遊坂葵

遊坂葵(ゆさか あおい)


陸上自衛隊研究所特殊化学武器研究課に所属する色黒の男。射場公一の同期。細身な外見とは裏腹にステーキを4皿もたいらげてしまうほどの大食漢。
実は、W.I.S.Eの構成員であり、天戯弥勒を「ボス」と呼ぶ。二つ名は"甘き毒薬"(キャンディ・マン)。
射場の友人を演じ、弥勒の命令で射場を監視し続けていた(射場とは同期の為、弥勒より先に知り合っていたが、弥勒と知り合う以前は射場をどう思っていたかは不明)。
射場がグリゴリ実験体に関して隠し事があるかを探り、Pacsチップの破壊作戦においては表面上は協力するように見せかけ情報を引き出し、射場を殺害した。

PSI能力は体内に取り込んだ薬物(毒物)を増幅・変化させ操作するキャンディ・マン
彼の身体から発せられた物質は彼の意のままに動かしたり、蟲の姿を模して自律行動をとることもできているため
おそらく個別のPSIプログラムが組み込まれているものと思われる。
数多の毒蟲を作り出し跋扈させた他、ガスで分身を作るなどPSIの使い手としてかなり高度な技術を有しているようだ。

さらにバールのような武器を持ち、それに引っかかった人間を片手で数メートル投げ飛ばした事や、夜科アゲハとライズでの攻防が行える事からも、なかなかのライズ使いのようだ。
事実、彼は単身で先遣の自衛隊を相手に無傷で壊滅にまで追い込み(アゲハらが気絶させた隊員も居るが)、
一般人とサイキッカーの間に広がる絶対的な実力差を見せ付けていた。

自分達サイキッカーを「上等な人間」と呼び、非武装民である研究員たちをも躊躇なく殺している事やその際に発していた狂気じみた言動から、
非常に自己中心的かつ傲慢で残忍な性格をしている模様。
また、射場の行動を裏切りと見なし、射場の友人を装ったり祭を感染させる演技力を見るあたり、異常に執念深く狡猾でしたたかな面も見受けられる。
正体を現した後は自衛隊の本体が到着するまでの間にアゲハらとの決戦に挑み、
雨宮を戦闘不能に追い込み、アゲハをも追い詰めるなどその実力と個性を遺憾なく発揮した。

しかし、最期は新たなプログラムを組み込んだ暴王の月で体を貫かれ形勢逆転。
その後、ニトログリセリンを散布し自爆、そのまま死亡した。
なお、アゲハ達と遭遇したせいで死亡しなくとも、ミスラによると弥勒を裏切り、いずれは処刑される運命にあったようだ。

能力面から鑑みた場合、もし彼が生き延び未来世界で「」の侵攻作戦に参加していたら未来は大きく変わっていたことだろう。

余談だが、「キャンディ・マン」という名前の由来は、同名のホラー映画であるようだ。
拷問され蜂にまみれて殺された黒人男性が、鉤爪で鏡の中から襲い掛かってくることからもそれがうかがえる。
毒ガス用の虫として蜂が用意されていたりしたのだろうか。

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最終更新:2023年08月09日 13:14
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