ゴドメイできたので投下します。

逆裁3の後の話で、ゴドーさんが弁護士復帰してるという設定。



ルール



(いけ好かねぇオンナだな)

検事席に立つ彼女を見て、神乃木荘龍はそう思った。
口を真一文字に引き結んで自分を見つめる彼女、狩魔冥。
冥の瞳はいつでも、弁護側に立つ自分を真っ向から捉えている。
神乃木は挑むような冥の視線から思わず顔を反らした。

雪深い山奥で起きたあの事件の後、神乃木はゴドーの名と検事の身分を剥奪され、代わりに弁護士バッジを与えられた。
神乃木にとってこの措置は意外だった。てっきり懲役を喰らって、二度と法曹界には復帰できないと思っていた。
しかし実際は幾許かのお咎めはあったものの、本来の弁護士に戻ってこうして法廷に立っている。
この寛大な措置のために何人もの人物が駆けずり回ってくれたことは知っていた。
奔走したメンバーの中に、目の前に立つ彼女がいたのも知っている。
しかしそれでも、冥の射るような視線は真っ直ぐすぎて気に触り、淡々と起訴状を読み上げる声は学校の授業を強制的に聞かされているようで苛立った。
『法廷以外に自分の立つ場所はない』という彼女の強い想いが、自分の領域に土足で入ってくる。
神乃木の心に、いつもよりほんの少しだけ意地の悪い感情が宿っていた。

検察側が立てた目撃者は妙にそわそわしていた。それにたまたま気付いてしまったのも神乃木に拍車をかけた。
神乃木はその目撃者の弱点を的確に突き、それを起点にして冥の主張をもろとも崩壊させた。
形勢逆転で、弁護していた被告人は無罪放免。
本来ならここで本日の業務は終了だった。
いつもの神乃木ならとっとと控え室に戻ってコーヒーの香りを楽しんでいただろう。
しかし、今日は検察側の落ち度と力不足を、笑みを浮かべながら指摘し続けてやった。
「しっかりしてくれよお嬢ちゃん。こんな状態で起訴されちゃあ、世の中全員被告人だぜ?」
わざとらしく肩を竦めて言った神乃木の言葉が閉廷の挨拶になった。


自分の控え室に戻り、コーヒーを一杯だけ飲んだ後、廊下に出る。
隣の部屋のドアが細く開いていた。
そこが、つい先程まで対峙していた冥の控え室であることはすぐに解った。
いつもならただ通り過ぎる。
しかし微かにしゃくり上げる声が中から聞こえてきて、それが神乃木の手をドアに掛けさせた。  

「……神乃木荘龍」
ドアを開けると、冥が驚いた様子でこちらを見た。
赤く泣き腫らした目元を慌てて拭う。
「女性の部屋に入るのならノックくらいしなさい」
言葉は強気だが、声が震えていた。
「俺のせいなら謝っておくぜ……おっと」
鞭が飛んでくる。
「出て行って。こんなところまで嫌味を言いに来るなんて呆れた男ね」
「別に嫌味じゃねえよ。オンナを泣かせるのは俺のルールに反するだけだ」
「見縊らないで。私は泣いたりしてないわ!」
「……それは俺に矛盾点をつきつけろってことかい? 目が子ウサギみたいだぜ」
神乃木は冥にハンカチを差し出した。
「私は、あなたのせいで泣いているわけじゃない」
搾り出すような声と共に、澄んだ瞳が決壊する。
「ハンカチじゃ不満かい? 俺の胸で良ければ貸すぜ」
「……結構よ!」
神乃木の手からハンカチをひったくり、冥は部屋を出て行った。 

法廷で真っ直ぐ自分を見つめる目が気に触った。
亡くした女がそんな瞳をしていた。
胸の奥に刻印された大きな存在と喪失感と復讐心。それらに上手くケリをつけるのに時間が掛かった。
冥の視線、立ち振る舞い、こちらの心を凌駕する強い意思は、とうに仕舞い込んだ感情を掻き乱す。
遠くに行ったはずの闇を呼び戻しそうで、見ていたくなかった。それだけだ。

(苛めすぎたか)
一人残された控え室で、神乃木は遅すぎる後悔をした。


**


ひったくられたハンカチは一週間後に返って来た。

その日、自宅兼事務所で資料を見ていた神乃木はドアフォンの音に呼ばれた。
「お嬢ちゃん…?」
ドアを開けた先に立っていた彼女は、いつもの尊大な顔で神乃木を見上げた。
「ハンカチを返しに来たの。借りた物は洗濯して、それから一応新品も用意したわ」
冥はそう言って、ブランド名のロゴが入った小さな紙袋を差し出した。
「……そりゃあわざわざどうも。よく俺の住所がわかったな」
「あなたが弁護士に復帰できたのは誰のお陰かしら。その過程であなたの事務所の住所なんて把握済みよ」
「そうだったな」
「もう少し感謝して欲しいわね」 
「上がって行け。感謝の印にコーヒーでも奢るぜ」
神乃木の提案に冥は躊躇いを見せたが、二度促すと応じた。
一度目でOKしなかったのはポーズだろう。相変わらず躾の行き届いたガードの堅いお嬢さんだ。
そんなことを考えながら、丁寧に淹れたブレンドを冥の前に置く。
冥は漆黒の液体にミルクと砂糖を混ぜ入れた。
甘味と子供っぽさが増したコーヒーに、神乃木は少し苦笑した。ブラックで飲んで欲しいのが本音だが目を瞑る。


「こんな時間に来てしまって、申し訳なかったわ」
冥は来客用のソファーに身体を落ち着け、優雅な手つきでカップを扱いながら言った。
「いや、こっちももう店仕舞いするところだった」
神乃木はテーブルを挟んで向かいに座る。
「明日、アメリカに発つの」
冥の口調はまるで天気の話でもしているかのように淡白だった。
彼女は海外を飛び回っていることが多い。いつもの出張だろう。そう思った。
だから神乃木はただの相槌のつもりで返した。
「で、次はいつこっちの法廷で会えるんだ」

「私はもう、日本には戻らないわ」

相変わらず淡白な口調だった。
「……そいつは笑えねぇ冗談だな」
神乃木は手にしていたマグカップをテーブルに置いた。 
「アメリカの検事局専任にしてもらえるよう、異動願を出してきたのよ」
冥が口に運ぶ、甘ったるいコーヒーの香りが気に触る。

「残務処理をしていたら遅くなってしまったんだけど、あなたに借りを作ったままで日本を離れるのは嫌だったの。
だからこんな時間になってしまったわ」
冥の視線はテーブルの上の紙袋を捉えていた。
こいつが借りか。こんなちっぽけな布一枚が……。神乃木の鬱積がクッという笑みになって漏れる。
「俺の法廷での言動が原因なら詫びるが」
「あなたが原因ではないわ。……と言ってもあんな醜態を見せたまま私がアメリカに行ってしまえばあなたは誤解するでしょうから、説明しに来たの」
冥はいつまでもカップに絡ませていた細い指を離し、テーブルに戻した。

「私は完璧を目指していたわ。何度も誰かに負けたけれど、少なくとも検事としての心掛けだけは完璧でいるつもりだったの。
でもあなたに指摘されて気付いた。私は検事として完璧でありたいのではなく、誰かに勝ちたいとか手柄を上げたいとか、そういう利己的な理由で検事をやっていただけなの。
このまま日本にいると、心掛けまで完璧ではなくなりそうで……だから離れるのよ」
「やっぱり俺のせいじゃねえか」
「違うわよ。あなたに言われる前からわかっていたのに認めたくなかっただけ。あなたの言葉はきっかけに過ぎないわ」
「このままアメリカに行ったら、あんたは逃げたことになるぜ」
「……そう取っていただいて結構よ。でもあなたのせいじゃない。私自身の問題。気にしないで」
冥は荷物を取って立ち上がった。
「言いたいのはこれだけよ。じゃあ失礼するわ」
素っ気無い挨拶に、コーヒーごちそうさま、と付け足される。

検事局一の鉄壁を誇り、誰が口説いても決してなびかなかった女が、二度ほどの説得で簡単に部屋に上がりこむ。 
それは彼女が最後に見せた気遣いか。泣き顔を見せたまま突然居なくなって、神乃木が気に病まないように。
しかし……。
「なに? 神乃木荘龍」
そのまま出て行こうとした冥の腕を、神乃木は掴んで止めた。
勝気な瞳が自分を見上げる。
「このままあんたを帰すわけにはいかねえぜ。寝覚めが悪くなりそうだ」
「だからあなたが原因ではないわ」
「原因はどうでもいい。俺はあんたが居なくなるのを阻止したいだけだ」
「何故阻止したいの? 私はただ尻尾を巻いて逃げ出したいだけよ」
「逃げたい……それはあんたの本音じゃねぇ。そう思ったからさ」

神乃木は掴んだ腕を強く引き、冥の身体を抱き寄せた。
逃げようとした冥が身体を捩って抵抗するが、離さない。
「甘いぜお嬢ちゃん。甘すぎる。いいか? 欲望は人間の本能なんだ。それを否定して何になる。
勝ちたい、手柄を上げたい。検事席に立つのにそれ以上の理由があるか?」
「でも……それじゃあ自分勝手すぎるわ」
「人間なんてみんな勝手で浅ましいイキモノだ。だから諍いが起きる。法廷なんてもともとそんなにキレイな場所じゃねえのさ。
なら、解決するほうもウス汚れてナンボだ。そうだろ?」
「検事はエゴイスティックであってはならないの。私みたいな人間には向かないのよ」
「法曹界の人間は全員聖人君子なのか? なら俺はとうに失格だぜ。俺を法廷に引きずり戻したのはあんただろう」
暴れていた冥が動きを止める。神乃木はその、色素の薄い柔らかい髪を撫でた。
「あんたはまだ、日本で検事としてやりたいことがあるはずだぜ。
もっと自分の欲に正直に生きてみろ。あんたは『完璧であれ』というおかしな型に嵌って、がんじがらめになっちまってるのさ」
昔の自分が、復讐と言う罠に囚われていたように。

腕の中の冥が、真っ直ぐな瞳で神乃木を見る。
「……神乃木荘龍。あなたにも利己的な欲望はある?」
「あるさ」
法廷では反らし続けたその視線を、今度は受け止めた。
「このままあんたを押し倒したいっていう邪な欲だ」
抱きしめる腕に力を籠めると、冥はかぶりを振って抵抗した。
「離して。帰らせて」
「駄目だな。離せそうもねぇ」
冥はなんとか神乃木を振りほどこうともがく。
「やめて! 起訴するわよ」
「起訴? 勝手にしてくれ。今更懲役かっ喰らったところで何でもねぇぜ。
あんたたちが駆けずり回って俺を弁護人席に立たせてくれた労力がすべて無駄になるだけだ」
「力で捻じ伏せるようなことをして、恥ずかしくないの?」
「恥って何だ? 抱きたくなったんだから仕方ねえ。あんたがいい女だからだ」
神乃木は悪びれず、はっきりと言い切った。
「お嬢ちゃん。法廷と同じようにセックスだって綺麗なモンじゃねぇんだ。愛し合った男女が静かに美しく契りを結ぶなんざ御伽話の世界だけだぜ。
男と女が寝る。そのためのルールはたった二つだ」
神乃木は華奢な身体を壁際に追い詰め、片方の手で冥の細い手首を押さえた。

「ひとつは、目の前の女がいいオンナであること」
透き通った瞳が潤んでいた。
神乃木は冥の頬に掛かる髪を掻きあげてから、そっと唇を寄せる。 
「んっ……」
軽く舌を絡ませたところでいったん開放した。
「やめ……て」
長い睫毛が涙で濡れている。
それを拭ってやると、冥はか細い声で聞いた。
「もう一つのルールは……?」

「いい女を見たら勃ってくるくらい男が健全であること、だな」


神乃木は冥の腰を引き寄せた。
服の上からでもはっきりわかるほど隆起した股間を押し付ける。
まだ抵抗する冥の唇を奪い、舌を吸い上げ、服の上から胸を揉みしだいた。
「やっ……」
スカートをたくし上げて下着の上に指を滑らせる。
何度か繰り返すと冥の身体からがくんと力が抜けた。

ふらつく冥を抱きかかえて寝室のドアを開き、横たえた。
身体に纏わり付く二人分の布を少しずつ取り去りながら、露になっていく肌を吸い上げる。
やめて、という言葉が出るたびにその唇を塞いだ。
「言っただろう、お嬢ちゃん。あんたはまだ型に嵌ってる。逃げ出したいっていうのは本音じゃなく、自分に嘘をついているだけだ」
身体中を這った唇は形の良い胸の先端に辿り着いた。
同時に指で秘められた場所の入り口を探る。
「なあ。何故こんな時間に訪ねてきて俺にあんな話をしたんだ、お嬢ちゃん」
「それは……んっ」
「引き止めてもいいってことじゃねぇのか?」
語尾は耳元で囁き、そのまま耳朶を甘く噛む。
冥の身体はびくっと震え、神乃木の裸の肩に細い指が食い込んだ。
「あっ……んっ……」
やめてという声は淫らな喘ぎ声に変わる。
滑らかな肌はうっすらと汗を帯び、身を捩るたびに胸のふくらみが弾けるように揺れる。
「感度がいいじゃねぇか。誰に仕込まれた? あの貴族風情の検事さんか?」
「んっ……違っ……」
淫靡な音を立てながら冥の下半身を弄っていた神乃木の手の平を、暖かい雫が伝った。
「こんなに淫乱に開拓されやがって。妬かせるぜ」 
神乃木は冥の溢れるほど濡れた場所に硬くなった己をあてがい、筋に沿って滑らせた。
「あぁ……っ」
己の全てに絡みついてくる液体と艶やかな唇から漏れる声は、神乃木の理性を限界へ運ぶ。
堪えきれずに一気に吐き出された欲望は、冥の身体に熱く降り掛かった。 

「……っと、悪りぃな。先走った」
神乃木は手近にあったタオルケットを引き寄せて、白い液体にまみれた冥の身体をぬぐった。
冥はされるがままになりながら、まだ自分の身に起こったことを信じられないようだった。
「格好悪いか。これが俺だ。まだ挿れてもいないのに、あんたの身体に溺れかけてる」
神乃木は冥の瞳から零れる涙を舐め取った。
「もっと溺れたい。あんたが俺に溺れている様も眺めたい。これが俺の欲だ」
啄ばむように唇に触れる。
「あんたの欲は何だ。見せてくれ」

「なにを、したらいいの……?」
震える声で聞く冥の顔を、神乃木は自分の股間に導いた。
要求されている事柄に気付いた冥は小さく首を横に振る。
「あんたのしたいようにしてみろ」  
しばらくすると、薄い舌の感触が神乃木の先端に触れた。
次第に根元まで口に含まれ、さっきまで鳴いていた唇が己を咥えて上下する。
「……クッ、いいぜお嬢ちゃん。たまらねぇ」
固くなってきたそれを両手で包むように持ち上げられ、指と舌で擦り上げられると、再び熱を持ってくるのがわかった。
瞳を閉じて眉根を寄せながら懸命に神乃木を舐め上げる冥の表情がたまらなく艶かしい。
限界まで耐えて、冥の口から己を引き離した。

「……っあっ!」
腰を抱えて挿し貫き、一気に最深部へ侵入した。
入り込んでくる神乃木を、冥の内側が締め付ける。
「どうだ、お嬢ちゃん」
「あぁっ……ぃ」
「まだ足りないって言ってるように聞こえるぜ」
ギリギリまで抜いて再び奥へ挿し込み、掻きまわす。
結合部は粘りつくように濡れ、刺激的な水音を立てた。

「ッ……最高だぜ、お嬢ちゃん」
神乃木は冥の身体を縦にしたり横にしたりしながら、容赦なく攻める。
冥は神乃木にしがみ付き、嬌声を上げた。
「……んんっ、もう、だめっ……やめて……」
「それが全てか。嵌るな。がんじがらめになるな。欲望のまま答えろ」
繋がったまま冥を抱え起こして一度突き上げ、神乃木は動きを止める。
「どうなんだ、終わりか。答えてみな」
冥は肩で息をしながら神乃木を見上げ、消え入りそうな声で答えた。
「……たくない」
「聞こえねぇぜ」
神乃木の首に細い腕が回る。冥は耳元で囁いた。

「逃げたくない。私はここにいたいの……」

唇を重ねると、冥が自分から舌を絡めてきた。
長い時間をかけて貪るようなキスを交わす。
「言えるじゃねぇか、お嬢ちゃん」

ここにいたい。
卑怯な答え方だと神乃木は思った。
日本から離れたくないという事務的な意味なのか。
……それともこのまま、自分が腕の中に閉じ込めていいのか。
ここってどこだ。
相変わらずいけ好かねえ。しかし。

「夢中になってもいいか?」

再び押し倒して激しく腰を打ちつけた。
冥は声にならない声を上げて神乃木の背中に腕を回す。
なおも突き立てるように攻めると、冥の身体が激しく痙攣した。
絶頂に達した冥に締め付けられ、神乃木も二度目の限界を迎えていた。
手放した理性は欲望を開放し、それは冥の身体の中にそのまま注がれた。





バスローブに身を包んだ冥に、コーヒーを差し出す。
冥はまたカップの中にミルクと砂糖を入れた。
甘ったるくてガキ臭い、懐かしい香りがする。
この香りも、真っ直ぐな瞳も、昔隣に立っていた女を思い出させる。
忘れるわけにはいかない。しかし、復讐心だけを捨てて上手く消化するには手に余る存在だった。
大きな過ちを経て、長い時間をかけて、神乃木は妥協点を見つけた。
同じ事を繰り返さないように、思い出以外は愛さないこと。

法廷で自分を真っ直ぐ捉える冥を見て、勘弁してくれ、と思った。
戒律のために課したルールが守れなくなってしまう。
冥と法廷で対峙した時にはもう、心の奥に抗えない欲望が湧いていたのかもしれない。

互いに欲情すればいい。それがセックスのルールだと思っていた。
そこに甘美な感情が介在する余地はない。
過去だけを愛すると決めた自分には。
しかし。

「……ちょっ……何するの」
神乃木は冥を背後から抱きしめ、舐めるように唇を塞いだ。
彼女が飲んでいた甘ったるいコーヒーの香りが口に広がる。
「お子様用のコーヒーも悪くねえな」
そう言うと、冥はむくれた顔をしながら、それでも少し口角を上げて言った。
「またご馳走になりに来るわ」

型に嵌るな、がんじがらめになるな、欲望のまま答えろ。
それは誰に対して言った言葉か。
戒律と言う枷が消えていくのを感じながら、耳元で囁いた。

「いつでも来な。とっておきの一杯を奢ってやるぜ」


(終)

最終更新:2020年06月09日 17:33