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第12話 孔子の倒れ


「ルシファーの野郎、ふざけやがって」
沖木島の東部にある無学寺の中で一人の男が悪態を吐いていた。

気が付いたら俺……クリフ・フィッターはあの変な空間にいた、
そこには以前俺達がぶっ倒したはずのルシファーの野郎がいやがった。
本当はあの場でもう一度奴を倒したかったが、いつの間にか首に爆弾を付けられていたせいもあって、
しょうがなくあの場はルシファーに飛び掛りたい衝動を抑えておとなしくしていた。
「関係の無い人間まで巻き込んじまうなんてな……」
ルシファーの狙いはどうせ俺達への復讐かなんかだろう。
だが奴は関係の無い人間まで連れてきた挙句、その内二人を目の前で殺しやがった。
あの時、ルシファーに飛び掛ろうとしていた俺を、近くにいたマリアが止めなかったら、
恐らく俺もあの黒い奴同様、首を刎ねられていたに違いねえ。

「まずはこの首輪の解除が先だな」
この首輪があるかぎり奴は倒せない。
脱出を目論むことも、殺し合いを止めることもできない。
逆に言えば、この首輪さえ外せば後はどうにでもなるってことだ。
「……となるとまずはマリアの奴を探すべきか」
マリアの持つ能力「アルティネイション」ならこの首輪をなんとかできるかもしれねえ。
……ルシファーの言ってた能力制限に引っかかってなければな。

「さて、行動方針も決めたことだし、次は支給品とやらを確認しておくか」
まあ、クラウストロ人の俺様には武器なんていらねえんだが、
せめてガントレットの一つや二つぐらいは欲しいからな……ってなんだこりゃ?

デイパックの中から最初に出てきたのは変な紙切れだった。
「えーと、なになに。この無欠の護符は、使えばあらゆる攻撃から一度だけ身を守ることができるだって?
 本当かよ、ルシファーの罠じゃねえだろうな。」
あの野郎なら説明書に嘘の情報を書くなんて平気でしそうだからな、この札に頼るのはやめたほうがよさそうだな。
他に何が入ってるんだ?
地図、食料、名簿、コンパス、懐中電灯、時計、紙とペン……ん?これで全部か?
「なんだよ、しけてやがるな」
荷物をデイパックに戻しながら俺は静かに呟いた。

支給品の確認を終えた後、俺は寺の外に出て目的地を決めた。
「まずはあの山にでも行ってみるか」
高い所からこの島を見渡せば何か分かるかもしれなからな。


そう言ってクリフは神塚山に向かって走りだした。
このときクリフはまだ気が付いてなかった。
彼の支給品は無欠の護符だけではないことを。
その支給品は未だにデイパックの奥深くに眠っている。
クリフがそれを見つけなかったことが後々にどんな結果をもたらすかはまだ誰にもわからない……。



【F-8/朝】
【クリフ・フィッター】[MP残量:100%]
[状態:正常]
[装備:なし]
[道具:無欠の護符@VP2・エターナルソード@TOP 荷物一式]
[行動方針:首輪を解除しルシファーを倒す]
[思考1:仲間を探す(マリア優先)]
[思考2:目の前の山(神塚山)に行く]
[現在位置:F-8 無学寺の近く]

※クリフは無欠の護符の効果を疑っています。
※クリフはエターナルソードの存在に気が付いていません。

【残り59人】




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クリフ 第36話
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