ロックマンX

【ろっくまんえっくす】

ジャンル アクション
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対応機種 スーパーファミコン
発売・開発元 カプコン
発売日 1993年12月17日
定価 9,500円
配信 バーチャルコンソール:2011年4月5日より配信/800Wiiポイント
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概要

ロックマンシリーズの未来の世界を舞台に「レプリロイド」と呼ばれるロボット同士の戦いを描いた作品。
発売日は『ロックマン』第1作と同じ月日であったが、出荷後に致命的なバグが発見されたため、メーカーによって即日回収され、その1ヶ月後に修正版が出荷されることとなった。


ストーリー

西暦21XX年。科学の発展は、人に匹敵する人工知能を持つロボット:レプリロイドと自然環境の消滅を同時に引き起こした。
人とレプリロイドが共存するこの世界では、AIの異常によって暴走したレプリロイド:イレギュラーを排除するイレギュラーハンターの存在があった。
しかしそのイレギュラーハンターの大幹部:Σ(シグマ)が突如イレギュラー化。
同時に人類抹殺とレプリロイドだけの理想郷を作り上げるとクーデターを起こした。
仲間が次々と破壊される中、エックスとゼロの孤独な抵抗が始まる。


特徴

世界観

  • あくまで「ロボットを操る悪人」が敵であった本家シリーズとは違い、本シリーズではロボット達が自らの意思で反乱を起こした事になっている。
    各ボスキャラ達にも、それぞれ反乱に加わった理由が設定されており、説明書で明かされている。
    • 敵キャラも本家のようなレトロフューチャータッチのコミカルなものではなく、全体的にシャープでより近未来調のデザインになっている。
    • 世界観もハード。
      終盤での悲劇や、エンディングで「エックスの戦いはいつ終るのだろうか」「彼の悲しみはいつ晴れるのだろうか」というモノローグが流れるという「ハッピーエンド」とは言い難い重いものであった。
    • 初代ロックマンは、外見は10歳児ぐらいという設定で一人称も「僕」だが、本作の主人公の外見は14歳くらいという設定で、一人称も「」である。
    • 呼び出せるサポートメカも存在せず、「孤独な戦い」というイメージを強調している。

システム

  • 本家シリーズ同様、8つのステージの中から好きなものを選び、クリアすると特殊武器が入手できる。
    • 8つともクリアすると最終面が出現する。これも本家と同じ。

一方、本作独自の要素としては、以下の様なものがある。

  • ゲームを始めると、まず序章に当たる「オープニングステージ」を強制的にプレイさせられ、これをクリアするとステージ選択が可能になる(オープニングステージは再プレイできない)。これは本家シリーズにも逆輸入された。
  • 主人公とボスのライフ量が同じであった本家とは違い、本作の初期ライフはボスより遥かに低い。
    8ステージに1つずつ隠されている「ライフアップ」というアイテムを入手すると少しずつ底上げされていき、最終的にはボスと同じ量になる。
  • エネルギー缶の代わりに、「サブタンク」というアイテムが登場した。
    ライフが満タンの時に回復アイテムを入手すると、このタンクに少しずつエネルギーが溜まっていき、好きなタイミングで回復が行える。
    サブタンク自体は4つまで入手でき、使っても無くならない。
  • クリア済みのステージならその場で脱出できる「エスケープユニット」が登場。最初から装備している。
    これは後に旧シリーズにも逆輸入された。
  • 本家シリーズではオプション的な装備だった「エネルギーバランサー」を、最初から標準で装備している。
    これによって特殊武器を装備していない時に武器エネルギー回復アイテムを取ると、減っている武器エネルギーを自動的に回復してくれる。
  • 足・腕・胴体・頭にそれぞれ装着される「強化パーツ」が存在する。
    これらも各ステージに隠されており、入手するとそれぞれ違った特殊能力を身に付ける事ができる。
    • この第1作のみ、足と腕のパーツだけは必ず入手する事になる。
  • 本家とは違いスライディングは存在しないが、代わりに体を屈めて高速移動できる「ダッシュ」という機能が登場した。
    • 但しこの第1作のみは、前述の足パーツを装備しないと使えない。『2』以降は最初から使用できるようになっている。
    • 「ダッシュ」は特に本作のキモで、これにより本家ではありえないハイスピードアクションを可能にした。
    • 「ダッシュ」の応用で「ダッシュジャンプ」と「ダッシュ壁蹴り」が存在し、使いこなせば、高速でステージクリア可能。
  • 最初から通常弾の溜め撃ちが行える。本家シリーズとは違って2段階に溜め撃ちができ、腕パーツを装備すると更に強力な溜め撃ちも可能となる。
    • 腕パーツがあれば特殊武器も溜め撃ちでき、通常の使用時とは異なった効果が得られる(必ずしも強力になるわけではない)。
  • 壁を蹴って上方へと駆け上がる「壁蹴り」という新アクションが登場した。
  • 乗り込み型のマシン「ライドアーマー」が登場。ステージの一定区間内のみだが、乗り込んで戦う事ができる。
  • パスワードはマスにチップを置くものではなく、1~8までの数字を12桁分入力するものに変更された。
  • 本家にはなかった隠し技が存在する。
    • 特定の条件を満たすことで出現するカプセルに入ると『ストリートファイター』でお馴染みの必殺技「波動拳」が使用できるようになる。
      一直線に飛んでいく単純な飛び道具だが、ステージ中の敵にはXバスター通常弾の32倍もの威力を発揮し、ボス敵は全て一撃で葬ることができるという超性能になっている。
      但しライフエネルギー満タン時にしか使用できず、地上でしか撃てない、パスワードで記録できないなど制限も多い。
    • この隠し要素は後の『2』にも「昇竜拳」という形で引き継がれられている。

その後の展開

  • ロックマンの新たな形として好評を持って迎えられ、『ロックマンXシリーズ』という新シリーズを生み出すに至った。
    • また講談社の児童誌「コミックボンボン」(2007年にて休刊)で連載された岩本佳浩によるコミカライズも、児童誌とは思えないほどハードな作風で話題となった。
      • 因みに有賀ヒトシと池原しげとも本シリーズの漫画を描いているが、何故かエックスの一人称は「僕」になっている。
      • 後に復刊され、村枝賢一・藤田和日郎といった大物漫画家のコメントが付いた。
  • 2005年にはPSPにて、グラフィックの3D化、フルボイス演出の追加と言った現代風アレンジを施した『イレギュラーハンターX』がリリース。
    • 但し、あくまでも「ロックマンXをベースにした作品」ということで、世界観とシナリオの設定は原作とは大幅に異なる。
    • ステージ、ボスキャラクターのデザインも一部、変更されている。
    • 中でも、初代からのライバルであるVAVAを主人公とし、エックスとは異なる攻撃・操作仕様でステージ・ボスをクリアさせるというクリア後要素「VAVA編」は評価が高い。
    • 他機種への移植はWindowsや携帯アプリ、iponeアプリの移植版が存在する。
      • うちipone版は、グラフィックのリファイン・BGMがイレハン版に差し替え等により、移植というよりもリメイクに近い作品になっている。