場した「高潔の応援団」も個性的で「孤高の応援団」に負けてはいない。 --チアガールズたちも孤高のチアガールズとして登場し、高潔のチアガールズも新たに登場している。 --前作をプレイした人がニヤリとできる小ネタやキャラクターも登場している。 --アイドルのファンであるおばさんたち、バリカンで角刈りしかできない理髪店の男と前作に負けない個性的なキャラも。 ---前作に比べ破天荒すぎる設定も散見されるが、「気にならない人は気にならない」レベルである。 //地球では売れないから宇宙人に靴を売りに行く。携帯電話から飛び出した謎の飛脚がメールを運ぶ。年老いた桃太郎が市役所から鬼退治を依頼される。など、どうやったら考え付くのか判らないような超展開が目白押し。前作以上に予想の斜め上を行くステージばかりである。 --シリーズお約束のシリアスなステージも健在。 -ラストステージは前作に負けない熱い展開。2つのステージで構成されており手に汗握る演出となっている。 #region(ラストステージの内容(ネタバレ注意)) -前半は、地球に無償の愛を提供し続けていた太陽が活動を停止し始め、凍りついていく地球で足掻く人々と応援団を描くが、最後はまさかの結末。後半は孤高の応援団と高潔の応援団、そして今まで応援してきた人々が心を一つに最後の応援に臨む。エンディングに到るまでのストーリー、一連の演出は感動的ですらある。 --チュートリアルでの団長の台詞はネタでもなんでもなく、このラストステージの伏線である。 #endregion **特徴 -基本システムは変わらず前作と同じ感覚で遊べる。 -前作に続き難易度は4つ。 -収録曲は今作発売当時の人気曲を中心に構成されており、曲数が増加している。 --ボーナスステージも新たに登場した。一定のスコアを稼ぐとプレイ可能となる。 --今作でもボーカルは基本別人だが、『Vista』と『サムライブルー』の2曲はアーティスト本人による歌唱となっている。 -イントロやクリア後のムービーをスキップできるようになった。 -失敗しても、復習で失敗直前のプレイを見ることが可能となった。これで譜面をチェックできる。 -各ステージはマルチエンディングになっており、途中経過によって三つの結末が用意されている。 --具体的には全部が好転(○)の場合はグッドエンドで一枚絵付き。全部悪化(×)の場合はバッドエンド。それ以外はノーマルエンドである。 --システム上、バッドエンドは狙って出すのはなかなか難しい。しかし''バッドエンドのみ登場するキャラもいる''など芸が細かく、内容もこれはこれで面白いので、挑戦する価値はある。 -リプレイデータをステージ問わず20個まで保存できるようになり、ステージクリア後のデモも飛ばせるようになった。 -ゲーム中で見ることができるイラストやデモがオプションでいつでも自由に閲覧できるようになった。 --ランクがあがることによって見れるイラストも大幅に増えた。 -期間限定で現在は終了しているが、海外版「Elite Beat Agents」のキャラクターたちと応援団シリーズで存在感を放つ「猫」がダウンロードできた。 --「Elite Beat Agents」や「猫」はシナリオに大きく関わるわけではなく、応援団たちの代わりに下画面で応援団やチアガールズの演舞を踊るだけであり、ファンサービスに近い。 --また、対戦で使用できる「Elite Beat Agents」のキャラクターは「J」だけである。 **欠点 -前作の項でも述べたように、タッチパネルに傷が付きやすい・付属のタッチペンでは苦しい・裏打ちの解説や合図がない。 --裏打ちは前作では「果敢に応援」から登場していたが、今回は「激烈に応援」からの登場になっている。ライトユーザー向けのわかりやすいCMを流したこともあってか、「果敢に応援」の難易度は前作に比べて控えめに設定されている。 -収録曲に関する不満がちらほらある。そこまで大きな不満の声はあげられることはないが。 --むしろ「応援団のおかげで''嫌いな曲を好きになれた''」なんて声も。 --前作が割と古めの有名曲や人気曲を積極的に取り入れていたので、(発売当時)近年のJ-POPが中心である今作と比較すると好みが分かれるのも仕方ない。結局は人それぞれである。 //-おバカながらどこかしら地に足のついていた前作に比べて「困っている人」の設定がかなり苦しい。前作を上回るおバカ要素を、と考えすぎた結果なのか、笑えるのを通り越して意味不明な設定がちらほら見られる。 //--地球では売れないから宇宙人に在庫の靴を売りに行く //--携帯電話から飛び出した謎の飛脚(名前からして、電波を擬人化したもののようだ)がメールを運ぶ //--年老いた桃太郎が年金受給を盾に、市役所から二度目の鬼退治を強要される //--丸いものを見ると狼男になってしまう青年の初デート など //↑前作にも、「突然現れた巨大ネズミに、こちらも巨大化してパンチやキックだけでなくビームで立ち向かうサラリーマンを応援する」ステージや、「ピラミッドパワーで痩せようと考えている太ったクレオパトラがいる時代のエジプトに、応援団がタイムスリップしてきて、ピラミッドを作る人々を応援する」ステージなど、 //人によって苦しいと感じられるステージはいくつかあるので、今作限りの問題ではない。また、人によって気になる人もいれば、気にならない人もいると思われる点です。判断しかねますので、一旦コメントアウトさせていただきました。 //↑例に挙げられたものは根底として「娘に認められたい父親の奮闘に対して応援」「男性に振り向いて欲しくて痩せたい女性に対して応援」それらににギャグ・マンガ的要素を加えたものであり、2の「桃太郎(略)」「飛脚(略)」等とは明確に違うと思います。ただ、「人によっては気にならないレベル」というのは全くもってその通りだと思いますので、特徴部分に一部追記するのみにしました。ご指摘ありがとうございます。 **総評 -すでに完成されたシステムに加え、前作の欠点を修正しているため大きな不満なくプレイすることができる。 -今作が発売された2007年から長い年月が流れた現在でも3の発売が求められている。 -[[公式サイト>http://www.nintendo.co.jp/ds/ao2j/download/index.html]]では壁紙がダウンロードできるのだが、その量がとても多い。 -[[大乱闘スマッシュブラザーズX>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/382.html]]では収集要素のシールやフィギュアで登場した。応援団のフィギュアは一本木龍太と西園寺隼人が3Dで描かれている。アシストフィギュアからアシストキャラとして登場することも望まれたが残念ながら実現しなかった。 -最後に言っておく。''このゲームをプレイするうえで大切なのは愛だ!'' ---- *Elite Beat Agents 【エリート・ビート・エージェント】 |ジャンル|音楽ゲーム|&amazon(B000HE9LL8)| |対応機種|ニンテンドーDS|~| |発売元|任天堂|~| |開発元|イニス|~| |発売日|2006年11月6日(アメリカ)&br()2007年5月3日(オセアニア)&br()2007年7月13日(ヨーロッパ)&br()2007年10月11日(韓国)|~| |分類|BGCOLOR(lightgreen):''良作''|~| **概要 -『押忍!闘え!応援団』の海外版。''けっして海賊版やパクリではない''。略称は『EBA』。 -『応援団』が海外でも輸入され人気を誇ったことから、海外向けにローカライズされ発売された。 --韓国では和訳で『助けて!リズムヒーロー』というタイトルで発売されている。 --北米ではTouch! Generationsのラインナップである。 -本作は『応援団』シリーズと違い、熱血というより''COOL''に描かれている。お馬鹿度がやや薄れているがそれでもバカゲーと言える。学ランを着て応援する、というのは海外には理解しづらいと判断されたのだろう。 -本作で活躍するのは「Elite Beat Agents」という政府の秘密機関のエージェントたち。 --応援団との違いは素性がはっきりしていることとエージェントたちの上司がいるということである。 --元CIAエージェントであるコマンダー・カーンが世間に困っている人がいないか日々目を光らせ、困っている人を発見したらEBAの精鋭たちを派遣し「応援」を指示する。そのときのコマンダー・カーンのセリフ「Agents are GO!」は印象的。 --一本木龍太の位置づけであるJなど、基本的な人物構成は『応援団』と一緒。 --チアガールズに相当するキャラクターももちろん登場する。「Elite Beat Divas」という別働隊として登場し、最高難易度で使用可能。 --全難易度のステージをボーナスステージ含めクリアするとコマンダー・カーンが使えるようになるが・・・。その勇姿はぜひ自分の目で見て欲しい。 --『応援団』と同じで、EBAのエージェントたちのほかにも、それに負けず劣らずのキャラが光った登場人物が応援される。アメフト馬鹿の男、レオナルド・ダヴィンチ、ナースのお姉さんに擬人化された白血球などが登場。 --『応援団』をプレイした人がニヤリとできるようなキャラも登場する。 -ステージでの演出も『応援団』とは違った演出がされている。 --マーカーをタッチしたときの音が『応援団』と違う。他にもマーカーのデザインが変更されているなど細かい。 -ステージはボーナスステージも含め19。 --『応援団』にあるようなシリアスなステージも健在。 --ラストステージは『応援団2』のような2つのステージで構成されている。巧みな演出がプレイヤーのテンションを引き上げてくれることだろう。 ---ただ、製作・発売はこちらのほうが先であり、むしろ『2』のラストが『EBA』そっくり、と言うのが正しい。 **特徴 -基本システムやユーザーインターフェースは『応援団』シリーズとほぼ同じ。経験者でも違和感なく遊べるようになっている。 --マーカーのサイズが『応援団』と比べ大きくなっている。アメリカンサイズである。 -英語が読めない人でも特に問題なく遊べるようになっている。 --シナリオもイントロムービーのキャラの表情や雰囲気を見れば大まかに理解は出来る程度である。 -失敗しても失敗した直前のプレイを見て譜面を覚えることができる。 -ランクがあがることによってボーナスステージが追加される。 -ゲーム中のデモやイラストをオプションでいつでも自由に閲覧可能。 -収録曲は幅広い年代の洋楽ヒット曲中心で構成されており、「Y.M.C.A.」や「September」といった誰もが一度は聞いたことがある名曲も収録されている。 --ボーカルは『応援団』とは違い、全て別人が歌っているが、特に違和感のない曲ばかりである。 -1ステージに一つのリプレイデータを保存することができる。 --全部で19ステージなので19のリプレイデータが保存できる。 -『応援団』シリーズの団員は曲中汎用モーションを組み合わせた演舞を行なっていたが、本作のエージェントたちは各曲のサビで固有の専用モーションによるダンスを行う。きちんと全ステージ分のダンスが用意されており、「Y.M.C.A.」中はちゃんとYMCAの人文字を作ったりと、楽しい振り付けを見せてくれる。 **欠点 -海外向けにアレンジされていることもあって、日本の感覚では少し理解できない描写がある。これは仕方のないことではある。 -『応援団2』と違い、クリア後の演出ムービーがスキップできない。 -1ステージに一つだけしかリプレイデータを保存できないため、1ステージのリプレイデータをいくつも保存することは出来ない。 -前述の曲中の固有ダンスが見られるのは男性エージェント時のみであり、DIVAS使用時は汎用モーションでチアリーディングを行う。 --固有ダンスの振り付けはほぼ男性ベースなので仕方ない部分ではあるが(なぜか一部妙に女っぽい動きをする箇所もある)、ある男性エージェント一名だけは逆に全力でチアリーディングの振り付けで踊るというシュールな行動を見せてくれる。 **総評 -海外向けのローカライズだが『応援団』の洋楽版として楽しめることができる。 -現在でも本作の2作目を発売を望む人が多い。 -海外では高く評価され、北米では数々の賞を受賞した。 --[[実写マリオ>http://www.youtube.com/watch?v=hQ-xsBZ_Nqo]]や[[実写ストII>http://www.youtube.com/watch?v=tZmZpVHkAwI]]で有名な海外のテレビ番組『mega64』でもネタにされている。→[[動画>http://www.youtube.com/watch?v=UXZGzhsS-5I]] -『応援団』のカルト的な人気もあってか、本作を輸入し販売する店が多く見られた。 --現在でも中古で店の棚にならんでいることがあり、アマゾンなどの通販でも買い求めることができる。 -[[大乱闘スマッシュブラザーズX>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/382.html]]では『応援団』とともに収集要素であるフィギュアとシールで登場した。今作を知らない人でもスマブラXで「Elite Beat Agents」を知ったという人はいるはず。 --J、モリス、デレック、コマンダー・カーンの4人がシールとして登場し、「Elite Beat Agents」のフィギュアでは3Dに描かれたJ、モリス、デレックの3人を見ることが出来る。
''Wiki統合に伴い、ページが[[カタログ>http://www26.atwiki.jp/gcmatome/pages/4460.html]]に移転しました。''

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