注意:ここではゲームボーイアドバンスにてリリースされた、スーパーファミコンからの移植作「スーパードンキーコング2」「スーパードンキーコング3」の二つを紹介しています。両者共「劣化移植」判定ですが、劣化部分の意味合いが違います。
スーパードンキーコング2
【すーぱーどんきーこんぐつー】
| ジャンル |
アクション |

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| 対応機種 |
ゲームボーイアドバンス |
| 発売元 |
任天堂 |
| 開発元 |
レア |
| 発売日 |
2004年7月1日 |
| 定価 |
4,800円 |
| 分類 |
劣化移植判定
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ドンキーコングシリーズ・関連作品リンク
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概要
1995年にSFCで発売された『
スーパードンキーコング2 ディクシー&ディディー
』のリメイク作品。基本システム・ステージ構成などは原作のままだが、フィールドマップやコングファミリーのグラフィックなどが書き換えられていたり、ミニゲーム・ボスなどの追加要素がある。
問題点
音楽の大幅劣化
- GBAの音源を考慮に入れたとしてもあまりに出来が悪い。『ドンキーコングランド』(GB)の方が頑張っていたと言われるほどである。
- OPの演出がSFC版に比べて超ショボいうえに社名ロゴが飛ばせない。使われていたBGMも当然削除されている。
- ステージ『ランビといっしょ』でキングBから逃げる際に流れる曲が「ラン、ランビ、ラン!」ではなく、何故か『スクリーチレース』でレースの際に使われる曲である「バッドバードのラグ」になっている。劣化が激しいので差し替えられたのかと思いきや、
サウンドテストではちゃんと収録されている。
- ディディーやディクシー、敵キャラクターのボイスが差し替えられており、SFC版のプレイヤーは違和感を感じる。
謎の追加ボス
- SFC版ではイベントが起こるだけだった「さいかい!ドンキーコング」になぜか「ケロゾーン」というボスが追加された。このせいで「さいかい!ドンキーコング」という名前にもかかわらずドンキーは一瞬たりとも登場せず、なぜ最終エリアに行くのかが分からなくなってしまった。
- 下の動画を見ていただければすぐに分かるが、「世界観に合わないデザイン」「弱い」「ネーミングセンス皆無」と三拍子揃って不評。
- グラフィックも微妙で、ダメージ時の動作はデス様OPに出てくるアレを彷彿とさせる。
- 戦闘前後にクランキー・キャプテンクルールとの会話シーンが追加されているのだが、これも正直ジャマ。
改善点
- OPによるストーリー導入部が追加されたことで、ドンキーがどのような形でさらわれたのかが分かる。
- リンクリーやファンキーの所に行かなくても、いつでもセーブやワールド移動が可能になり、バナナコインを消費する必要もなくなった。
- セーブ時に残機数とバナナコインの枚数も保存されるようになった。
- 『ロストワールド』は、各ワールドで一度ステージを出現させておけばどのワールドから入っても出現させたステージをプレイできるようになった。
スーパードンキーコング3
【すーぱーどんきーこんぐすりー】
| ジャンル |
アクション |

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| 対応機種 |
ゲームボーイアドバンス |
| 発売元 |
任天堂 |
| 開発元 |
レア |
| 発売日 |
2005年12月1日 |
| 定価 |
4,800円 |
| 分類 |
劣化移植判定
|
概要
1996年にSFCで発売された『
スーパードンキーコング3 謎のクレミス島
』のリメイク作品。『2』同様、基本システム・ステージ構成などは原作のままだが、一部のグラフィックやBGMが変更され、ミニゲームと新規エリア・ボスが追加されている。
問題点
事前告知なしのBGMの総入替
- GBA版『2』で曲の質が著しく低下したことからBGMが総入れ替えされた
(*1)
のだが、そのことをまったく告知していなかったため旧作をプレイしていたファンから不評を買った。それだけならまだしも、そのほとんどがステージの雰囲気に合わず浮いてしまっている。
- 特に森林ステージの曲が明るいポップス調のものに変えられたことで、高難度で有名なステージ『ハラハラのこぎり』の雰囲気が台無しに。
「ニコニコのこぎり」「楽しい森林伐採」
と揶揄されている。
- そのほかには雪原ステージ、絶壁ステージの曲が批判の対象に挙げられ、それぞれ
「ヨロレイヒ遊園地」
(雪原)、
「命懸けのピクニック」「ファイヤーロープピクニック」
(絶壁)と呼ばれている。
- このゲーム最大(?)の隠し要素であるバナナクイーン。SFC版ではその姿にふさわしい神秘的な専用曲だったのに、GBA版では
クマと同じ曲
に。
- ラスボス専用曲を削除しておきながら、通常ボス曲は無駄に2曲用意されている。
- ただし、曲そのものはいずれも名曲である。SFC版『1』『2』と同じDevid Wise氏が作曲しており、氏が得意とする環境音を織りまぜた綺麗な音色はGBAにしてはかなりの高品質。特に水中ステージと滝ステージの曲は評価が高い。
効果音・ボイスの差し替え
- 今作でも効果音が差し替えられているのだが、敵のボイスを中心に妙にリアルな音や海外アニメで使われているような効果音が選ばれているため、日本人には違和感を感じるものが多い。
- 特に「オランガタンガ湖」のボス・ベルチャのゲップの音は、『MOTHER2』のオエップやゲップーを思い出させる気持ち悪いものになっている。「最強の双子」ことカフ&クラウトの声も酷い。
- 主人公2人のボイスも変更されているが、ディクシーは『ドンキーコング64』のタイニーの使い回しであり、ディンキーの声もリアルな人間の子供の声に差し替わっている。特に後者はチョイスが拙かったのか非常に耳障りなものとなっている。
- 「ゆきやまK3」のボス・ブリークの声がなぜか『ドンキーコング64』のチャンキーの使い回し。しかもチャンキーには笑い声がないせいで、攻撃が第二段階に入ったときの隙(こっちを見ながら笑う)にボイスがつかず、ただの謎の動作になっている。こんな手抜きをするくらいなら最初からいじるなと。
クマのデザインの改悪
- 何故か妙にリアルな外見にアレンジされた。そのせいで世界観に合わず存在が浮いている。
- しかも何故か3Dでヘコヘコ動く。言っちゃ悪いが気持ち悪い。
新エリア・ボスの追加
- 新エリア「パシフィカの滝壺」が登場、新たに5ステージが追加されたのだが、クリアするだけなら別に行かなくてもいいという存在意義の希薄なものになってしまっている。
- オマケステージの位置づけであるせいか、各コースの難易度はかなり高い。荒天の桟橋を進む「あらしのまえ」、水に沈んだ木の中を泳ぐ「すいちゅうたんけん」、水中ステージ+強い水流の「サンゴのもり」など、いずれも「公式の改造ドンキー」とでも言えそうな鬼畜なステージばかりである。
- 前作同様、追加ボス「クロクタプス」が不評。
- アメーバをモチーフにしたらしいのだが、グラフィックが浮いているうえにデザインも「やっつけ」呼ばわりされている。
- しかも弱い。詳しくは下の動画を見てほしいのだが、こちらから攻撃する必要はなく行ったり来たりしているうちにボスが勝手にダメージを受けていく。ある程度ダメージを与えると暴走するが、自滅の速度があがるだけ。いったい何がしたかったのか。
- ボス戦に登場する爆弾も顔のある変なデザインでとことん浮いている。確かドンキーコングシリーズには「TNTバレル」という爆弾があったはずだが。
- このボスが「カミソリ渓谷」のボスに据えられたせいで、本来のボスであったバーボスが「パシフィカの滝壺」に左遷されるというとばっちりも起きている。
ステージ仕様の問題
-
SFC版では暗闇のステージであった「こわがりエリー」「くらやみすいちゅうめいろ」がまったく暗くない
。
- 特に「くらやみすいちゅうめいろ」は
「明かりをつけて消える前に進む」というステージコンセプトがぶち壊し
。このステージが唯一の見せ場である敵(明かりを点けてくれるため敵かどうか微妙だが)「グレーミンブルーム」も涙目だ。
- 最終ステージ「ポンコツロケットでゴー」の
操作が左右逆になっていない
代わりに、
炎を噴射して敵を倒すことができなくなっている
と別のところがポンコツになっている。
ミニゲームの追加
- SFC版にあった「ポイポイゲーム」が削除され、新たにミニゲームが追加されたのだが、いずれも出来はイマイチ。完全クリアのためにはノルマを達成しなければならないのだが、やる気が失せる。
改善点
- 前作(GBA版2)よりも曲・グラフィックの出来がよくなった。
- BGMの問題は、逆に言えば「合っているステージはとことん合っている」ということでもある。前述のとおり、水中ステージや滝ステージの曲の評価は高いし、桟橋ステージの曲は夜間を舞台にした追加コース「あらしのまえ」でその真価を見る。要するに、使用場所さえ間違えなければよかったのだ。
その他
- 発売後すぐに公式サイトでチートコードを公開してしまった。使わなければいいだけの話なのだが、なんというかそんなものをさっさと公開してしまうのは如何なものか。