ザント


リ「ヴッ!!」
ミ「リンクッ!!」
ザ「ミドナ…」
ミ「…ひっ!!?」
リ「う…う~ん?」
ザ「私は、お前が…欲しい…」
リ「…ぇっ!?」
ミ「だ、誰がオマエなんかと!」
ザ「実は…ここ最近、お前のことで頭がいっぱいで…」
リ「……////(そ、そんな…ザントが僕のことを…)」
ザ「何をしていても集中できない…」
ミ「ふ…ふざけるなぁっ!」
リ「……(そ、そんなはずはない!やつは敵じゃないか)」
ザ「お前に近づかないようにと、心に決めてはいるのだが…何故だか無性に会いたくなってしまう…」
リ「……!(そうだ!しっかりするんだ!リンク!)」
ザ「その時、私は気付いた…」

ザ「…これが……『恋』というものなのだと…」
リ「…えっ!?(えっ!?)」
ミ「だから…だからどうしたっていうんだ!?」
ザ「…だから、私はお前が欲しい」
リ「!!?(うそ…だろ…)」
ミ「…っ!」
ザ「私は…お前のことを愛しているのだ!」
リ「……////(…なんだろう?この変な感じは…)」
ザ「私にはお前が必要だ!」
ミ「……」
リ「……////(胸が…苦しくて…)」
ザ「ともに、歩んでゆこう…」
リ「……//////(張り裂けそうだ…)」
ザ「そして…二人だけの世界を創ろう」
リ「…はっ!?(そんな…僕…)」
ミ「……フ」
ザ「ん?」
ミ「…イヤだ」
ザ「何故だ!?何が不満だというのだ?…そうか、金か?」
ミ「……」
ザ「…金だけでは不服か?…じゃあ、権力か?譲ろう!金も権力も!何もかも!私のすべてを!」
ミ「……イヤだ」
ザ「何故だぁぁぁっ!?何が足りないというのだぁぁぁぁっ! …教えてくれ!私はどうすればいいのだ!?」
ミ「……じゃあ教えてやるよ…」
ミ「オマエには…勝てないとわかっていてもバカみたいに突っ込むバカさや…自分を身代わりにして無茶するバカさ…」
ミ「バカみたいにお気楽で、いっつもバカみたいに笑ってる…」
リ「……ドキドキ(僕は…)」
ミ「ワ…ワタシは…」
ミ「そんなバカがいいんだーーーーーー!」
リ「僕もっ!(僕も、キミが…)」
ザ「っ!?」
ミ「リ、リンクっ!!」
リ「僕も…僕も愛してるよーーーっ!(好きだっ!)」
ミ「リンクーーーーっ!」
リ「大好きだよーーーーっ!(同性だからだなんて、関係ない)」
ミ「リンクーーーーっ! ……って……あれ?」
ザ「…えっ!?」
リ「ザントーーーーーーーーーーっ!!!(僕はキミが好きだ)」
ザ「わ…わっ…わぁぁっ……」



ザ「うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!!」



ミ「…うほっ」
最終更新:2007年01月04日 12:24