北斗の拳/北斗の拳 ~審判の双蒼星 拳豪列伝~

【ほくとのけん/ほくとのけん しんぱんのそうそうせい けんごうれつでん】

注意:ここではAC『北斗の拳』及びそのPS2移植版『北斗の拳 ~審判の双蒼星 拳豪列伝~』の両方を扱います。
アーケード版のタイトルは『北斗の拳』だけであり、記事にある副題は移植の際に新たに付けられたものです。



アーケード版

ジャンル ×格闘ゲーム
○世紀末スポーツアクションゲーム
対応機種 アーケード(ATOMISWAVE)
販売元 セガ
開発元 アークシステムワークス
稼動開始日 2005年
分類 バランスが不安定なゲーム
人によっては良作orクソゲー(賛否両論)
ポイント ゲームバランスまで世紀末
格ゲー? いいえ世紀末スポーツアクションゲームです
一人だけ格ゲーしているキャラがいる
変なところで原作愛が凄まじい
ジョインジョイントキィ
(クソゲーギリギリレベルの)バグだらけ
全てのキャラが無限コンボ可能
存在そのものがカオス
神ゲー(異論は認める)
北斗の拳シリーズリンク

概要

  • 「出たらクソゲー」で名高い『北斗の拳』を原作とする格闘ゲーム。本作はパチスロ『北斗の拳』で大ヒットを飛ばしたサミーが、意欲的にアーケードゲームを出していた頃に調子に乗って(?)一発企画した代物である。さらに開発がゲームバランスが不安定なことに定評のある(?)アークシステムワークスである。制作中に経営統合したセガに移管したためか、本作の純正筐体であるイーグレット3(タイトー製)の在庫をセガが大量に抱えてしまう羽目になった。
  • ACのロケーションで発売される格闘ゲームとしては初めての北斗ゲー(家庭用には存在したが、出来はお察し)であり、極端すぎるゲームバランスのせいで世紀末ゲーと揶揄される。また、後述のテクニック「バスケ」から転じて世紀末スポーツアクションと呼ばれる事も。

システム

  • 出場キャラクターは物語開始からラオウの昇天までに登場した10人が選ばれた。
+  登場キャラ
  • 操作はレバー+5ボタン(パンチ、キックの弱、強とブースト)という、ある程度オーソドックスなものになっている。ただボタン同時押しによる特殊な行動が多く、まずはそれを覚えないと勝負にならない。
  • 画面には「体力ゲージ」と「オーラゲージ(いわゆるパワーゲージ)」に加え、本作独特のものとして「ブーストゲージ」と「北斗七星ゲージ」がある。さらに対戦する組み合わせによっては「ガードゲージ(ガードによって減少し、なくなるとガードクラッシュして無防備になる)」も出現し、画面情報はやや多め。
  • 本作の最大の特徴といえるのが「ブースト」と「北斗七星ゲージ」である。
    • ブーストは通常技と必殺技をキャンセルして前方に高速で移動する技。ブースト使用にはゲージを有するため乱発はできないが、固め、連続技の発展、技の隙の軽減など汎用性が高い。本作の自由度の高さに寄与しており、その使いこなしは勝敗に直結する。
    • 北斗七星ゲージ(通称「星」)は初期状態では7つあるが、必殺技のカウンターヒットや「究極奥義(超必殺技に相当)」のヒットで一つずつ減少していき、相手のものをゼロにすると原作でお馴染みの死兆星が輝いて「一撃必殺奥義 *1 」が使用可能になる。ただし一部の例外を除いては1回の連続技中で星は3つまでしか奪えないようになっているため、ワンコンボでいきなり星が削り切られることはない。
  • 全キャラで空中ダッシュが可能であり、空中必殺技を持っているものも多いが、その最低高度に制限がなく、低空空中ダッシュ攻撃や昇り必殺技が強力な中段攻撃として機能する。
  • またガードにも通常ガードのほかアジリティガード(直前ガード)、オーラガード(ゲージを消費して行う強化版ガード)があり、状況による使い分けが必要な場合もある。ガードキャンセル技も搭載されているが、本作のガードキャンセル技は他格ゲーに比べかなり低性能に抑えられており、迂闊に使うと待ってましたとばかりに狩られてそのまま永久コンボに御招待ということにもなりかねない。


このようにシステムは昨今の格闘ゲームと比較しても複雑であり、人を選ぶものになったことは否めない。気軽に触れるキャラゲーといった感じではない。

問題点・賛否両論点

  • キャラが10人しかいない。昨今の格闘ゲームとしてはかなり少ない。
    • そのキャラ選択も、サウザーがいるにも拘らずライバルのシュウを切る(ちなみに南斗六聖拳の中で一人だけ省かれた)、ファン人気の高いジュウザやフドウ、及び人気悪役のアミバやウイグル獄長がいない、その割にマミヤがいる(格闘ゲームの紅一点は嬉しいものだが、『北斗の拳』に限って言えばそんな需要は無きに等しい)など謎が多い。
      • ちなみにシュウはサウザーステージの背景にちょこっといるだけ。クソゲーと名高い『北斗の拳7』には出演できているだけに、余計に謎である。
    • そして、なぜかハート(ゲーム中では一貫してハート様と呼称)がプレイヤーキャラとして使用可能。……ある意味では「解っている」のだが。
    • アーケードモードでは誰を選んでもラスボスは拳王で固定、かつEDも全キャラ共通デモと、どこか物足りない。
  • 『北斗の拳』の世界観にそぐわないスタイリッシュ感
    • 英語によるラウンドコール *2 、相手を壁まで吹き飛ばす「バニシングストライク」や相手を浮かせる「グレイヴシュート」などのシステム名は妙にスタイリッシュなものになっている。「他のゲームからシステムを流用したのでは?」という疑惑も。
    • ただし体力ゲージだけは『世紀末体力ゲージ』という若干はっちゃけた正式名称になっている。何故。
  • 激烈なコンボゲー
    • 普通にやっても3割~5割コンボは当たり前、即死、永久コンボも盛りだくさん。一撃必殺技は基本仕様として「連続技に組み込める」ようになっているため、最終ラウンドの決着は非常に速い。当然難易度も高く、インストに基本コンボが記載されるほど。とてもじゃないが、格ゲー経験のない原作ファンが気軽に手を出せるゲームではない。
    • 某所の言葉を借りるなら「ギルティギア(同社の代表作)ツクールで作られている」。それもそのはず、メインプログラマーは初代『GUILTY GEAR』製作に参加したメンバーなのだ。
    • 壁バウンド時と地面に叩きつけられた時に一定の追加ダメージが発生する仕様となっている為、壁を利用したコンボの火力が異様に高い。
    • 「決して地に膝など付かぬ!」と言っていたはずの拳王(ラオウ)様がしゃがみながら小パンをペチペチと入れる(主力コンボ)姿は原作ファンの笑いと涙を誘った *3
      • 元より「北斗の拳」は一撃必殺を信条とした必殺技が魅力的な作品なのだが、このゲームでは 見事に正反対となっている。
  • トキの異常な性能の高さ。
    • その強さを支えたのが必殺技「北斗夢想流舞(通称ナギッ)」。攻撃判定の発生しない移動技だが、「移動速度が瞬間移動に近い速さ」「あらゆる状態からキャンセルで出せる」「足元以外無敵」「動作後の隙はほとんど無し」「相手の裏に回れる」「バリエーション豊富で、地上から空中、空中から地上にも移動できる」など至れり尽くせりの性能で、全キャラ中トキのみが実質「共通システムであるブーストをゲージ消費なしで何度でも使える」というおかしなことに。これを駆使すると、コンボの火力や攻めの継続力、ガード揺さぶり能力がすさまじいことになり、中には一回守勢に回ったら脱出不能というキャラも。
      • おまけに一撃必殺技「北斗有情破顔拳」の性能も非常に高く、色々な状況から確定する為、一時期は 「北斗の死因の七割はスマイルビーム」 と揶揄された。
    • トキを選んだだけで捨てゲーされたりリアルファイトになったりするほどであり、「ジョインジョイントキィ *4 」や「命は投げ捨てるもの *5 」といった名(迷?)フレーズが生まれた。そのため、この作品以降に壊れたバランスのキャラが出てきたとき(『戦国BASARA X』のオクラや無印ガンガンのフリーダムガンダムなど)ネタとしてこの作品のトキが引き合いに出されることがある。
    • 結果、トキは『MVC2』の4強、『KOF2001』のフォクシー、『ジョジョ』のペットショップに並んで「格闘ゲーム史上最強の壊れプレイヤーキャラの一人」と称されることに。
    • 前述の北斗無想流舞はロケテスト版にも有ったらしいが、大半のプレイヤーはその危険性に気付く事はなかった。とあるプレイヤーが指摘して修正を訴えたもののスタッフに黙殺された、という噂もある。
    • そもそもロケテスト版はトキの異常さが目立たないほどに他のキャラが壊れていた。代表的なのがサウザーでコンボによる星取りに制限がなかったため、「星7つ奪取→一撃〆の即死コンボ」というコンボが合ったとか。
    • あまりの強さに一時は使用禁止キャラにしていたゲーセンもあったとか。
  • トキ抜きで考えても酷いゲームバランス
    • トキに次ぐ強キャラであるレイとユダも格ゲーの範疇を超えた性能を持っており、トキに並べるほど強い。他のキャラとは五分以上~大幅有利。下位4キャラ相手には6:4~9:1のダイヤをつけている。
      • 「仮にトキが弱くてもレイ一強(orレイユダ二強)でクソバランスなのは変わらない」とも言われている。

評価点

  • バランスは凄まじく酷いが、一方でゲーム的な部分で評価できる点も多く持っている。
    • 一撃必殺技を実用的かつバランスを崩さないレベルに調整して実装したことや、ブーストによる自由な立ち回り、ワンチャンスからの番狂わせなど、「クソゲー」と切り捨てるには惜しい点が多々存在する。
  • 原作再現度が非常に高い。
    • 各種モーションやボイスは原作漫画及びアニメ版で描写されたものをとにかく細かく拾って来ており、丁寧に再現している。アニメ版からのモーションも原作のモーションと併せても違和感無く仕上がっており、原作愛が感じられる。 *6
      • 原作には無かった、また不発で描写が無かった技のモーションに関しても、ほぼキャラクターのイメージに合ったものに仕上がっている。
      • 原作再現のためだけに作られたようなドット絵のパターンやモーションのバリエーションも妙に豊富に作りこまれている。
      • ボイスの使いどころも適切である。
    • 豊富かつ原作を意識したものとなっているキャラクターの別カラー、特殊な掛け合い、特殊なやられ、地味ながらも細かく原作を意識したステータス調整 *7 など、キャラは少ないながらも原作愛のあるゲームとして認知されている。
    • ジャギの対シン専用技「今は悪魔が微笑む時代なんだ!」や実際に三択問題をさせる「俺の名を言ってみろ」、シンの自殺技「おまえの拳では、死なん」など、原作再現かつロマン溢れる技も魅力。
    • 絵も非常に気合が入っており、ハイクオリティなグラフィックのケンシロウ達を操作できる事も嬉しい。ただし原作準拠ではなく東映アニメ版準拠である点は賛否両論。
    • 声優陣もほぼオリジナルキャストを起用し、非常に気合の入った掛け声でゲームを盛り上げてくれる。
      • ケンシロウとレイのみ都合により代役となっているが、ケンシロウは一聴しただけでは分からないほど神谷明氏の声質に良く似ており、故・塩沢兼人氏に代わってレイを演じる千葉一伸氏も、キャラクターをよく理解した名演技を披露している。なお、ジャギ役の戸谷公次氏はこのゲームの稼動開始から程なくして逝去。ジャギを担当した最後の作品となった。
  • BGMも好評。ただしサントラは未発売。

世紀末到来に至るまで

  • 稼働直後は原作再現部分は評価されたものの「トキ一強の糞バランス」とゲーム面では酷評された。
    • 格闘ゲームのチャンピオンシップである「闘劇」の2006年度の種目にも選ばれたが、出場者の半分近くがトキ、そして優勝者もトキ。
      決勝戦は劣勢の状況から「リバーサル刹活孔→北斗有情破顔拳」という美しいまでのテンプレ決着であり、トキ敗退を願っていた観客たちが静まり返ったのは言うまでもない。
    • こんな有様であるため大半のプレイヤーからはそっぽを向かれてしまい、インカムも振るわずロケーションからは次々と撤去。そしてそのまま数あるクソゲーの一つとして忘れ去られるものと思われていた…。

 

  • しかし逆境の中でもやりこみを続けたプレイヤー達により、「バスケ *8 」と呼ばれるテクニックが開発されたことで状況が変化。
    • バスケの研究で全キャラが永久・即死コンボを持つようになり、さらにバグ技や細かい仕様などが発見されたことで、ほぼ全キャラクターにどこかしらおかしな強さがある事が明らかに。
  • その結果「トキ一強のクソゲー」から「壊れたレベルで均整が取れているゲーム」として評価し直され、「ワンチャンスを活かせるプレイヤースキルさえあればキャラを選ばず勝てるゲーム *9 」として認知されるようになった。
    • そして現役プレイヤー達の間では、今なお非常にレベルの高い戦いが繰り広げられている。
  • そして再評価の追い風を受け、闘劇'08の種目に再び選ばれるという異例の事態に。
    • ルールも「筐体に影響のあるバグ(バグ昇竜など)以外は全部使用してよし」という準世紀末なもの。キャラ差が圧倒的に大きいゲームであるにもかかわらず全キャラが予選を突破し、 *10やり込みは裏切らない」を体現した大会となった。
  • 決勝は「06大会優勝者のトキVS現全一プレイヤーのレイ」というドラマティックな組み合わせとなり、激戦の末レイが勝利。優勝者はもちろん「'06大会は運勝ち」と揶揄されながらも再び決勝まで登りつめたトキ側にも惜しみない称賛が贈られた。
    また、ジャギがこのゲーム随一の不利な組み合わせ(ダイヤグラム1:9とも0.5:9.5とも)であるユダ戦で1ラウンドをもぎ取る、ハート様がベスト8に2人も残るなど、色々と熱い戦いを残した大会となった。

総評

  • これまでの記事を読んでわかるように、このゲームは非常に複雑な経緯を持つ作品である。
    複雑なシステムや操作性のなすハードルの高さ *11 、前述の圧倒的なゲームバランスの悪さにより初心者同士or修羅 *12 同士でないと対戦を楽しめない仕様などから、人によって合う合わないが激しく分かれるゲームであり、決して万人向けのゲームとはいえない。
    • だがハマればとても面白いという声も少なからずあり、現状では「面白いクソゲー」という評価が一般的である。
  • 破綻しきったゲームバランスは酷すぎるorクソゲーすぎるの一言に尽きるが、万遍なく酷いせいで逆にバランスが取れている」という希有な事例であり、「やりこみを重ねに重ねたプレイヤー達によって、クソゲーから良ゲーに生まれ変わった(?)タイトル」の一つと言えるであろう。
    • 「本当に良作なのか?」という問いに対し断言するのは死んでも無理だが…。
  • 一撃必殺奥義やワンチャンスからの即死コンボによる一発逆転、バグによる奇妙な挙動、原作の再現性、そして何より修羅達のぶっ飛んだ言動によって、対戦動画を見る分には多くの人が楽しめる。
    • 実際、動画サイトにアップロードされている大会動画はかなりの再生数を叩き出しており、「見る専」の人間には非常に優しいゲームである。
    • また、いわゆる「対戦の実況解説」を広く認知させたことも大きな功績であり、何だかんだで格ゲー界に新風を吹き込んだゲームとして語られることも多い。
      • これを受けてか、闘劇'08では大会動画の実況で有名だったプレイヤーにオファーを出し、実況を行わせている。

余談

  • 闘劇'08の参戦作品において、唯一試合内容を収めたDVDが発売されなかった *13 。後に『アルカディア』の付属DVDに収録された試合でも最後の「テーレッテー」がカットされて無音になっている *14 など、版権問題に泣かされた作品としても知られている。
  • このチームは後に『戦国BASARA X』という格ゲーを作る。だが北斗の反省はまったくされていなかったようであり、悪い意味でさらにぶっ壊れたバランスになってしまった。トキをも上回る最強の緑黄色野菜、オクラ(毛利元就)や北斗以上に永久コンボが跳梁跋扈する対戦風景は数々のプレイヤーたちを戦慄させ、北斗同様格ゲーの枠を超えたスポーツアクションゲーム(通称戦国陸上)として認知されている。
  • 下記移植の事情も相まって、稼働開始から6年たっているものの、業者向け専門雑誌アミューズメントジャーナルの「ビデオゲーム店舗貢献度ランキング」で今なお20位以内の常連タイトルになっている。

PS2移植版

ジャンル ×格闘ゲーム
○世紀末スポーツアクションゲーム
対応機種 プレイステーション2
発売元 セガ
開発元 アークシステムワークス
発売日 2007年3月29日
定価 7,140円
分類 劣化移植判定
ポイント 修正したら劣化移植に

そんな紆余曲折の末、一周して高い評価を得ることになったAC版『北斗の拳』だが、その家庭用は移植度が低く、評判は悪い。

AC版からの追加点、変更点など

  • 家庭用追加モード
    • 「ヒストリーモード」と呼ばれる、原作でのシチュエーションを再現するモードが追加された。ゲーム中に原作のシーンを再現すると、その画像が見られるようになる。が、この再現シーンの画像がゲーム内の画像の使いまわしで構成されており、原作の絵や書き下ろしの絵を期待していたプレイヤーから不満があった。
  • AC版との差異が多い。
    • ユダの仕様が変わっており、AC版とプレイ感覚が違ってしまう。AC版のユダ使いが少ない一因。
      • ユダは部下を召喚して戦うキャラクターなのだが、その部下の召喚される位置がAC版と違うため、同じような感覚で技を使えない。そのため家で練習してもいざACでやると仕様が違うため、練習にならないどころかそのせいで感覚が狂うことになる。
    • ユダだけでなく、サウザーの「鳳凰呼闘塊天」(サウザーのスピードを一定時間上げる技)も効果時間が異常に短くなるといった地味な変更がされている。
    • ステージの横幅が狭くなっているため、運び距離が長い一部のコンボで繋ぎのタイミングが変わる。
    • AC版にあったバグをいくつか取り除いてしまっている。おかしな話だが、本作ではバグ利用も立派な戦術なのである。筐体をKOしてしまいかねず、闘劇でも禁止行為に指定されたレイの「バグ昇竜」はともかくとして、汚い(褒め言葉)などと言われつつもシンの戦術の一つになっており闘劇でも使用が認められていた「ムテキング」の修正は残念だとする声も多い(一応練習は出来るが、成功したかの確認ができない)。
    • また、AC版に存在したラグや処理落ちが無いので、AC版とプレイ感覚が異なることがある(特にラオウ)。
    • しかしトキのナギッからの即死やレイの嫌らしい強さは家庭用でも健在。トキ使いやレイ使いが多いのもこれが関係しているかもしれない。
    • 原作再現要素が一部カット(ハート様の象徴「ひでぶっ」が「いてぇよ~」に変更 *15 など。
  • BGM、音声の不具合。
    • 一部効果音の音量が変更されていたり、削除されていたりする。
    • SEが鳴らないことがある。これまたユダに顕著。
    • FATAL KO時のBGMがたまに音飛びする。
    • これらの現象のうち、一部はPS2でのみで発生する。

これらの不具合はベスト版でも修正されていないため「完全移植版を出して欲しい」という声が根強い。

総評

AC版がでてから2年以上経過した後の移植なので、元々移植する予定がなかったようだ *16
仮にAC版がクソゲーだったとしても劣化移植には変わりないのだが、その場合は「(バグも含めて)完全移植して欲しい」という声は出なかっただろう。そういう意味でも奇異なゲームである。バグの修正ありなしモードを切り替え可能だったりしたら、もう少し評価は上がっていたかもしれない。





*1 ヒットすると、体力に関係なくそのラウンドを奪取する。使用にかなりの制約を受ける代わりに、大半のキャラでコンボに組み込むことが可能(というよりコンボ以外ではまず使われない)。

*2 開始時のアナウンスは「THE TIME OF RETRIBUTION!! BATTLE 1 DECIDE THE DESTINY!!」。どちらかというと『戦国BASARA』向きのような気がするが、そちらでは普通に「ROUND 1 FIGHT!!」。何故。

*3 一応フォローしておくと、原作で死闘の果てに力尽き膝を付いたケンシロウに対し長兄としての意地を張った際の台詞であり、別に膝を付かない事をポリシーとしているわけではない。実際、原作でも膝を支えに体勢を取ったりもしている。

*4 選択時の効果音に由来する、トキを選択されたときの絶望感を表す言葉。

*5 勝利メッセージ「命は投げ捨てるものではない…」を途中でキャンセルするとこうなる。

*6 ただ、あまりにも丁寧に拾って来ているせいで「ユダが空中から鏡を出現させて割る」など妙な挙動も一部ある。

*7 秘孔ダメージ硬直の少ないサウザーやハート様、必ず相殺する南斗獄屠拳と北斗飛衛拳、等々

*8 永久コンボの一種。その様相がバスケットボールのドリブルのような状態に見えることからこう名付けられた。ただし喰らっている側は凄まじく退屈な為、賛否両論である。

*9 しかしジャギだけは最弱キャラの位置に君臨し続け、「ジャギ一弱」「まともな格ゲーをしてるのはジャギだけ」とまで言われるようになってしまった。それでもジャギを使うプレイヤーもおり、大会でも活躍している。20分を越える長さのバスケコンボ集動画が投稿されるなど研究も進んでおり、少なくともコンボ面ではまともと言うには果てしなく怪しくなりつつある。

*10 ちなみに、トキゲー時代の'06でもしっかり全キャラが出場している。

*11 上述した『バスケ』を実践投入するには、それこそ修羅レベルのやりこみが必要となる

*12 このゲームの上級プレイヤーを指す呼称。前述の通りハードルが非常に高いゲームであるため、上級者を『修羅』、初級~中級者を『モヒカン』、初心者を『種籾』と原作にちなんでランク分けし、初心者狩りが行われないよう配慮された。

*13 2008年は北斗25周年だったために北斗の版権料が銭ゲバクラスの圧倒的高値になっており、DVDがよっぽど売れないと利益が出なかったため。

*14 JASRACに払う著作物使用料をケチったため。

*15 「ひでぶっ」の音声データはゲームにちゃんと入っているため、カットというよりプログラムミスと思われる。

*16 同社の他の格ゲーは大体半年程度で移植されている。