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The Old Grey Hare・ ・ ・監督:Robert Clampett・ ・脚本:Michael Sasanoff ・ ・発表: 1944年10月28日 ・L/M: Merrie Melodies ・※現行吹替え版未公開エピソード・ |
あらすじ
またウサギ狩りが失敗したことを嘆き悲しむ
エルマー・ファッド。すると晴天に突如雷鳴がとどろき、「成功しないなら何度でも挑戦してみろ」という天の声が響き渡る。エルマーが気付くとそこは50年後の世界。エルマーの顔はしわだらけになっていて、手元に置いていたライフル銃は最新式のレーザーガンに変わっている。
これなら勝てるとバッグスを呼ぶエルマー。すると地面から同じく年老いた
バッグス・バニーが顔を出す。最初はいつも通りバッグスに翻弄されるエルマーだったが、老バッグスは腰痛を患っていたこともあり、どうにか仕留めることに成功。倒れたバッグスにエルマーが駆け寄ると、バッグスは懐から一冊のアルバムを取り出す。そこにはバッグスとエルマーが初めて出会った幼少時代の写真が収められていた……。
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1. VHS(旧吹き替え版)
- バッグス・バニー スーパースター〔発売元:ポニー・キャニオン〕※廃盤
備考
1. 日本での放送
2. 作品内容
- バッグスとエルマーが50年後の世界にタイムスリップ。たとえ見た目はヨボヨボで体が思うように動かなくとも、バッグスの悪戯心とバイタリティは健在。エルマー相手に見ているこっちがハラハラさせられるような応酬を繰り広げる。また中盤からは話がいきなり過去に飛び、老人時代とは打って変わって大変可愛らしい赤ちゃん時代の2人が活躍する。本作は長きに渡るバッグスとエルマーの追いかけっこの「始まり」と「終わり」を描いた作品である。
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- 本作で描かれた未来は、いまやもう過去(2000年)になってしまった。
3. パロディ・小ネタ
- バッグスのトレードマークである2本の前歯は、老齢期では抜けており(歯を食いしばる場面は別)、幼少期は1本しか生えていない。
- 未来世界におけるエルマーの銃の名は「バック・ロジャースの即効性ウサギ撃ち銃」。バック・ロジャースとは、同名のコミックストリップ(またはラジオ番組)に登場する25世紀のヒーローのこと。
- 2000年の新聞には「ビング・クロスビーの馬、未だゴールせず」、「スメレビジョン、テレビジョンに取って代わる」という見出しが踊っていた。
- ①ビング・クロスビー(1904-1977)は、アメリカの歌手・俳優。大の競馬ファンでもあり、1935年以降多数の競走馬を所有していた。「クロスビーの馬がようやく着きました!」とは彼のラジオ番組における定番ネタ。
- ②スメレビジョンとは、映像の代わりに匂いを流すテレビのことだと思われる。映像に匂いをつけるという試みは映画黎明期の時代から何度も行われていて、本作公開から14年後の1960年には「スメロビジョン(Smell-O-Vision)」と銘打った劇場用におい配信システムも考案されたが、普及には至らなかった。なお別の見出しで「上手くいきっこない!」と評しているカール・スターリングは、ルーニー・テューンズの音楽監督である。
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- レーザーガンで撃たれたバッグスは、台を揺らされた時のピンボールのような反応をした。
4. 関連作品
- バッグス・バニーの幼少期~少年時代を描いた作品は他に以下がある。なお基本的にどれも相関性はない。
最終更新:2015年07月17日 18:18