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**第35話 還りたい世界 護りたい人 林の中で一人の女性が腰をおろしていた。 その女性は銀色の髪を三つ編みにして束ね、浅葱色の鎧を身に纏っていた。 戦乙女の次女レナスだった。 「ふぅ・・・少し休むとするか・・・。」 レナスは今までの出来事を思い出し整理していた。 「私は、創造神となり平和に暮らしていた。あの日も彼と一緒に何事もなく暮らしていた。気がついたら・・・」 レナスの記憶は途中で途切れていて思い出すことができなかった。 「考えても仕方ない。私が装備していた剣はないし、鎧もなぜか模造品のようで本来の性能はないようだな。 あの男に取り上げられたか?もしかして誰かに配られたということはあるまいな?とりあえず生き残るために荷物の確認をしないと。」 レナスはそうすると、参加者が載っている名簿に目を通した。 「!・・・。ロキ?なぜがあいつが。確かにあの時やつは倒したはずなのに、レザードにブラムス、エインフェリア達。フレイまで、それに・・・・ルシオ。」 レナスはルシオの事を想った。 「ルシオは、無事なのだろうか?確かに剣の腕前はかなりのものだが、レザード、ロキ、ブラムスもいるのに危険だ。フレイも人間に対しては無慈悲だから いざというときの対処の仕方を考えないとな、彼に何かあったら私が護ってあげないと、急がなくては。」 「他には、食料や水、地図やコンパス・・・!フフフ・・・私は、なかなかついているな。」 そういうとレナスはバッグから剣を取り出した。 「私は槍や弓は、アーリィやシルメリアに実力は劣るが剣なら誰にも負けん。」 鞘から抜いた白い刃の剣は、魔剣グラムだった。レナスは魔剣グラムを腰にぶら下げてさらに荷物を漁った。 「他には、袋があるな。中は・・・?石か、掌サイズの石が4個、私には扱えないな。しかし不思議な力を秘めているな。持っていて損はないだろう。」 レナスはそういうと立ち上がり手に石の一つを握り締め力を込めてみたが、特に何も変化はない。 「原子配列変換やMP変換ができない。これがあの男が言っていた制限というやつか。これでは、世界再生能力も無効だろうな。」 「私には還るべき世界がある。そして共に還りたい人がいる。」 レナスは取り合えずルシオを優先して探し、可能な限り自分のエンフェリアや知り合いを集め、自分の知らない人でも共に戦ってくれるエンフェリア(殺しはしないけど)を探すために、 とりあえず村があるらしい北の方にスライディングをかましながら「村なら誰かいるだろうし、途中で誰かに会えるかもしれない」と思いながら颯爽と駆けていくのだった。 そのとき「ん?バックの中の底の方に棒状のものがまだ残ってる?」レナスは再びバックを開き底の方からその棒状のものを引っ張り出した。 ま た 魔 剣 グ ラ ム だ っ た 。 「あれ?ちょ。・・・・これ?・・え?」 なんとレナスのバックには、魔剣グラムが2本入っていた! 「・・・・・あ、そうそう、そうだ。これダブったから味方になってくれる誰かにあげよう。人間の世界で言う、いわゆるワイロというやつだな。」 そうすると2本目の魔剣グラムをバックに詰め込みまた颯爽とスライディングをかましながらレナスは思った。 「あ、やっぱルシオにあげてもいいな。どうしよう。ルシオも喜んでくれるかしら?」 【E-05/朝】 【レナス】[MP残量:100%] [状態:正常] [装備:魔剣グラム@ラジアータ] [道具:ダブった魔剣グラム@VP 謎の石→(実は、合成素材×2、ダーククリスタル、スプラッシュスター)@SO3] [行動方針:大切な人達と自分の世界に還るため行動する] [思考1:ルシオの保護] [思考2:その他エンフェリアなど自分の知り合いで協力してくれる人物を探す] [思考3:知り合いじゃなくても協力してくれる人を探す] [思考4:できる限り殺し合いは避ける。ただ相手がゲームに乗っているようなら殺す。] [現在位置:E-05 とりあえず北に向かってみる] 【残り55人】 ---- [[第34話>見えない不幸]]← [[戻る>本編SS目次]] →[[第36話>注意一秒、怪我一生、生命絶つのも、瞬間よ]] |前へ|キャラ追跡表|次へ| |[[OP>オープニング]]|レナス|[[第50話>別れ]]|
**第35話 還りたい世界 護りたい人 林の中で一人の女性が腰をおろしていた。 その女性は銀色の髪を三つ編みにして束ね、浅葱色の鎧を身に纏っていた。 戦乙女の次女レナスだった。 「ふぅ・・・少し休むとするか・・・。」 レナスは今までの出来事を思い出し整理していた。 「私は、創造神となり平和に暮らしていた。あの日も彼と一緒に何事もなく暮らしていた。気がついたら・・・」 レナスの記憶は途中で途切れていて思い出すことができなかった。 「考えても仕方ない。私が装備していた剣はないし、鎧もなぜか模造品のようで本来の性能はないようだな。 あの男に取り上げられたか?もしかして誰かに配られたということはあるまいな?とりあえず生き残るために荷物の確認をしないと。」 レナスはそうすると、参加者が載っている名簿に目を通した。 「!・・・。ロキ?なぜがあいつが。確かにあの時やつは倒したはずなのに、レザードにブラムス、エインフェリア達。フレイまで、それに・・・・ルシオ。」 レナスはルシオの事を想った。 「ルシオは、無事なのだろうか?確かに剣の腕前はかなりのものだが、レザード、ロキ、ブラムスもいるのに危険だ。フレイも人間に対しては無慈悲だから いざというときの対処の仕方を考えないとな、彼に何かあったら私が護ってあげないと、急がなくては。」 「他には、食料や水、地図やコンパス・・・!フフフ・・・私は、なかなかついているな。」 そういうとレナスはバッグから剣を取り出した。 「私は槍や弓は、アーリィやシルメリアに実力は劣るが剣なら誰にも負けん。」 鞘から抜いた白い刃の剣は、魔剣グラムだった。レナスは魔剣グラムを腰にぶら下げてさらに荷物を漁った。 「他には、袋があるな。中は・・・?石か、掌サイズの石が4個、私には扱えないな。しかし不思議な力を秘めているな。持っていて損はないだろう。」 レナスはそういうと立ち上がり手に石の一つを握り締め力を込めてみたが、特に何も変化はない。 「原子配列変換やMP変換ができない。これがあの男が言っていた制限というやつか。これでは、世界再生能力も無効だろうな。」 「私には還るべき世界がある。そして共に還りたい人がいる。」 レナスは取り合えずルシオを優先して探し、可能な限り自分のエンフェリアや知り合いを集め、自分の知らない人でも共に戦ってくれるエンフェリア(殺しはしないけど)を探すために、 とりあえず村があるらしい北の方にスライディングをかましながら「村なら誰かいるだろうし、途中で誰かに会えるかもしれない」と思いながら颯爽と駆けていくのだった。 そのとき「ん?バックの中の底の方に棒状のものがまだ残ってる?」レナスは再びバックを開き底の方からその棒状のものを引っ張り出した。 ま た 魔 剣 グ ラ ム だ っ た 。 「あれ?ちょ。・・・・これ?・・え?」 なんとレナスのバックには、魔剣グラムが2本入っていた! 「・・・・・あ、そうそう、そうだ。これダブったから味方になってくれる誰かにあげよう。人間の世界で言う、いわゆるワイロというやつだな。」 そうすると2本目の魔剣グラムをバックに詰め込みまた颯爽とスライディングをかましながらレナスは思った。 「あ、やっぱルシオにあげてもいいな。どうしよう。ルシオも喜んでくれるかしら?」 【E-05/朝】 【レナス】[MP残量:100%] [状態:正常] [装備:魔剣グラム@VP] [道具:ダブった魔剣グラム@RS 謎の石→(実は、合成素材×2、ダーククリスタル、スプラッシュスター)@SO3] [行動方針:大切な人達と自分の世界に還るため行動する] [思考1:ルシオの保護] [思考2:その他エンフェリアなど自分の知り合いで協力してくれる人物を探す] [思考3:知り合いじゃなくても協力してくれる人を探す] [思考4:できる限り殺し合いは避ける。ただ相手がゲームに乗っているようなら殺す。] [現在位置:E-05 とりあえず北に向かってみる] 【残り55人】 ---- [[第34話>見えない不幸]]← [[戻る>本編SS目次]] →[[第36話>注意一秒、怪我一生、生命絶つのも、瞬間よ]] |前へ|キャラ追跡表|次へ| |[[OP>オープニング]]|レナス|[[第50話>別れ]]|

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