ちゃぶ台型アームヘッドの上からボロ布をまとったアームヘッドが降りる。
『ご苦労であった、ダイナッシングさん』
ボロ布まといが言う。
『恐縮です、サンダークラウドさん』
ちゃぶ台が感激しているのか身を震わせる。
『サンダークラウドさん』
報告を持ってきたどや顔ダブルピースのアムヘが声をかける。
『ジャングルマンモスさん、その情報は本当か?』
サンダークラウドがジャングルマンモスに尋ねる。
『はい、ペーパーディバインさんが敗れました』
サンダークラウドはそれを聞くと体を震わせた。
『サンダークラウドさん…』
ちゃぶ台が心配そうに見守る。
『気にするな、動揺してるのではない、われはお前らの率いるものゆえ、どうしようかと案じているのだ』
サンダークラウドは明らかに動揺している。
『ジャングルマンモスさん、大儀であった、もう下がれ。ダイナッシングさんもだ』




『エレクトリックメッセージか?サンダークラウドだ。ペーパーディバインさんが倒したアームヘッドの情報はとれたか?』
サンダークラウドがひとりごとのように言う。
『サンダークラウド、どうやら情報の少ない新入りにやられたらしい。ロデオのスイートピーとか言う奴にやられたと聞く』
『また、ロデオか!デスパージさんに続いて!もういい俺が出るぞ!エレクトリックメッセージ!』
『落ち着けサンダークラウド。お前たちがやられたらどうする。単体ではあの二人のほうが我々の一人ひとりより強い。我らとのあの二人を撃退したヴァーミリオンもいる。我々はクラウドなのだわかるだろうサンダークラウドいやサンダーコア?』
『分かった、落ち着こう。少し動揺していた』
『そうだ、状況を整理しよう。ダークフォールンどもがついにタイムパラドックスをロデオに向かわせたらしい…』


 サンダークラウドはひとり玉座の間にいた。かつてエクジコウが鎮座していた場所だ。ゴールドブレスを率いるのはもう彼らだけとなった。

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最終更新:2013年02月06日 20:38