「いま賭ける、この命」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
いま賭ける、この命 - (2022/05/22 (日) 09:08:27) のソース
*いま賭ける、この命 ◆lbhhgwAtQE **【1階・正面ホール】 突如ホールに舞い降りたロボットに、ロックとゲインは思わずたじろぐ。 「ツチダマの次は何だ? 巨大ロボットってか!?」 「まさかドゴッゾまでこっちに来てたとはねぇ……ギガゾンビも趣味が悪いぜ」 ゲインは、ドゴッゾと呼んだそのロボットを忌々しげに睨む。 ドゴッゾ――それは、シベリアのピープルのエクソダスを妨害してきたシベリア鉄道警備隊が広く用いていたシルエットマシン。 ゲインも幾度と無く、それとは交戦していた。 『こいつとの融合調整に手間取っている間にこんなことになっていたなんて……このままだとダマはギガゾンビ様にスクラップにされてしまうギガよ。 ……こうなったら、お前らの首を手土産にして許してもらうしかないギガ~!』 ドゴッゾは、のっそりと歩きながらゲイン達に近づいてゆく。 「……おい、どうやら味方じゃないようだがどうする?」 「どうするもこうするも、今更退くわけにもいかんだろう。……戦うまでさ」 ゲインはRPGをドゴッゾ目掛けて躊躇いなく発射する。 だが、ドゴッゾは横に滑るように移動して、飛来する榴弾を軽々回避した。 「……な、何だあの動きは!? いくら機動性が高いドゴッゾでも、あんな動きできるはずが……!」 『未来人の技術を舐めてもらっては困るギガ~! 23世紀の科学力で出来んことはないギガァァァァ!!!』 叫ぶと同時にドゴッゾは両肩の機関砲を掃射する。 「――クッ! ひとまず避難するぞ!!」 「それが懸命だな!」 なぎ払うような砲弾の雨をゲインとロックは紙一重で避けてゆく。 そして、走りながらゲインはRPGにスモーク弾を装着し、数発ドゴッゾ目掛けて放つ。 『くうっ! 煙幕なんて卑怯ギガ!!』 機関砲で撃ってくる奴には言われたくない、と思いつつもゲイン達は煙幕に戸惑っている隙にドラえもん達の元へと戻る。 「だ、大丈夫かい、二人とも」 ドラえもんが戻ってきて息切れする二人へと心配そうに声を掛ける。 「あぁ。今は何とか無事さ。……だが、あの機関砲を撃たれ続けては状況は好転しなさそうだ」 「しかも、元々機動性に優れてたドゴッゾに更に改造が加えられてるとなると……下手に逃げ出すことも出来ないだろうな」 「そ、それじゃどうするの? 僕達このままじゃ……」 焦りの表情を浮かべていたドラえもんは言葉を詰まらせる。 だが、そんなドラえもんの不安を払拭するように、しんのすけが口を開く。 「そんな不安そうな顔していちゃダメだゾ、ドラタヌキさん」 「いや、僕はタヌキじゃなくって――」 「ゲイナーお兄さんとレヴィお姉さんは必ず白いロボット連れて戻ってくるって約束していたゾ。あのロボットがあればあんなヘンテコな奴、きっと一発なんだゾ!」 ロボットにはロボットで。 恐らくキングゲイナーがいれば、あのようなドゴッゾなど改造されていたとしても、倒してくれるだろう。 キングゲイナーとその搭乗者のことを良く知るゲインは、それを尚更確証している。 「きっとお兄さん達は帰ってくる。オラ、信じてるゾ! だから皆も弱音吐かないで戻ってくるまで頑張ろうよ!」 「しんのすけ君…………。そうだね、僕、決心したはずなのにまた少し不安に――――」 『見ぃ~つ~けたぁ~ギガァ~~』 ドラえもんが元気を取り戻したとほぼ同時。 煙幕を越えてドゴッゾがドラえもん達の視界の向こうに再び姿を現した。 嬉しそうな声とともに。 「……糞、もう見つけやがったか!」 『ダマを煙幕でまこうだなんて、百年早いギガ!』 「こうなったら仕方ない……。ここは俺がなんとか食い止める! だからお前達は一旦廊下の奥の方に……」 「いいや、ここは僕が行く!!」 ドラえもんもその言葉に、一同は驚く。 「ドラえもん……本気か?」 「僕は至って正常だよ」 「だったら分かるだろう。ここはそんなスタンロッド一つで何とかなる場面じゃない。ひとまず俺が何とかしてこいつを播くから、お前らは……」 「それくらい僕だって出来るよ。それに僕だって皆の役に少しは立たないと――」 ……ドラえもんはのび太と太一の墓前で約束した。 のび太達を、太一やヤマト、ヴィータ達を、失ってしまった今、これ以上の犠牲を出さない、と。 そして、その約束に背かないように行動しようと決意した。 また、先ほどのしんのすけの『弱音を吐かずに頑張ろう』という言葉で、改めてその決意を胸に刻んだ。 (僕はもう見ているだけでなんかいない! 皆の為に今度こそ戦うんだ!) 自分はロボットだ。 他の皆よりも力はあるし、頑丈なはず。 だからこそ、そんな自分を活かさない手は無かった。 スタンロッドという強力な武器をゲイナーから貰ったとなったら尚更。 『ほぉ~、お前よく見たら、ギガゾンビ様の仇の青タヌキじゃないかギガ』 「タヌキじゃない! 僕は猫型ロボットだ!」 このような時でも訂正は忘れない。 『そんなのどっちでもいいギガ。……お前を壊してギガゾンビ様に献上すれば、ダマの地位もフェムトくらい上がるギガ。 ……そんなわけで、覚悟ギガ~!!』 「それはこっちの台詞だぁ~! えぇ~い!!」 「ドラえもん! ……止めろ!!」 ゲインが、ロックが制止する。 だが、それでもドラえもんは止まらない。 彼はドゴッゾへ向かってスタンロッド片手に一直線に駆け抜ける。 「うおおおお~~~!!!!」 『フン、やっぱり一世紀前のロボットは馬鹿ギガ……』 ドゴッゾはその場に立ったまま機関砲でドラえもんに狙いを定める。 「やらせてたまるか! これ以上の犠牲は……!」 ゲインはRPG-7を使うべく、榴弾を装着しようとする。 だが、それよりも早く。 『吹き飛べ青タヌキィ、ギガァッ!!!』 無情にも機関砲は火を噴いた。 ――――が、砲弾は発射されなかった。 『……な!? 何が起こったギガ!?』 機関砲が火を噴いたのは、砲弾を放った為ではない。 砲身が廊下の奥から飛んできた弾丸の直撃を受けて爆発し、火を噴いたのだ。 ドゴッゾは突然の事態に一瞬慌てるが、すぐに落ち着きを取り戻し、弾丸の放たれた方向を見る。 弾丸が飛んできたのを確認したゲインやロックも後ろを振り向いて、そちらを見る。 すると、そこに見えたのは…… 「無事ですか、皆!!!」 「レヴィ姉さんご一行のご帰還だぞ~! 」 その奥からはチェーンガンを持ったキングゲイナーがやってきていた。 ……そう、偶然にも彼らが逃げ込んだ廊下というのはゲイナー達が向かっていった格納庫に続く廊下だったのだ。 キングゲイナーはゲイン達の傍で足をつくと、肩に乗せていたレヴィを下ろす。 「……良かった。今のところ皆無事のようですね」 「あ、あぁ。……だが、今は互いの無事を祝ってる場合じゃないんだ」 「えぇ、それは分かってます……」 ゲイン、そしてゲイナーが向いた先には片方の機関砲を完膚なきまでに破壊されたドゴッゾの姿。 当然ながら、彼は怒っていた。 『き、貴様、よくもやってくれたギガね!』 「そっちこそ、よくもドラえもんを撃とうとしましたね。……僕達の大事な友達を!」 キングゲイナーは再度浮上すると滑空したままゲイン達を、その先で転んでいたドラえもんを飛び越え、そしてドゴッゾへショルダータックルを決める。 『ギ、ギガ~!!?』 突然の突進にドゴッゾは瓦礫に埋もれるホールへと転がり戻ってゆく。 「これ以上、僕達の邪魔をしようっていうのなら、僕はお前を容赦しない!」 『ギガ……な、舐めるなギガ~!!!』 長い両腕で器用に起き上がると、ドゴッゾはゲイン達に見せた以上に俊敏にホールを縦横無尽に動き回る。 キングゲイナーは、それを飛翔したまま追う。 『ダマは壱番警備隊長を任され、機動兵器に乗ることを許された栄誉あるツチダマなんだギガ。どけと言われて、はいそうですかと道を譲る訳にはいかないんだギガァー!!!』 ドゴッゾは残っていたもう一門の機関砲を撃ち続ける。 だが、それはキングゲイナーに当たることなく、悉く壁に吸い込まれてしまう。 『ギ、ギガッ! 素早い! ダマよりも速いギガ!?』 「キングゲイナーがドゴッゾなんかに負けるはずがないっ!!」 そして、気付けばキングゲイナーはドゴッゾに肉薄していた。 この超近距離では自慢の機関砲も撃つ事ができない。 成す術がなくなったドゴッゾは、慌てて距離を取ろうとする。 だが、キングゲイナーがそんなことを許すはずもなく、彼は持っていたチェーンガンを大きく振り上げ―― 「これで……終わりだぁー!!!!」 振り下ろされたそれは、刀身に付けられたチェーンを回転させながらドゴッゾを縦に切り裂いてゆく。 そして、あっという間に頭部から股関節までを完全に二分してしまい…… 『ギ、ギガゾンビ様に栄光あれギガァァァァァァァ!!!!!!』 火花を上げながら、ドゴッゾは爆散した。 こうして、改めてホールには静寂が戻ったのであった……。 **【1階・正面ホール】 ドゴッゾを撃破し、一段落の着いたところでゲイナーはキングゲイナーから下り、皆と改めて合流した。 すると、彼の元へ真っ先に駆けつけたゲインは顔を見るなり、早々に―― 「あだっ!!」 拳骨を彼の脳天に浴びせた。 「な、何するんですか!?」 「……いや、ちと遅すぎやしなかったか、と思ってな。つい」 「そりゃ、多少は色々あったから遅くはなりましたけど、何とか間に合ったから良かったじゃないですか。ねぇ、レヴィさん?」 救いを求めるように、レヴィの方を見る。 だが、壁に寄りかかっていたレヴィは、何やらひねた笑みを浮かべる。 「さぁ、どうかね? お前がもっとしっかりしてたら、もう少しは早く来れたかもなぁ」 「ちょ、そ、そんなぁっ!!」 「冗談だよ、冗談。冗談が通じない男は、女に嫌われるもんだぜ、坊や」 「そうそう~。イチリューの男は、ジョークが分かる男だって、父ちゃんも言ってたゾ~」 しんのすけの言葉に、レヴィが意地悪そうに笑う。 そして、そんな彼女を見て、ロックやドラえもんも悪いと思いながらも笑みをこぼす。 ゲイナーはそんな仲間達に何かを言おうとするが、それはゲインの言葉に遮られる。 「……ま、そういうわけで冗談はさておき、だ。ひとまずこれでキングゲイナーも回収できたわけだし、この周辺のツチダマ達も大方片付いた。 そろそろ出発しよう。道のりは長そうだからな」 「何だか釈然としませんが……確かにゲインさんの言う通りです。ここは敵が集まってくる前にさっさと上に――」 「ちょっと待った」 と、そこでレヴィがゲイン達を呼び止める。 彼女はぼーっと上を見たまま、その場に立ち止まっていた。 「どうしましたレヴィ嬢?」 「なぁ、どうせ上に行くんだろ? だったら、わざわざ階段行く必要はないんじゃないのか?」 「え? でもなレヴィ、階段使わないでどうやって…………って、まさか!?」 レヴィの視線を追っていたロックが、彼女の言わんとしていることに気付く。 レヴィとロック、二人が見ていた先にはゲインが開けた天井の大穴があった。 そして、その穴の向こうには目指すべき上の階の天井が見えており…… 「そういうこった。どこの誰が作ったか分からないが、こんな近道があるなら使わない手はないだろうよ」 「なるほど……。何度も見上げたのに気付かなかったが……こいつは中々妙案だな」 「ユービック、どうなんだい? ルート的には大丈夫っぽい?」 「……ここの真上を経由しても、司令室へ向かうにはなんら問題はない。……むしろ移動時間の短縮は確実だろう」 それを聞いて、レヴィは頷く。 「よし! んだったら、決定だ。早速頼むぜゲイナー!」 「た、頼むって一体何を……」 「決まってんだろ? お前のそのキングゲイナーってやつであたしらを一気に上に持ってってくれって言ってんだよ」 悪びれもなくレヴィはゲイナーの肩を叩く。 「キングゲイナーをリフト代わりにしますか……」 「道具は使いよう、って言うだろう? 有効活用なんだから文句言うなって!」 ……確かに、キングゲイナーで飛ぶ以外にあの穴を飛び越えることはできないだろう。 それに移動時間を短縮できるのなら万々歳だ。 それ故に……レヴィが正論であるが故に何度も肩を叩かれながら、ゲイナーは溜息をつく。 そして、そんな中で彼はふと思い出した。 ――かつて、キングゲイナーに畑仕事をさせたいと言っていた同級生がいたことを。 (女の人の考えることって……やっぱり少し変わってるよ) 【α-5/ギガゾンビ城1階・正面ホール/2日目・夜中】 【ゲイナー・サンガ@OVERMAN キングゲイナー】 [状態]:疲労蓄積、風邪の初期症状、腹部と後頭部と顔面に打撲(処置済み) [搭乗]:キングゲイナー(チェーンガン装備) [装備]:AK-47カラシニコフ (弾数:30/30-予備弾薬×10発)、トウカの日本刀、コンバットナイフ [道具]:デイバッグと支給品一式(食料1食分消費)、技術手袋(使用回数:残り9回) スタングレネード×2、スパイセットの目玉と耳、クーガーのサングラス、エクソダス計画書 病院内で見つけた工具箱、解体された首輪、機械の部品多数 [思考] 基本:バトルロワイアルからの脱出 1:皆を天井の穴の上まで運ぶ。 2:機動兵器が出現したら応戦する。 3:トグサから送ってもらったデータを暗記 4:自分の身は自分で守る [備考] ※名簿と地図を暗記しています ※リリカルなのはの世界、攻殻機動隊の世界に関する様々な情報を有しています ※基礎的な工学知識を得ました 【レヴィ@BLACK LAGOON】 [状態]:脇腹と右腕に銃創、左腕に傷跡、そこそこ疲労、ハイテンション [装備]:ソードカトラス×2 (残弾4/15、4/15-予備弾薬×150発) RPG-7(榴弾×12発、スモーク弾×40発、照明弾×40発) [道具]:デイバッグと支給品一式 イングラムM10サブマシンガン (残弾30/30-予備弾薬×30発) グルメテーブルかけ(使用回数:残り16品)、ぬけ穴ライト、テキオー灯 バカルディ(ラム酒)×1本、割れた酒瓶(凶器として使える)、エクソダスと首輪解除に関して纏めたメモ [思考] 基本:バトルロワイアルからの脱出。物事なんでも速攻解決!! 銃で!! 1:とにかく撃ちたい。撃ちまくりたい! 2:向かってくるヤツは容赦せず撃つ! 3:逃げるヤツも容赦せず撃つ! 4:もちろん、バリアジャケットのことを言触らかすヤツも撃つ! これは念入りに撃つ! 5:機会があればゲインとやり合いたい [備考] ※双子の名前は知りません ※魔法などに対し、ある意味で悟りの境地に達しました ※テキオー灯の効果は知りません 【ゲイン・ビジョウ@OVERMANキングゲイナー】 [状態]:右手に火傷(小)、全身各所に軽傷(擦り傷・打撲)、腹部に重度の損傷(外傷は塞がった) [装備]:NTW20対物ライフル(弾数3/3-予備弾薬×30) ウィンチェスターM1897 (弾数3/5-予備弾薬×72発) 454カスール カスタムオート (残弾:4/7発-予備弾薬×40発) RPG-7(榴弾×14発、スモーク弾×36発、照明弾×41発) 悟史のバット [道具]:デイバッグと支給品一式、スパイセットの目玉と耳(×2セット) 、どこでもドア トラック組の知人宛てのメッセージを書いたメモ、エクソダス計画書 [思考] 基本:ギガゾンビを打倒し、ここからエクソダス(脱出)する 1:攻撃の意志がある敵は容赦なく迎撃する。 2:ギガゾンビを探し出し、捕まえる 4:事が終われば、トウカと不二子の遺体を埋葬しに戻る [備考] ※首輪の盗聴器は、ホテル倒壊の轟音によって故障しています ※モールダマから得た情報及び考察をメモに記しました ※ユービックのことを一応は信用はしましたが、別の嫌悪感を抱き始めています ※どこでもドアを使用してのギガゾンビ城周辺(α-5のエリア一帯)への侵入は不可能です 【ロック@BLACK LAGOON】 [状態]:眠気と疲労、鼻を骨折(手当て済み) [装備]:ゲイナー製スタンロッド (電気65%、軽油2回分)、マイクロ補聴器 [道具]:デイバッグと支給品一式、現金数千円、たずね人ステッキ、エクソダス計画書 [思考]: 基本:力を合わせ皆でゲームから脱出する。出来ることならギガゾンビに一泡吹かせたい 1:出来る範囲でゲインらの迎撃に参加する。 2:しんのすけ、ゲイナー、ドラえもん、ユービックを守る 3:ギガゾンビを見つける [備考] ※顔写真付き名簿に一通り目を通しています ※参加者は四次元デイバッグに入れないということを確認しています ※ハルヒ、キョン、トウカ、魅音、エルルゥらと詳しい情報交換を行いました ※キョンの持つノートPC内の情報を得て、考察しました ※レヴィの趣味に関して致命的な勘違いをしつつあります 【ドラえもん@ドラえもん】 [状態]:大程度のダメージ、頭部に強い衝撃、強い決意、中程度の疲労 [装備]:ゲイナー製スタンロッド (電気72%、軽油2回分) [道具]:デイバッグと支給品一式(食料1食分消費) 、虎竹刀 [思考] 基本:ひみつ道具と仲間を集めて仇を取る。ギガゾンビを何とかする 1:しんのすけとゲイナーを守る 2:ギガゾンビを見つけて捕まえる [備考] ※Fateの世界の魔術、リリカルなのはの世界の魔法――の知識があります 【野原しんのすけ@クレヨンしんちゃん】 [状態]:全身にかすり傷、頭にふたつのたんこぶ、腹部に軽傷 SOS団名誉団員認定、全身が沙都子の血で汚れている、強い決心 [装備]:ひらりマント [道具]:デイバッグと支給品一式×4(食料5食分消費) わすれろ草、キートンの名刺(大学)、ロープ [思考] 基本:皆でここから脱出して、春日部に帰る 1:みんなのお手伝いをする 2:ギガゾンビを見つける 3:全部終わったら、かーちゃんに報告する [備考] ※両親の死を知りました 【住職ダマB(ユービック)】 [状態]:一応修復済み(下半身はつぎはぎ)、電脳通信可能、孔を増設、タチコマのメモリを挿しています [装備]:なし ※手の先から電撃を放てる [道具]:ノートPC(ユービック) [思考]: 基本:グリフィスの仇を討つ。そのために参加者達に協力する 1:トグサと通信して、トグサの意をみんなに伝える 2:トグサから得た情報をPCに転送する 3:ギガゾンビを探す [備考] ※ギガゾンビの言葉(ツチダマはいつでも爆破できる)はハッタリかもと思っています ※ゲイナーがレヴィに強制連行される際に放置されていたパソコンを回収しました。 ◆ **【病院・病室】 「……よしっ!」 監視カメラを通じてゲイン達の様子を見ていたトグサは、キングゲイナーがドゴッゾを撃破した瞬間、思わずそんな歓喜の声を上げていた。 “やったぁ~!!” “勝った勝った~!” “キングゲイナーかっこいー!” そして、歓喜の声はパソコンの向こうのタチコマ達からも聞こえてくる。 だが、いつまでも喜んでいられない。 トグサは、タチコマ達に今後ゲイン達が進むであろう進路に敵がいるかどうかを調べるように命じる。 そう、まだこれで敵の攻撃が全て終わったわけではないのだ。 「ツチダマの動きもそうだが、他にも奪われた機動兵器がいくつかあるはずだ。それらがいつ動き出すかについては特に念入りに調べておいてくれ」 “““ラジャー!!””” そう命じて、トグサは一度タチコマ達との通信を切る。 そして、次に彼はパソコンを操作し、格納庫の映像を映し出す。 ……すると、そこにはゲイナー達が見たのと同じ惨状が映る。 その中には、タチコマ達が乗り移った思考戦車の残骸もあり…… 「……やっぱり反応なし、か」 そのタチコマ達に通信をつなげようとするも返事はどこからも返ってこなかった。 彼らは実に勇敢に戦ってくれた。 敵の道の武器相手に怖気づかずに立ち向かい、最後までキングゲイナーの死守に徹してくれた。 そして、その結果がついさっきのドゴッゾ撃破に繋がったのだ。 いわば、あのタチコマ達はドラえもんの、そしてゲイン達全ての命の恩人だ。 「……立派だったぞ。フェイトを救った本体同様に、公安九課として恥じることない生き様だった」 トグサは、改めて彼らへ感謝の意を示す。 そして、しばし彼はその映像を眺めるとそのカメラの向きを変える。 すると、そこには壁が映る。 ……いや、ただの壁ではない。 その壁には僅かだか直線的な――人工的に入れられたとしか思えない裂け目が入っていた。 「さて、こいつはどうしたものか……」 格納庫内を調べている間に見つけたそれは、タチコマ達に幾度となく調べてもらったものの正体は分からなかった。 その壁の裂け目が一体何を意味しているのか、どのような意図があるのか。 城内の殆どのシステムを掌握した今ですらも、それは不明のまま。 元々意味のない、ただの模様といわれたらそこまでだが、彼にはそれがどうしても気がかりでならなかった。 (嫌な予感が的中していなければいいんだがな……) そう思いつつ、彼は映像を見取り図に戻し、全体の監視を続けようとした。 だが、次の瞬間。 「……ん? 何だ、蛍……じゃない? こ、これは……」 突如、トグサの傍で横たわっていた長門の遺体が淡く光りだした。 そして、更に次の瞬間。 ――EMIRI.K>あ、繋がった。 初めて“彼女”と出会ったときと同じ文字列が表示されたウィンドウがパソコンの画面に現れた。 【D-3/病院・病室/2日目・夜中】 【トグサ@攻殻機動隊S.A.C】 [状態]:疲労と眠気、足に結構な疲労、SOS団団員辞退は不許可 [装備]:コルトM1917 (弾数:6/6発-予備弾薬×114発) S&W M19 (残弾6/6発-予備弾薬×51発) コルトガバメント (残弾:7/7-予備残弾×78発) [道具]:デイバッグと支給品一式、警察手帳、i-pod、エクソダス計画書 ノートパソコン、"THE DAY OF SAGITTARIUS III"のゲームCD [思考]: 基本:情報を収集し脱出策を講じる。協力者を集めて保護 1:喜緑との通信を行う。 2:タチコマ達にハッキングの維持、情報収集をさせる 3:集まった情報を選別してゲイナー達に送る 4:敵が現れれば、長門とノートPC、屋上のハルヒを守る [備考] ※トグサが見つけた謎の亀裂は、格納庫最奥部の特別コレクションルームの入口です。 ※長門の発光は、喜緑との再接続による影響です。 ※病院に残された支給品に関しては「陽が落ちる」と同様のまま、変化なしです。 &color(red){【タチコマ-α 機能停止】 } &color(red){【タチコマ-β 機能停止】 } &color(red){【タチコマ-γ 機能停止】 } ※格納庫最奥部の特別コレクションルームについて スゲーナスゴイデスによる厳重な封印の影響で、彼(とタチコマ達)がその存在に気付くことはありません。 また、見取り図にもその存在は示されておらず、フェムト以外のツチダマ達もその存在は認識していません。 *投下順に読む Back:[[突入せよ! ギガゾンビ城]]Next:[[今、そこにある闇]] *時系列順に読む Back:[[突入せよ! ギガゾンビ城]]Next:[[今、そこにある闇]] |296:[[突入せよ! ギガゾンビ城]]|ロック|297:[[今、そこにある闇]]| |296:[[突入せよ! ギガゾンビ城]]|レヴィ|297:[[今、そこにある闇]]| |296:[[突入せよ! ギガゾンビ城]]|ゲイン・ビジョウ|297:[[今、そこにある闇]]| |296:[[突入せよ! ギガゾンビ城]]|ゲイナー・サンガ|297:[[今、そこにある闇]]| |296:[[突入せよ! ギガゾンビ城]]|ドラえもん|297:[[今、そこにある闇]]| |296:[[突入せよ! ギガゾンビ城]]|野原しんのすけ|297:[[今、そこにある闇]]| |296:[[突入せよ! ギガゾンビ城]]|トグサ|298:[[GAMEOVER(1)]]| |296:[[突入せよ! ギガゾンビ城]]|ユービック(住職ダマB)|297:[[今、そこにある闇]]|