絶体絶命でんぢゃらすじーさん ~史上最強の土下座~

【ぜったいぜつめいでんぢゃらすじーさん ~しじょうさいきょうのどげざ~】

ジャンル アクション
対応機種 ゲームボーイアドバンス
発売元 キッズステーション
開発元 六面堂
発売日 2003年9月26日
価格 4,800円(税抜)
分類 バカゲー判定
ポイント 自称クソゲー
でも実は原作もこんなノリ

概要

  • ハチャメチャで不条理な世界観(でもたまの長編は本気で泣かせにくる)で人気を博し、2000年代以降コロコロのトップをデュエルマスターズとともに走り続ける曽山一寿作「絶体絶命でんぢゃらすじーさん」(現在はリニューアルし「でんぢゃらすじーさん邪」)をゲーム化したもの。
  • ストーリーは世の中の危険から身を守る方法を教えることが生き甲斐の主人公「じーさん」が、突如地球に侵攻してきた宇宙人「みょみょみょ星人」から世界各国(といっても7箇所だけだが)の都市を守り、侵略を阻止するといったもの。

特徴

  • オープニングのムービーで本編と殆ど関係の無い映像が流れ、途中で「来年発売予定! お店で予約じゃ!!」と締めくくろうとする。じゃあこのゲームは何だ。
  • プレイヤーの想像を超えた(斜め上にぶっ飛んだ)操作性やゲーム性。
    • 決定キーがAボタンではなくRボタン
      • 説明書無しでは始めることすら困難。ある意味マニュアルプロテクトの1形態…な訳はない。
  • ストーリーの展開を左右するのは後述のミニゲーム。
    • 基本的には勝利しないといけないが、負けても大丈夫なものもある。
    • 一度ストーリーでミニゲームが登場すれば、その後はミニゲームモードで自由にプレイできる。ただし、ルールは若干異なる。
  • 物語の内容を無視したクリアが可能
    • 前述の通り、主な目的は侵略の阻止なのだが、阻止しなくてもストーリーにはそれほど影響しない。
    • それどころか、わざと侵略させないと発生しないイベントなども存在する始末。
    • ラスボス戦が最速約2秒で終わる。さらにラスボスに勝たなくてもエンディングに行く
    • 事件を解決せずに即町を抜けることも出来るため、最短約10分でエンディングに辿り着ける
  • マトリックスシステム
    • ミニゲームの結果とストーリーの進め方により、じーさんが25種類の異なる姿に変身する。
    • ミニゲームに勝つと「かっこいい」負けると「面白い」、侵略阻止に成功すると「良い」失敗すると「悪い」方向に変身していく。
      • 「かっこいい」を極めるととてもギャグマンガには見えない姿になる。
      • しかし、そんな「かっこいい」の中にもハイレグ水着姿の、かっこいいというよりはキモい「ハイレグじーさん」や、その名の通り不気味なほどにリアルで、何故か生首の「リアルじーさん」などがあったりする。
    • 能力やミニゲームの結果によっては滅茶苦茶なストーリー展開になる。
    • 能力によってはミニゲーム開始直後に操作する間もなく敗北確定、または無敵状態になり絶対にクリアできたりする。それ以外にもいい意味でも悪い意味でも能力一つでゲーム難易度が激変することがある。
    • 更にじーさんの姿はエンディングにまで影響する。苦労してラスボスを倒したのに紆余曲折の末まさかのバッドエンドなんてことも…。
  • 通信対戦専用ミニゲームとして「ジャンケン」ができる。
    • まずこのゲームを他に持っている人が身近にいるかどうかが怪しく、それ以前にジャンケンだけなら現実ですればいいだけの話である。
  • SEがものすごく独特。オナラみたいな音とか悲鳴とか。
    • 「ちょりーん」「なすーん」とかに至ってはは言葉では説明不可能。実際にプレイして聞いてください。

ミニゲーム

  • 全11種類。前述の通り能力によっては難易度が激変する。
    • もう釣りまくりじゃっ!!
      • 釣りゲー。ゲージを止めてルアーを投げる距離を決め、その後タイミングを合わせて釣り上げる。
      • やってみるとわかるが結構難しい。特に一番遠くに投げるとシビア。(ただしシナリオでこれをクリアしないと負ける場面はない)
      • じーさんによってはとんでもないものが釣れる。
    • 恐怖!大根攻めじゃっ!!
      • 連打ゲー。Aボタンを連打して大根を食べる。
      • ストーリーで一番最初に挑むことになるゲームなのだが、その際開始直後に「3秒で225個食え!」とか無茶な要求をされる。高橋名人でも無理である。
      • 食べているうちにじーさんの顔が青ざめていき、更に食べると喉を詰まらせてタイムロスとなる。つまり、如何に詰まらせずに多く食べられるかが攻略の鍵。ちなみに、一度でも詰まらせるとじーさんの傍らに意味深なバケツが登場する
      • じーさんによっては押しっぱなしで高速で食べれたり、喉に詰まると即ゲームオーバーになったり、手がないのでそもそも1個も食べれなかったりする。
    • じーさん 危機一髪じゃっ!!
      • 記憶力ゲーム。ゲーム開始直後に爆弾(もしくはウ○コ)の位置が示され、それらを避けてゴールまで導く。
      • 数がそんなに多くないので割と簡単。じーさんによっては一度だけ目の前の安全を確認できたり空を飛んでるので無敵だったりもする。
    • サッカーボールでウハウハじゃっ!!
      • リフティングゲーム。ボールの下に向かってボールを蹴り続ける。
      • じつは通常プレイではお目にかかれないレアなゲーム。
      • じーさんによる違いはそんなにない。一部のじーさんは体がないのでヘディングになるが。
    • ジャンプジャンプで大冒険じゃっ!!
      • 世にも珍しい左スクロールアクション。ゴールはなぜか青いポリバケツ。
      • コースは全3種類。その内一つはまさかの強制スクロール。ミニゲームではプレイできないので死んで覚えるしかない。
      • 初めは顔だけの状態で、転がって移動する。不気味…。
      • 途中に現れる「なぞ」ブロックを叩くと現れる大根を取ると手足が生えてパワーアップ。一回だけダメージを無効化できる。
      • 敵は「クリボーっぽいの」「ノコノコっぽいの」「パックンフラワーっぽいの」の三種類。あくまで行動パターンがそれっぽいだけでデザインはゲーム中はおろか漫画本編にも登場しない奇天烈なもの。
      • ここまで読めば分かるだろうが、明らかにマリオのパクリ
      • 「クリボーっぽいの」はこちらのジャンプに合わせて急上昇してくることがある。とんだ初見殺しである。
      • じーさんによってはパワーアップ中手に持った武器で直接敵を攻撃できる。
      • 死ぬと断末魔が響き渡る。さらに敵に当たって死んだ場合、魔界村のアーサーばりに白骨化する。でも元が元なのでむしろ笑える。
    • リズムをとってプップップ~じゃっ!!
      • 左右から流れてくるアイコンに合わせてリズムをとるゲーム、オナラで。
      • じーさんによってはダミーアイコン「天使(?)」が流れてくるがそれを含めても三種類しかアイコンがないので楽勝…
      • かと思いきやシナリオでは鬼門になるゲームだったりする。理由は「ワンミス=即ゲーム終了」というリズムゲーにあるまじき仕様のため。
    • 跳び箱で飛ぶのじゃっ!!
      • 跳び箱に乗って宇宙人を撃墜する横シューティング。なぜ跳び箱が飛ぶのかは原作を読んでください。
      • 敵が一切弾を撃たずやる気なさげに体当たりしてくるぐらいというクソっぷり。ただしこちらを追尾してくるメカは少し厄介。
      • じーさんによってはオプションがついたり、武装が貫通するレーザーになったりするが、パワーアップはなし。
      • さらに一部のじーさんは跳び箱に乗らず、武器で直接戦う。もはやタイトル関係ない…。
      • ラスボスともこのゲームで戦うがなんとラスボスの攻撃手段も体当たりのみである。世にゲームは数あれどラスボスの攻撃方法が体当たりだけというのはそうそうないだろう。
    • パズるんじゃっ!!
      • 一風変わったパズルゲーム。野菜(大根、トマト、ナス)を3個以上並べ、それを指定されたキャラのブロックと隣接させて消す。
      • 「ワリオの森」に少し似ているがかなり独特。というか普通に面白い。
      • ミニゲームでは消した数が増えるほどブロックの落下スピードも上がる。
      • じーさんによっては二個繋げるだけで消えたり四個以上繋がないと消えなくなったりする。
    • つぶすのじゃっ!!
      • ボンバーマン風の対戦アクション。ただし攻撃手段はブロックを押して相手を潰すこと。
      • ミニゲームモードでは残ったブロック数がスコアになる。
      • じーさんによっては持っている武器で直接攻撃したり、地雷を設置したり出来る。
    • ドライブぶ~ぶ~じゃっ!!
      • レースゲーム(?)。前を走っている相手を追い抜けばクリア。
      • 星を取るとターボがかかり、ウンコを取ると減速してしまう。
      • じーさんによってはブレーキが利かなくなったり、AB同時押しでエンストしたりする。
    • 真剣勝負じゃっ!!
      • じーさんごとに用意された二種類の技を駆使して相手の体力を削るバトルゲーム。
      • 技ごとにコマンドが用意されており、素早く入力すると技の威力が高まる。
      • じーさんによってはとんでもない技が使える。(極端に少ないコマンド入力で大ダメージ、一撃必殺、自爆技など)
      • ぶっちゃけポ○モン
      • 唯一ミニゲームモードに登録されないミニゲーム。

評価点

  • マルチエンド式。グッドエンド・バッドエンドに関らずどれも「じーさんらしい」と言える笑えるものが多い。
    • しかし隠しエンド(通称小林エンド)は感涙物…?
      • かと思いきややっぱり最後でひっくり返す
  • じーさんの変身形態には原作に登場したものも本作オリジナルのものもある。
    • どれもなかなか面白い。
  • ストーリーと関係するところから全く関係ないところまで、あらゆる場所でギャグを絡めてくる。
    • 上に同じく原作のネタもあれば、本作オリジナルのものもある。
    • 侵略を阻止したか否か、日付、じーさんの姿などで起こるイベントや会話の内容が変わったりと、意外に細かい。

問題点

  • エンディングの分岐条件がわかりにくい。
    • おそらくじーさんの変身と侵略阻止の可否が影響しているのだろうが…むしろ方法がわかっていれば隠しエンドの方が出すのがラク。
    • というかエンディングを見終わってももう一度確認する「ギャラリー」のようなものがないためいまいち集めてる感がない。
  • エンディングが8割方バッドエンド。
    • といっても基本ギャグ展開なのでいらつく人はあまりいないと思うが。
  • インターフェイスがこなれていない。
    • 特に会話スキップがないのが痛い。何度も繰り返してプレイするタイプのゲームなのにこれでは…。
  • 基本的に難易度は低い…が「パリ」だけ異常に難しい。
    • 理由は「リズムをとってプップップ~じゃっ!!」が強制プレイとなりミスると即座に防衛失敗となるため。

総評

  • このようなことから作者自らクソゲーと暴露した希有なゲームだが、そもそも原作自体がこのような滅茶苦茶で出鱈目な作品であるため、原作通りのキャラゲー。
    • でも結構遊べるゲーム。
  • こんな内容にも関わらずコロコロの「発売中ゲームで欲しいゲームランキング」で3ヶ月間1位を保持する記録を達成した。

余談

  • その後、じーさんのライバルキャラである校長を主人公に差し替えた事実上のスピンオフ作品が発売。タイトルは『絶体絶命でんぢゃらすじーさん 泣きの1回 絶対服従ばいおれんす校長 ワガハイが1番えらいんじゃい!』。長い。本作のスピンオフだけあって負けず劣らずのクソゲーである。発売当時はコンシューマーで一番長いタイトルのゲームで、発売予定リストでは2行使って書かれていた。
    • また、この作品とスピンオフ作品「ワガハイが一番えらいんじゃい!」を通信させるとスピンオフ側で隠しキャラが出る。
    • ちなみに現在の最長タイトルは2007年発売の『SIMPLE DSシリーズ Vol.14 THE 自動車教習所DS ~原動機付自転車・普通自動二輪・大型自動二輪・普通自動車・普通自動車二種・中型自動車・大型自動車・大型自動車二種・大型特殊自動車・けん引~』である。
  • また、この後もGBAで2作、DSで1作作られている。DSに至ってはクソゲー以上の「ダメゲー」を自称しており、コロコロコミック200ページ分にも及ぶ漫画も収録されている。
  • エンディングのBGMのイントロがまんま「男はつらいよ」である
  • 「跳び箱で飛ぶのじゃっ!!」のBGMが宇宙戦艦ヤマトのオープニングに酷似している。
  • 変身形態の一部にはパロディが存在する。例えば「勇者じーさん」はドラゴンクエスト3の男主人公に似ており、「スーパーじーさん」はどう見てもアメコミのスーパーマンである。また、「デュエルじーさん」は同誌の人気漫画「デュエルマスターズ」の主人公「切札勝舞」のコスプレ(?)である。
  • パリ初日ではどう見てもルパン三世な「ルパン」というキャラが登場し、話しかけると何故かかくれんぼを申し込まれる。上のパロディと言い、本当に大丈夫なのだろうか。
  • エンディングの途中で作者の曽山一寿が登場しメッセージが表示されるのだが、表示スピードが速すぎてまともに読めない上にその内容がまたこっぴどい。えりかとさとるの夢冒険元祖西遊記スーパーモンキー大冒険に比べれば遥かにマシではあるが…。
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    • 作者のメッセージに気を取られて気付きにくいが、よく見るとスタッフロールにも「バカつぼ」「マスエロ」などおかしな名前が入っている。