ここはヘブン学園ごく普通の予備校である。

牧田くん『ドーナツうめえ、すこしうめえ』
村井くん(親父の遣した奇妙な角・・・
     それによって変身する鶏・・・
     学園の裏で暗躍する不良組織・・・
     そして激突するモンスターペアレントと悪徳教師・・・
     時折起こる謎の入院事故・・・
     無限に湧いてくるドーナツ・・・
     平穏の時は来るのだろうか・・・)

鎌瀬先生『村井くん、ちょっと』
村井くん『あ、はい』
牧田くん『俺もついていくぜ』

職員室。

鎌瀬先生『この前、大きな鶏が暴れた事について、何か知っているか?』
村井くん『確かに、あの鶏は俺が連れてきたんですが・・・詳しい事は俺にも』
鎌瀬先生『知らないとは言わせないぜ?』
村井くん『?』
鎌瀬先生『村井研究所の息子なんだろ?ならこれを見れば・・・』

鎌瀬先生の手には三叉の武装角が光っていた。

村井くん『!?・・・それは・・・』
鎌瀬先生『これは・・・ペットにつけて戦わせるものだ!』

鎌瀬先生はペットのタコを取り出す。そして武装角を突き刺した。
「布団」
タコの姿が変わり、青い怪物の姿に変わった。

布団『ブートーンー』
村井くん『かませ先生、様子がおかしいぞ・・・』

その時「布団」がとんがった口から弾丸を吐いた。
職員室の床が爆発する。

村井くん『逃げるぞ、牧田!』
牧田くん『逃げる?どこへ?』
村井くん『飼育小屋だ!』

二人は外に向かって逃げる。鎌瀬先生と青い怪物「布団」はそれを追いかける。
村井くんは持っていた「武装角」を飼育小屋に投げた。
上手い具合にブラッディ・フェザーの眉間に刺さる。

小屋の檻を蹴破り、「聖なる救世主」が姿を現した。

鎌瀬先生『ついに現れたなセイントメシア!こいつの真の力を見せ・・・』
すでに勝負は付いていた。
「聖なる救世主」の白き翼は「布団」を真っ二つに切り裂いていた。
そして白煙が上がった後タコと角だけが地面に落ちた。

牧田くん『まさにかませ』
かませ先生『ん?俺は今まで何をしていたんだ?』
村井くん(これはおなじみの操られ尖兵パターン・・・)

比例先生『見つけたぞ、巨大鶏!』
村井くん『先生!?』
牧田くん『やめとけよ、また病院送りにされるぞ』

比例先生『いいや今の私は違う』
その手には緑色の武装角が握られていた。

「弐月」
比例先生の姿は、鎧を着た戦士に変わっていた。

村井くん『なん・・・だと・・・』
弐月『君たちは下がっていなさい、この怪物は私が退治する』

聖なる救世主『いいだろう、相手になる』
村井くん『え?』

天使と鎧騎士が対峙する。
激しい光が起こる。そう「弐月」の大砲だ。
「聖なる救世主」はそれを高速で交わすと「弐月」の横を通り過ぎた。

「弐月」の装甲が砕ける。同時に「聖なる救世主」の角が取れた。

双方の変身が解ける。相討ちだった?いや、相討ちではない。
なぜならブラッディ・フェザーは無傷で、比例先生は六ヶ月入院する羽目になったからだ。



  • 比例先生のせいですでに1~2年が経った(え -- ニトロ333 (2010-06-13 17:08:29)
  • マジで時が経ったとすれば、7話のかませ先生のせいで合計6年経ってしまってしまったのであってしまいました(黙 -- 2~8の著者 (2010-06-13 23:20:23)
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最終更新:2010年06月13日 23:20