えりかとさとるの夢冒険
【えりかとさとるのゆめぼうけん】
| ジャンル |
アドベンチャー |

|
| 対応機種 |
ファミリーコンピュータ |
| 発売元 |
ナムコ |
| 開発元 |
アトラス |
| 発売日 |
1988年9月27日 |
| 定価 |
4900円 |
| 分類 |
クソゲー扱いされやすい良作
|
概要
擬人化された動物達の住む世界に迷い込んだ双子の兄妹、えりかとさとるが、謎のメッセージをきっかけに「時の冠」を探し求めるというメルヘンチックな世界観のアドベンチャーゲーム。
- えりか・さとるはそれぞれ独立して操作することができる(ただし、2人が別々の場所でイベントを同時に展開するようなことはない)。二人が合流した状態でないと発生しないイベントもある一方で、どちらか一人の状態でも進められるイベントもある。このようなシステムをとっているため、アドベンチャーゲームにしては珍しく
二人プレイ用モードが存在する
。
- 途中で動物に関するクイズ「ナゾザンス」があり、正解数に応じて後々役に立つアイテムが手に入る。正解数が振るわなかった場合はやり直し。
- 全6章。1章~5章はクリアに必要なフラグを成立させた状態で駅に行けば次の章へ進める。最終章はダンジョンで「時の冠」を探す。
謎解きが基本的に手探りかつノーヒントであり、序盤はゲームを進めるのがやや大変なものの、別段クソゲーというわけではなく、むしろよく出来たゲームである。また、カートリッジに独自の拡張音源システムを搭載しているため音楽がきれいであり、ときにファミコンとは思えないほどの美しいサウンドを展開するほど。
では、なぜこのゲームがこのWikiに載る羽目になったのか、というと……
もんだいてん てめェーだよ てめェー
2004年に入ってから、2chのレトロゲーム板の本作のスレッド(
みみずんのキャッシュ
)にて、とある隠しメッセージの存在が明らかになり、話題となった。
その内容は「エンディングであるコマンドを入力すると、「ひでむし」なるスタッフの辛辣な
愚痴メッセージ
が表示される」というもの。
「てめェーだよ てめェー」から始まるこのメッセージは、自分に迷惑をかけた仲間のスタッフたちを非難するような内容となっており、
「開発中に男と逃げた」「前の晩6回も××××したくせに云々」…
などという、口汚く卑猥な文章が伏字も何もなしに次々と表示される(後半には、逆に世話になったスタッフたちへの感謝のメッセージが表示されるが)。
- この隠しメッセージはゲーム公開当時には誰にも気づかれず、
およそ20年後に当時のスタッフのカミングアウトによって初めて存在が発覚した。
が、内容の過激さを考えると、ようやく今だからこそ明かせたメッセージである、ともいえる。
- ちなみにこのメッセージを見るための条件、気付くか! と言いたくなるようなもの。
リアルで一時間強待たないといけない
上に、それからさらに1Pと2Pのコントローラーで特定のコマンドを
同時押し
しないといけない。
- 参考:当時のスレの751で作られた
ファミマガ風のコラ画像
- 今となっては確かめる術もないが、メッセージの中には後の「真・女神転生」シリーズで名をあげることになるスタッフとおぼしき人物の名前も確認できる。(
隠しメッセージについてのまとめサイト
)
- なお、これは余談だが、ゲーム中に「アナタハ メガミヲ シンジマスカ?マモナク メガミハ テンセイシマース」という台詞を喋る神父が登場する。
- 後の女神転生シリーズのスタッフらしき名前の面々は、後半部分の感謝メッセージ部分に登場する。
- このメッセージを書いた張本人である「ひでむし」氏は既にゲーム業界から離れて久しいらしく、現在の消息は不明。
- このメッセージ中に登場するスタッフのひとりは2011年11月現在、
東京デザインテクノロジーセンター専門学校の講師
としてご活躍中である。
動物の国を舞台にした、メルヘンチックなゲーム本編の雰囲気とはまるで正反対のどす黒い発言。
これを見せられてしまっては、
元祖西遊記スーパーモンキー大冒険でデザイナーが仕込んだ隠しメッセージなど児戯に等しく感じることだろう。
あーすっきり…しねェんだよ そのごのてんかいだよ
- 上記の通りネットや書籍等ではモンキーと一緒に紹介されることが非常に多い。
- また某大百科では、ゲーム会社の厳しい労働環境を示すものとしてクソゲーのページに動画へのリンクが貼ってある。如何せんクソゲーと縁を持ちすぎてしまった。
- 当時は下請けの存在がほとんど伏せられており、アトラスもトーセもマイクロニクスも一般FCユーザには全くと言っていいほど知られていなかった。
- 某動画サイトでは、本作に関して子供にこんなものを見せるな! という批判があるが、上記の通り
これらのメッセージの存在が明らかになったのは近年になってから
であるため、的外れと言わざるを得ない。ちなみに見るための条件やコマンドも、「
一時間リアルで待つ
」「
規定のボタンを(一人では押しづらい配置で)同時押しする
」など難解極まるもので、現にゲーム中で表示させる条件が分かったのもメッセージが解析で発覚したあとにさらなる解析が進んだ末のことであった。
もっとも、本作は
モンキーと違ってクソゲーではないが
。