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ポケモンショーは大騒ぎ!【1】


漂ってくるのは、海の磯の香り。頭上ではキャモメたちが騒いでいる。
ここはウェンタタウン。海が近く、夏のビーチは人で埋め尽くされてしまう。寒くなってきた秋でも、なぜか観光客は途絶えない。
確かここは、ココナの故郷…
「アイナさ~ん!お久しぶりで……」  「あ。」
  ズザザーッ… 顔面からスライディング…。相変わらずおっちょこちょいだ。
そんなココナと旅の話で盛り上がっていると…
『みなさん!寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。ウェンタ名物、水上ポケモンショーだよ!!今日は特別ゲストで、マジカルリーダーのライムさんも来てくれるのさ。どうぞ、見ていってくださいまし~』
ウパー2匹、ルリリを3匹連れた愉快なピエロがビラを配り歩いている。
ルリリは飛び跳ね、ウパーが歌う。まるで小さな行進隊だ。
『今回のショーでは、街の方々も参加できます。どうぞ、寄っていってくださいまし~』
私も参加できるかも…それに、ライムのポケモンのことも探れるかもしれない。
と、いうことでココナを無理やり引っ張り、参加を申し込みに行ったアイナだが…
「すみません。さっき来た男の子で、参加者受付は終わってしまいました。」
参加を断られてしまった。。
せめて、見に行くことにした。…もう始まっているようだ。
ヒュゥ~…ドド~ン!!
空には大きな花火が打ち上げられた。それを合図に、参加者たちがしょうかんじんを描き、水ポケモンたちが現れる。
最後に出てきたのはオムナイト。パートナーは…ホクト!?
なぜホクトがここに? じゃあさっきの“男の子”っていうのは…
『ではでは~ ライムさんの登場です~!』
中央の大きなステージから、白い煙とともに現れた女性。この人がライム…
瞳は闇のような黒。髪は深海のような深い蒼。髪は腰の辺りまで伸びていて、全体がウェーブがかっている。言葉で表すなら“美しい”がピッタリだ。(どこかの厚化粧とは大違い…)
 シュウゥゥ…パァン
美しいライムとは違い、かわいいニョロトノが飛び出してきた。ライムの周りでピョンピョンと跳ねている。結構なついているようだ。

「ライム、バトルだ!!!」

会場がしびれるような大声で叫んだのはホクトであった。
ここはポケモンショーの会場。マジカルテントではないのだが…
「いいでしょう。ピエロさん、審判役を頼みますわ。」
うっとりしながらライムを見つめていたピエロは、突然の呼びかけに驚き、返事の声が裏返ってしまった。周りの人々が笑いだす。
さすがピエロ。人を楽しませる才能があるのかもしれない。そんなことを思いつつも、一緒になって笑うアイナ…
ピエロは照れながらも
『…では~特別バトルを開始します。使用ポケモンは一体。もちろん倒された方の負けです~ …バトルスタート!!』