ぜんかいのあらすじ
電流を浴び悪に目覚めたレーラビだったが、勅命合体ドルザエルは強かった。
ヴィクテスDDの調和を用いた異次元戦闘も回避不可能の攻撃の前に敗れ、二人は必殺ドルザービームの光の中へと消えたのだった....


アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ
第14話「勅命合体ドルザエル④」


...煙が晴れ、周囲の景色が明らかになった。
戦場を埋め尽くす程のダークヘッド兵は全て空気中のチリと化し、その背後にあった山脈は巨大なクレーターとなっていた。


その中でヴィクテスDDは原型を保ち、折れたブレードを構えたままその機能を停止していた。
「アルカ、無事ぜ?」
「う.....レーラビくん...」
二人はテトラダイを喰らう魔剣の力によって守られたのだ。


「アルカ、クアドレイで戦うぜ。レゾナンスギアを.....」
「レーラビくん...もう、正気に戻ってるよね?」「.....」
その通りだった。....少し前、"ボルテクス"の電撃を浴びた時点で彼は意識を取り戻していたのだ。


「...そっか、やっぱりあれはあの人の....うん、解ったよ。僕も手伝う」
「アルカ...いいのぜ?」
「僕だって男だよ、あの人に勝ちたい」
あの人...アルカが唯一アームヘッドで負けた、あの男に。


ーーーーー


『やった、やりましたご先祖様!遂にレイル・レーラビに勝ちました!』
一方その頃、勝利を確信した勅命合体ドルザエルは、両手を広げ喜んでいた...
「まだ、終わっていないぜ...」
『...何!?』


ヴィクテスDDの残骸が、折れた魔剣を残し粒子に分解され...再構築!
「クアドレイ(ぜ)!」
白いボディの機体が顕現する!
『変身した!?セイギマンか貴様!』
「お前が言うなぜ!」


『ふざけるな!スーパーロボットとセイギマンは通じるものはあれど別ジャンルだ!ドルザーナックル!!』
理不尽な怒りの回避不能電撃回転飛翔拳!!!
「かわせないなら!」
クアドレイが無数の板状結界を一列に生成!!


ドルザーナックルが!一列に並んだ結界を次々と粉砕しつつ突き進む!
...そして!最後の一枚に引っかかり停止!
「...捕まえたぜ!」『まだだッ!』
だが、続いてもう一つのドルザーナックル!拳は左右に1つづつある!!


飛翔拳を両手で受け止めるクアドレイ!両腕が少し壊れ、機体内部の結界で殺し切れない衝撃が二人を襲う!
「ぜぜぜぜ!」「うぐ....行けっ!」
散らばった結界の破片が一斉に向きを変え、無数のミサイルのように降りそそぐ!


両腕を封じられたドルザエルは、兜から謎の青白い光線を照射!
『ドルザー冷凍ビーム!!』
ビームで薙ぎ払われた結界破片は消滅し、その流れ弾を浴びたビル群が氷漬けになる!!
「ちくしょうなんてアームヘッドだぜ」


「...ねえレーラビくん!これ見て!」
アルカが異変に気付く!レゾナンスギアの画面に何かが?
「ぜぜ?これは...」
...Ad-EX02.Re...
二人のレゾナンスギアに、破壊された筈のヴィクテスDDのデータが残留していたのだ!


「レーラビくん...このデータ、クアドレイに使えるかな」
クアドレイの新たな力....?


次回、第15話「勅命合体ドルザエル⑤」へ続く。



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最終更新:2017年03月08日 19:39