ヘブン学園付属、頁高校グラウンド。
栄和頭ちゃん『鰓くんと乗るんちゃんが倒された?』
黒輪くん『そうだ、とぅーヴぁーさー・・・じゃなくて門番の掘るにやられたんだ』
栄和頭ちゃん『なにタメきいてるのさ』
黒輪くん『それはともかく悪怒流羅の総力を上げて仇を討つべきでは?』
栄和頭ちゃん『先に行ってなさい、私は「アレ」を起こしてくる』
クロワッサンのピットギアスがだだぴろいグラウンドの中心へ向かう。
黒輪くん『やはりそうか。今日1月17日は学園祭、皆いきり立っている』
屋上にはトゥ・チェンジ・ザ・ワールド、玄関にはヴェノマイト、花壇にはヘブンレボリューションの面々とそれぞれのアームヘッドが戦闘配置についていた。
裏庭にはプリュヴィオーズが目印のルーザーズ、体育館にはUnmemΩry、プールサイドには黒十字が、殺る気まんまんで陣取っている。
今、レインディアーズとヒリングデーモンの集団が校門を突破してきた。
女子トイレからゴキブリのようにパプリカーンが這い出してくる。
黒輪くん『とりあえず全領域支配皇の場所取りして、それから・・・』
出臼校長『来たか』
黒輪くん『まさか・・・地球圏統一帝国だと?BA☆KA☆NA』
出臼校長『ヘブン学園はもう必要ない』
黒輪くん『だからこんな危険集団を集めたと?』
出臼校長『違うな、彼らはそれぞれの目的に従って来ただけだ』
黒輪くん『これが・・・ヘブン学園最後の学園祭・・・!』
校門をヴァントーズの一機が潜ってきた。
『ちぃーす』
『まだ準備中ですよ』
『え?』
アームキル、爆砕した。
遊びに来た連邦兵への制裁から戦いの火蓋は切って落とされた。
地下から連邦軍の量産機がハネアリのように飛び出す。
それらは学園にちりばめられたワンオフ機にとって造作も無い相手であった。
だがアニューン社の機体とフォイボス発展型とギガースの増援が降下して来た時はさすがに笑っていられなかった。
依然チート機体の独壇場であることには変わりない。
出臼校長は素手というか最初からデウスエキスマキナなので苦も無くグラウンドのど真ん中を闊歩していた。
ミニオンの皆さんが飛び回るだけで障害物は無くなる。
中心まで行くとセイントメシアフォースとゾディアークAAとリアルメシアBBとセイントメシアアブソリュートオメガとタイラントと翼とオーディンラグナロクとゼウスとRAYと鉢合わせした。
それらは翼が飛ぼうとしたので巻き込まれないよう一気に散開した。
校長を追うのはその内4機。
見るとミニオンの皆さんは全領域支配皇の機体と交戦している。
激しい射撃に校長は防戦を強いられた。
マキータ『おい、鏡ばっか使ってんじゃねえ!!』
村井くん『そうだそうだ、こっちでくらい勝たせろ!!』
校長『分が悪い・・・・・・やはり、落とすしか』
調和の嵐に飲まれてヘブン学園は輝いていた。
祭りが最高潮に達したのを見かねて未来王とファイティングポーズとメモリーニルヴァーナもスパゲティ神輿を担いでどやどや入ってくる。
プリュとダスグラベンの相撲、ファニオカブトとホズピタスの相撲、ブリュンヒルデがブートンを潰し、狼のみなさんが駆け回る。
マンスナンバーがそれぞれぶつかりあい、幾つもの神話も混ざり合う。
特異点はクレイジーババアと殺りあっている。
黒輪くんを追い詰めていたメシア軍団の頭上に、「アレ」が遂に姿を現した。
浴巣蚊もといアビススカージは空中で脱皮し成虫の状態で降下する。
すると脱皮殻を破ってヴェノムスカージとネメシススカージとサイコスカージとスカージVVが飛び出した。
学園祭恒例の「出し」物である。
栄和頭ちゃん『ファイアボール』
マキータ『飛んでるの月が・・・大きく・・・!』
ヘブン学園に迫る隕石。
は3つあった。
1つは校長が持ってきたもの。
もう1つは飛んでるの月。
あとりんご。
最終更新:2011年09月02日 14:04