最近、タケシが殺される回数が少なくなってきた。
というのもディケボロという男のおかげだ。
彼がタケシを殺すものを殺しているという存在によりタケシを狙うものが少なくなっていた。
タケシは安心していた。周囲の激戦やフラグも気にならなかった。
だから、この男に殺されることになる。

ズガン!
「カオスロワは甘くないのだよ」

男の名前はルーファウス。
カオスロワにてズガンを繰り返す男。
タケシの死体に目もくれず、彼は悠々と立ち去ろうとした。
その時、ルーファウスの耳元で声がした。

「おい、『タケシ』を殺したのはお前だな?」

声に反応してルーファウスが振り返ると同時に仮面ライダーのキックが彼の顔面に叩き込まる。
その刹那。

「そぉい!!」

ルーファウスは瞬時に地を蹴る。
回転しながら宙を飛ぶ様はそれは華麗なもので、某南斗水鳥拳使いや某エアマスターもビックリものであった。
そしてキックを外した男に向かって宙で回転しつつ接近し、踵落としを喰らわす。
頭部に叩き込まれた『ソレ』は相当の威力だったらしく、男は叫び声を上げてその場に仰向けに倒れる。
すかさず、ルーファウスは倒れて変身が解除された男に銃を突きつける。
男の顔を見たルーファウスは笑みを浮かべた。

「はっ、誰かと思えばディアボロとタケシが合体した奴か。
 合体して変身アイテムを身につけたところでお前らが活躍できるほどカオスロワは甘くないのだよ」
「貴様は……俺を、いや『タケシ』を知っているのか……?」

ディケボロは前にも似たような光景を見た…いや体験したことがある。
かつて体験したものと完全に一致しているわけではないがどうにも引っかかる。
自分が止めを刺されようとしているこの光景が、それが何度も。
ディケボロの問にルーファウスは両の口の端を吊り上げて答える。

「ああ、知っているよ。ディアボロ、そしてタケシ、その他数名。
 お前らはカオスロワにてただ我々に殺されては生き返りはたまた殺されるだけのズガン要員だ。食物連鎖の最下層だ。
 そのズガン要員が反逆など…笑わせてくれるじゃあないか。
 5期の玉子といい、今期の513といい、お前といい、そして対主催と行動している別のお前といい。
 お前らはただ黙って毎秒毎分毎時間毎日毎月毎年ゴミのように殺されていればいいのだよ」
「貴様……!」

怒りのあまりディケボロは顔を赤くする。
ルーファウスという男が何か言うたびに自分がタケシが他のズガン要員と呼ばれる奴らが侮辱された気がして。
耐え切れなくなって、ディケボロが自分のスタンドを発現させる。

「キング・クリムゾ…!」
「死ね」
ズガン!!

キング・クリムゾンの拳が届く前にルーファウスの銃によるズガン攻撃でディケボロの眉間に穴が開く。
こうして名称ミスから生まれ、タケシのために戦おうとした男は今まで彼らを喰い物にしてきた男の手によってこの世を去った。

「やれやれ、所詮はディアボロとタケシだったな。
 こいつら如きが活躍できるほどカオスロワは甘くないのだよ。
 まぁ、私に殺されるまでに5人くらい殺せただけでも満足しておけよこの死体役め。
 殺されるまでに数話も手間をかけさせやがって…お前らの出番はたった1レス程度で十分なのだよ」

ルーファウスは死体に向かって罵声を浴びせると同時に次々と蹴りを入れる。
その行為が飽きるとルーファウスはディケボロの死体に巻かれているベルトを回収する。

「こいつが死んだ以上このベルトは誰のものでもない。
 持っていっても禁止行為には引っかからなかろうよ」

悠々とルーファウスはその場を後にする。
彼にはまだ仕事がある。
王様の命においてズガンする。
希望にしがみつく愚か者どもに教えてやるのだ。これがバトルロワイヤルというものだと。

【三日目・15時30分/東京都】

【再生ルーファウス@FF7】
【状態】健康
【装備】銃、速射弾、タオル、正宗、ダークディケイドライバー@仮面ライダー クライマックスヒーローズ

【道具】支給品一式×2
【思考】
基本:王様に従いズガンする

全てを思い出した。
このディケボロ…いや私とタケシは何度も死んでは生き返った。
そしてこれからもそうだろう。
だが、もうディケボロが蘇ることはない。
その後はディアボロ、タケシとして殺される人生が続くだけ。
誰でもいい、せめてものお願いだ。
ルーファウスの奴は絶対に許せない。
ディケボロの無念を晴らしてくれ……。
それだけが我々の望みです。

【タケシ@ポケットモンスター 死亡確認】
【ディケボロ@タケシ×ディアボロ 死亡確認】





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