アンフィスバエナ

ACS-003 アンフィスバエナ

ドローム社の設計した宇宙用KV。
前後対象という既存の航空機ともKVとも更には一般的な宇宙船のイメージともかけ離れた、
強いて言うなら「葉巻型UFO」に近い異様な形状が特徴。
機体の向きという制約を打破するコンセプトで計画され、
002とは違う方向でのアプローチを試みた結果この形状に行き着いた。

計画の開始はACS-001の完成直後だったが、
既存の技術では大気圏内で瞬間的に前後を入れ替える事が出来ず開発は停滞。
簡易ブーストが完成したことにより
擬似慣性制御を用いてこの機構を実現する宇宙機として再設計された。

……が、慣性制御を用いなければ実現できない機体なのに
そもそも慣性制御で飛ぶならこの構造にする意味自体が薄いという
根本的な問題にぶつかり結局開発中止となってしまった。
モックアップのみで実機は建造されていない。

002と違い当機が開発中止となったのは、
当機は完全に実験機として計画されたものだったからだと思われる。

一応、ドローム社内にあるKVシミュレーター上に操作可能なデータは存在している。
ただ、もし開発が続けられたとしてもこのデータ通りの機体になったかは定かではない。

なお、技術自体は後継機の開発に活かされている。

愛称は前後対照というデザインに因み前後に頭のある空想上の蛇の名からとられた。

因みに今回のACSはAdvanced All-round Armaments-complex type-Serpentの略。
最終更新:2012年03月01日 17:47
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