成歩堂×真宵⑧

ゴドー検事との対決が終わってから一年が経った。
真宵ちゃんは成人し、僕も矢張も御剣も三十路へ向かってまっしぐらと言ったところだった。
一年経って変わったことと言えば、僕がパソコンを使えるようになったことだろう。
バビアというパソコン教室に半年通って勉強したかいが有ったというものだ。パソコンが使えるようになったので早速矢張に電子メールを送った。
「やっほー。矢張り元気か?パソコンが使えるようになったから記念に送ります。お返事待っています。」
うーん・・・・初めてにしては上々の出来だ。数時間後、矢張から返信が来た。
「うお!パソコンを使えるようになったか成歩堂!これでやっと近代化したな」
余計なお世話だ!!
「そうそう、画像を処理していたら面白い物を見つけたから送るぜ。真宵ちゃんによろしくな!!」
どれどれ・・・・
矢張りが送ってきた画像はhttp://sakashita.strangeworld.org/source/up0768.jpgだった。
試しに開いてみると・・・・・
「うわあああああああああああああああああ!!!!!」
「ど、どうしたのなるほどくん!!・・・・・・・・なるほどくん。」
「な、なに?」
「ばかぁ!!!!」
何故真宵ちゃんが怒ったのかというと、それは僕の師匠千尋さんの更衣中の画像だった。
「そんなになるほどくんが変態だったなんて知らなかったよ!!!!」
「ご、ごめん真宵ちゃん・・・・・」
「どうせあたしなんか・・・・・」
泣いている真宵ちゃんを抱きしめて僕は言った。
「僕は真宵ちゃんが好きだよ。」
「うそばっかり!!お姉ちゃんの方が好きなんでしょ!!」
「そんなことはないよ。」
僕は、真宵ちゃんにキスをした。いきなりの行動に驚いた真宵ちゃんは、抵抗することすら出来なかった。
「どう?これでも僕が真宵ちゃんが好きだって分かった?」
真宵ちゃんは無言でうなずいた。

終わり
最終更新:2006年12月12日 21:27