これまでのあらすじ
ジ・アーセナルの複製能力により、既に倒した筈のファクトリーのアームヘッド達が復活した。
戦力を分散しながらもアルカとレーラビはレギレイを追いつめ、パーフェクト・クアドレイの力で決着を付けようとするが……?


ストーリー:リターン・デイズ
第51話「レプリカの宇宙④」


パーフェクト・クアドレイは壁際まで後退したジ・アーセナルに対し、攻性粒子魚雷・フィジカル弾・火炎弾・ブレード光波を連射!!
『…レギレイ!決着だぜ!!』
更に追撃をかけるべく、機体を爆炎の中に突入させる!!


真っ赤な炎の中で、黒い二機のアームヘッドの影がぶつかり合う!
『狂ったコンピューターの命令にただ従うだけで、お前は何もおかしいとは思わなかったのぜ!?』
振り下ろされるハンマーをスライエッジとアンデッドバスターで受け止める!!


『…全ては全人類種の延命の為、それ以上に優先される事などありません』
クアドレイの足元に亀裂が走り、クレーターのように陥没!!
『そう、今のこの状況も計画の一部なのです』


『ぜぜ!?それはどういう…』
ジ・アーセナルの背後の壁が崩壊し、そこに隠されていた"何か"が、一斉に起動する。
『…ギアを確実に回収する為に、敵対戦力を分散させたまでですよ』『なっ』


「ハ…ハリッコ、あれは……」
壁に空いた大穴から一斉に飛び立つ無数の兵器…。
炎のような粒子を纏い、剣、弓、槍、杖を持つ、そのアームヘッド達の名は……!
「《レーヴァテイン》…」


レーヴァテインと呼ばれたその機体群はデュアレイド、トライアル、レジスタの上空に移動…!
『あの時…あなた方がレプリカの宇宙に足を踏み入れた時点で、既に勝敗は決していました。』
一糸乱れぬ動きで剣を掲げ、粒子充填を開始する!!


『…くそ!そこを退くのだぜ!』
クアドレイが再装填されたばかりの攻性粒子魚雷を近距離で射出!爆風でジ・アーセナルを怯ませ、スライエッジの剣でアームキルする!!
『皆!今助けに……』


『ガハハ…モウ、テオクレデスヨ』
電子ノイズが雑ざったレギレイの声が響き、量産型レーヴァテイン達が剣を振り下ろす!!
「あ…」


…その瞬間、クアドレイのモニターが真っ白に染まり…何も見えなくなった。


ーーーーー


『…ハリッコ、貴女だけでも助けますわ』
『レレラ…待って、私も……』

『…シリーズRRRRRの座標を変更、転送を開始…安心して、君は助かる』
『レギ!一体何を……』

『ダーガガ………』

広がる光の中で、複数の思念がアームコアを通じてアルカに流れ込む…


ーーーーー

「う…皆は…? 一体どうなって……」
…アルカが意識を取り戻すと、先程まで目の前に居た筈のジ・アーセナルは消えており……
………そこには、"顔の欠けた輝く巨人"が立っていた。


次回 第52話「ターニング・ポイント」に続く。


  • レーヴァテイン:arche-Ω
剣、矢、槍、杖の4つの"レーヴァテイン"を標準装備しており、「付近に存在する"レーヴァテイン"一つにつき出力が乗算される」調和能力を持つtype-Aアームヘッド。
本作では、そのレプリカが登場した。(出典:カウンター・アタック外伝 スネーク・フット)



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最終更新:2018年07月19日 20:04
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