『ボス買ってきたぜ!』
男がブロンドの男に包みを渡す。男がその包み、コンビニ袋を開ける。
『ニールファットサン・・・、これ・・・?』
男が困惑した顔を見せる。
『ガヅガヅくんコンソメ味だぜ!おかしいですか?マキータさん!』
『いや欲しかったの・・・シークワーサー味なんだけど・・・』
『だったら自分で買えばよかったんじゃないスカ・・・』
『そうだな・・・』

『ハズレか・・・』
マキータは言った。
『そんなに当たるわけないですよ』
『そうなんだが・・・二十数年前にいつも当り棒を出す奴がいたんだ・・・』
『マジそいつヤバイですね』
『ああ村井って言ってな・・・』
『あのセメント石屋の!俺戦ったことあります!』
『そうセイントメシアの・・・』


『やったぜ!』
当り棒をマキータに自慢げに見せる幸太郎は満面の笑顔だ。
『おっおお良かったな・・・』
何回目だと訝しげに幸太郎を見る。
『これで連続三十回目だ!』
『お前そのうち運使い果たして死ぬぞ・・・』
『ハハッ、まさか・・・』




『・・・』
『どうしたんですか?』
『いや何でもない・・・』
『あ・・・二本目があたった・・・』

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最終更新:2013年08月06日 07:59