ヴァンパイアセイヴァー
【ばんぱいあせいばー】
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ジャンル
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対戦格闘アクション
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対応機種
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アーケード(CPS2)
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開発・販売元
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カプコン
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稼働開始日
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1997年
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概要
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カプコンの人気格闘ゲームシリーズの一つ、『ヴァンパイア』シリーズ3作目にて、ストーリー面での最終作。総勢15体の怪物を操作するスタンダードな対戦格闘アクション。
システム
前作『ヴァンパイアハンター』と比較して以下のようなシステムが追加されている。
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インパクトダメージゲージシステム。ラウンドを制しても勝利した側の体力はそのまま持ち越されるので、ラウンドの決着が「仕切りなおし」では無く「戦闘の節目」へと変化。
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またダメージには白く表示される仮ダメージと赤く表示される本ダメージがあり、仮ダメージは攻撃を受けてない状態になると時間経過で回復していく。このシステムが攻防の駆け引きにもたらす影響は大きい。
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本作では基本的に技ダメージが大きめに設定されており、仮ダメージの占める割合がかなり大きい。回復させることができれば大した被害でなくなるが、逆にラッシュをかけられるとあっという間に沈んでしまう。本作のアクの強い部分であり、同時に大きな魅力ともなる仕様。
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アドバンシングガード。ガードキャンセル同様、ガード中にボタンを連打する事で相手を遠くへ弾き飛ばす事ができる。
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これにより相手のコンボをやり過ごす・一瞬の無防備を晒させて必殺技等で反撃すると言った事が可能。
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ガードキャンセルの使えない初心者でも適当にボタンを連打していれば相手の攻めを抜けられるといったシステムだが、その一方で上級者ともなると、ボタンを素早く連打することで相手の攻撃をガードした瞬間相手を弾きとばすという「一発AG」がテクニック化され、駆け引きに使われている。
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ダークフォース。ゲージを消費して一定時間パワーアップする。防御や攻撃が上がると言ったシンプルな物から空中浮遊・飛び道具使い放題・腕にチェーンソーが付くと様々。
長所
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現在もなお研究が進んでいる複雑なゲームバランス。
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強いが全ての技が反撃される危険性があるジェダ、人間には扱いきれない理論上最強ザベル等、その性能は様々。
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ヴァンパイアシリーズはグラデーションを取り入れないベタ塗りが用いられている。
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そのため、静止画は手抜きに見えてしまう。スタッフの言葉を借りるなら「止る事が許されない」ので大変良く動く。
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様々な必殺技に対応したキャラクター固有ギミックが豊富。
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「相手を女体化させて血を吸う」という驚愕の必殺技・デミトリのミッドナイトブリスを始め、ザベルのヘルダンク、アナカリスの王家の裁き、ビシャモンのとが首さらし等、変身技が半数のキャラが保有している。
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フェリシアのプリーズヘルプミー、ビシャモンのES絡め魂、Q-Beeの+B等、ほんのわずかな時間だが固有の喰らいモーションが発生する必殺技もあり、上記変身技を含めると全キャラが何かしらの固有対応技を持っている。
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BGMや背景グラフィックは優秀。本作の世界観を現したダークで殺伐とした物を表現している。
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最終作を名乗るに相応しいキャラクター固有エンディング。
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一部キャラクターエンディングを除き、ある者は達成感に満ち、ある者は悲壮感に溢れる結末を迎える。
短所
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対戦を熱くするシステムは複雑であり、上級者と初心者の差が極端に開きすぎる結果に。
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そのため、ゲームセンターでの初心者狩りが横行する事になる。
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ここまで来ると本作の問題点と言うより、格闘ゲーム全般や、ゲーマーのモラルの問題とも言える。
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本作ラストボス兼主人公ジェダのエンディング。
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「そうか……あの女が~~」とかぼやいて終わってしまう。訳がわからない。
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ちなみにこの「あの女」とは、アニタ(前作ヴァンパイアハンターに登場したドノヴァンに付いている少女)のことらしい。
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一応、後述の家庭用では復活キャラのドノヴァンのストーリーで少しだけ補完されている。
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キャラクターが前作から3人削除されている(ドノヴァン、フォボス、パイロン)。
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ただし、この3キャラは後述の『セイヴァー2』『ハンター2』や家庭用版に登場している。前作からの使いまわしなどではなく、きちんとセイヴァーのシステム用に調整し直された上での登場である(パイロンは大幅に弱体化していたり、フォボスが別の意味で超性能になっていたりしているが)が、日の目は当たらなかった。
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なぜこうなってしまったかというと、使用基板の容量不足が原因らしい。
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新キャラ4人は美形キャラが一人・少女キャラが三人と、前作までの雰囲気を壊すような軟派な構成。
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とはいえ見た目がそうなだけで、新キャラの設定はヴァンパイアらしく邪悪。
移植・続編
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バージョンアップ的な続編として、前作のキャラクターを復活させた『ヴァンパイアセイヴァー2』と『ヴァンパイアハンター2』がアーケードに登場。
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ただし、『セイヴァー2』は既存のキャラクターが3名使えなくなっている(サスカッチ、ガロン、オルバス)。
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『ハンター2』は、「ハンター」と銘打ってはいるがその要素はBGMくらいしかなく、実質的に『セイヴァー2』のキャラ違い版である。こちらの登場キャラはハンターに出ていたキャラ全員となり、セイヴァーの新キャラ(ジェダ、バレッタ、リリス、キュービィ)が使えない。
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ダークフォースのシステムが変更され、全員共通で単純にパワーアップするというものになった(例えるなら『KOF』のMAX発動のようなシステムになった)。前作よりも実用性は上がったが、その影響で地味に。なお、無印版のダークフォースのほとんどはEX必殺技として変換されている(一部無くなったものもある)。
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また双方ともデモが『セイヴァー1』より大幅に簡略化されており、ラスボスはセイヴァー2:ジェダ、ハンター2:パイロンで固定で、ラスボス以外の全キャラクターが共通のエンディングを迎える。このため、演出面では前作よりも寂しくなっている。
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この続編2作品、露骨な2バージョン商法もあってか、ゲームセンターでは前作ほどのヒットはしなかった。
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今でもヴァンパイアを置いているゲーセンでも、最新作である『セイヴァー2』ではなく『セイヴァー1』や『ハンター1』を稼動させている店の方が多い。
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家庭用として、『セイヴァー』に準ずる作品がSS・PS・DC・PSP・PS2で発売されている。全て前作で居なくなったキャラクターが使えるようになっている。
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SS版『セイヴァー』は完全移植と呼べるほどでギミックも綿密に再現している。
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PS版『セイヴァー EXエディション』は基本的に無印の移植だが、一部勝利ポーズなどがハードスペックの関係で表現されていない。だが、『セイヴァー2』や『ハンター2』の要素も取り入れており、「セイヴァー1性能 VS セイヴァー2性能」のような戦いも可能で、隠し要素で「2」の移植を遊べるモードも搭載している。隠しオプションによる初期ゲージ99や、キャラクター育成モードなどが搭載されている。
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DC版『クロニクル for Matching Service』は、『セイヴァー2』のシステムをベースに、キャラ毎に初代・ハンター・セイヴァー・セイヴァー2仕様の各シリーズの性能を選んで遊べるという、PS版の要素をさらに拡張したような仕様で、言わば『ハイパーストリートファイターII』の『ヴァンパイア』版のような作品(ただし性能は原作完全再現というわけではない)。オンライン対戦が可能(2003年に終了)で音質がアーケード以上。ただしゲームのベースが無印ではなく『セイヴァー2』のため、デモは少な目になっている。
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PSP版『クロニクル ザ・カオスタワー』は基本的にDC版をベースにした追加要素付き移植。画面の小ささとハードによる操作の難しさ等難点はあるが、3体選んで連戦していくタワーモード、過去エンディング等が閲覧できるクロニクルモードを搭載。
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PS2版『ダークストーカーズコレクション』は、シリーズ5作品の完全移植コレクション。ロードも無い(予め読み込んでいるので開始前にあるが)、AC版の完全移植(このため、ノーマル状態では全キャラは使えない)。
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隠しモードとして、『セイヴァー』『セイヴァー2』『ハンター2』の3作品には、全キャラが使えるようになった上に新キャラクターDeeが追加された「アレンジバージョン」を搭載。
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「ディー」は前作ヴァンパイアハンターに登場していたドノヴァンの成れの果ての姿。
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なお、上記移植作は其殆どが販売タイトルが異なる「別物」として認識されている。