これまでのあらすじ
紫の肌に緑の髪の男、8番目の尖兵バルバルの体に蓄積された毒を受け、ダメージを受けるレーラビ。
そして、一人になったアルカの前に現れた9番目の尖兵ゼロノヤマ。
この危機的状況に、二人は…?


アームヘッド・ストーリー:リターン・デイズ
第29話「呪詛の根源へ④」


「なっ…もう一人居たのぜ!?アルカ逃げ…」
背後に気を取られるレーラビ!すかさずバルバルの毒手突き!!
「全身紫色になって死ね!」
躱し切れず直撃!毒を注入される!!
「ぜ!しまっ…うぐ」
そのまま全身が麻痺して倒れる!


「レーラビくん!…んんっ!」
身動きが取れなくなったレーラビの目の前で、アルカがゼロノヤマに捕らえられる!
「ヒヒヒ…ゼロノヤマ、まだ殺すなよ…じっくりと痛めつけてから殺るんだ」
「や、止めるのだぜ…目的は俺だけのはずだぜ…」


「そうはいかねェ、お前の精神を砕きコアを潰すのが目的だからなァ?」
バルバルは動けないレーラビに顔を近づけ笑顔!
「…そんな非道は、許されないぜ」
「うるせェ!黙ってくたばってろ!」
身体を踏みつける!


「ーっ!…ー!!」
涙目でレーラビの方へ行こうとするアルカだが、ファントム筋力で押さえられ逃げられない!
「ゼロノヤマ、そのまま押さえてろよ…これから俺の猛毒を注入する、全ては延命の為だからな…ウヒヒ」


「ヒッヒ…ギョヘッ!」
にじり寄るバルバル…だが前方から飛来した謎の光弾を受け吹き飛ばされる!
「ワッツ…」
異変に気付き振り向くゼロノヤマの顔面に光弾!アルカの拘束が解ける!!
「げほっ、げほっ…な、なに…?」


「危ない所だったな…どうやら間に合ったようだが」
新たな参戦者は…左腕をエネルギー銃に換装した青紫の髪の男!
「貴方は…レーリレイさん!」
「遅れてすまない、左腕を新調するのに時間がかかったのだが…」


「…立てるか?レイルレーラビ」
「あ、ああ…助かったぜレーリレイ」
自力で毒を押さえ込んだレーラビは、よろめきながらも立ち上がり再び戦闘態勢を取る。
「ヒ、ヒヒ、まさかお前も来るとは…」
煙が晴れ立ち上がるバルバル、そして無傷のゼロノヤマ…


「気を付けろレーリレイ、あの紫は全身毒、あの相撲レスラーは透明化だぜ」
「了解だが…ここはコンビネーションで行くぞ!」
戦闘再開!レーリレイは光弾を連射し、バルバルとゼロノヤマを攻撃する!
「ヒヒーッ!」「…!」


「ぜええーっ!」
続けてレーラビが跳躍!攻撃で発生した粉塵の中に飛び込み、ライフルでバルバルを殴り倒す!
「ヒヒッギャア!」
粉塵から転がり出てぐったりするバルバル!


続けてゼロノヤマへの攻撃!だがライフル殴打を素早い横ステップで回避される!
「なっ…速いぜ!」
反撃の張り手攻撃!それを受けたレーラビは吹き飛ばされ壁に叩き付けられる!
「レイルレーラビ!」
「レーラビくん!」


「おのれ…!」
レーリレイは再充填されたエネルギー銃でゼロノヤマを狙う!だがゼロノヤマは四股を踏み氷柱を発生、それを打ち消す!
「不味いな…あのゼロノヤマとかいう男、単体で調和能力を使えるのか」


「だったら僕に考えがあります…レーリレイさん…少し時間、いいですか?」
アルカの提案…


次回、第30話「呪詛の根源へ⑤」へ続く。


  • レーリレイ
左腕を対ファントムエネルギー銃「サイキックガン」に換装した3番目の尖兵。
レーラビ達を救う為、ファクトリーまで単身で追ってきた。



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最終更新:2018年01月16日 22:54
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