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 *カラテカ
 【からてか】
 
 ここではFC版『カラテカ』とGB版『マスターカラテカ』の二作品について解説する。
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 **FC版『カラテカ』
 |ジャンル|アクション|&amazon(B000068HZ8)|
 |対応機種|ファミリーコンピュータ|~|
 |発売元|ソフトプロ|~|
 |発売日|1985年12月5日|~|
 |分類|''バカゲー判定''|~|
 //本作は位置付けが非常に難しいので、あえてこういうタイトルにしました。
 **クソゲー?
  元はブローダーバンド社がApple II向けに開発したゲームで、空手家の主人公が婚約者を誘拐した悪の空手家やその部下達と戦うアクションゲーム。マシン性能の低いApple IIでありながらなめらかなアニメーションを実現した点が評価され、PC版はアメリカでヒットした。そこで「ファミコンに移植しよう!」ということになったのだが…、色々な面で他のアクションゲームに比べ見劣りのする作品になっていた。
 -グラフィックがチープで、金髪のはずの主人公やヒロインが白髪にしかみえない。
--敵と対戦を始めるとBGMが流れるが、低音で短いフレーズが流れるだけな上に暗い雰囲気であるため、あまり爽快感はない。
+-敵と対戦を始めるとBGMが流れるが、低音で地味かつ暗い雰囲気で抑揚がないため、あまり爽快感はない。
 -何よりスーパーマリオブラザーズ(1985年9月13日)の後に世に出たのが運の尽き。
 -と、ここまでならクソゲーといえるだろうが、この作品の世界観やシステム等は、本作の評価をただのクソゲーに終わらせなかった。
 
 **礼にはじまり礼に終わる
 -世界観
 --総じて外人から見た感じの歪んだ日本という印象が強い。
 --主人公は「南斗再試拳」の使い手。
 --ヒロインの名前が「マリコ姫」、悪の空手家が「アクマ将軍」。
 --チープなグラながら、背景の富士山、鳥居などの和風建築。屋内では何故か鷹が飛び柵が落ちてくる。
 --だがアニメーションだけは異常に滑らか。90年代の格闘ゲームでもここまでは動かないだろう。
 -礼
 --直立の状態でBボタンを押すと「&bold(){礼}」をする。
 --敵と出会ったとき、礼をすると向こうも礼をするのだが、実は「前もって礼をしないと敵が異様に強くなる」という隠し仕様があるため、このシステムを知らないプレイヤーにクソゲー扱いされる理由の一端となった。
 ---但し、半歩単位の間合いの取り合いや、連続ヒットを狙える連携といった攻略のセオリーが存在している。エンディングまで辿り付けたプレイヤーは、礼をしようがしまいが勝てるレベルには上達している筈である。
 -死にゲー要素
 --スタート直後、後ずさりをすると崖に落ちて一発死→ゲームオーバー。落下時専用のアニメーションが用意してある。
 --途中にある柵のトラップにはまると一撃死→ゲームオーバー。これを越えるタイミングは結構シビア。
 --構えの姿勢をとっていない状態だと、どんな攻撃でも一撃で倒されてしまう。
 ---ずっと走っていると、いつの間にやってきた敵に激突し一撃死→ゲームオーバー。
 ---扉に駆け込もうとしたら、ちょうど出て来た敵に鉢合わせて一撃死→ゲームオーバー。
 ---いざラスボス戦だ!と思ったら卑怯にも不意打ちを喰らって一撃死→ゲームオーバー。
 --などなど、すぐゲームオーバーになる展開が多く、逆にこれらを面白がるプレイヤーも多い。
 
 *結論
  理不尽なところはあるがクリア不能というほどでもなく、アクションゲームとしてはそれなりに遊べるので、クソゲーというよりはむしろ上記の要素からバカゲー扱いされることが多いといえる。
 -Apple II版を開発したジョーダン・メックナーは空手を習っていたことがあり、それが本作作成のきっかけとなった。この後彼はミリオンセラーを達成した「プリンス・オブ・ペルシャ」を開発。このゲームのアクションの細かさやタイミングのシビアさはまさにカラテカ譲りである。
 --もっとも、これも家庭用ハード(SFC)では「色々な面で他のアクションゲームに比べ見劣りのする作品になっていた」。やはりコンシューマという土俵では厳しかったのだ。
 
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 **GB版『マスターカラテカ』
 |ジャンル|アクション|~|
 |対応機種|ゲームボーイ|~|
 |発売元|新正工業|~|
 |発売日|1989年12月28日|~|
 |分類|''バカゲー判定''|~|
 **まさかのリメイク(?)
 -1989年に新正工業からGBで発売された、カラテカのリメイク的作品。
 --FC版と異なり、「ガード」と手裏剣等の「アイテム」の使用が可能になった。
 --さらにパワー・ライフ・スピードの三種類のパラメータの振り分けが出来るようになった。
 ---但し、スピードのパラメータを相当上げておかないとクリア出来ないという劣悪なバランスなのだが。
 ---スピードが高ければ攻撃の速度が正比例的に増大し、しかもキャラの移動速度も同様の変化をきたすため、非常に有利に展開できる。
 ---キャラの移動速度が速いと無限に出てくるザコ共の数を最低限に抑えられ、そしてボス格のキャラとの対戦では移動速度が遅ければ勝負にならない。
 --ビジュアル面に関しては、FC版よりは遥かにマシになっている。だが、元がチープ過ぎるので……。