インフルエンザウイルスの感染様式


  • 接触感染:ウイルスを含む飛沫物の付着した物に触れる手を介して感染
  • 飛沫感染:ウイルスを含む飛沫物を吸い込んで感染
  • 飛沫核感染(空気感染) :空中を漂うウイルスを含んだ飛沫核を吸い込んで感染

各マスクにおける粒子の透過性(従来型ガーゼマスク、紙マスクは除外)


マスクの種類 捕捉粒子の大きさ 捕捉可能粒子
 不織布製マスク(市販製品の主流)   5ミクロン以上   飛沫物 
 N95(医療用)   0.3ミクロン以上   飛沫核物 
 ナノフィルター(市販されている)   0.03ミクロン以上   ウィルス 

インフルエンザウイルス粒子の大きさA型、B型、C型 直径 0.08~0.12ミクロン
ウイルスを含む気道からの飛沫物質 5ミクロン以上
ウイルスを含む気道からの飛沫核物質 0.3ミクロン以上

飛沫核物質:ウイルスを含む飛沫粒子が直径2ミクロン以下になると、空気中で水分が蒸発し乾燥縮小した飛沫核になり、長時間空気中に浮遊し、これが吸入される(空気感染と同義語として用いられることが多い)。


着用する際の留意点


正しく着用されているなら、その時間帯は気道内への微小粒子の侵入は防ぐことが出来る。
ただしマスク装着面以外の顔面、髪の毛などには、微小粒子は付着していることに注意する。
脱着の際、手指に微少粒子が付着することに注意。
手指を十分洗った後、顔面、髪の毛も十分洗って、微小粒子を洗い落とす。
完全に手指、顔面、毛髪の洗いが終了するまで、口、鼻、目に微小粒子が付着しないように注意する。
最終更新:2009年04月27日 09:17