弟切草 蘇生編
【おとぎりそう そせいへん】
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ジャンル
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サウンドノベル
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対応機種
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プレイステーション
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発売元
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チュンソフト
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開発元
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ネクセス
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発売日
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1999年3月25日
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定価
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4800円
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分類
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微妙リメイク判定
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ポイント
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早送り不可 相変わらず思慮を欠いている作者
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チュンソフトサウンドノベルシリーズリンク
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概要
サウンドノベルの元祖であるSFCソフト『弟切草』のリメイク版。
同社のサウンドノベル『かまいたちの夜』『街』と共に、『サウンドノベルエボリューション』シリーズの1つとしてリメイクされたが、発売されたのは3本の中で最後である。
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そのためシリーズは「2」→「3」→「1」の順に出た事になる。
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1度エンディングを迎えた後、再びプレイすることで、選択肢が増え新たな分岐が現れると言う、何度もプレイすることを前提としたシステム。
ストーリー(SFCと同じ)
主人公、公平と奈美は山道で車輌の奇妙なトラブルに見舞われてしまい、立ち往生してしまう。
深夜である上に誰も見当たらない山中で、大きな洋館を見付ける。
そこで激しい雨が降って来たため、二人は館に駆け込む。それが悪夢の始まりになる事も知らずに……。
SFC版からの主な変更点
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グラフィックは新規。格段に美しくなった。
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これにより、逆に想像する楽しみや恐怖が薄れた、という意見も。
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文章が全て新規に修正されている。
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主人公の視点によるシナリオの他、ヒロイン奈美の視点から見たシナリオ「奈美編」にザッピングできる。
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ピンクの栞の出現後、1度見たエンディングにもう1度辿り着くと、その続きを見る事ができる「どんでん返しエンディング」システムが採用された。
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これら追加シナリオは、本家同様長坂秀佳が執筆している。
長坂は『街』の総監督でもあり、本作には『街』の内容に因んだ小ネタも追加されている。
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説明書で長坂は「控え目に言って、30倍は面白くなっている」と語っている。なんの冗談か。
問題点
改善されなかった点
そもそもSFC『弟切草』は、史上初のサウンドノベルとして話題にこそなったが、元々システムに問題があった。
それをマイナーチェンジ程度でリメイクしたら不満が出るのは当然である。
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ムービースキップは可能になったが、テキストは一切スキップできない。
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クリアするごとにまた最初からやり直しになるため、同じルートを辿るのにスキップができないのは非常に痛い。
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速読み機能は一応有るが、条件を満たさないと使用できず、しかも攻略本を見ないとその機能の存在自体気付けない(ほぼ裏技)。
使っても表示速度がちょっと速くなるだけ。
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色んな話が入り乱れ、選択肢1つで他のシナリオに即移行するシステムのため、伏線? 一貫性? 何それおいしいの?状態に。
場面が切り替わると話がかみ合わないなんて言うのはザラである。
SFC当時は話題を呼んだが、かまいたちの夜や街、他社のノベルゲームが多数出た後となっては魅力的とは言い難いシステムとなってしまった。
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チャート機能がない(一応、1度選んだ選択肢は色が変わりチェックされる。また、分岐の仕方が複雑怪奇な本作では付けようが無いとも)。
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エンディングは無数にあるというのに、エンディングリストは無い。
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相も変わらず、選択肢で下世話なエロと面白くないギャグを連発。滑りまくっている。ホラーノベルだというのに、緊張感を大いに削がれる。
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以下の選択肢は、ある場面でヒロインの「私を愛しているか」という問いへの主人公の答えである。
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A「愛してる!オレのタマシイを見せたいくらいだ!」
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B「大スキだ!コイして!アユして!キスして!」
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C「オマエだけだ!新しいオンナができるまではな!」
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繰り返すが、これはホラーノベルである。主人公達は相当危ない状況に置かれている。それなのに、何?この選択肢。
追加要素における問題点
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ヒロインとのザッピングが、短い上に中途半端。
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ヒロイン・奈美の視点で一部のシーンを読めると言うものだが、主人公に比べてあまりに能天気であったり、
「お化け屋敷の舞台裏を見せられているようで興醒めだ」という意見も有り、賛否両論。
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奈美編の一部
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主人公:怪奇現象に怯えている 奈美:この危機を乗り越えれば二人の絆は更に強まると考えて浮かれている
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唐突に奈美が行方不明になるシーンがあるのだが、奈美視点でそのシーンを読むと、単純に怪奇現象が頻発するこの屋敷で、1人で出歩いただけだったりする。(もちろん出歩くきっかけは怪奇現象なのだが)
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舞台となる館の真相を知っているのかいないのか、怯えたり冷静だったりと、描写が一貫しない。
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SFC版も平仮名とカタカナを混ぜ書き(セリフ文に多い。「どうなッてんだ…!?」「うン…ヘンなの」など)している部分はあったが、書き直された際にこの路線がパワーアップ。
小説にとって文章は命とも言えるが、そのクセの強さが増した。
その後の展開
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本作の発売に合わせて、角川ホラー文庫から同名の小説が発売された。
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著者はやはり長坂だが、主人公が怪奇現象をみて戦慄した直後に何事も無かったかのようにスケベな妄想を始めるなど、
ホラーとエロとギャグのどれをやりたいのかわからない内容となっていた。
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この小説版の続編として、『彼岸花』『寄生木』という小説も発売され、3部作となった。そしてその『彼岸花』も後にゲーム化されるのだが…。
詳細は『彼岸花(PS2)』にて。