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悲しき過去。


ミュウが「すべてのはじまり」に戻った後、各地では争いが絶えなかった。
またしても欲深き心の人間が、ポケモンを巻き込み無意味な争いを繰り広げている…
ある日、一人の人間がミュウのもとを訪れ、真剣な目つきで
『この無意味なる戦いを終わらせるためにも君の力を貸してほしい。』
と頼んできた。ミュウも…同じ気持ちだった。
そしてその人間と自らの力を合わせ、欲深き心を消し去ったのである。
 だが、人間は…力を使い果たし、永遠の眠りについた。
しかし、欲深き心全てを消し去ることはできなかった。また、新たな欲を生み出してしまう…それが人間なのだ。しかしこれでは、あの人間と自らの願いが叶わない…。 悩んだ末に、
ミュウは賭けにでた。自らの力全てを、願いを叶えるために使うこと。時が歩んできた道を見届けし者、時の使者として………
はなたれし力は凄い勢いで世界を包み、闇や欲を消していった。人間たちの知らぬ間に…
だが、代償は大きかった。強大な力は全て使い尽くされ、体を動かすこともできぬ状態になってしまったのだ。今にもしんでしまいそうなほど。 その姿を見た研究者は、ミュウがしぬ前に遺伝子を抜き取り保存しておいた。
 ──その後、ミュウは眠りについた──
ミュウが亡くなってから、何日か経ったある日。保存して入れておいた箱には、遺伝子の代わりに小さなたまごが置いてあったのだ。遺伝子からたまご…不思議な現象である。。
 そしてたまごはアイナのもとへ───
しかし、今になってまた欲を生み出す者が現れてきてしまった。ミュウの努力は水の泡。。。
だからミュウは甦った。昔の強き自分として。再び世界をリセットするため…………

「ヨノワール、かげぶんしん!」
その巨体からは考えられぬスピードで走り、多くの影を生み出した。どれが本物だ…?
「ナギ、集中して。相手を見極めるのよ…」
ナギは目を閉じた。風を切って走る、ヨノワールの足音が頭に響いてくる…
『───そこだっ!』
シュウゥゥ…ド~~ン!  ナギはエネルギーのつまった球を撃った。確かあれは… はどうだん だっけ。 それにしても凄い威力だ。まだ土煙があがっている。
…ヨノワールはよろめきながらも立ち上がった。まだ体力は残っているようだ。。
「ヨノワール、シャドーボール!」 ヨノワールが、周りの“闇”を集めだした。すると、ナギが低く唸りだした。闇を嫌っているようだ。
「ナギ、はどうだんよ!」 エネルギーの内容?は分からないが、目を閉じ集中している。
 シュウゥッ! 同時に球が撃たれた。勝敗は球の強さで決まるだろう。 その後、ナギが消えた。
 ドオォォン!!
上空ステージが揺れるほどの衝撃。…勝敗は?
…ヨノワールの前にはバリアが張られている。きっとあれで防いだのであろう。だがステージに、ナギの姿はなかった。
  ゴゴゴゴゴ………
ステージが揺れている。地上なら震度5弱ほどであろうか。。 音は上空から───ナギだ!
ものすごい量のエネルギーを集めている。まるでブラックホールのようだ…。
『……行くぞ。』一言いい終えたかと思うと、手の先に溜めていた球を撃った。大きさは…ステージの半分ほどにもなる。
 ドオォォォ────ン!!!
ものすごい衝撃で、危うく吹き飛ばされそうになった。 ヨノワールは…完全にひんし状態だ。体をピクリとも動かさない。
 ショ、ショウシャハ、タトスタウンノ アイナ!
コジトから二つめのジュエルを受けとった。青紫色で、オバケ?の形だ。
このジュエルも中に小さい☆があった。…何か意味があるのだろうか。。
「ヒヒッ、楽しかったよ。…二つのジュエルを重ねてごらん?」
コジトの言うとおり、☆のところを合わせ重ねてみた。すると…優しい光がその場を包み、アイナの宝玉に吸い込まれるようにして、消えた。その時…
『眠…る…。』
そう言って宝玉に入っていった。…吸いこめられてしまった、とも言える。 それを見ていたコジトが
「ケケッ、やっぱりな。ジュエルはまほうかいが生まれた時にできたと言われていて“時の宝玉”と共鳴するらしい。 その宝玉は時の使者、ミュウにとっての揺りかご、ポケモンにとってのロッドみたいなものなのさ。」
と自慢げに語った。この街は人が異常に少なく、外に出る機会も少ないらしい。コジトの場合、本ばっかり読んでいたので自然に知識が身についたそうだ。
今回は色々な話を聞くことができた。これでまた一歩、ナギの秘密にに近づけたかもしれない。
アイナは少し鼻歌を歌いながら、上機嫌でテントを去るのであった。
──次のテントがある、ウェンタタウンを目指して──