Tortoise Beats Hare


※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

1941年3月15日公開 - Merrie Melodies - バッグス・バニー&セシル・タートル(初)

スタッフ
 Supervisor: Fred Avery
 Story: Dave Monahan
 Animation: Charles McKimson
 Musical Direction: Carl W. Stalling

あらすじ
 「カメ ウサギを打ち負かす」という本作のタイトルを目にして、思わず口に含んだニンジンを噴き出したバッグス・バニー
 自信家のバッグスはウサギはカメに勝るということを証明するため、初対面のカメのセシルに10ドルを賭けて競走勝負を挑む。
 かくして2人が野山で競走を始めると、バッグスは自負した通りの俊足でみるみるセシルを引き離す。
 だが一見純朴そうに見えたセシルは 実は相当な策略家であり、彼がある作戦を実行に移すと2人の順位は何度でも入れ替わるのだった。

+登場キャラクター(クリックで表示)
登場キャラクター

+ギャグ(クリックで表示)
ギャグ
 スタッフクレジットを読み上げるバッグス・バニー(途中、監督のテックス・エイヴリーを誤ってテックス・アッベリィと発音する)
 やがて今回のタイトルに気付いたバッグスは大いに憤慨し、画面をびりびりと引き裂いて物語に突入する。

 競走開始と同時に公衆電話(看板はtelephoneではなくturtlephoneと書いてある)に走ったセシルは、この先に住むイトコのチェスターに替え玉を要請する。
 また、チェスターはより遠くに住む親戚に、その親戚はさらに遠くの親戚に替え玉を頼んだことで、バッグスの行く先々には常にセシル(の親戚たち)が現われることに。

 セシルを大きく引き離したと思っていたバッグスは、いつの間にかセシル(実はイトコのチェスター)が前を走っていたことに仰天。

 全力疾走でセシル(チェスター)を追い抜くバッグス。
 一息ついて先ほどの事態に首を傾げる彼の前に、追い討ちをかけるようにまたもセシル(の親戚)が。

 バッグスの持ちネタである「キス」をセシル(の親戚)がするギャグは、普段のバッグスのポジションを今回はセシルらが担っていることを端的に示している。

 セシルが来られないように橋を切り落とすバッグスだが……。
 執拗な先回りギャグは、エイヴリーが後年手掛ける代表作『つかまるのはごめん/Dumb Hounded』(1943年、MGM配給)を思わせる。

+備考(クリックで表示)
備考
  • バッグス・バニーの公式デビュー作「A Wild Hare」(1940年)を手掛けたテックス・エイヴリーによる待望の新作。
    しかし、その内容は自惚れ屋のバッグスが狡猾なカメに出し抜かれるという、
    前作および通常のバッグス・バニー作品のパターンから大きく外れたものとなった。
    • 一方でエイヴリーは「A Wild Hare」公開直後にも「Of Fox and Hounds」('40)や「The Crackpot Quail」('41)といった
      「A Wild Hare」におけるバッグスの性格をそのままウズラやキツネに当てはめたような作品を手掛けている。
    • “自信過剰なおっちょこちょい”というキャラクター像は少なくとも初期バッグスの一面ではあり、
      このことは本作の続編である「Tortoise Wins by a Hare」(1943年、クランペット)と「Rabbit Transit」(1947年、フレレング)
      あるいは「Rebel Rabbit」(1949年、マッキンソン)といった作品でも表れている。
  • 「カメがそっくりな親族たちと協力してウサギとの賭け競走に勝つ」というストーリーは、
    アメリカの作家J.C.ハリス(1909-1991年)が南部黒人の間に伝わる民話や昔話を纏めた『リーマスじいやの話』の一篇を基にしている。
    • 参考文献:J.C.ハリス作/八波直則訳『ウサギどんとキツネどん リーマスじいやのした話』岩波書店 1953年
      P.141「ウサギどんにあいてがあらわれた話」
    • 一説によるとバッグス・バニーのキャラクターのモデルは、
      ディズニー短編『ウサギとカメ/The Tortoise and the Hare』(1934年)に出てくるマックス・ヘアーだと言われる。
      今回、バッグス作品の題材に敢えて同じ「うさぎとかめ」(イソップ童話ではなくリーマスじいやの方だが)を選び、
      本家とは全く異なる趣向で作品を成立させたことは、ディズニーに対するエイヴリーの挑戦とも深読みできる。

+収録状況(クリックで表示)
  • 日本
    • パブリックドメインDVD『バッグス・バニー Vol.1』(トーン) - 吹替え(非正規)「カメ ウサギに勝つ」
    • パブリックドメインDVD『バッグス・バニー イタズラなウサギ』(ARC) - 吹替え(非正規)「カメ ウサギに勝つ」
    • パブリックドメインDVD『バッグス・バニー イタズラなウサギ』(ビデオメーカー) - 字幕(非正規)「カメ ウサギに勝つ」
    • パブリックドメインDVD『バッグス・バニー Vol.1』(ゴマブックス) - 字幕(非正規)「カメ ウサギに勝つ」
    • パブリックドメインDVD『バッグス・バニーわんぱくだ~いすき』(ワールドピクチャー) - 字幕(非正規)「カメ ウサギに勝つ」
    • パブリックドメインDVD『バッグス・バニーDVD-BOX』(宝島社) - 字幕(非正規)「カメ ウサギに勝つ」
    • パブリックドメインDVD『とびだせ!アニメ101連発』(コスミック出版) - 字幕(非正規)「ウサギに勝ったカメ」
  • 米国
    • BD/DVD「Looney Tunes Platinum Collection Vol.2」(ワーナー・ホーム・ビデオ) - 英語
    • DVD「Looney Tunes Golden Collection Vol.2」(ワーナー・ホーム・ビデオ) - 英語
    • DVD「Looney Tunes Spotlight Collection Vol.8」(ワーナー・ホーム・ビデオ) - 英語


リージョン1のDVDを再生するには、パソコンのプレイヤーの設定を変更するか、特別な機器が必要です。