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恐ろしき野望・・・ (後編)


ポムンが怪しげに微笑む。化粧の粉が多いのか、しわができている。
「これを見てみなさい」
渡されたのは一冊の本。古びていて、どこか懐かしげな面影を漂わせる。
中は・・・日記のように書かれているようだ。
アイナとホクトは、ゆっくりとページを開いた。。
『それぞれ、ポケモンがいる世界には神がいる。
カントーにはミュウツー、ミュウが。ジョウトにはルギアとホウオウ、ホウエンにはグラードンとカイオーガ、レックウザが。
そして、まほうかいに近いシンオウにはディアルガとパルキアが・・・。
そして、その神たちは多くの伝説のポケモンを生み出した。
サンダー、ファイヤー、フリーザー。スイクン、エンテイ、ライコウ、セレビィ。
ホウエンとシンオウは特に多い。
ラティアス、ラティオス、レジロック、レジスチル、レジアイス、ジラーチ、デオキシス。
ヒードラン、ギラティナ、レジギガス、アグノム、ユクシー、エムリット、クレセリア、ロトム・・・
他にも我々が知らないポケモンがたくさんいる・・・
我らアルス団は、そのポケモンたちを全て手に入れ最強となる。』
ギラティナ・・・レジギガス。 知らないポケモン?がいっぱい載っている。世界には、こんなにポケモンが住んでいるのか。
そんなにたくさんいるポケモンたちを全て・・・本当にできるのか?
『確かに、我らアルス団だけでは全てのポケモンは手に入れられないであろう。
だが、ポケモンがあるところに悪の組織がいる。
ロケット団や、マグマ団、アクア団。そしてギンガ団・・・
それらのリーダー。サカキ、マツブサ、アオギリ、アカギたちと手を組んだらどうなるか・・・。
そして残るは、ダークライ、シェイミ、ミュウだけなのだ。
シェイミ、ダークライはシンオウに居たのだが、ディアルガ、パルキアの復活の際にまほうかいにとばされてきたらしい。
ミュウはある博士が遺伝子のデータを移した、たまごが何処かに紛れ込んでしまったらしい。
早く見つけて、捕らえねば。』
他の組織と手を組むとは。このままだと本当に、全世界のポケモンが捕らえられてしまうかもしれない。。。
『だが、最強になるだけではつまらない。
だから我らのリーダー・・・様は、神を束ねし最強の「神」・・・アルセウスを手に入れようとしている。
ポケモンの世界を荒らせば、当然「神」も目覚めるはず。そして、それらを全て手に入れた時。我らが全世界の神となる!』
・・・最強の「神」アルセウスについての文章では“神はこの世界、宇宙を生み出した。いわゆる、我らの母のような存在である”と書いてあった。
アルス団は私たちを生み出した母なる存在を我が物にしようとしているのか・・・!
2人とも黙ってしまった。その本の信じられぬ内容に、出す言葉もないようだ。 妙な沈黙が続いていた。

  その時───!

「きゅうぅん。。」
草陰から出てきたのは一匹の・・・ポケモン?
よろよろと這い出してきては、体を光らせ始めた。
“光る”といっても、うすく霧がかったような光を発している。
その光は徐々に花畑全体を包み、ゆっくりではあるが枯れた花が元に戻ってゆく・・・。
    ウィ──ン
沈黙の中に響き渡る音。機械のアームが伸び、ポケモンをつかんで檻に入れてしまった。
「・・・とうとうシェイミも手に入りました。あと少しで神が光臨するっ!」
「ナミを・・・出せっ!!」
これがシェイミ、なのか? だとしても、とても弱々しい。アルス団に何かやられたのだろうか・・・!?
ホクトが飛び掛ろうとした瞬間。ポムンとレードを乗せた機械はあなをほり、一瞬で姿を消してしまった。。
「ホクト、しっかりして。『アルス団なんてぶっつぶす』んじゃなかったの?」
「あぁ。絶対にナミを救ってみせる。いや、全てのポケモンを!」
暗く、寂しそうだったホクトの顔が希望に満ち溢れた笑顔に変わった。

若き、二人のトレーナーは新たな土地、そして闇の野望を阻止することを心に誓い、新たなる一歩を踏み出すのでった。。