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ある日、魏の曹操の元に
匈奴から使者が来た
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({====='========【 銅雀台 】========='=====})
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幵幵.|| 圖 || 圖|| 圖 || 圖 || 圖 || 圖 || 圖 ||圖 || 圖 ||幵幵
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |三三三三三三三三三三三| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ∧ ∧
| .| |三三三三三三三三三三三| | |. (´w` )
| .|_|三三三三三三三三三三三|_| |. ( )
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そこで曹操、一計を案じてみる
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(m)
_,,,......,,__ \ 曰 /
/_~ ,,...:::_::;; ~"'ヽ
(,, '"ヾヽ i|i //^''ヽ,,)
^ :'⌒i ▽ i⌒"
| ( ゚Д゚)
|(ノ 曹 |つ==||二二二二二>
| 操 |
ヽ _ノ
U "U
3
自分よりもかっぷくが良く、
その美しきヒゲに定評のあった側近の崔琰を
王座に座らせ魏王に仕立てあげ、
自身は、刀を持って、
整列した衛士のなかに紛れ込んで様子見したのだ
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_,,,......,,__
/_~ ,,...:::_::;; ~"'ヽ
(,, '"ヾヽ i|i //^''ヽ,,)
,ィ彡ヽ,__ ,ィ彡ヽ,,_ ⌒r'<ニニl⌒"
r'<ニニI. r'<ニニI ノミl ゚Д゚) ____
ノミl,,´ハ`) ノミl,,´ハ`) |(ノ 曹 |) iiii ■ iiiiiii,ィ[魏]ト、
//7う とi: //7う とi: | 操 ト (┏┓`ぅノ (:) 8|
/_8甘8ゝ /_8甘8ゝ ヽ _ノ ∧_∧ rl▼/il ヽ_,,. 8|
|_|_| |_|_| / U "U ( ´w`) ヒjX>ヒl __,,ノ 8|
( ( S) 〃⌒[[]'========'|
.」 ⌒l 〈__、.__||____,,___|
|__r(_)
4
謁見が終わった後、
曹操は匈奴の使者にこっそり確認を取った
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二二二二 l'" ̄ ゙̄'l二二二二二/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄'l二
. | .:::| | 魏王は、 | .::|
. | .:::| | どのような人物でしたか? | .::|
. | .:::| \_______ ____/ |
. | .:::| レ' | .:::|
. | .:::| _,,,.......,,__ | .:::|
. | .:::| /~ ::: ::;;...,, ~"'ヽ | .:::|
. | .:::| (,, '"ヾ __,,r^ミ、~^ヽ ) | .:::|
. | .:::| ? ^:'⌒<ニニ>`i ⌒" ~ | .:::|
. | .:::| ∧_∧ / (゚Д゚ Lゝ | .:::|
. | .:::| ( ´w`) ー (| 曹 |.) | .:::|
_____l゙ー‐一"l_⊂ つ____ | 操 |_____,,l゙ー‐一"l_
゙'ー‐一'" 〉 i ヽ _ノ ゙'ー‐一'"
(,_,,/__ノ U "U
5
、 l
_,
ヽ/⌒ヘ~ ,ヘ ,rァ | 魏王は、
., 't,_,ノ丶 / '、 ,/ ,i | すばらしい外見の
/ ! '` | '──--' { .| 持ち主でした。
,/ / \ 'i, | しかし、整列して
/ l l i, ∠ 刀を持っていた人は
'i /./ しへ._,ノ // 丿 | 英雄でした
|`:、\ __,/ `ー─────────´
'i、 ̄~~ 乙__ノi
^-ァ __,ノ ソレデハ キョウドニ
i' 匈 1 カエリマス
| |
! l
'!, ,_ ,!_
\ l,~^''‐--::,,⊃ ) ) ) )
`'‐’
6
その使者はすぐに暗殺された
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○○○ ⊂二⊃
/ ̄\○
| ^o^ |○ ⊂二⊃ ⊂二⊃
\_/○ ゝェェェェェェェェノ
○○○ |> ィ|o_o_o_o_o_o_ト、 |>
n_n_h_n_n_r|_h_n_n_n_n_r|_n_n_h_n_n_
| ____. ||
| | 城 門 | ||
| l二i二i二i二i二il ||
,.';:, ,. ,,_ | |::r' ̄ ̄ ̄ ̄ヽ | ||
,.';:, 三 ';,,/. / ; | | |::::::::::::::::::::::::::| | ||
,.';:, 三./ ./ 、、、| | |::::::::::::::::::::::::::| | ||、、、、、、、、、、
,.';:, ` ∧∧X/ ,, vir `===''´ `゙===''´ vir ,, vir ,, vir ,,
,.';:,∵ (゚ぺ*/) wイ,, vir ,, / \wイv wイv wイv wイv
,.';:, ヽ r' ' '' ' ' '' '' ' '' '' ' '' '' ' '' '' ' '' '' ' ''
∧_∧ | )~ ザシュ!
. と(´w`と⌒~~⊃ .U"\)三
7
, ´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` 、
| しかし、なんでわざわざ、 |
,-───────────────────-,. | 使者を殺さなければ. |
| おそらくは 使者の才覚を恐れたのだろうが .| | ならなかったのだろうね? :|
| 詰まるところは、匈奴にまで自分のチビが | ゝ、__ ________ノ
| 知れ渡るのが嫌だったのだろうと思われる。 | レ'
`───────────y────────'゙
,., ヽ(,,__r‐ュ
| / ノハヾヽハ
「[__]' ̄ヽ 丕 (、` ,,ぅハゝ
l l ̄ ゙̄、 \ ( `Д´) l'y/,へ__,
|.  ̄ ̄~ .\ <( )> <| ̄ヽ_ノ
'┳━━━━┳` | | |___ゝ
8
この逸話、匈奴の使者にかこつけた
曹操による崔琰イジメに見えなくもない。
儒教的意味で。
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ミ⊂⊃ミ
∧__∧
( ´w`) < 使者が死者になった
と( 71 )っ
川相サン ノ ノ
カエリマスヨ ( ( ヽ(,,__r‐ュ
∧ ∧. )ノ ノハヾヽハ
[ー。ー#]_∧ Z (゚Д゚,,ぅハゝ
| ヽ,) ゚w゚) l'y/,へ__,
| ( つヽ_ ズルズル… .<| ̄ヽ_ノ
し`ヽ,)ヽ ⌒ ̄))=== |___ゝ
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