サモンナイト総合 夜会話&ED集
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サモンナイト総合 夜会話&ED集
ja
2009-08-22T13:58:04+09:00
1250917084
-
クラレット-ト
https://w.atwiki.jp/summon_ed/pages/159.html
**2話
クラレット 「本当にもうしわけありません 私のわがままで、貴方にご迷惑をかけてしまって・・・」
トウヤ 「いや、別にたいしたことはしていないよ ここの人たちは、みんな親切だからね。」
クラレット 「・・・そうですね 正直言って、本当に私が迎えてもらえるとは思ってませんでした 私は召喚師の一員ですもの・・・ 憎まれても仕方がないって思っていたんです・・・」
トウヤ 「・・・憎んだところでどうにもなるもんじゃないからな それに君は、僕の前に名乗り出てきてくれた 黙って逃げたっていいのに、自分から僕の前に出てきてくれた だから、僕は君を信じようと思ったんだみんなもきっと同じさ」
クラレット 「・・・はい」
まずは僕が彼女を信じないとな すべてはそれからだ
**3話
クラレット 「はあ・・・」
トウヤ 「どうかしたのか ため息をついて」
クラレット 「貴方に呆れてるんですっ! もうっ・・・」
トウヤ 「・・・すまない」
クラレット 「貴方に万が一のことがあったら、私が困るってわかってますか? 本当にお願いですから心配させないでくださいね」
やれやれ、叱られてしまったよ
**4話
トウヤ 「ジンガの使う【ストラ】は、召喚術とは違う力なのか?」
クラレット 「ええ、違いますよ 呪文のかわりに呼吸を使うし、サモナイト石も必要ないですし 精神集中が必要なのが同じくらいですね」
トウヤ 「なるほど」
クラレット 「【ストラ】は男性より女性が使うほうが強い効果を発揮するんです 訓練次第では、ひどいケガですら一瞬で治してしまうそうですよ」
トウヤ 「・・・すごいもんだな」
【ストラ】って便利な力なんだな・・・
**5話
トウヤ 「やれやれ、今日は大変な日だったな」
クラレット 「「今日も」ですよね? 貴方の側で暮らすようになってから、平穏に終わった日なんかないですもの」
トウヤ 「そうかな・・・」
クラレット 「ひょっとして・・・ 騒ぎの元凶だって自覚ないんですか?」
トウヤ 「・・・僕のせいか?」
クラレット 「違うんですか?」
トウヤ 「・・・・・・」
クラレット 「ふふっ、冗談ですよ 少なくとも私は、自分がこんな日々を過ごせているのが、楽しいと思ってるんですよ」
初めてだよな・・・ あんなふうに笑ったの
**6話
クラレット 「カノンの中に流れているのは、シルターンという世界の鬼神の血ですね・・・」
トウヤ 「シルターン?」
クラレット 「召喚術で開かれる4つの世界のひとつです そこに住む鬼神たちはきょうじんな肉体と破壊の力をもっています」
トウヤ 「ああ、だからカノンは怪力を発揮したのか」
クラレット 「はぐれになった鬼神がカノンの父親らしいのですが・・・ 召喚師として、改めて考えさせられてしまいました」
トウヤ 「・・・そうだな」
召喚術を使う者としての責任か・・・
**7話
クラレット 「まだ、さっきのことを考えているんですね?」
トウヤ 「クラレット?」
クラレット 「貴方は頑張りました 何もしないで、彼らを見捨てたわけじゃない」
トウヤ 「でも・・・」
クラレット 「過ぎてしまったことを悔いたって、やり直すことはできません 大切なのはこれから先ではないですか?」
トウヤ 「・・・ああ」
わかってはいるんだ でも・・・
**8話
クラレット 「どうやらモナティさんは、メイトルパにいるレビットみたいです」
トウヤ 「???」
クラレット 「メイトルパというのは幻獣や亜人間の世界で レビットは、亜人間の一種なんですよ 不思議な力がある以外は人間と同じような暮らしをしているらしいですね」
トウヤ 「じゃあ、モナティにも不思議な力が?」
クラレット 「今のところはなんとも言えません メイトルパからの召喚術は、私、あまり得意じゃないんです」
トウヤ 「そうか・・・」
モナティも不思議な力を持ってるのかな?
**9話
クラレット 「トウヤは私が説明する前から忍者について知っていたみたいですね?」
トウヤ 「僕のいた世界にも、昔は忍者がいたからね 昔の話だけれど」
クラレット 「サプレス、シルターン ロレイラルに、そしてメイトルパ・・・ 貴方のいた世界はこの4つのうちのどれでもないみたいですね」
トウヤ 「ああ・・・」
クラレット 「心配しないでください 貴方がいた世界を見つけてきっと私が帰してさしあげますから」
トウヤ 「ああ、信じてるよ」
僕のいた世界はどこにあるんだろう?
**10話
クラレット 「自分の行おうとしていることの結果を、ラムダはきっと理解しています 犠牲を生むことの罪の重さを、背負っていく決意をもっているのでしょう 私は・・・すこしだけあの人のことがうらやましいかもしれません」
トウヤ 「え?」
クラレット 「全てを覚悟して、決断できる勇気があったなら・・・」
トウヤ 「クラレット?」
クラレット 「いえ・・・ なんでもないんです・・・・・・」
クラレットはどうしてあんなことをいったんだろう?
**11話
トウヤ 「バノッサの使ったのはやっぱり・・・」
クラレット 「ええ、召喚術だと私は思います 前にも言ったとおり、知識とサモナイト石があれば、召喚術は誰でも使えるんです」
トウヤ 「だとしたら、バノッサはどうやってそのことを知ったんだろう この街で召喚術が使えるのは僕と君、あとはマーン三兄弟ぐらいのはずなのに・・・」
クラレット 「それはわかりませんが 彼が強い力を手にしたことはたしかです 気をつけてください 彼は多分、貴方のことをまだ憎んでいます」
トウヤ 「ああ・・・」
あれは、本当に召喚術だったんだろうか?
**12話
クラレット 「あの宝玉はサプレスの悪魔たちと誓約する力を持っているようです かなり強い力です サモナイト石も使わずに固定化させてしまうのですから」
トウヤ 「そんなものを、バノッサは手に入れてしまったのか」
クラレット 「関わらないほうがいいと、私は思います」
トウヤ 「え?」
クラレット 「あの黒装束たちとだけは、関わってはいけない気がするんです」
トウヤ 「それは無理だと思うよ 僕が望まなくたって、バノッサが・・・」
クラレット 「わかってます! でも・・・」
トウヤ 「クラレット?」
クラレット 「ダメなんです・・・ 絶対・・・・・・」
クラレットは何を怖がってるんだ?
**14話
トウヤ 「信じられないな 僕の力がそんなに強いものだったなんて」
クラレット 「私も驚いています。貴方の力が誓約者に匹敵しているなんて・・・」
トウヤ 「正直に言うと、実感がわいてこないな 向こうの世界での僕はごく普通の人間でしかなかったんだから」
クラレット 「事故のせいなのかもしれませんね・・・」
トウヤ 「でも、そのおかげで僕にも役に立てることが見つかったんだ 今となっては、この力に感謝をするべきかもしれないな」
クラレット 「・・・・・・」
僕がここに呼ばれたのはこのためだったのかもしれない
**17話
クラレット 「こんなふうにまた、あなたと話ができるなんて思ってもいませんでした」
トウヤ 「ああ・・・」
クラレット 「私・・・あなたが全てを知ってどうなるのかがずっとこわかった・・・ きっとあなたは、私を恨むだろうと思っていました でも、あなたは優しい言葉をかけてくれました 何故・・・ですか? わたしは、ずっと嘘をついていたのに・・・」
トウヤ 「嘘だけじゃなかったからさ たしかに君は、僕らに嘘をついてきたのかもしれない だけどそれ以上に、君は仲間として、僕たちのことを助けてくれただろう だから、僕は君のことを信じられる」
クラレット 「ありがとう トウヤ 私・・・あなたに会えて・・・本当に・・・良かった」
トウヤ 「それは僕も同じさ 君がいてくれたから、一人じゃなかったから 僕はこの力の重みに耐えられたんだよ」
クラレット 「覚えて・・・いますか。二人で儀式の跡を調べに行った時、たずねたことを あなたがこの世界に呼ばれたとき、助けを求める声がした そう言いましたよね」
トウヤ 「ああ、覚えてるよ」
クラレット 「私は儀式をしながら、ずっと悩み続けていました 自分のやっていることが正しいことなのか 本当に世界を滅ぼしてしまってもいいのか 答えを出せずに心の中で悲鳴をあげていたんです・・・助けてほしい、って」
トウヤ 「それじゃ・・・」
クラレット 「きっと、あれは、私の心の叫びだったのかも・・・そう思います あなたはその声に答えてくれました・・・ 本当にありがとう あなたがいたから私は本当の私を知ることができました」
トウヤ 「クラレット・・・」
クラレット 「だから、約束します 絶対にあなたをもとの世界に帰すと 今度は、わたしがあなたをまもる番です ・・・あなたがわたしを助けてくれたように」
トウヤ 「ありがとう 僕も今、ここで誓うよ この先どんなことがあったとしても、最後まで君を守るって・・・」
**ED
そして、僕は帰ってきた。
何もかもがそのままだった
僕は制服のまま、あの夕暮れの公園でぼんやり立ちつくしていたんだ。
夢でも見ていたんだろうか?
でも、リィンバウムでの日々は僕の心にはっきりと刻まれている。
夕闇に風が吹いて、頬にひんやりとした冷たさを感じた。
あ・・・?
どうして、僕は泣いているんだ?
いつもと同じ毎日が始まった。
僕は前よりも、クラスメイトとうちとけて話をするようになった。
それは多分、本当の友達というものを知ったからなのかもしれない。
人を信じることの大切さを、知ったせいなのかもしれない。
ありがとう・・・どうやら僕も、自分の居場所を見つけられそうだよ。
遠い世界の君へと呼びかける。
届くはずのない声に心を澄ます。
会いたい・・・。
もう一度、お前に会いたい!
「。」
2009-08-22T13:58:04+09:00
1250917084
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レイド-ナ
https://w.atwiki.jp/summon_ed/pages/158.html
**1話
ナツミ 「わぁ・・・おっきな月・・・」
レイド 「君の世界の月は、これとは違うのかい?」
ナツミ 「え・・・あたしの世界の月って、もっと光が弱くて・・・」
レイド 「月の光は、魔法の力の源だって話がある。降り注ぐ月光を浴びることで、世界の全ては活力を得ているそうだ。ある召喚師の言葉の受け売りだがね」
ナツミ 「召喚師・・・ですか 確か、この街にもいるんですよね?」
レイド 「ああ 領主様の相談役として三人の召喚師がいるよ。この街が今の姿になったのは、彼らの力によるところが大きい。・・・いい意味でも、悪い意味でもね」
三人の召喚師か・・・レイドさん、なんだか複雑な顔してたなぁ
**2話
レイド 「君にとっては、あまり嬉しくない結果になってしまったな」
ナツミ 「何もわからないよりはずっとましですってば・・・それに、まだあきらめてません、あたし!キールも一緒に、帰る方法を探してくれますし」
レイド 「あの人は私の知っている召喚師たちとは違うみたいだな」
ナツミ 「どうですか?」
レイド 「城にいる召喚師たちは自分たちの利益のためだけに動いている最低な連中だったよ。私はずっと、召喚師はそんな利己主義者ばかりだと思い込んでいたんだが・・・。考えを改めておく必要があるのかもしれんな」
召喚師にも、いろいろいるんだ・・・
**3話
ナツミ 「あのイムランって人がレイドさんが今まで話してくれていたお城の召喚師なんですね」
レイド 「ああ、金の派閥に属する召喚師・・・マーン三兄弟の長男だ。彼の知恵と召喚術の力で、サイジェントの街はここまで大きくなったと言ってもいい」
ナツミ 「うーん、そんなすごい人には見えなかったけどなぁ・・・」
レイド 「ははは、見た目と能力とは別物だよ。能力と人間性も、別物だしね・・・」
ナツミ 「あの人、レイドさんのことを露骨に軽視してませんでした?」
レイド 「それはきっと、私が彼らのことを嫌っているせいだろう。彼らとは、いろいろとあったからね・・・」
レイドさんがそこまで嫌うなんて、よほどの事情だねぇ・・・
**4話
レイド 「ジンガを見ていると、懐かしい気分になるよ。私も見習いだった頃は彼のようにがむしゃらだったからね」
ナツミ 「レイドさんがぁ?」
レイド 「おいおい、驚くことはないだろう」
ナツミ 「でも、なんか想像できませんって・・・。今のレイドさんは落ち着いてて、無茶なんか絶対にしそうにないし」
レイド 「余計に年を重ねていることが、そう見せているだけだよ。心はいつも迷ってるし感情に振り回されたりもしている。理想に向かって迷わずに進もうとする彼が、うらやましいくらいさ」
レイドさんにも、そういう時期があったんだ。意外だねぇ・・・
**5話
レイド 「そんなことがあったのか・・・」
ナツミ 「レイドさんだけには、話しておこうと思って」
レイド 「秘密を作ることで一番苦しんでいるのは[パートナー]なのかもしれないな。・・・わかった 君がそう決めたなら、そうするといい。他のみんなには、私がそれとなく話しておくことにするよ」
レイドさんの言うとおりなのかもしれない・・・
**6話
レイド 「君は私たちとバノッサの争いを、自分の責任だと思っているんじゃないのか?」
ナツミ 「・・・はい」
レイド 「だったら、それは君の勘違いだよ。争うことを避けようとはしてきたが、いずれ彼らとこうなることは確実だったんだ。むしろ君がいたことで結果的に最悪の事態は回避されたんだよ」
ナツミ 「???」
レイド 「今のバノッサは縄張りの拡大よりも、召喚術を手に入れることに目を奪われている。君が標的になったことで、子供たちやリプレが狙われにくくなってきたんだよ」
ナツミ 「・・・それって・・・」
レイド 「君にとっては災難かもしれないが、私たちも全力をつくす。もう少しだけ、耐えてくれないか」
なんか、複雑な気分だなぁ・・・
**7話
レイド 「すまないな 私の問題に君たちまで巻き込んでしまって」
ナツミ 「そんな・・・仲間の問題はみんなの問題でしょ!」
レイド 「ラムダ先輩を変えてしまったのは、私の責任なんだよ」
ナツミ 「え?」
レイド 「これは私が、ずっと昔に犯した罪の報いだ。私だけが受けるべき、報いなんだ!」
ナツミ 「でも・・・」
レイドが、どんな罪を犯したのかわかんないけど・・
**8話
ナツミ 「モナティに本当のことを伝えるか迷って、思ったんです・・・。それが正しくても、相手が望んでないことを一方的に押してつけていいものか、って。アキュートのやろうとしていることは、あたしがモナティにしたことと同じ・・」
レイド 「・・・そうだな。私もそう思うよ」
ラムダたちはやっぱり まちがってるよ!
**9話
ナツミ 「イリアスさん、わざとあたしたちに負けてくれたんですよね」
レイド 「ああ あいつなりに、考えてくれたんだろうな。だがこれで、騎士団はまた召喚師たちに失敗を責められるだろう」
ナツミ 「そんな・・・」
レイド 「私は、何をしているんだろうか?ラムダの跡も継げず、必死に踏みとどまっているイリアスにすら、何もしてやれない。私は、私は・・・!!」
レイドは自分のことを責めすぎてる・・・
**10話
レイド 「本当は、私にもわかっているんだよ。犠牲を払わなければ現実を変えることはできないだろう。けれど、私はそれでも犠牲を認めたくはないんだ。甘い、だろうか?」
ナツミ 「甘いかも・・・。でも・・・レイドの考え方 あたしは好き。どうせ幸せになるんなら、みんな一緒がいいに決まってるし」
レイド 「ああ・・・そのとおりだな」
レイドは過去をふりきれたみたい
**11話
レイド 「君が正してくれなかったなら、私はまた同じ過ちを繰り返してしまうところだった。本当にありがとう」
ナツミ 「・・・あたし、べつにたいしたことしてないと、思うんだけどな」
レイド 「私もラムダ先輩も 結局は騎士道に逃げていただけだったのかもしれない。自己犠牲という言葉に酔って、周りのことが見えなくなっていた。フフフ、もう騎士ではないというのにな」
ナツミ 「それ違うよ!レイドも、ラムダも、立派な騎士だよ あたしはそう思う!でも、ちょっとだけ、騎士でいることを大事にしすぎちゃったのかなって・・・?でも、もう大丈夫 今のラムダとレイドはだれよりも立派な騎士だと思う」
レイド 「ナツミ・・・」
レイドは騎士だよ 今だって・・・
**12話
レイド 「・・・気になるな。どうして黒装束たちは自分たちで宝玉を使わなかったんだろう?」
ナツミ 「あっ!?」
レイド 「使えない事情でもあるのか、それとも・・・。いずれにしろ、二人の口からきちんと説明をしてもらわないとな」
たしかにヘンだね。それは・・・
**14話
レイド 「誓約者にエルゴか 正直、私には理解できない次元の話だよ」
ナツミ 「あたしもです・・・けど、現実は現実として受け止めないと」
レイド 「・・・すまんな 戸惑っているのは私より君のほうなのに。この街を守ることも、この世界を守ることも同じことのはずだ。そう思って私は君についていくよ」
ナツミ 「よろしくね レイド」
みんな戸惑ってるんだよね・・・
**17話
ナツミ 「びっくりした~ まさか、レイドまであんな無茶するなんて・・・」
レイド 「ああ、自分でも驚いているんだ。たしかに常識で考えればあんなことをしたのは無茶だった。だけど、あの時の私は何もしないで後悔することのほうが怖かったんだよ。このまま、君を失ってしまうことのほうがね」
ナツミ 「レイド・・・」
レイド 「自分の気持ちに正直でいることの大切さを、君は私に示してくれた。それを私は忘れないでいたいと思っている だから・・・。私は君を守ろう 自分が本当に大切だと思う者たちのために この剣を振るおう」
あたしなんかのために無茶なことしてさ
**ED
あれからどれくらいたったかな?いくつもの問題や戦いを超えて。
まだ、あたしは答えを出せない。でもね・・・いつかはきっと見つけてみせる。
だって、あたしは一人じゃない。頼りになる仲間が側にいてくれる。
だから、きっと見つかるはずだよ。
みんなが幸せになれる、とっておきの答えが・・・ね?
「君には、最高の答えが見つけられる 私はそう信じているよ」
2009-08-22T13:57:06+09:00
1250917026
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レイド-ト
https://w.atwiki.jp/summon_ed/pages/157.html
**1話
トウヤ 「ああ…すごく大きな月ですね」
レイド 「君の世界の月は、これとは違うのかい?」
トウヤ 「僕の世界の空はすごく汚れてて、あまり月の光が届かないんです」
レイド 「月の光は、魔法の力の源だったって話がある。降り注ぐ月光を浴びることで、世界の全ては活力を得ているそうだ。ある召喚師の言葉の受け売りだがね」
トウヤ 「召喚師、か…。確か、この街にもいるんですよね?」
レイド 「ああ。領主様の相談役として三人の召喚師がいるよ。この街が今の姿になったのは、彼らの力によるところが大きい。…いい意味でも、悪い意味でもね」
三人の召喚師か… なんだか複雑な事情があるようだな
**2話
レイド 「君にとっては、あまり嬉しくない結果になってしまったな」
トウヤ 「何もわからないよりはましですよ。それにまだ、僕はあきらめていませんし。カシスも一緒に、帰る方法を探してくれるそうです」
レイド 「あの人はわたしの知っている召喚師たちとは違うみたいだな」
トウヤ 「どう違うんですか?」
レイド 「城にいる召喚師たちは自分たちの利益のためだけに動いている最低な連中だったよ。私はずっと、召喚師はそんな利己主義者ばかりだと思いこんでいたんだが…。考えを改めておく必要があるのかもしれんな」
召喚師にも、いろいろいるようだな…
**3話
トウヤ 「あのイムランって人がレイドさんが今まで話してくれていたお城の召喚師なんですよね」
レイド 「ああ、金の派閥に属する召喚師…マーン三兄弟の長男だ。彼の知恵と召喚術の力で、サイジェントの街はここまで大きくなったと言ってもいい」
トウヤ 「あまり、そうは見えませんでしたけどね」
レイド 「ははは、見た目と能力とは別物だよ。能力と人間性も、別物だしね…」
トウヤ 「あの人、レイドさんを露骨に敵視していたように見えましたけど」
レイド 「それはきっと、私が彼らのことを嫌っているからだろう。彼らとは、いろいろとあったからね…」
レイドさんがそこまで嫌うなんてよほどの事情なんだろうな
**4話
レイド 「ジンガを見ていると、懐かしい気分になるよ。私も見習いだった頃は彼のようにがむしゃらだったからね」
トウヤ 「レイドさんが!?」
レイド 「おいおい、驚くことはないだろう」
トウヤ 「でも、なんか想像できないですよ。今のレイドさんは落ち着いていて、無茶とは無縁に見えますから」
レイド 「余計に年を重ねていることが、そう見せているだけだよ。心はいつも迷ってるし感情に振り回されたりもしている。理想に向かって迷わずに進もうとする彼が、うらやましいくらいさ」
レイドさんにも、そういう時期があったのか
**5話
レイド 「そんなことがあったのか…」
トウヤ 「レイドさんだけには、話しておこうと思って」
レイド 「秘密を作ることで一番苦しんでいるのはカシスなのかもしれないな。…わかった
君がそう決めたなら、そうするといい
他のみんなには、私がそれとなく話しておくことにするよ」
レイドさんの言うとおりなのかもしれないな
**6話
レイド 「君は私たちとバノッサの争いを、自分の責任だと思っているんじゃないのか?」
トウヤ 「…はい」
レイド 「だったら、それは君の勘違いだよ。争うことを避けようとはしてきたが、いずれ彼らとこうなることは確実だったんだ。むしろ君がいたことで結果的に最悪の事態は回避されたんだよ」
トウヤ 「どういうことです?」
レイド 「今のバノッサは縄張りの拡大よりも、召喚術を手に入れることに目を奪われている。君が標的になったことで、子供たちやリプレが狙われにくくなってきたんだよ」
トウヤ 「ああ、なるほど…」
レイド 「君にとって災難かもしれないが、私たちも全力をつくす。もう少しだけ、耐えてくれないか」
なんだか、複雑な気分だな
**7話
レイド 「すまないな。私の問題に君たちまで巻き込んでしまって」
トウヤ 「そんな…仲間の問題はみんなの問題じゃ…」
レイド 「ラムダ先輩を変えてしまったのは、私の責任なんだよ」
トウヤ 「え?」
レイド 「これは私が、ずっと昔に犯した罪の報いだ。私だけが受けるべき、報いなんだ!」
トウヤ 「レイドさん…」
レイドの罪とはなんのことなんだろう?
**8話
トウヤ 「モナティに本当のことを教えようとした時に思ったんです…。それが正しくても、相手が望んでないことを一方的に押しつけていいものか、って。アキュートのやろうとしていることは、僕がモナティにしようとしたことと同じです」
レイド 「…そうだな 私もそう思うよ」
ムダたちはやっぱりまちがってる…
**9話
トウヤ 「イリアスさんはわざと僕たちに負けてくれた気がするんです」
レイド 「ああ あいつなりに、考えてくれたんだろうな。だがこれで、騎士団はまた召喚師たちに失敗を責められるだろう」
トウヤ 「そんな…」
レイド 「私は、何をしているんだろうか?ラムダの跡も継げず、必死に踏みとどまっているイリアスにすら、何もしてやれない。私は、私は…!!」
レイドは自分のことを責めすぎてるよ…
**10話
レイド 「本当は、私にもわかっているんだよ。犠牲を払わなければ現実を変えることはできないのだろう。けれど、私はそれでも犠牲を認めたくはないんだ。甘い、だろうか?」
トウヤ 「そうかもしれません。でも…僕はレイドの考えを信じたいよ。どうせ幸せになるのなら、みんな一緒のほうがいいですから」
レイド 「ああ…」
レイドは過去をふっきったようだな
**11話
レイド 「君が正してくれなかったら、私はまた同じ過ちを繰り返してしまうところだった。本当にありがとう」
トウヤ 「お礼を言われるようなことはしてないよ」
レイド 「私もラムダ先輩も結局は騎士道に逃げていただけだったのかもしれない。自己犠牲という言葉に酔って、周りのことが見えなくなっていた。フフフ、もう騎士ではないというのにな」
トウヤ 「そんなことないさ。レイドも、ラムダも、立派な騎士だって僕は思ってる。ただ、優しすぎたんだ。全てを大事に思ってたから、優しさが空回りしてしまった…それだけのことさ」
レイド 「トウヤ…」
レイドは今だって、立派な騎士だよ…
**12話
レイド 「…気になるな。どうして黒装束たちは自分たちで宝玉を使わなかったんだろう?」
トウヤ 「そういえば…」
レイド 「使えない事情でもあるのか、それとも…。いずれにしろ、二人の口からきちんと説明をしてもらわないとな」
たしかにおかしいな。それは…
**14話
レイド 「誓約者にエルゴか。正直、私には理解できない次元の話だよ」
トウヤ 「それは僕も同じさ。でも、現実は現実として受け止めないとね」
レイド 「…すまんな。戸惑っているのは私より君のほうなのに。この街を守ることも、この世界を守ることも同じことのはずだ。そう思って私は君についていくよ」
トウヤ 「よろしく頼むよ レイド」
みんな戸惑うのも無理はないな
**17話
トウヤ 「今でも信じられないよ。まさか、レイドまでがあんな無茶をするなんて…」
レイド 「ああ、自分でも驚いているんだ。たしかに常識で考えればあんなことをしたのは無茶だった。だけど、あの時の私は何もしないで後悔することのほうが怖かったんだよ。このまま、君を失ってしまうことのほうがね」
トウヤ 「レイド…」
レイド 「自分の気持ちに正直でいることの大切さを、君は私に示してくれた。それを私は忘れないでいたいと思っている。だから…。私は君を守ろう。自分が本当に大切だと思う者たちのためにこの剣を振るおう」
僕のために随分な無茶をしてくれたんだ
**ED
あれからもう、どれくらいたったのだろうか?
いくつもの問題や戦いを越えて。
僕はまだ、答えを出せずにいる。
でも、あきらめたりはしない。
僕は一人じゃないのだから。
頼りになる仲間が側にいてくれる
だから、きっと見つけてみせる
誓約者として、僕が導いていく未来の形を・・・。
「君なら、最高の答えが見つけられる 私はそう信じているよ」
2009-08-22T13:56:09+09:00
1250916969
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ソル-ナ
https://w.atwiki.jp/summon_ed/pages/156.html
**2話
ソル 「すまないな 俺をここに置いてくれるように、ずいぶん骨折ってくれて・・・」
ナツミ 「ううん、別にあたしはなんにもしてないよ ここの人たちはみんな優しいからね」
ソル 「どうしてだ?」
ナツミ 「え?」
ソル 「お前、簡単に人を信用しすぎるんじゃないか それに・・・親切に過ぎるぜ 俺は、お前を事故に巻き込んだ召喚師の一員なんだぞ・・・憎くないのかよ!?」
ナツミ 「・・・憎んでもさ、なんにもはじまんないし・・・ それにあなた、あたしたちの前に出てきてくれたじゃない? 黙って逃げたっていいのに、自分から出てきてくれたもの それで充分・・・信じられるよ みんなもきっと同じ」
ソル 「それならいいんだけどな・・・」
まずはあたしが、彼を信じないと! 全てはそれからだね!
**3話
ソル 「・・・」
ナツミ 「どうしたの? 黙りこくって?」
ソル 「あきれたやつだよな お前もさ・・・」
ナツミ 「・・・うっ」
ソル 「あのなぁ、俺はお前を元の世界に戻そうって、必死なんだぜ・・・ まったく、お前のお気楽にもほどがあるぜ・・・」
ちょっとやりすぎちゃったな~
**4話
ナツミ 「ジンガの使う【ストラ】は、召喚術とは違う力なの?」
ソル 「全く別物さ 呪文じゃなくて、呼吸を使う もちろんサモナイト石だって必要ない 同じなのは精神の集中が必要ってところだけさ」
ナツミ 「へぇ・・・」
ソル 「あとな【ストラ】は男より女の方が強い力を出せるらしいぜ 訓練しだいでは、ひどいケガですら一瞬で治してしまうらしい」
ナツミ 「・・・すごいんだなぁ」
【ストラ】って便利なんだね
**5話
ナツミ 「うーん、今日はつっかれたねぇ」
ソル 「「今日」もだろ? 平穏じゃないのはお前が騒動を呼んでるからじゃないのか?」
ナツミ 「うそっ! ひどいなぁ」
ソル 「おいおい 騒ぎの元凶に自覚がないってのは無しだぜ」
ナツミ 「・・・あたし悪い?」
ソル 「言っただろ、そう」
ナツミ 「・・・・・・」
ソル 「ウソだって、ウソ 少なくとも俺はこの生活、楽しんでる ほんと、刺激的だぜ」
はじめてかも・・・ あんなふうに笑ったの
**6話
ソル 「カノンの中に流れているのは、シルターンという世界の、鬼神の血だ・・・」
ナツミ 「シルターン?」
ソル 「召喚術で開かれる4つの世界のひとつだ そこに住む鬼神たちはきょうじんな肉体と破壊の力を持っている」
ナツミ 「それで、カノンはあんな怪力を・・・」
ソル 「はぐれになった鬼神がカノンの父親らしいが召喚術を使う者として改めて考えさせられてしまうな」
ナツミ 「・・・そうだね」
召喚術を使う者としての責任、か・・・
**7話
ソル 「なあ、さっきのことを考えているのか?」
ナツミ 「ソル?」
ソル 「お前は充分に精一杯やってたぜ 俺にはそう見えた ただ彼らを見捨てたんじゃない」
ナツミ 「でも・・・」
ソル 「過ぎてしまったことを悔いたって、やり直すことはできない 大切なのはこれから先だぜ・・・な」
ナツミ 「・・・うん」
わかってはいる・・・ でも・・・
**8話
ソル 「モナティは、メイトルパに生息するレビットらしいな」
ナツミ 「???」
ソル 「メイトルパっていうのは幻獣や亜人間の世界さ レビットは、亜人間の一種なんだよ 不思議な力がある以外は、人間と同じような暮らしをしてるらしい」
ナツミ 「じゃあ、モナティにも不思議な力が!?」
ソル 「今のところはなんとも言えない。実は俺さメイトルパから召喚獣呼ぶの、苦手なんだ」
ナツミ 「そっか・・・」
モナティも不思議な力を持ってるのかな?
**9話
ソル 「ナツミは俺が説明する前から、忍者について知ってたみたいだな」
ナツミ 「うん、あたしの世界・・・あたしの国にも忍者がいたの・・・よく知らないけど」
ソル 「サプレス、シルターン、ロレイラルに、そしてメイトルパ・・・ お前のいた世界は4つの世界のどれでもないようだな」
ナツミ 「うん・・・」
ソル 「俺を信じてくれ 絶対にお前を元の世界に帰してやる」
ナツミ 「うん、信じてる」
あたしのいた世界はどっちにあるのかな?
**10話
ソル 「ラムダは、自分のしようとしていることをきっとわかってる 犠牲さえも、自分の罪にして、背負っていくつもりなんだ・・・ 俺は・・・すこしだけあの人のことがうらやましいのかもな・・・」
ナツミ 「え?」
ソル 「全てを覚悟して覚悟して決断できる勇気があったなら・・・」
ナツミ 「ソル?」
ソル 「あ、いや なんでもない なんでもないよ」
ソルは何であんなことを言ったんだろ?
**11話
ナツミ 「バノッサのあの力ってやっぱり・・・」
ソル 「ああ、召喚術だ 前にも言っただろ、知識とサモナイト石があれば、召喚術は誰でも使えるんだよ」
ナツミ 「でも、どうやってその知識を手に入れたのかな? この街で召喚術が使えるのはあたしたちと、マーン三兄弟ぐらいだっていうのに・・・」
ソル 「方法はともかく、奴が力を手に入れたのは事実なんだ 気をつけろ、バノッサはまだお前を憎んでいるはずだ」
ナツミ 「そんな・・・」
あれは、本当に召喚術だったのかな?
**12話
ソル 「あの宝玉・・・! サプレスの悪魔と契約できる力が!? それも、サモナイト石さえ使わずに、固定化させるだって?」
ナツミ 「ちょっと! バノッサってば、なんてものを手に入れちゃったの!」
ソル 「奴とはこれ以上関わっちゃだめだ」
ナツミ 「え、今、なんて?」
ソル 「あの黒装束たちとだけは、関わってはいけない気がするんだよ」
ナツミ 「ちょっと! あたしがイヤでもバノッサが、ほっといてくれないんだよ!」
ソル 「わかってるさ! でもな・・・」
ナツミ 「ソル?」
ソル 「それでも・・・俺は・・・・・・!」
ソルは何を怖がってるのかな
**14話
ナツミ 「信じられないよ あたし、そんなに大きな力を持ってるなんて・・・」
ソル 「俺も驚いてる お前の力が契約者に匹敵するほどなんて」
ナツミ 「でも、変だよね 日本・・・向こうでは別に普通だったのに あたし、そんなの夢物語だと思ってたよ」
ソル 「もしかして事故のせいなのかもな・・・」
ナツミ 「あ、でもさ! 今は必要な力だし 結果的には良かったと思ってるよ、あたし」
ソル 「・・・・・・」
あたし、このためにこの世界に呼ばれたのかもしれない・・・
**17話
ソル 「こんなふうにまたお前と話ができるなんて思いもしなかったよ」
ナツミ 「うん、そうだね」
ソル 「お前が全てを知った時どうなるのかがずっとこわかった・・・ きっとお前は俺のことを恨むんだろうと思っていたんだ でもお前は俺に優しい言葉をかけてくれた どうしてだ? 俺はずっとお前に嘘をついていたのに・・・」
ナツミ 「嘘だけじゃなかった・・・からかな? たしかに君は、あたしに嘘をついてきたのかもしれないけど でもさ、それ以上に仲間としてあたしたちのことを助けてくれた だからね、あたしは君のことを信じられる」
ソル 「ありがとうナツミ 俺は・・・お前と出会えて良かった、本当に・・・」
ナツミ 「あたしも同じだよ 君がいてくれたから、一人じゃなかったからこうして笑っていられるんだもの」
ソル 「・・・覚えてるか? 二人で儀式の後を調べに行った時、お前が俺にたずねたことを お前がこの世界に呼ばれた時、助けを求める声が聞こえたって・・・」
ナツミ 「うん、覚えてる」
ソル 「俺は儀式をしながら、ずっと悩み続けていた 自分のやっていることが正しいことなのか本当に世界を滅ぼしてしまってもいいのか 答えを出せずに、俺は心の中で悲鳴をあげていたんだよ・・・ 助けてくれ、って」
ナツミ 「それじゃ・・・」
ソル 「お前が聞いたのは俺の心の叫びだったのかもしれない・・・そしてお前はその声に応えてくれたんだ 本当にありがとう お前が来てくれたから俺は本当の俺に出会うことができたんだ」
ナツミ 「ソル・・・」
ソル 「だから、約束するよ。絶対にお前を元の世界に帰してみせるって お前がそうしてくれたように、今度は俺がお前を守ってみせる!」
ナツミ 「ありがと・・・ あたしも、約束する! この先どんなことがあったって、最後まで君を守ってみせるからね」
**ED
そして、あたしは帰ってきた。
何もかもがそのままだった。
あたしは制服のまま、夕暮れの公園でぼんやり立ちつくしていたんだ。
夢でも見ていたっていうの?
でも、リィンバウムでの日々はあたしの心にはっきり刻まれている。
夕闇に風が吹いて、頬にひんやりとした冷たさを感じた。
あれ・・・?
あたし・・・どうして泣いてるのかな?
いつもと変わりない毎日が始まる。
ただ、あたしはちょっとだけ変わったのかも知れない。
友達とおしゃべりする時間が少しだけ減って、一人でいる時間ができた。
そして、あたしは問いかける。
あたし、がんばってるかな?
あなたに恥ずかしくないように生きているかな?
心を澄ませば、またあの声が聞こえてくるような気がして。
会いたい・・・。
もう一度、あなたに会いたい!
「俺の居場所はここなんだ! お前がいてくれる、ここなんだよ・・・。」
2009-08-22T13:54:47+09:00
1250916887
-
クラレット-ナ
https://w.atwiki.jp/summon_ed/pages/155.html
**2話
クラレット 「本当にもうしわけありません。私のわがままで、貴方にご迷惑をかけてしまって・・・」
ナツミ 「あたしは、なんにもしてないよ ここの人たちは、みんな優しいからね」
クラレット 「・・・そうですね 正直言って、本当に私が迎えてもらえるとは思ってませんでした 私は召喚師の一員ですもの・・・憎まれても仕方がないって思っていたんです・・・」
ナツミ 「う~ん・・・ 憎むかぁ、あんまりそういう感じでもないなぁ・・・ それにさ あたしたちの前に出てきてくれたでしょ 黙って逃げたっていいのに、自分から出てきてくれたじゃん これで、信じようと思うには、充分だよ みんなもきっと同じ」
クラレット 「・・・はい」
まずはあたしが、彼女を信じないと! 全てはそれからだね!
**3話
クラレット 「はあ・・・」
ナツミ 「どうしたの、ため息なんかついて?」
クラレット 「貴方に呆れてるんですっ! もうっ・・・」
ナツミ 「・・・ゴメン」
クラレット 「貴方に万が一のことがあったら、私が困るってわかっていますか? 本当に、お願いですから心配させないでくださいね」
あーあ・・・叱られちゃった
**4話
ナツミ 「ジンガの使う【ストラ】って、召喚術とは違う力なの?」
クラレット 「ええ、違いますよ 呪文のかわりに呼吸を使うし、サモナイト石も必要ないですし 精神集中が必要なのが同じくらいですね」
ナツミ 「へえ・・・」
クラレット 「【ストラ】は男性より女性が使うほうが強い効果を発揮するんです 訓練次第では、ひどいケガですら一瞬で治してしまうそうですよ」
ナツミ 「・・・すごいなぁ」
【ストラ】って便利なんだね
**5話
ナツミ 「うーん、今日は大変な一日だったね!」
クラレット 「「今日も」ですよね? 貴方の側で暮らすようになってから、平穏に終わった日なんかないんですもの」
ナツミ 「ええ~、なに? それってあたしのせいなの~?」
クラレット 「ひょっとして・・・ 騒ぎの元凶だって自覚してないんですか?」
ナツミ 「・・・あたしのせい?」
クラレット 「違うんですか?」
ナツミ 「・・・・・・」
クラレット 「ふふっ、冗談ですよ 少なくとも私は、自分がこんな日々を過ごせているのが、楽しいと思ってるんですよ」
はじめてかも・・・ あんなふうに笑ったの
**6話
クラレット 「カノンの中に流れているのはシルターンという世界の、鬼神の血ですね・・・」
ナツミ 「シルターン?」
クラレット 「召喚術で開かれる4つの世界のひとつです そこに住む鬼神たちはきょうじんな肉体と破壊の力をもっています」
ナツミ 「それでカノンは怪力を出したんだね」
クラレット 「はぐれになった鬼神がカノンの父親らしいのですが 召喚師として、改めて考えさせられてしまいました」
ナツミ 「・・・うん、あたしも」
召喚術を使う者としての責任、か・・・
**7話
クラレット 「まだ、さっきのことを考えているんですね?」
ナツミ 「クラレット?」
クラレット 「貴方は頑張りました 何もしないで、彼らを見捨てたわけじゃない」
ナツミ 「でも・・・」
クラレット 「過ぎてしまったことを悔いたって、やり直すことはできません 大切なのはこれから先ではないですか?」
ナツミ 「・・・うん」
わかってはいる・・・ でも・・・
**8話
クラレット 「どうやらモナティさんは、メイトルパにいるレビットみたいです」
ナツミ 「???」
クラレット 「メイトルパというのは幻獣や亜人間の世界で レビットは、亜人間の一種なんですよ 不思議な力がある以外は人間と同じような暮らしをしているらしいですね」
ナツミ 「じゃあ、モナティにも不思議な力が!?」
クラレット 「今のところはなんとも言えません メイトルパからの召喚術は、私、あまり得意じゃないんです」
ナツミ 「そっか・・・」
モナティも不思議な力を持ってるのかな?
**9話
クラレット 「ナツミは私が説明する前から忍者について知っていたみたいですね?」
ナツミ 「忍者って言うか くのいちがね、あたしの世界にもいたんだ だからね・・・」
クラレット 「サプレス、シルターン ロレイラルに、そしてメイトルパ・・・ 貴方のいた世界はこの4つのうちのどれでもないみたいですね」
ナツミ 「うん・・・」
クラレット 「心配しないでください 貴方がいた世界を見つけてきっと私が帰してさしあげますから」
ナツミ 「うん、信じてる・・・」
あたしのいた世界はどっちにあるのかな?
**10話
クラレット 「自分の行おうとしていることの結果を、ラムダはきっと理解しています 犠牲を生むことの罪の重さを、背負っていく決意をもっているのでしょう 私は・・・ すこしだけあの人のことがうらやましいかもしれません」
ナツミ 「え?」
クラレット 「全てを覚悟して決断できる勇気があったなら・・・」
ナツミ 「クラレット?」
クラレット 「いえ・・・ なんでもないんです ・・・・・・」
クラレットはどうしてあんなことを言ったんだろ?
**11話
ナツミ 「バノッサのあの力ってやっぱり・・・」
クラレット 「ええ、召喚術だとわたしは思います 前にも言ったとおり、知識とサモナイト石があれば、召喚術は誰でも使えるんです」
ナツミ 「だとしたら、バノッサはどうやってそれを手に入れたんだろ? この街で召喚術が使えるのはあたしたちと、マーン三兄弟ぐらいだっていうのに・・・」
クラレット 「それはわかりませんが彼が強い力を手にしたことはたしかです 気をつけてください 彼は多分、貴方のことをまだ憎んでいます」
ナツミ 「そんな・・・」
あれは、本当に召喚術だったのかな?
**12話
クラレット 「あの宝玉はサプレスの悪魔たちと誓約する力を持っているようです サモナイト石も使わずに固定化させてしまうのですから」
ナツミ 「・・・よりによってバノッサがそんなモノを手に入れちゃったのか」
クラレット 「関わらないほうがいいと、わたしは思います」
ナツミ 「え、今、なんて?」
クラレット 「あの黒装束たちとだけは、関わってはいけない気がするんです」
ナツミ 「無理でしょ あたしが嫌がっても、バノッサが・・・」
クラレット 「わかっています! でも・・・」
ナツミ 「クラレット?」
クラレット 「ダメなんです・・・ 絶対・・・・・・」
クラレットは何を怖がってるのかな
**14話
ナツミ 「信じられないよ あたし、そんなに大きな力を持ってるなんて・・・」
クラレット 「私も驚いています 貴方の力が誓約者に匹敵しているなんて・・・」
ナツミ 「でも、変だよね 日本・・・向こうでは別に普通だったのに あたし、そんなの夢物語だと思ってたよ」
クラレット 「事故のせいかもしれませんね・・・」
ナツミ 「あ、でもさ! 今は必要な力だし 結果的には良かったと思ってるよ、あたし」
クラレット 「・・・・・・」
あたし、このためにこの世界に呼ばれたのかもしれない・・・
**17話
クラレット 「こんなふうにまた、あなたと話ができるなんて思ってもいませんでした」
ナツミ 「うん、そうだね」
クラレット 「私・・・あなたが全てを知ってどうなるのかがずっとこわかった・・・ きっとあなたは、私を恨むだろうと思っていました でも、あなたは優しい言葉をかけてくれました 何故・・・ですか? 私は、ずっと嘘をついていたのに・・・」
ナツミ 「嘘だけじゃなかった・・・からかな? たしかに君は、あたしに嘘をついてきたのかもしれないけど でもさ、それ以上に仲間としてあたしたちのことを助けてくれた だからね、あたしは君のことを信じられる」
クラレット 「ありがとう ナツミ 私・・・あなたに会えて・・・本当に・・・良かった」
ナツミ 「あたしも同じだよ 君がいてくれたから、一人じゃなかったからこうして笑っていられるんだもの」
クラレット 「覚えて・・・いますか 2人で儀式の跡を調べに行った時、たずねたことを あなたがこの世界に呼ばれたとき、助けを求める声がした そう言いましたよね」
ナツミ 「うん、覚えてる」
クラレット 「私は儀式をしながら、ずっと悩み続けていました 自分のやっていることが正しいことなのか 本当に世界を滅ぼしてしまってもいいのか 答えを出せずに心の中で悲鳴をあげていたんです・・・ 助けてほしい、って」
ナツミ 「それじゃ・・・」
クラレット 「きっと、あれは、私の心の叫びだったのかも ・・・そう思います あなたはその声に応えてくれた・・・ 本当にありがとう あなたがいたから私は本当の私を知ることができました」
ナツミ 「クラレット・・・」
クラレット 「だから、約束します 絶対にあなたをもとの世界に帰すと 今度は、わたしがあなたをまもる番です ・・・あなたがわたしを助けてくれたように」
ナツミ 「ありがと・・・ あたしも、約束する! この先どんなことがあったって、最後まで君を守ってみせるからね」
**ED
そして、あたしは帰ってきた。
何もかもがそのままだった。
あたしは制服のまま、夕暮れの公園でぼんやり立ちつくしていたんだ。
夢でも見ていたっていうの?
でも、リィンバウムでの日々はあたしの心にはっきり刻まれている。
夕闇に風が吹いて、頬にひんやりとした冷たさを感じた。
あれ・・・?
あたし・・・どうして泣いてるのかな?
いつもと変わりない毎日が始まる。
ただ、あたしはちょっとだけ変わったのかも知れない。
友達とおしゃべりする時間が少しだけ減って、一人でいる時間ができた。
そして、あたしは問いかける。
あたし、がんばってるかな?
あなたに恥ずかしくないように生きているかな?
心を澄ませば、またあの声が聞こえてくるような気がして。
会いたい・・・。
もう一度、あなたに会いたい!
「ああ・・・やっと帰ってこれました・・・ 貴方の側に・・・私の居場所に・・・。」
2009-08-22T13:53:33+09:00
1250916813
-
ソル-ト
https://w.atwiki.jp/summon_ed/pages/154.html
**2話
ソル 「すまないな 俺をここに置いてくれるように、ずいぶん骨折ってくれて・・・」
トウヤ 「いや、別にたいしたことはしていないよ ここの人たちは、みんな親切だからね」
ソル 「どうしてだ?」
トウヤ 「え?」
ソル 「お前、簡単に人を信用しすぎるんじゃないか それに・・・親切すぎるぜ 俺は、お前を事故に巻き込んだ召喚師の一員なんだぞ・・・憎くないのかよ!?」
トウヤ 「・・・憎んだところでどうにもなるもんじゃないからな それに君は、僕の前に名乗り出てきてくれた 黙って逃げたっていいのに、自分から僕の前に出てきてくれた だから僕は君を信じようと思ったんだ みんなもきっと同じさ」
ソル 「それならいいんだけどな・・・」
まずは、僕が彼を信じないとな・・・全てはそれからだ
**3話
ソル 「・・・」
トウヤ 「どうかしたのか ため息をついて」
ソル 「あきれたやつだよな お前もさ・・・」
トウヤ 「・・・すまない」
ソル 「あのなぁ、俺はお前を元の世界に戻そうって、必死なんだぜ・・・ まったく、お気楽にもほどがあるぜ・・・」
やれやれ、叱られてしまったよ
**4話
トウヤ 「ジンガの使う【ストラ】は召喚術とは違う力なのか?」
ソル 「全く別物さ 呪文じゃなくて、呼吸を使う もちろんサモンナイト石だって必要ない 同じなのは精神の集中が必要ってところだけさ」
トウヤ 「なるほど」
ソル 「あとな【ストラ】は男より女の方が強い力を出せるらしいぜ 訓練次第では、ひどいケガですら一瞬で治してしまうらしい」
トウヤ 「・・・すごいもんだな」
【ストラ】って便利な力なんだな・・・
**5話
トウヤ 「やれやれ、今日は大変な一日だったな」
ソル 「「今日も」だろ? 平穏じゃないのはお前が騒動を呼んでるからじゃないのか?」
トウヤ 「そうかな・・・」
ソル 「おいおい騒ぎの元凶に自覚がないってのは無しだぜ」
トウヤ 「・・・僕のせいか?」
ソル 「言っただろ、そう」
トウヤ 「・・・・・・」
ソル 「ウソだって、ウソ 少なくとも俺はこの生活、楽しんでる ほんと、刺激的だぜ」
初めてだよな・・・ あんなふうに笑ったの
**6話
ソル 「カノンの中に流れているのは、シルターンという鬼神の血だ・・・」
トウヤ 「シルターン?」
ソル 「召喚術で開かれる4つの世界のひとつだ そこに住む鬼神たちはきょうじんな肉体と破壊の力をもっている」
トウヤ 「ああ、だからカノンは怪力を発揮したのか」
ソル 「はぐれになった鬼神がカノンの父親らしいが、召喚術を使う者として改めて考えさせられてしまうな」
トウヤ 「・・・そうだな」
召喚術を使う者としての責任、か・・・
**7話
ソル 「なあ、さっきのことを考えているのか?」
トウヤ 「ソル?」
ソル 「お前は充分に精一杯やってたぜ俺にはそう見えた ただ見捨てたんじゃない」
トウヤ 「でも・・・」
ソル 「過ぎてしまったことを悔いたって、やり直すことはできない 大切なのはこれから先だぜ・・・な」
トウヤ 「・・・ああ」
わかってはいるんだ でも・・・
**8話
ソル 「モナティはメイトルパに生息するレビットらしいな」
トウヤ 「???」
ソル 「メイトルパっていうのは幻獣や亜人間の世界さ レビットは、亜人間の一種なんだよ 不思議な力がある以外は、人間と同じような暮らしをしてるらしい」
トウヤ 「じゃあ、モナティにも不思議な力が?」
ソル 「今のところはなんとも言えない 実は俺さメイトルパから召喚獣呼ぶの、苦手なんだ」
トウヤ 「そうか・・・」
モナティも不思議な力を持ってるのかな?
**9話
ソル 「トウヤは俺が説明する前から忍者について知ってたみたいだな」
トウヤ 「僕のいた世界にも、昔は忍者がいたからね 昔の話だけれど」
ソル 「サプレス、シルターン、ロレイラルに、そしてメイトルパ・・・ お前のいた世界は4つの世界のどれでもないようだな」
トウヤ 「ああ・・・」
ソル 「俺を信じてくれ 絶対にお前を元の世界に帰してやる」
トウヤ 「ああ、信じてるよ」
僕のいた世界はどこにあるんだろう?
**10話
ソル 「ラムダは、自分のしようとしていることをきっとわかってる 犠牲さえも、自分の罪にして、背負っていくつもりなんだ・・・ 俺は・・・すこしだけあの人のことがうらやましいのかもな・・・」
トウヤ 「え?」
ソル 「全てを覚悟して決断できる勇気があったなら・・・」
トウヤ 「ソル?」
ソル 「あ、いやなんでもない なんでもないよ」
ソルはどうしてあんなことを言ったんだろう?
**11話
トウヤ 「バノッサが使ったのはやっぱり・・・」
ソル 「ああ、召喚術だ 前にも言っただろ 知識とサモナイト石があれば、召喚術は誰でも使えるんだよ」
トウヤ 「だとしたら、バノッサはどうやってそのことを知ったんだろう この街で召喚術が使えるのは僕と君、あとはマーン三兄弟ぐらいのはずなのに・・・」
ソル 「方法はともかく、奴が力を手に入れたのは事実なんだ 気をつけろ、バノッサはまだお前を憎んでるはずだ」
トウヤ 「ああ・・・」
あれは、本当に召喚術だったんだろうか?
**12話
ソル 「あの宝玉・・・! サプレスの悪魔と契約できる力が!? それも、サモナイト石さえ使わずに、固定化させるだって?」
トウヤ 「そんな物を、バノッサは手に入れてしまったのか」
ソル 「奴とはこれ以上関わっちゃだめだ」
トウヤ 「え?」
ソル 「あの黒装束たちとだけは、関わってはいけない気がするんだよ」
トウヤ 「それは無理だと思うよ 僕が望まなくたって バノッサが・・・」
ソル 「わかってるさ! でもな・・・」
トウヤ 「ソル?」
ソル 「それでも・・・俺は・・・・・・!」
ソルは何を怖がってるんだ?
**14話
トウヤ 「信じられないな僕の力がそんなに強いものだったなんて」
ソル 「俺も驚いてる お前の力が誓約者に匹敵するほどだなんて」
トウヤ 「正直に言うと、実感がわいてこないな 向こうの世界での僕はごく普通の人間でしかなかったんだから」
ソル 「もしかして事故のせいなのかもな・・・」
トウヤ 「でも、そのおかげで僕にも役に立てることが見つかったんだ 今となっては、この力に感謝するべきかもしれないな」
ソル 「・・・・・・」
僕がここに呼ばれたのはこのためだったのかもしれない
**17話
ソル 「こんなふうにまたお前と話ができるなんて思いもしなかったよ」
トウヤ 「ああ・・・」
ソル 「お前が全てを知ったときどうなるのかがずっとこわかった・・・ きっとお前は俺のことを恨むだろうと思っていたんだ でもお前は俺に優しい言葉をかけてくれた どうしてだ? 俺はずっとお前に嘘をついていたのに・・・」
トウヤ 「嘘だけじゃなかったからさ たしかに君は、僕らに嘘をついてきたのかもしれない だけどそれ以上に、君は仲間として僕たちのことを助けてくれただろう だから、僕は君のことを信じられる」
ソル 「ありがとうトウヤ 俺は・・・お前と出会えて良かった、本当に・・・」
トウヤ 「それは僕も同じさ 君がいてくれたから、一人じゃなかったから僕はこの力の重みに耐えられたんだよ」
ソル 「・・・覚えてるか?二人で儀式の跡を調べに行った時、お前が俺にたずねたことを お前がこの世界に呼ばれた時、助けを求める声が聞こえたって・・・」
トウヤ 「ああ、覚えてるよ」
ソル 「俺は儀式をしながら、ずっと悩み続けていた 自分のやっていることが正しいことなのか 本当に世界を滅ぼしてしまってもいいのか 答えを出せずに、俺は心の中で悲鳴をあげていたんだよ・・・ 助けてくれ、って」
トウヤ 「それじゃ・・・」
ソル 「お前が聞いたのは俺の心の叫び声だったのかもしれない・・・ そしてお前はその声に応えてくれたんだ 本当にありがとう。お前が来てくれたから俺は本当の俺に出会うことができたんだ」
トウヤ 「ソル・・・」
ソル 「だから約束するよ絶対にお前を元の世界に帰してみせるって お前がそうしてくれたように、今度は俺がお前を守ってみせる!」
トウヤ 「ありがとう 僕も今、ここで誓うよ この先どんなことがあったとしても、最後まで君を守るって・・・」
**ED
そして、僕は帰ってきた。
何もかもがそのままだった
僕は制服のまま、あの夕暮れの公園でぼんやり立ちつくしていたんだ。
夢でも見ていたんだろうか?
でも、リィンバウムでの日々は僕の心にはっきりと刻まれている。
夕闇に風が吹いて、頬にひんやりとした冷たさを感じた。
あ・・・?
どうして、僕は泣いているんだ?
いつもと同じ毎日が始まった。
僕は前よりも、クラスメイトとうちとけて話をするようになった。
それは多分、本当の友達というものを知ったからなのかもしれない。
人を信じることの大切さを、知ったせいなのかもしれない。
ありがとう・・・どうやら僕も、自分の居場所を見つけられそうだよ。
遠い世界の君へと呼びかける。
届くはずのない声に心を澄ます。
会いたい・・・。
もう一度、お前に会いたい!
「手間かけさせやがって・・・ もう絶対に、お前のそばから離れないぜ。」
2009-08-22T13:52:34+09:00
1250916754
-
キール-ナ
https://w.atwiki.jp/summon_ed/pages/153.html
**2話
キール 「僕がここにいられるように、君はずいぶんと苦労してくれたみたいだな どうしてだ?」
ナツミ 「え?」
キール 「なぜ見ず知らずの僕をそんなに簡単に信用できるんだい? 親切にできるんだい? それに、僕は君を事故に巻きこんだ召喚師の一員なんだぞ・・・ 憎くは、ないのか?」
ナツミ 「自分で信じてくれって言ったのに、変なこと言うんだね あなた、あたしの前に名乗り出てきてくれたじゃない? 黙って逃げたっていいのに、自分から出てきてくれた それで充分に、信じる理由だから・・・みんなもきっと同じ」
キール 「だと、いいがね・・・」
まずはあたしが、彼を信じないと! 全てはそれからだね!
**3話
キール 「・・・」
ナツミ 「どしたの? 怖い顔して?」
キール 「正直、今日の一件には呆れたよ」
ナツミ 「・・・うっ」
キール 「君を無事に元の世界へ帰そうとしている僕の立場がわかっているのなら・・・ 君はもう少し、自分の立場を自覚してくれ」
あーあ・・・ 叱られちゃった
**4話
ナツミ 「ジンガの使う【ストラ】は、召喚術とは違う力なの?」
キール 「ああ、違うよ 呪文のかわりに呼吸を使うし、サモナイト石も必要無いしね 精神集中が必要なのが同じだけかな」
ナツミ 「へえ・・・」
キール 「【ストラ】は男性より女性が使う方が、強い効果を発揮するらしい 訓練次第では、ひどいケガですら一瞬で治してしまうということだ」
ナツミ 「・・・すごいなあ」
【ストラ】って便利なんだね
**5話
ナツミ 「うーん、今日は大変な一日だった?!」
キール 「「今日も」だろ? 君と一緒に暮らすようになったから、平穏に終わった日なんかないじゃないか」
ナツミ 「ええっ!?」
キール 「やれやれ 騒ぎの元凶に自覚がないとはな」
ナツミ 「あたしのせいかなあ?」
キール 「そう聞こえなかったか?」
ナツミ 「・・・・・・」
キール 「はははっ、すねるなよ 少なくとも僕は、自分がこんな日々を過ごせているのが、楽しいと思っているんだ」
はじめてかも・・・ あんなふうに笑ったの
**6話
キール 「カノンの中に流れているのは、シルターンという世界の、鬼神の血だよ・・・」
ナツミ 「シルターン?」
キール 「召喚術で開かれる4つの世界のひとつさ そこに住む鬼神たちはきょうじんな肉体と破壊の力をもっている」
ナツミ 「そっか、それでカノンってば、あんなすごい力を・・・」
キール 「はぐれになった鬼神がカノンの父親らしいが、召喚術を使う者として改めて考えさせられてしまうよ」
ナツミ 「・・・うん、そうだね」
召喚術を使う者としての責任、か・・・
**7話
キール 「まだ、さっきのことを考えているのか?」
ナツミ 「キール?」
キール 「君は自分にできることを、精一杯やっていたと僕は思う 何もしないで、彼らを見捨てたんじゃない」
ナツミ 「でも・・・」
キール 「過ぎてしまったことを悔いたって、やり直すことはできない 大切なのはこれから先じゃないのか?」
ナツミ 「うん・・・」
わかってはいる・・・ でも・・・
**8話
キール 「どうやらモナティは、メイトルパに生息するレビットらしいな」
ナツミ 「???」
キール 「メイトルパというのは幻獣や亜人間の世界さ レビットは、亜人間の一種なんだよ 不思議な力がある以外は、人間と同じような暮らしをしているらしい」
ナツミ 「じゃあ、モナティにも不思議な力が!?」
キール 「今のところはなんとも言えないな 僕はメイトルパからの召喚術はあまり得意じゃないんだよ」
ナツミ 「そっか・・・」
モナティも不思議な力を持ってるのかな?
**9話
キール 「ナツミは僕が説明する前から、忍者について知ってたようだな?」
ナツミ 「うん、あたしの世界・・・ あたしの国にも忍者がいたの・・・ よく知らないけど」
キール 「サプレス、シルターン ロレイラルに、そしてメイトルパ・・・ 君がいた世界はこれら4つのうちのどれでもないようだね」
ナツミ 「うん・・・」
キール 「君がどこから来たのかまだわからないけど、きっと僕が元の世界へ帰してみせるから」
ナツミ 「うん、信じてるよ!」
あたしのいた世界はどっちにあるのかな?
**10話
キール 「自分の行おうとしていることの結果を、ラムダはきっと理解している 犠牲を生むことの罪の重さを、背負っていく決意をもっているんだろう 僕は・・・すこしだけあの人のことがうらやましい」
ナツミ 「え?」
キール 「全てを覚悟して決断できる勇気があったなら・・・」
ナツミ 「キール?」
キール 「いや・・・ なんでもない なんでもないんだ」
キールはどうしてあんなことを言ったんだろ?
**11話
ナツミ 「バノッサのあの力ってやっぱり・・・」
キール 「僕は召喚術だと思う 前にも言ったとおり、知識とサモナイト石があれば、召喚術は誰でも使えるはずなんだ」
ナツミ 「でも、バノッサがそんなの手に入れられるわけないでしょ? この街で召喚術が使えるのはあたしたちと、マーン三兄弟ぐらいだっていうのに・・・」
キール 「方法はともかく、彼がああいった力を手にしたのは事実だ 気をつけた方がいい バノッサは多分、君をまだ憎んでいる」
ナツミ 「そんな・・・」
あれは、本当に召喚術だったのかな?
**12話
キール 「あの宝玉はサプレスの悪魔たちと誓約する力を持っているようだな それも並の力じゃない サモナイト石を使わずに固定化させてしまうのだからな」
ナツミ 「・・・なんてモノを、バノッサは手に入れたんだか・・・」
キール 「関わり合いにならないほうがいい」
ナツミ 「え、今、なんて?」
キール 「あの黒装束たちとだけは、関わってはいけない気がするんだ」
ナツミ 「無理でしょ あたしが嫌がっても、バノッサが・・・」
キール 「わかってるさ! だが・・・」
ナツミ 「キール?」
キール 「それでも・・・ 僕は・・・・・・」
キールは何を怖がってるのかな
**14話
ナツミ 「信じられない・・・ そんなすごい力があたしにあるなんて」
キール 「僕も驚いている 君の力が誓約者に匹敵するほどとは・・・」
ナツミ 「でもね、向こうの世界では、ホントに普通の女の子だったんだよ なんか、実感わかないんだ・・・」
キール 「事故のせいなのかもしれないな・・・」
ナツミ 「事故か・・・ でもね、今はこの力が必要になってるんだし あたし、これはこれで良かったって思う」
キール 「・・・・・・」
あたし、このためにこの世界に呼ばれたのかもしれない・・・
**17話
キール 「こんなふうにまた君と話ができるなんて思いもしなかったよ」
ナツミ 「うん、そうだね」
キール 「君に全てを知った時、どうなるのかがずっとこわかった・・・ きっと君は、僕のことを恨むだろうと思っていたんだ でも、君は僕に優しい言葉をかけてくれた どうしてだ? 僕はずっと君に、嘘をついていたのに・・・」
ナツミ 「嘘だけじゃなかった・・・からかな? たしかに君は、あたしに嘘をついてきたのかもしれないけど でもさ、それ以上に仲間としてあたしたちのことを助けてくれた だからね、あたしは君のことを信じられる」
キール 「ありがとう ナツミ。僕は・・・君と出会えて良かった 本当に・・・」
ナツミ 「あたしも同じだよ 君がいてくれたから、一人じゃなかったからこうしえ笑っていられるんだもの」
キール 「・・・覚えてるか? 二人で儀式の跡を調べに行った時、君が僕にたずねたことを 君がこの世界に呼ばれた時、助けを求める声が聞こえたって・・・」
ナツミ 「うん、覚えてる」
キール 「僕は儀式をしながら、ずっと悩み続けていた 自分のやっていることが正しいことなのか 本当に世界を滅ぼしてしまってもいいのか 答えを出せずに、僕は心の中で悲鳴をあげていたんだよ・・・ 助けてくれ、って」
ナツミ 「それじゃ・・・」
キール 「君が聞いたのは、僕の心の叫びかもしれない・・・ そして、君はその声に応えてくれたんだ 本当にありがとう 君が来てくれたから、僕は本当の僕に出会うことができたんだ」
ナツミ 「キール・・・」
キール 「だから、約束するよ 絶対に君を元の世界へ帰してみせるって 君がそうしてくれたように、今度は僕が君を守ってみせる!!」
ナツミ 「ありがと・・・あたしも約束する! この先どんなことがあったっって、最後まで君を守ってみせるからね」
**ED
そして、あたしは帰ってきた。
何もかもがそのままだった。
あたしは制服のまま、夕暮れの公園でぼんやり立ちつくしていたんだ。
夢でも見ていたっていうの?
でも、リィンバウムでの日々はあたしの心にはっきり刻まれている。
夕闇に風が吹いて、頬にひんやりとした冷たさを感じた。
あれ・・・?
あたし・・・どうして泣いてるのかな?
いつもと変わりない毎日が始まる。
ただ、あたしはちょっとだけ変わったのかも知れない。
友達とおしゃべりする時間が少しだけ減って、一人でいる時間ができた。
そして、あたしは問いかける。
あたし、がんばってるかな?
あなたに恥ずかしくないように生きているかな?
心を澄ませば、またあの声が聞こえてくるような気がして。
会いたい・・・。
もう一度、あなたに会いたい!
「待たせてしまってすまない だけど、これからはずっと一緒だよ。」
2009-08-22T13:51:38+09:00
1250916698
-
カシス-ト
https://w.atwiki.jp/summon_ed/pages/152.html
**2話
カシス 「面倒かけちゃったわね あたしをここに置いてくれるために、かなり無理したんでしょ?」
トウヤ 「いや、別にたいしたことはしていないよ ここの人たちは、みんな親切だからね」
カシス 「そうね・・・人が良すぎるくらい あたしが言ったことを頭から信じてくれた 証拠なんかどこにもないのに・・・ ねえ・・・キミはあたしのことを本当に信じてくれる? 憎んだりしてない?」
トウヤ 「・・・憎んだところでどうにもなるもんじゃないからな それに君は、僕の前に名乗り出てきてくれた 黙って逃げたっていいのに、自分から僕の前に出てきてくれた だから、僕は君を信じようと思ったんだ みんなもきっと同じさ」
カシス 「うん・・・」
まずは僕が、彼女を信じないとな・・・ 全てはそれからだ
**3話
カシス 「あたしもかなりお気楽なほうだなって思ってたけど・・・ キミはそれに輪をかけて、お気楽ねえ」
トウヤ 「余計なお世話だよ」
カシス 「なによぉ、その生意気な態度は? ふーん・・・ かわいそうだからってせっかく夕ご飯のパンとっといたげたのに」
トウヤ 「(えっ!?)」
カシス 「やっぱ食べちゃおっと」
トウヤ 「あっ、ちょっと!」
カシス 「もぐもぐ・・・ あー、おいしかった」
トウヤ 「ああ・・・っ!?」
カシス 「ふふーん、だ これに懲りたらすこしは立場を考えて行動しなさいよ?」
最初から僕をからかうつもりだったんじゃないか?
**4話
トウヤ 「ジンガの使う【ストラ】は、召喚術とは違う力なのか?」
カシス 「うん、違うわね 呪文のかわりに呼吸を使うし、サモナイト石も必要ないでしょ 精神集中が必要なのが同じくらいかなぁ」
トウヤ 「なるほど」
カシス 「【ストラ】は男性より女性が使うほうが強い効果を発揮するみたい 訓練次第では、ひどいケガですら一瞬で治しちゃうらしいよ」
トウヤ 「・・・すごいもんだな」
【ストラ】って便利な力なんだな・・・
**5話
トウヤ 「やれやれ、今日は大変な一日だったな」
カシス 「「今日も」でしょ? キミたちと暮らすようになってから、平穏に終わった日なんかないじゃない」
トウヤ 「そうかな・・・」
カシス 「あーあ 騒ぎの元凶に自覚がないのは困りものねぇ」
トウヤ 「・・・僕のせいか?」
カシス 「そう聞こえなかった?」
トウヤ 「・・・・・・」
カシス 「ウソウソ、冗談よ あたしにしてみれば、こんなに刺激的な毎日がすごせて、すっごく楽しいんだから」
初めてだよな・・・ あんなふうに笑ったの
**6話
カシス 「カノンの中に流れているのは、シルターンという世界の、鬼神の血だね・・・」
トウヤ 「シルターン?」
カシス 「召喚術で開かれる4つの世界のひとつよ そこに住む鬼神たちはきょうじんな肉体と破壊の力をもってるの」
トウヤ 「ああ、だからカノンは怪力を発揮したのか」
カシス 「はぐれになった鬼神がカノンの父親らしいんだけど 召喚師として、改めて考えさせられちゃったなあ」
トウヤ 「・・・そうだな」
召喚術を使う者としての責任、か・・・
**7話
カシス 「まだ、さっきのことを考えてるんでしょ?」
トウヤ 「カシス?」
カシス 「キミは頑張ってたよ 何もしないで、彼らを見捨てたんじゃない」
トウヤ 「でも・・・」
カシス 「過ぎてしまったことを悔いたって、やり直すことはできないんだよ 大切なのはこれから先じゃない?」
トウヤ 「・・・ああ」
わかってはいるんだ でも・・・
**8話
カシス 「どうやらモナティは、メイトルパに生息するレビットみたいね」
トウヤ 「???」
カシス 「メイトルパって世界で暮らしてる、亜人間って人たちのことよ あたしたちと違うのは不思議な力をもってることと、見た目ぐらいかしらねぇ・・・」
トウヤ 「じゃあ、モナティにも不思議な力が?」
カシス 「うーん、どうだろ。よくわかんないなぁ あたしはメイトルパの召喚術は、あまり得意じゃないのよねー」
トウヤ 「そうか・・・」
モナティも不思議な力を持ってるのかな?
**9話
カシス 「トウヤはあたしが説明しなくても、忍者のことを知ってたね?」
トウヤ 「僕のいた世界にも、昔は忍者がいたからね 昔の話だけれど」
カシス 「サプレス、シルターン ロレイラルに、そしてメイトルパ・・・ キミのいた世界はこの4つのうちのどれでもないみたいだね」
トウヤ 「ああ・・・」
カシス 「キミがいた世界がどこなのか、まだわかんないけど、きっと帰れる方法は見つけるから」
トウヤ 「ああ、信じてるよ」
僕のいた世界はどこにあるんだろう?
**10話
カシス 「自分の行おうとしていることの結果を、ラムダはわかってるんだよね 犠牲を生むことの罪の重さを、背負ってく覚悟をしてるんだろうな ちょっと・・・うらやましいかも」
トウヤ 「え?」
カシス 「アタシにも決断するための勇気があったら・・・」
トウヤ 「カシス?」
カシス 「あっ・・・な、なんでもないよ あは、ははははっ あは、ははははっ」
カシスはどうしてあんなことを言ったんだろう?
**11話
トウヤ 「バノッサの使ったのはやっぱり・・・」
カシス 「召喚術みたいだね 前も言ったけど、知識とサモナイト石があれば、誰でも召喚術は使えるんだからね」
トウヤ 「だとしたら、バノッサはどうやってそのことを知ったんだろう この街で召喚術が使えるのは僕と君、あとはマーン三兄弟ぐらいのはずなのに・・・」
カシス 「それはわかんないけどバノッサが力を手にしたことはたしかね 気をつけなさいよ バノッサは多分、キミを狙ってくるから」
トウヤ 「ああ・・・」
あれは、本当に召喚術だったんだろうか?
**12話
カシス 「あの宝玉はサプレスの悪魔たちと誓約する力を持っているのね それも並の力じゃない サモナイト石も使わずに固定化させちゃうんだもの」
トウヤ 「そんな物を、バノッサは手に入れてしまったのか」
カシス 「関わり合いにならないほうがいいよ」
トウヤ 「え?」
カシス 「あの黒装束たちとだけは、関わらないほうがキミのためだと思うの」
トウヤ 「それは無理だと思うよ 僕が望まなくたって、バノッサが・・・」
カシス 「わかってるよ! けど・・・」
トウヤ 「カシス?」
カシス 「ダメなのよ・・・ 絶対・・・・・・」
カシスは何を怖がってるんだ?
**14話
トウヤ 「信じられないな 僕の力がそんなに強いものだったなんて」
カシス 「あたしも驚いたよ 君の力が誓約者に匹敵するなんて・・・」
トウヤ 「正直に言うと、実感がわいてこないな 向こうの世界での僕はごく普通の人間でしかなかったんだから」
カシス 「やっぱり、事故のせいなのかもね・・・」
トウヤ 「でも、そのおかげで僕にも役に立てることが見つかったんだ 今となっては、この力に感謝をするべきかもしれないな」
カシス 「・・・・・・」
僕がここに呼ばれたのはこのためだったのかもしれない
**17話
カシス 「こんなふうにまた話ができるなんて思いもしなかったよ」
トウヤ 「ああ・・・」
カシス 「あたし・・・キミが全てを知った時どうなるのかがずっとこわかった・・・ きっと、あたしのこと恨むって思ってた でも、キミは優しい言葉をかけてくれた・・・なぜ? あたし、ずっと、嘘をついていたのに・・・」
トウヤ 「嘘だけじゃなかったからさ たしかに君は、僕らに嘘をついてきたのかもしれない だけどそれ以上に、君は仲間として、僕たちのことを助けてくれただろう だから、僕は君のことを信じられる」
カシス 「ありがと、トウヤ あたし・・・キミに会えて・・・良かった」
トウヤ 「それは僕も同じさ 君がいてくれたから、一人じゃなかったから僕はこの力の重みに耐えられたんだよ」
カシス 「・・・覚えてる? 二人で儀式の跡を調べに行った時、キミがたずねたこと キミが・・・この世界に呼ばれた時、助けを求める声が聞こえたって言ったの」
トウヤ 「ああ、覚えてるよ」
カシス 「あたし、儀式の間ずっと悩み続けていた 自分のやっていることが正しいことなのか 本当に世界を滅ぼしてしまってもいいのか 答えを出せずに心の中で悲鳴をあげていたの・・・ 助けてって・・・」
トウヤ 「それじゃ・・・」
カシス 「あたしの・・・心の叫びだったのかもしれない・・・ 思い込みかもしれない でも、キミは答えてくれた 本当にありがとう キミがいなかったらあたし、本当の自分に会えてなかったかも」
トウヤ 「カシス・・・」
カシス 「だから、約束する 絶対にキミを元の世界に帰すって! こんどはあたしがキミを守ってみせる!!」
トウヤ 「ありがとう 僕も今、ここで誓うよ この先どんなことがあったとしても、最後まで君を守るって・・・」
**ED
そして、僕は帰ってきた。
何もかもがそのままだった
僕は制服のまま、あの夕暮れの公園でぼんやり立ちつくしていたんだ。
夢でも見ていたんだろうか?
でも、リィンバウムでの日々は僕の心にはっきりと刻まれている。
夕闇に風が吹いて、頬にひんやりとした冷たさを感じた。
あ・・・?
どうして、僕は泣いているんだ?
いつもと同じ毎日が始まった。
僕は前よりも、クラスメイトとうちとけて話をするようになった。
それは多分、本当の友達というものを知ったからなのかもしれない。
人を信じることの大切さを、知ったせいなのかもしれない。
ありがとう・・・
どうやら僕も、自分の居場所を見つけられそうだよ。
遠い世界の君へと呼びかける。
届くはずのない声に心を澄ます。
会いたい・・・。
もう一度、お前に会いたい!
「えへへ、約束どおり来ちゃったよ 迷惑だった・・・かな?」
2009-08-22T13:50:39+09:00
1250916639
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ガゼル-ナ
https://w.atwiki.jp/summon_ed/pages/151.html
**1話
ガゼル 「どうだ結構いい眺めだろ?」
ナツミ 「へぇ ここからだと街全体が見渡せるんだぁ」
ガゼル 「もう一度だけ聞いときだいんだけどよ・・・ お前、本当に召喚師じゃないのか?」
ナツミ 「もう、違うってば! あの不思議な光だって自分の意思で使ってるわけじゃないのよ 信じてくれる?」
ガゼル 「ケッ、当たり前だろうが 仲間の言葉を信じられないほど、俺はせこくねえよ・・・」
ガゼルってば、あんなだけど根はいいやつだよね
**2話
ナツミ 「ねぇ、ガゼル。前から聞きたかったんだけどさ・・・」
ガゼル 「あん?」
ナツミ 「どうして召喚師のことをそんなに嫌うの?」
ガゼル 「・・・この建物がよ、孤児院だったってのは覚えてるか? 街の援助金を受けて、孤児院は運営されてたんだがよ・・・ ある日それが打ち切られた 召喚師のせいでな」
ナツミ 「え?」
ガゼル 「領主の相談役をしている召喚師が、無駄な出費だと言い切りやがったんだとさ 院長のおっさんは抗議に出かけたが、それっきり今も帰ってこねえ そんで、このザマさ」
ナツミ 「そんな・・・」
ガゼル 「ま、だからって召喚師全員に恨みをもつのは筋違いってもんさ わかっちゃ・・・いるんだがよ・・・」
ガゼルが召喚師を嫌う気持ち、確かにわかる気がする・・・
**3話
ナツミ 「あーあ、ご飯抜きはひどいよねぇ・・・」
ガゼル 「なんだよ、後悔してんのか?情けねえなぁ」
ナツミ 「ベーだ! ガゼルだっておなかへってるくせに!」
ガゼル 「チッチ、甘いな・・・ほれ」
ナツミ 「クッキー!?」
ガゼル 「こういう展開は予想してたからな、準備に怠りはねえのさ」
ナツミ 「(計画的だぁ・・・)」
ガゼル 「お前だけにひもじい思いをさせとくのもなんだしな、食えよ」
ナツミ 「う、うん」
ガゼル 「言っとくが、リプレにゃあ黙っとけよ」
ふっふっふ、さすがはガゼル頼りになるねぇ!
**4話
ガゼル 「また一人、増えることになっちまったな」
ナツミ 「・・・ゴメン」
ガゼル 「ケッ、しょうがねえよ あの石頭を説得するのは無理そうだったしな まあ、自分の食いぶちは自分で稼ぐって約束してたからな タダ飯食いが増えたってわけじゃねえぶん、ましだぜ」
ナツミ 「あう、タダ飯食い・・・」
ガゼル 「・・・・・・」
ナツミ 「なんか、耳に痛いかも」
ガゼル 「確かに・・・」
お互いの傷口をえぐるのは不毛だねぇ・・・
**5話
ガゼル 「あいつと二人っきりでどこへ行ってたんだ?」
ナツミ 「うん、ちょっと例の穴を調べにね」
ガゼル 「・・・・・・ 声ぐらいかけてくれたっていいだろ・・・」
ナツミ 「え?」
ガゼル 「ケッ、なんでもねえよっ!」
ナツミ 「???」
あれはやっぱり、すねてるのかなあ?
**6話
ガゼル 「なあ、召喚術って資格が必要なもんなのか?」
ナツミ 「う~ん、あたしが知ってるわけないでしょ?」
ガゼル 「お前は自然に使えてるんだし、そのおかげで俺らも使えてるだろ じゃあバノッサの野郎は、なんで資格なんてほざきやがったんだ?」
ナツミ 「そういえば・・・」
ガゼル 「ケッ! さっぱりわかんねぇや」
バノッサの言っていた「資格」ってなんのことなんだろ?
**7話
ガゼル 「アキュートって連中が領主を倒そうとしてんのは知ってたさ しかし頭目が、ラムダだとは知らなかったぜ」
ナツミ 「ガゼルもラムダのことを知ってたの?」
ガゼル 「かっこ悪い話だがよ ずっと昔、ドジふんで兵士に捕まりかけたことがあってな その時に見逃してくれた二人の騎士の一人がレイドで・・・」
ナツミ 「もう一人が、ラムダ?」
ガゼル 「ま、そういうこった あんな風になっちまうとは思わなかったがな」
ガゼルもラムダのことを知っていたんだ
**8話
ガゼル 「・・・迷子、だよな」
ナツミ 「え?」
ガゼル 「あいつらもお前も、迷子みたいなもんだって言ったのさ」
ナツミ 「うん・・・」
ガゼル 「あーあ、しょうがねえっ! 泣いてる迷子を無視できるほど、俺は冷たくねえからな 面倒みてやるぜ、お迎えがくるまでな」
ナツミ 「ガゼル・・・」
迷子、か・・・
**9話
ナツミ 「みんな、元気になって良かったよね」
ガゼル 「ああ、もうあんな思いは二度とごめんだぜ 今日は疲れちまったからな、もう寝ちまうことにするわ お前もきちんと休んでおけよ」
ナツミ 「うん、おやすみガゼル・・・」
ガゼル、本当に必死だったもんねぇ
**10話
ガゼル 「しかしイムランの奴、助けてやったのに礼のひとつもなしかよ」
ナツミ 「ひざまづいて「ガゼルさま~」・・・とか?」
ガゼル 「ケッ! そんな気色悪いことしやがったら、蹴ってやるぜ!!」
ナツミ 「ねえ、それって謝るなってこと?」
イムランにお礼を期待するのはムダじゃないかな?
**11話
ガゼル 「騎士ってのは、なんかややこしいんだな 理想とか、名誉とかさ、俺にはわかんねえよ」
ナツミ 「ガゼルらしいよ」
ガゼル 「ケッ! なんとでも言ってろよ 格好つけて大事なもんをなくすなんて、俺はごめんだからな」
ナツミ 「うん・・・あたしも同感」
ガゼルらしいっていうかなんというか
**12話
ガゼル 「よりによってバノッサがあんな力を手に入れちまうとはよ こうなったら、一刻も早く宝玉を取り返さねえとな あいつがロクでもないことをしないうちにな」
ナツミ 「うん、そうだね」
バノッサは宝玉の力で何をする気なの・・・
**14話
ガゼル 「誓約者、か なんかどんどんお前が遠い存在になってくよなぁ・・・」
ナツミ 「そうかな・・・ あたしにとっては、ガゼルはガゼルだよ 口が悪くて、短期で、がめつくて・・・ へそまがりのくせに優しくて・・・」
ガゼル 「ケッ、悪かったな!」
ナツミ 「・・・・・・ ねぇ、これからもともだちでいてね」
ガゼル 「・・・・・・ わかりきったことを聞くんじゃねぇよ」
あたしはあたし それだけは本当だもん
**17話
ナツミ 「ありがとう・・・」
ガゼル 「え・・・? なんだよ やぶからぼうに?」
ナツミ 「思うんだ・・・あたし ガゼルがいなかったらこの世界で生きていけなかったかもって あ、もちろんガゼルだけじゃないよ リプレも、エドスも クラレットも! みんなが好き みんなを助けたい この世界を・・・ みんなを守りたいの」
ガゼル 「バーカ なに、ひとりで背負い込んでるんだよ」
ナツミ 「ちょ・・・ バカって・・・」
ガゼル 「・・・・・・ お前は・・・ 俺が絶対に守り抜いてやる」
ナツミ 「ガゼル・・・ うん・・・」
**ED
「お互い、なんとか約束を守れたみてぇだな これから先もよろしく頼むぜ。」
2009-08-22T13:48:40+09:00
1250916520
-
サモンナイト4
https://w.atwiki.jp/summon_ed/pages/18.html
**ライ
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|リューム|永遠の絆|
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|リシェル|変わらないままで|
|ルシアン|約束をもう一度|
|グラッド|夢を見ようよ!|
|ミント|振り向けば微笑み|
|ポムニット|わたしたちの関係|
|シンゲン|最強の昼行灯|
|セクター|新たなる旅路|
|アルバ|もうひとつの我が家|
|アカネ|もう一度、何度でも|
|エニシア|勤労奉仕プリンセス|
|ギアン|君の側にいるために|
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2009-05-02T17:46:09+09:00
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