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村井幸太郎、大学時代。ガチホモを討ち取ったあとくらい。
『やばい、アプルーエ語単位落としそう・・・』
これは本当にヤバい。つい言葉に出てしまった。
村井くんってアームヘッドの操縦だけはうまいようね。これがオレの評価だ。つまりほかがダメってことか?クソ!
『幸太郎、そういえば。お前の学校に私の弟子が帝国からやってくるらしい。粗相がないようにな』
オヤジがいつの間にか背後にいる。今までのやりとりを聞いてなければいいんだが・・・?
待てよ?外国人だろそいつ?そいつにアプルーエ語を習えば!
『で、私に訊きに来たわけですか?』
こいつの御蓮語達者すぎてワロス。あと何でマスクしてんの?
『なんでマスクしてんの?』
『イズジスアペン?』
あ、Throughされた。
『ジスイズアペン!』
『いいえ、それはトムです(ボリボリ)』
『・・・』
アプルーエ語とか分かんねえ、御蓮語だけでいいじゃん・・・。
『いいこと思いついた!』
『どうしたんだ?』
『神聖幸太郎帝国建国だ!血染めの翼、なめんな!世界征服したる!これで勉強する必要はない!』
『お・・・おちけつ』
『止めるな!ガッポ族!』
そこからオレの意識は途切れた。
『幸太郎、やったな!ゼニの勧めで宮京大学への留学が決まったぞ!』
『なんで?』
オレは一年間言葉の通じない外国で一人暮らすことになった・・・。