成歩堂×冥(6)

『図書館』

私は、普通に過去の事件を調べようとして、裁判所の図書館に行った。
…今日の裁判で、また成歩堂龍一に負けたから。
そんな成歩堂龍一を、次こそ倒す。
そこで、私は裁判所の図書館に来た。
事件を『完璧』に抑えておくために。
ふと目に付いたファイルを手にし、開いてみる。
分厚いファイルには、犯人の写真。証拠写真などが挟まれていた。
「この事件なんか…」
ページをめくりながら、呟いている自分に少し寂しさを覚える私。
「今日は誰もいないのかしら。」
さっきから静かだ。物音といえば、自分のページをめくる音くらい。
(椅子に座ろうかしら…。)
私はそう思い、椅子に座ろうとする。 すると、ファイルから一枚の資料が落ちてしまった。
「あ…・」
急いで拾おうとする。
すると、視界から青いスーツを着込んだ男の手が、資料を拾ってくれた。
私は思わず、「ありがとう」と言って資料を受け取る。
しかし、顔をあげると予想外の男だった。

…成歩堂龍一


「なッ…なぜアナタがここに居るの?!」
「居ちゃ悪いかい?」
成歩堂龍一は皮肉たっぷりに言う。
「……・・。」
言葉を見つからないで俯く私に聞く成歩堂龍一。
「狩魔検事、今日は可愛いね」
突然の事に、驚きと怒りが込みあがる。
「な…!なんですッ・・!!」
しかし、成歩堂龍一は、私に口付けをして、最後まで言わせなかった。
顔が赤くなるのがわかった。本当の自分なのかもわからなくなってきそうになる。
しばらく、口付けの甘さに酔う私だったが、ハッと我に帰る。
「な…なにするのよ!!」
と言い、すぐに成歩堂龍一の唇から自分の唇を離す。
「…もしかして初めてなの?」
目の前にいる成歩堂龍一という男が言う。
私の顔は、頬が桃色に染まり初めていた。
「はッ!…初めてのわけないでしょ!!」


私が見え見えの嘘を言う。成歩堂はそれを見ると、クスリと笑い、にこにこ
しながら、また私に口付けをしてきた。
「ん・・ふぅ…」
苦しそうに息をする私に、成歩堂龍一は、更に私の口の中に舌を入れてきた。
私は、必死に逃げようとするが、成歩堂龍一の唇は、私の奥深くまで犯して
いた。
私の顔は、更に真っ赤になってしまい、成歩堂龍一を喜ばせているようだった。
ついに我慢が出来なくなり、私は成歩堂龍一の唇から離れる。
「はぁ…はぁ…」
私が苦しそうにするのを、成歩堂龍一は嫌らしい目つきで見る。
胸が、ドキドキして、次第に胸を締め付けられるような感覚に襲われる。
私は自分の胸を押さえて、それを落ち着かせようとする。
「狩魔検事…」
成歩堂龍一が、苦しくてしゃがんでいる私の背後に近寄る。
私はただ、ぞろぞろと並んでいる本棚を見るばかりだった。
成歩堂龍一が、急に私に抱きかかってくる。
「キャッ…!何する…のよ!?」
突然、胸に弱い電気が流れるような感覚に襲われ、つい叫んでしまう。
成歩堂龍一が、私の胸を揉んでいる。
「どこ触ってんのよ!!」
私は顔を真っ赤にさせながら言う。


「…服の上からも感じるの?」
成歩堂龍一の以外な発言に、戸惑う私。
しかし、胸から感じる快感に、喋れなくなる。
「はぁ…あん…・」
自分の口から、嫌らしい声が自然に出る。
「可愛いね。狩魔検事は…」
成歩堂龍一は、もうしりもちをついている私の背後から、胸をまさぐっている。
「やめ…て…はぁ…ん」
やっとのことで、言葉を絞り出す。
「あんまり声を出すと、誰かに見つかるよ」

その言葉に、私ははっとする。
…そうだ。ここは図書館だ。
私は必死になって両手で口を押さえ、声を出すまいとする。
「もっと可愛い声を聞かせてよ…」
そう言うと、成歩堂龍一は、私の短いスカートの中に手を突っ込む。
成歩堂龍一は、私のスカートの中に手を入れると、下着越しに秘部を触ってきた。
「うわ…すごい濡れてるよ」
私は、恥ずかしくて死ぬかと思った。
でも、成歩堂龍一は、下着越しに私の秘部を触ってくる。
上半身と下半身から、快感がじわじわと私に襲い掛かってくる。


「う…むぐ…」
私は必死に喘ぎ声を抑えた。
「…結構しぶといね」
成歩堂龍一は、にこにこしながら言う。
私は、今にも漏れそうな声を押し殺す。
急に、快感が無くなる。私は、あまりにいきなりだったので、少々驚く。
「あ…」
成歩堂龍一は、床に座っている私の目の前に膝をつく。そして、いきなり
スカートの中に頭を入れ、ぐちょぐちょの秘部を舌で舐め始めた。
今日は、暑かったので、素足で法廷に来ていたのだ…。
さっきまでとは違う、電気のような快感が体を貫く。
声を押し殺しても、押さえ切れなかった。
「むぐ…ぁあん!はぁ…ひゃ…はぁん!!」
顔は真っ赤になり、次第に声も大きくなり、気が付けば自分から足を開いて
いた。
「ぁあん…はぁ…んふぅ…」
成歩堂龍一は、そんな私を見て喜んでいる様子だ。最初は、やさしく舐めて
いたのだが、次第に激しくなっていく。
体は、激しくなっていくにつれ、反応を増してくる。
「はぁん!!あぁ!!」
成歩堂龍一は、更に私の膣の中に、舌を入れ始めた。いつもやっている、指
とは全然比べ物にならないほど快感が襲ってくる。



「ぁあ…だめッ…!
成歩堂龍一は、私の足を肩に乗せ、ひたすら舐めている。
「ぁあ!やぁ…はぁん…!」
私は、髪を振り乱して喘いだ。
「ちょ…なる・・ッりゅ…いち…!」
私は、やっとのことで声を振り絞る。
すると、成歩堂龍一は、私の足を肩から外し、顔を上げる。
「冥…どうしたの?」
成歩堂の口の周りは、私の愛液でぐちょぐちょだった。
「もう…やめよ…」
目の端から、涙が出てくる。
恥ずかしくて、気持ちよくて。
「私…壊れちゃう」
「…壊れても…いいよ」
「え…?」


……


…ここは、どこなんだろ?
私は、霞んだ目であたりを見回す。
いつの間にか、成歩堂法律事務所のソファーで寝ていた。
「あ、狩魔検事!」
私は眠気を覚ますような大きい声に驚く。
「あ…綾里真宵!」
「狩魔検事、裁判所の図書館で寝てたんだって?なるほどくんから聞いたよ」
「ち…あれは!」
私は思わず、覚えている所までを話そうとしてしまった。
「まぁ、とにかく居酒屋に行こう!なるほどくん、御剣検事が待ってるから」
「れ…レイジもいるの?」
「うん。なんでもいいから早くいこ!」
綾里真宵は私を起こして、近くの居酒屋に行くハメになった…・。
昼ごろに図書館に行ったのに、あたりはもう真っ暗だった…。




(了)
最終更新:2006年12月13日 08:15