ゼニトラ×うらみ

『anniversary』

今日はひどく疲れていた。
12月の給料日を狙って、社長から金をムシりに何件もまわっていたからだ。
大声で怒鳴り散らし、拳を挙げるのにも体力は消耗するので、年末の回収は応える。
ホントは若い衆とかがいればなんとかなるんだろうと思いつつも、自分で取り立てに行く。
今年の世間の給料日は、クリスマスイブにあたっていた。
ああ、うらみちゃんに何か買うたほうが良かったかな。
去年、ケーキぐらいしか買うてやれんかったし。
ピンクダイヤの指輪。
・・・どうしてこんな高いものを買ってしまったのだろう。
あの女に貢いだって、何か得があるわけでもない・・・ご機嫌とりに過ぎない。
まあ、喜んでくれればいいのだ。
「うらみちゃん、ただいま・・・?」
電気はついておらず、人の気配が無い。
組長んトコ帰ったんか・・・。
ぎゅう。
「?!」
「おかえりなさい、トラさま・・・」
後ろから、抱きついてきた。
「・・・うらみちゃん、くすぐったい」
「・・・!ごめんなさい・・・!!」
すぐ、体を離した。
「ごめんな、ワイ、びっくりしだだけやから」
頭を撫でた。
綺麗な黒髪やなァ・・・。


「トラさま、もう1年経つんですよ、・・・ふふっ」
「ああ、そうやったな」
去年のイブに、うらみちゃんを初めて抱いた。
もっと優しく抱いてやれば良かったとつくづく思う。
「あン時はゴメンな。ワイからしてあげればよかった」
ぎゅっと抱きしめた。華奢な体が、とても愛おしくなってしまう。
「ふふっ、・・・トラさま、暖かい」
「最近忙しくて、ヤれへんかったな。・・・する?」
「へっ?」
「何度も言わせんで、な」
「・・・ごめんなさい、トラさま」
・・・フラレた・・・?
「他に好きなヤツでも出来たンか・・・?」
忙しくて放っておいた自分が悪いのは十分わかっていた。
それにしても、そんな短期間でオトコが出来てしまうとは・・・。
「違うの、トラさま・・・」
「何がちゃうンや、オトコやろ?」
自分の中に、すごい嫉妬心が芽生えている。
自分だけの女では無くなってしまう不安感。
どうしようもなくなり、強く唇を押し付けた。
「んん・・・う・・・!!」
乱暴に舌を割り込む。最初は全く応えなかったが、次第にうらみちゃんも舌を絡めてくる。
ああ、相変わらず下手やなァ・・・。
「ワイの気持ちも知らんで、」
「・・・・・・?!」


「うらみちゃんの事好きなんやで?」
何度か言ってるはずなのに、この言葉だけはいつも照れくさい。
「嫌・・・トラさま、言わないで・・・」
「ワイが嫌か?そんなに嫌か?」
ボロボロと大粒の涙を零し始めた。
「恥ずかしい・・・」
「なァ、泣かんといて」
「違うの・・・今日、わたしエッチできない・・・」
「どないした、言うてくれへんと、わからん」
「・・・アレ、なんです。・・・だから、今日は・・・」
「そうやな、うらみちゃん、女の子やもんな、ははっ」
「今日は、お口でさせてください・・・」

自分の椅子に座った。
うらみちゃんはそこに跪く。
「なあ、無理せんでええぞ?」
ベルトに手をかけ、ゆっくりチャックを下ろし始めた。
「なァ、止めようや。ワイ、うらみちゃんと気持ち良くなれへんかったら嫌や」
「そんなこと言わないで、トラさま・・・弱音吐いてるトラさまなんて」
弱音、か・・・。
随分言ったことがなかった。
強気な自信家のつもりでいたのに。
「ちょっと待って。酒、飲みたい」
酒に頼るなんて情けない、と思いつつも、飲まずにはいられなかった。
半端にチャックを緩めたズボンを持ち、棚に置いておいたブランデーを
グラスにも注がずラッパ飲みする。


「トラさま、イッキ飲みなんてだめ」
「・・・なんや?うらみちゃんは自分で誘っといてそんなこと言うんや?・・・せや、」
一口、くいっと口に含み、そのままうらみちゃんの口に流しこむ。
入りきらなかったのか、口角からブランデーが流れる。
「ほら。ちゃんと飲まんかい、」
「・・・ん」
ごくん、と大きく喉を鳴らした。
「・・・お酒、ダメなの知ってるくせに・・・」
「だから飲ませたんや」
「トラさまのいじわるぅ・・・」
うらみちゃんは、もう顔が真っ赤になっていて、口がうまく回らない。
「なんや、もう目がトローンってなっとるで?」
「ああーん、トラさまのバカバカぁ・・・」
「ハハン?うらみちゃんはもう酔ってしまったんや、カワイイなァ」
「だめ、今日はわたしがトラさまに気持ちよくなってもらうの、」
「どないするんやろな?うらみちゃんのオ○ンコで気持ちよくしてくれる?」
「だから、ダメなんです、・・・お口で、します」
乱暴にズボンとビキニを剥がそうとする。
「あ、アカン、そんな」
「ふふふ・・・何言ってるんですか?今更」
自分のサオはガチガチに硬くなっていた。酒が回っているのもあったのかもしれない。
すかさず亀頭を口に含んだ。
酔っていて加減がわからなくなっているのか、強くしゃぶりつく。
「うらみちゃん、もうちょっとやさしく・・・」
「だめ。トラさま。今日は無理してでもイってもらいます・・・」
チュプ、チュプッ、といやらしい音を立てて舐めている。
「なあ、うらみちゃん。・・・キスしたいんやけど」
「だめ・・・」


うらみちゃんはフェラチオをすることに集中していて、それどころではないらしい。
・・・だったら、
うらみちゃんの頭を押さえ込んだ。
「なんや、下手やなァ?フェラチオってのはこうやるんやで?」
ギュ、ギュッと鞠をつくように、頭を押す。
「んん、んー!!」
「ちゃんと喉ントコまで開けとるか?ホントは喉が一番ええんやで・・・」
「トラひゃま、らめ・・・ううっ・・・」
目に涙を溜め、自分のサオを咥えたうらみちゃんはとても愛おしい。
「ああ、カワイイ・・・うらみちゃんのそんな顔が見たかったんや・・・」
頭に添えた手が、さらに力がこもる。
「うう、んぐっ・・・んー」
自分のサオが、さらに血の巡りがよくなっていく。
「なァ、うらみちゃん、イカして。ワイ、もう・・・・・・っ!!」
許可を得る前に、ドクドクとうらみちゃんの口へたっぷりと放出した。
「そのまま全部飲むんやで、ほらっ、」
ごくん、と飲みほした。
「トラさまの・・・全部飲めました・・・」
「当然や。ほら、こっちおいで」
膝の上にちょこん、と座らせ、キスをする。
スカートをたくしあげ、下着の上からクリトリスを擦り始めた。
「トラさま・・・だめなのぉ・・・」
「何がアカンのや、アレやからか」
こくん、とだけうなづく。
「ワイは構わへんから、しよう?な?」
「・・・・・・はい」


そのまま、下着をゆっくり下ろす。
“それらしき”ものはない。
「嘘ついとったんか?・・・ワイ、嘘つくようなコは嫌やなァ」
「違うの・・・」
ゆっくりアソコを開いてみせる。
・・・タンポンが刺さっていた。
「そうか、アレになっとっても感じたかったんや?こんなもん玩具代わりに使って・・・」
「・・・・・・」
「欲しかったんやろ、“コレ”」
「・・・・・・はい・・・」
「ちゃんとあげるからな?」
血を含んだタンポンを引き抜き、かわりに自分のサオを押し込む。
「ごめんな、さっき一発出したあとやから、ちょっと萎えとるけど」
「ううん、まだ全然硬い・・・」
「どうや?座ってヤるの、気持ちええやろ。」
「・・・はい・・・。トラさまにぎゅってしてられるの・・・幸せです・・・」
「ワイも幸せやで?うらみちゃんにワイのサオぎゅうってシメてもらえるんやから」
「いや、トラさまなんでそんなこと言うの・・・」
「うらみちゃんの困った顔が見たかったんや。ほらッ!」


グン!と腰でひと突きする。
「はああん!」
「ほら、もっと突いたるで?」
パンパンパンッと連続で何回も突く。
「あッ、あッ・・・!トラさま、お願い・・・」
ぎゅ、ぎゅうっとうらみちゃんのオ○ンコが締まってくる。
血がローションの代わりになって、ぬるぬるとした感触が更に快楽を誘う。
「うらみちゃん、良うなってきたで・・・!」
「トラさま、大好きです・・・!!」
「もっとや、もっと名前呼んで、うらみちゃん・・・」
「・・・トラさまぁぁ、んん・・・はあッ、トラさまあ!」
「うらみちゃん、かわええで・・・!!」
ビュルッ、ビュルルッ・・・!!
「トラさま・・・気持ちいです・・・」
「そうか。気持ちええか。」
チュッ、チュッと中を擦る音がする。
うらみちゃんの黒髪を優しくなでる。
「アレ、・・・いつ終わる?」
「・・・あと、3日、です・・・」
「じゃあ、終わったらいっぱいしような。ワイ、それまで我慢するから」
「はい、トラさま・・・」
ゆっくり、うらみちゃんの体から自分のサオを引き抜いた。
血と精液がドロドロと流れ出てきた。
お互いの服を、汚している。
「シャワー、浴びようか」
「・・・トラさま、先にどうぞ・・・」
「何言うとるんや、一緒に入るんやで?」
「え・・・?」
「中でもいっぱい、虐めたるから」
半端に下ろしていたズボンを脱ぐ。


「?」
ポケットに何かが入っていることに気付いた。
・・・・・・忘れてた。
「うらみちゃん、ゴメン、これ・・・忘れとった」
「?」
「コレ、今日クリスマスやから、プレゼント・・・買うといたんや」
「・・・開けていいですか?」
うらみちゃんが、ゆっくり箱を開けた。
「たまには、色がついたモンもええやろ?」
「・・・高かったんじゃないですか?」
「まあ、ええやないか」
「トラさま、はめていただけますか?」
「ああ、ハメたるで?・・・風呂場でな」
「違うー。トラさま、そんなトコがオジサマっぽいんです・・・」
「ごめん、ハメてとか言うから・・・」
「もう・・・」
「じゃあ、指輪して、セックスしようか?お嫁さんみたいやなァ?」
「・・・トラさまのえっち・・・」
最終更新:2006年12月13日 08:40