終戦のローレライ


456 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:05/01/19 22:19:19 ID:aRus4TLt
上の方に名前が出てた福井春敏の「終戦のローレライ」なんですが、
あまりの分厚さに買う前からギブアップしてしまいました。

ストーリーと結末を教えてください。登場人物が多いみたいなので、
個々の詳しいエピソードは結構です。全体の流れをお願いします。



461 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:05/01/20 11:06:14 ID:ThFb2cyH
>>456
ものすごく長いんで、ほんとにはしょりだけ。

第二次世界大戦末期、ドイツ軍が開発した「ローレライ」と呼ばれる秘密兵器が
日本に運ばれる途中、米軍艦に襲われ、ローレライは海中に投棄された。ローレライを
装備した潜水艦は、半径数十キロメートルの海中の様子が手に取るように分かり、
まさに「無敵」となる。

日本軍の浅倉大佐が編成した秘密部隊は、潜水艦「伊-507」に乗り組み、ローレライの
回収に掛かる。回収したローレライとは、小型潜水艇であり、中には日系ドイツ人
少女「アツコ」が乗っていた。アツコは、ナチスドイツによる「全人類のアーリア人化
計画」の人体実験の副作用により、液体を媒介して、周囲の様子や人の心を読み取る
能力を身に付けていた。ローレライは、アツコの能力を利用した超高性能海中探知
装置であった。

(この辺までで全体の5%くらい。あとはほんとに端折り)

伊-507には、17歳の主人公、折笠往人も乗り組んでいた。伊-507は南方戦線に
向かうが、実は米国との密約により、拿捕されたふりをして米国にローレライを渡す
段取りとなっていた。首謀者は浅倉大佐。引き替えの要求は3発目の原爆を東京に
落とすこと。

伊-507に集められた人間は、折笠以外はすべて、南方戦線で餓死を免れるために
戦友の遺体を食べたり、理想主義者であった肉親が眼前で自殺したり、さまざまな
理由で戦争に絶望している人間であった。戦争の首謀者たちが東京でぬくぬくと
生き残るのは間違いだ、この国に「本当の終戦」をもたらさなければ、また腐った国が
蘇るだけだ、というのが原爆投下を要求した理由。
(後半に続く)


462 名前:おさかなくわえた名無しさん 投稿日:05/01/20 11:15:36 ID:ThFb2cyH
(続き)
折笠は、その類い希なる潜水能力を買われて伊-507に乗船したが、計画には
加わっていなかった。計画を知った折笠は阻止すべく行動を起こす。
( ─ 中略 ─ )
折笠の説得やらいろんなエピソードのおかげで考えを変えた伊-507は、浅倉に
反旗を翻す。ローレライを実力で奪取する方針に変更した米国大艦隊は、一眼と
なって伊-507に挑む。

ローレライには致命的な欠陥があった。アツコが人の心まで読んでしまうため、
自分のせいで撃沈された敵船の乗組員の怨念を感じ取ってしまい、1隻撃沈する
たびに気を失ってしまう。

米国大艦隊との戦いの中、敵の戦艦を沈め、5000人もの命を葬ったとき、アツコは
気を失い掛ける。そのときに折笠の言葉を思い出し、「私はこの戦争を終わらせる
ために、意志を持って戦う」と誓い、自分の心に勝つ。そして「私は終戦のローレライ」と
宣言する。

戦いも終盤にさしかかり、艦長はアツコと折笠にローレライで逃げるように命令する。
説得されて二人は伊-507を離れる。二人の無事を見届けた後、普通の潜水艦と
なった伊-507はマリアナ海溝に自らを沈める(余談だけど、ここんとこは涙なしでは
読めません)。

太平洋を漂う二人。無線でラジオを傍受し、天皇陛下の終戦宣言を聞く。

===
最後は平成まで話が飛んで、アツコがお婆ちゃんになって、旦那(折笠)には先立たれた
けど、優しい孫達と一緒に海で遊んでいるところでおしまい。









| 新しいページ | 編集 | 差分 | 編集履歴 | ページ名変更 | アップロード | 検索 | ページ一覧 | タグ | RSS | ご利用ガイド | 管理者に問合せ |
@wiki - 無料レンタルウィキサービス | プライバシーポリシー | リンク元 | トラックバック