イニシエーション・ラブ
230 名前:おさかなくわえた名無しさん メェル:sage 投稿日:05/01/07 14:49:06 ID:XHOfPjbw
乾くるみの「イニシエーション・ラブ」
という小説のあらすじと意外な真相(?)
を教えてください!
254 名前:おさかなくわえた名無しさん メェル:sage 投稿日:05/01/08 20:30:46 ID:MMTborE0
>230 「イニシエーション・ラブ」 あらすじ&ネタです。長くてゴメン。
A面(1章)とB面(2章)から成ります。
A面は、主人公の大学生「夕樹」の一人称語りで描かれます。
(「彼は話した」ではなく、「僕は話した」というような感じです)
合コンで、女の子「マユ」と出会い、主人公は「たっくん」というニックネームを貰う。
出会ってから、初クリスマスまでの話。
B面も、たっくんの一人称語り。
たっくんは大学を卒業し上京、マユと遠距離恋愛が始まる。
二股がマユにバレ、マユと別れることに。
最後の最後で、たっくんは「辰也」と呼びかけられ、
読者は、A面のたっくんとB面のたっくんが別人であったことが分かる仕掛け。
A面→B面、という時間軸(=たっくんの心変わり物語)と読者は読んでしまうが、
じつはA面とB面は同時進行だった(=マユの二股物語)だ、というのが最後に判明。
つまり、たっくん(達)の描写では可憐な女だったマユが、
実はしたたかな女だった、ということが解る
(ふたりとも「たっくん」にして呼び間違いを避けていた)、というのが意外な真相。
伏線がきめ細かく張り巡らされていて、二度目に読むとまるで違う風に読める小説です。
ボーと読むと気づかない程、さり気ない仕掛けです (三流の青春小説仕立てです)。
ミステリーというより、実験小説としても、本当にいいテキスト。
ネタばれでも楽しめるので、小説好きさんでしたら是非どうぞ。
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