※今回のストーリーは、外伝「スネーク・フット」とリンクしています。


これまでのあらすじ
サメ騒動を解決し、何とか海を越えたアルカとレーラビは、旅の終着点"ファクトリー"にまた一歩近付いた。
次に辿り着いた場所は、霧の立ち込める無人の市街地。
そこで二人を待つものとは...?


アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ
第19話「ようこそ死者の街」


霧の立ち込める、無人の市街地...
アルカとレーラビの搭乗する《クアドレイ》は、3機の野生アームヘッドとの戦闘中だ!
「アルカ、アレで一気に決めるぜ!」
「OK、データインストールだ!」


...クアドレイの片腕が再構築され、ブレードと外套を装備した姿《スライエッジ》に変化する!
「ぜやーっ!!」
粒子を纏った回転斬撃!
アームキルを受けた3機の野生アームヘッドは同時に倒れ機能停止!!


「勝ったぜ...」
「待ってレーラビくん、なんだか様子がおかしい」
自壊した筈の野生アームヘッド達が、よろめきながらも再び立ち上がる!
「なっ!まだ生きているぜ!」


「何かの調和能力...?だったら!」
今度はブレードで頭部を切断し、ボディとホーンを切り離す!
「これならどうだぜ!」
だが...まだ3機のアームヘッドは動きを止めず、両手を前に突き出した体勢で直進する!


「ホーン無しで動くなんて...これじゃまるでゾンビだ!」
「アルカ、ゾンビとはフィクションの産物ではなかったのぜ?」
戦いの騒音に引き寄せられ、さらに集まるアームヘッド群!
「でも、目の前に沢山いるよ!」


スライエッジのブレードが次々とゾンビを解体していく!
「ちくしょう、サメの次はゾンビ退治だぜ!」
が、落下した手足がひとりでに動き結合、再生する!
「全然効いてない!どうすれば...」


「着火ですわー!!」
その声と共に、ゾンビアームヘッドの一機が発火、炎上!
炎を恐れた他ゾンビの動きも止まる!
「なっ炎!」
レーラビも反応して動きが止まる!


『さあシリーズRRRR、今の内に地下へ』
クアドレイに通信が入る!
「あ、貴方は一体...」
『細かいことは後で話すよ...とにかく今は逃げて』


「は、はい...レーラビくん!」
アルカはレーラビの頭をチョップして起こす!
「はっ!何だぜ?」
「逃げるんだ!地下へ行くよ!」


ーーー


「久し振りですわね...レイルレーラビ」
木材で補強された地下通路内、クアドレイを解除した二人を待っていた者は、
レーラビと同じ"ファクトリー"のファントム《レレラ》、そして...


「...レギ!なぜお前がここにいるぜ!」
紫髪のファントム《レギ》がそこにいた。


次回、第20話「ようこそ死者の街②」に続く。


  • レレラ
ファクトリー二番目の尖兵。
弟にあたるレーラビと同じく言語システムに問題があり、語尾に「ですわ」が付いてしまう。


  • レギ(スペア)
メッサー社の内乱で破壊されたレギに代わって製造された、スペアレギュレーター。
選別・延命プロセスを否定し、レレラ、ハリッコと共にファクトリーを離脱する。



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最終更新:2017年04月28日 13:27