クラーケン(11年6月掲載)

ACS-002A クラーケン

設定

ドロームの開発した水中KV。
既存のKVとはかけ離れた特異な形状を持つ、巨大なイカに似た異形の機体。

この形状は、可動式の推進器と武装によって旋回能力と攻撃範囲を強化し
死角を無くす事を目的として採用されたものである。

触手状の可動式多関節推進器「テンタクルスラスター」の搭載により
重装甲ながら水中での高い機動力を獲得したが、反面燃費が非常に悪くなってしまった。

テンタクルスラスターの使えない陸上での機動力を補う為にホバー機構を搭載している。
なお、ホバーにはスキルのような特殊な効果はない。

先端に武装とセンサーを搭載した触手状のサブアーム「ブラストテンタクル」は
柔軟な構造を持ち広い可動範囲によりほぼ全方位への射撃が可能となっている。
ただしこれはあくまでも緊急時の防御を目的とした補助的な装備であり、
メインセンサーの捕捉範囲外へ射撃を行う場合命中精度が低下する。

パピルサグに続くACSの型番を冠した機体であるが、
現状で実現可能な最高度の汎用性を追求したパピルサグと異なり当機は多分に実験的な要素を持つ。
しかし技術的には新規の要素は少なく、
むしろ既存技術中心の堅実な設計をしている点はパピルサグと共通しており、
新技術ではなくアイデアをテストする実験機とでもいうべき面を備えた機体。

なお、新技術の採用を僅かに留め、枯れた技術を軸にして設計されたのは
機体の複雑化によるコストの増加と整備性の悪化を最小限に抑える為である。
これにより当機はその性質に対して比較的価格を抑える事に成功している。


機体諸元

全長 24.5m
全幅 7.2m
空虚重量 15.8t
乗員 1名(簡易補助シートあり)
直立時の全高 8.9m

通常最高速度 M0.075(50kt/h)
ブースト最高速度 M0.139(92kt/h)
巡航速度(経済) 81.48km/h(44kt/h)
歩行最高速度 33km/h
装輪走行 312km/h(瞬間)


性能

攻撃200
命中240
回避200
防御260
知覚270
抵抗260
装備410
行動3
生命180
練力160
移動5
兵装3(固定武装込み)
アクセ4


固定装備

ブラストテンタクル
命中30知覚10射程10重量40
SES搭載武器。クラーケン固定武装。
装弾数200。一度に40発使用。リロード可。
柔軟に可動する一対の多関節の腕の先端部に搭載されたレーザー砲。
大気中用と水中用のSESの搭載により場所を問わず使用できる。

スキル

○多脚潜水艇モード
イカの触手に似た8基の可動式スラスターを備えたクラーケンの潜行形態。

潜行形態時、深度200mまでの潜行が可能だが、
深度75mを超えた段階で回避-50、移動-1の修正を受ける。
人型形態時も深度75mまでの活動が可能。
水中では深度に関わりなく消費練力が3→8と増加する。


○テンタクルマニューバ
テンタクルスラスターによる機動制御プログラム。
潜行形態でのみ使用可能。

練力20を消費する事で、
1ターンの間回避+40の修正を受け、旋回に行動力を消費しなくなる。


○テンタクルシューター
ブラストテンタクルによる攻撃・防御機能の総称。

ブラストテンタクル先端部にはレーザー機銃に加えて小型レーダー・ソナーを搭載しているが、
機体前方に搭載されたメインセンサーと併用しないと十分な精度は得られ無い為、
メインセンサーの範囲外である後方――“視界外”へ攻撃を行う場合は命中精度が低下する。

▼テンタクルシューターA
長く柔軟な多関節アームの可動によりあらゆる方向へ銃口を向ける能力。

ブラストテンタクル使用時、機体の向きに関わらず攻撃を行う事が可能。
ただし後方180度への攻撃時は命中に-50の修正を受ける。

▼テンタクルシューターB
ブラストテンタクル内蔵の小型レーダー・ソナーで攻撃を察知し、
レーザー機銃で迎撃を行う能力。

ブラストテンタクルを使用して魚雷・ミサイルによる攻撃を迎撃する。
命中で対抗判定を行い、成功した場合最終ダメージを10%軽減する。
ただし後方180度からの攻撃を迎撃する場合、命中に-50の修正を受ける。




設定補遺

パピルサグに続くACSの型番を冠する2番目の機体。

テンタクルスラスターの搭載は
今後必要となるであろう宇宙空間での姿勢制御法の研究の為でもあり、
奉天の開発している宇宙対応試験機を強く意識したものである。

テンタクルスラスターの多関節構造及び制御系はパピルサグの尾の技術を応用したもの。
ブラストテンタクルの多関節アーム部もパピルサグの尾の構造を元にしている。
先端のレーザー砲はブラストシザースのレーザー砲のマイナーチェンジバージョン。

余談だがイカやタコの触手の事を日本語では脚と表現するが、
生物学的には腕であり、英語でも腕と呼ぶ。
当機の場合はテンタクルスラスターが推進システムであることから
移動する為の装置というイメージから腕でなく脚と名付け、
潜行形態を「多脚潜水艇」と命名している。
ブラストテンタクルのほうは武装を搭載していることから腕とされている。

因みにブラストテンタクルの長さは約8m、テンタクルスラスターは約5m。
全長24.5mと一見かなり大型に思えるが、
全長の1/3はブラストテンタクルによるものなので、
腕と脚を除けば中型機クラスの大きさ、脚を含めてもやや大型といったサイズである。

攻撃より知覚を重視しているのは他の水中機との競合を避ける為。
アンジェリカ、マリアンデールで培ったノウハウを用いることで非物理攻撃能力を高めているが
SESエンハンサーによって知覚を上昇させる事は出来ない。

型式はAdvanced All-round Armaments-complex type-Squidの略。
イカ型のAC2番機の意。

機体愛称はドロームがテンタクルスの次に開発した水中機であることから
タコもしくはイカの怪物とされるクラーケンと名付けられた。

イカのような形状の機体という事を示すという意味も込められたダブルミーニングでもある。

なお、ナックル・フットコート等を使用すればブラストテンタクルによる打撃も一応可能だが、
捕獲・拘束に使用するには強度が不充分なのでそういった用途には向かない。

本体性能・スキル効果・固定武装は
合計価格が200万代半ばから後半程度に収まらない場合は調整する方向で。


価格

中堅(本体・固定装備併せて240万~280万程度?)


デザイン

潜行形態はイカ。

歩行形態は胴体内部に収容されていた直立し潜行形態の胴体が展開。
内部から歩行形態の胴体が露出し、人型の腕を展開。
テンタクルスラスターを縮めてホバー推進器にして地上を移動。
ブラストテンタクルは肩か腰辺りへ
(この辺の詳細は未定。もしこの機体が採用された場合は絵師にお任せする方向で)

塗色は白銀。


推奨装備案

機体特別で水陸両用知覚格闘武器、水陸両用銃、
生命練力強化アクセ、水中知覚銃。
ショップ売りと機体特別に知覚魚雷。
後はショップ売りで水中用煙幕など?

ネーミング案としてはアスピドケロン、ダゴンなど。


○小型GP魚雷
主兵装(M)副兵装(M)非物理
命中20知覚10射程20練力-10重量50
SES搭載武器。ドローム社製。クラーケン推奨装備。
装弾数9発。一度に3発発射。
小型のGプラズマ弾頭を搭載し、火薬による爆発に代わり、
エネルギーを爆発させることによってダメージを与える魚雷。
※一般販売想定

○放電魚雷「アーヴァンク」
主兵装(M)副兵装(M)非物理
命中40知覚40射程70重量100
SES搭載武器。ドローム社製。クラーケン推奨装備。
装弾数24発。一度に4発発射。50mm4連装長距離魚雷の改修型。
命中時に標的に突き刺さり放電によってダメージを与える針のように細長い魚雷。

○練機槍斧「フォルネウス」
主兵装(M)非物理
命中20受防40知覚110抵抗40射程2重量100
SES搭載武器。ドローム社製。クラーケン推奨装備。
全長9m程度のKV用のハルバード。
柄に添え付けられたスイッチを押すことで導体がビームを帯び、非物理攻撃を相手に与える。
発振器の大型化と水陸両対応により重量が増大しやや扱い難い。
大気中用と水中用のSESの搭載により場所を問わず使用できる。
最終更新:2012年01月28日 02:44
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