N.T.N.1980年より、十年間に渡って続いた巨人戦争・ギガントマキア。
数多く導入されたアームヘッドの中で、最強の機体がどれかと訊かれたら、
殆どの人々は「血染の羽毛」と答えるだろう。
いまや救世主さながらに崇められ、また俺たちから見ても伝説の機体といえるほど驚異的な存在だった。
だが、何故セイントメシアがそれほどまでに強いと言われるのか。
それは、無名の兵士を数多く葬った戦績だけが、理由ではない。
戦場の鬼神と恐れられていた実力者達―「異名」を持つ者と戦い、また、それを下したからだ。
我々「異名」を持たされた者からすれば、ブラッディ・フェザーを討つ事が同士への弔いであり、英雄への近道だった。
忘れられつつある、あの時代で命を燃やしていた、ツワモノどもの物語を残しておきたい。



(順不同)

最終エピソード
「砂塵を纏う者」




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