茜×?



     キーン コーン カーン コーン
授業が終わり、校内には例の音が響き渡る。
チャイムが終わると同時に教室のドアが開き、女の子が一人とびだして来る。
高校二年生 宝月茜だ。
彼女は校内でも「科学捜査観(仮)」として有名で、友達も多い。
しかし、3年の不良などからは面はいいが見てるとイラついてくるなどと、あまり評判はよくないようだ。
ところで、今彼女が向かっているのは女子トイレだ。
3時間目からずっとがまんしていて、この10分休みにやっと用をたすことができるのだ。
息をきらしながら彼女はトイレへかけこむ。
「あれって二年の宝月じゃん?」
「ほんとだ。あいつまた白衣なんか着てるよ?うっざ。」
「て、言うかこのトイレ使用禁止になってんじゃん?」
「ほんとだー。あのブスバカじゃん!…てことは誰もこないよね?ちょうどいいし焼いれちゃわない?」
「まあいいけど。最近可愛い子とやってねーし。」
その頃茜は何も知らずにトイレを一つ一つ確かめていた、一つ目のやつがつかえなくって。その次のやつもダメだったらしい。
「あ、つかえる!」
四個目のやつが使用可能で、すぐに便器にしゃがみこんで、せっせとパンツを降ろしていく。
シャ――--‐
ふーーーっと深呼吸すると外から足音が聞こえてくる。
その時、ドアがすごい勢いで開く。
「おじゃましまーす!」
例の不良たちだ。相手は4人、3人は男で1人は女。全員いかにもな髪型、服装、顔つきだ。
「な。なんですかいきなり!。」
「おっと、お仕事中しつれいしました。」
男はニヤけた顔で言う。後ろの三人も同じようにニヤついている。
「あの、そ…の、こ、こういうときに入ってくるのは、その、非常識…」
相手が3年の不良と知り、さすがに口調が弱くなる。
「うるさいよ。」
女がストレートにいうと、茜の横っ面をひっぱたく。
「ほら、さっさとやっちゃおうよ。」
「そうだな。」
「やるって、ちょ、きゃっ!!」
「あ、いがいと胸あんじゃん。揉まれてんの?」
服の上から男たちは順番に胸を揉んでいく。
最終更新:2006年12月12日 22:47