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魔法尺

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魔法尺



L:魔法尺 = {
 t:名称 = 魔法尺(アイテム)
 t:要点 = 99cm,偉大なる数直線,計算尺
 t:周辺環境 = 手
 t:評価 = なし
 t:特殊 = {
  *魔法尺のアイテムカテゴリ = ,,着用型アイテム。
  *魔法尺の位置づけ = ,,{武器,兵器}。
  *魔法尺の着用箇所 = ,,片手持ち武器。
  *魔法尺の特殊能力1 = ,,この棒は半導体である。
  *魔法尺の特殊能力2 = ,,この棒であらゆる計算を行うことができる。
  *魔法尺の特殊能力3 = ,,この棒は普段魔術によって隠されている。
 }
  t:→次のアイドレス = 物理計算(イベント),運命計算(イベント),第9階位への挑戦(イベント),計算猫(アイテム)



解説文

普段は魔術によって手の中に隠されているぞ!

それは夜明けを呼ぶただの棒である。
99cmの長さを誇り、描かれた数字と線は偉大なる数直線を形作っていた。
大昔の魔術師の武器であったそれは、遠い遠い年月を経て一人の男の下へと託される。
鮫のように笑い、己の為と嘯きながら拳を振るい続ける一人の番長の手に。

そもそもこの武器は何のために作り上げられたのか。
棒とは魔術師の武器である。剣のように切ることしか出来ないものではない。
その先であらゆるものを描くことが出来る。魔法陣、数式、文字、絵。
描かれたもので魔術師達はちょっとした魔術を起こしてみせる。故にその武器は切るだけの剣ではなく、あらゆるものを描き、作り出す棒であった。

この武器の特殊な点は二つ。
通常の計算尺のように計算に使える…いや、馬鹿にしてはいけない。
あらゆる計算を行うことが出来るこの特殊は、それこそ複雑極まりない化学式などの計算も行うことが出来るのだ。
更に構成素材が半導体となっているため、電撃を棒で受けると、そのまま棒の先から電流を流す、ということも出来る。
こちらの能力についてはまだまだ使い方の余地が考えられそうである。

さて、普段どのように使われているかと言うと―

管理番長小宇宙は手に魔法尺を握ると、くるくると回転させ始めた。
「角度、円周、厚さ、そして人数…」
回っていた棒が動きを止め、次の瞬間

「―計算完了」

見事に6等分されたケーキが、そこにはあった。

「いやー、助かった助かった。ありがとね」
「それはいいけど、子供達のケーキの分配でこれをわざわざ使う必要があったのかな…」
「いいのよ、だって上に乗ってる家の分け方が大変なんだし!」
「ああ、そうだね…」
そんな青狸夫妻の声を背に受けつつ、管理番長は今日も去っていく。
その尺に計算できないものはなし。

スタッフ

イラスト:はる
文章:高原鋼一郎

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