「闇の書の詳細」(2006/12/14 (木) 23:49:23) の最新版変更点
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*闇の書とは
「魔法少女リリカルなのはA's」で、物語の中核をなすロストロギア(指定遺失物)として登場した融合型デバイス。
本来の名は「夜天の魔導書」で、主と共に旅をして各地の偉大な魔導師の技術を収集し
研究するために作られた収集蓄積型の巨大ストレージ。
しかし、歴代の持ち主の何人かがプログラムを改変したために破壊の力を使う「闇の書」へと変化したと思われる。
その改変により、旅をする機能が転生機能に、復元機能が無限再生機能へと変化してしまった。
これらの機能があるため闇の書の完全破壊は不可能とされる。
また、真の持ち主以外によるシステムへのアクセスを認めない。
それでも無理に外部から操作をしようとすると、持ち主を呑み込んで転生してしまうという念の入りようである。
ゆえにプログラムの停止や改変ができないので完成前の封印も不可能。転生直後は、全頁が空白になっている。
この頁は、魔力の源であるリンカーコアを蒐集することで埋まるが、
完成前に闇の書を用いて魔法を使用すると、使用した魔力の分だけ再び空白に戻ってしまう。
頁は全部で666頁あり、一人の魔導師や生物のリンカーコアを蒐集できるのは一度きりである。
このリンカーコアを蒐集することで、その術者の使う魔法をコピーする機能があり、
実際になのはのリンカーコアを吸収した闇の書の意志はスターライトブレイカーを放って見せた。
ただし、コピーした魔法でも元々の術者との魔法資質の違いで別の効果となったり、術式を組み直す必要があったりする。
前者はスターライトブレイカー(チャージ時間が長くかかり、オリジナルにはない広域攻撃属性が付与)、
後者はフォトンランサー・ジェノサイドシフト(フォトンランサー・ファランクスシフトを闇の書の意志が、
自分の適性に合わせて「集中射撃型」から「広域拡散型」に改変・調整した)がその例。
頁が全く埋まっていない状態でも自力で空中を浮遊して移動することができ、
ある程度頁が埋まった状態では自力で次元転移までしていた。
完成後は、持ち主が闇の書の意志(管制人格(マスタープログラム))と融合することで、
巨大ストレージ「闇の書」に蓄えられた膨大な魔力データの魔力を行使できる。
当然蒐集した対象の魔法も使え、莫大な魔力がある分オリジナルを上回る威力を生み出す可能性もある。
おまけにサポートも闇の書の意志が行ってくれる。
しかし融合型デバイスの欠点である「融合事故」を引き起こす可能性がこの闇の書は特に極めて高く、
過去のほとんどの持ち主が完成・発動後に闇の書の意志に肉体を奪われてしまい、一定時間の後暴走状態に陥った。
実際に、今回の主である八神はやても、当初は融合事故の状態に陥った。
作中終盤にて暴走部分である防衛プログラムの分離に成功し、夜天の魔導書としての本来の力を発揮することが出来るようになった。
新しく名を与えられた管制人格「リインフォース」と主はやては、今度は本来の形で融合する。
この時の起動呪文は以下の通り。
「夜天の光よ、我が手に集え。祝福の風、リインフォース、セットアップ!」
融合後のはやての6枚のハネは実際に生えているのではなく、一種の魔法らしい。
その後、なのは達の協力もあって防衛プログラムの破壊には成功するが、
無限再生機能のため、すぐに狂った防衛プログラムを自ら作り出してしまうこと、
もう既に元の「夜天の魔導書」としての姿はないため、再構成も不可能であることから、
リインフォースの願いにより、なのはとフェイトの協力のもと、破壊された。
闇の書の特徴として、人の姿を持ち、自律行動する魔法生命体(プログラム)を作り出した事が挙げられる。
現在のところ、他のデバイスにはこのような機能は認められない。
融合型デバイスの特徴なのかもしれないが、本編では闇の書以外に融合型デバイスが登場していないので不明である。
闇の書(夜天の魔導書)に付随するものとして、以下のものがある。
[守護騎士ヴォルケンリッター]
闇の書とその主を守るために生み出された、将の「剣の騎士」[[シグナム]]、参謀の「湖の騎士」シャマル、
そして「鉄槌の騎士」[[ヴィータ]]と「盾の守護獣」ザフィーラの4人からなる魔法生命体。
闇の書の第1次覚醒と共に現れ、以後闇の書のページを元に戻すために魔力蒐集を行い、同時にその主を守る。
ヴォルケンリッターは直訳すると「雲の騎士」となる。「夜天の主(あるじ)に集いし雲」
ベルカ式魔法を使い、アームドデバイスを使いこなす。ベルカ式の特性である対人戦闘に特化しており、
「1対1なら我らベルカの騎士に」(シグナム)「負けはねえ」(ヴィータ)とのことである。
使用するアームドデバイスは元々持っていたものだが、バリアジャケット(シグナム曰く「騎士甲冑」)は、
その時々の主のイメージによって作成される。現在のバリアジャケットは、当然はやてのイメージによるもの。
いざというときには修復が可能であり。本編での修復後の台詞は以下の通り。
『リンカーコア送還、守護騎士システム破損修復。……おいで、私の騎士たち』(はやて)
修復された後、はやての下に集結した際に述べた4人掛け合いの口上は以下の通り。
『我ら、夜天の主の下に集いし騎士』(シグナム)
『主ある限り、我らの魂尽きる事なし』(シャマル)
『この身に命ある限り、我らは御身の下にあり』(ザフィーラ)
『我らが主、夜天の王、八神はやての名の下に』(ヴィータ)
なお、この修復時に、守護騎士システムも闇の書から切り離されていたことが明らかにされた。
このため、闇の書の消滅後も彼女らは残ることが出来たのだが、
これは同時に闇の書の持っていた無限転生機能も失ってしまったため、
はやてからの魔力供給が絶たれた時点で消滅することを意味している。
だが、そのことをむしろ前向きに受け入れた彼女らは、リインフォースから願いを託されて、
それ以後、「最後の夜天の主」八神はやてを見守り続けることとなる。
[闇の書の意志(管制人格(マスタープログラム))/リインフォース]
CV:小林沙苗
闇の書に内包されているヴォルケンリッター同様のプログラム。
主と融合して魔力の統制、及び発動を行う。言うなればヴォルケンリッター最後の騎士といったところか。
守護騎士システムを含めた闇の書の全管理を行っているので「管制人格(マスタープログラム)」とも呼ばれる。
闇の書と分けて考えること自体が無意味であるところから、闇の書そのものと言ってもよい。
発動と具現化には闇の書の全頁(666頁)の蒐集と主の承認が必要となる。
蒐集したページが400頁を超え主の承認があると人格起動する。
一度発動すれば、他の騎士と同様に実体具現化し単独行動も可能。
また、主と肉体・精神の融合を果たすことで主の魔法の手助けとなる「融合型デバイス」としての機能も発揮し、
これまでに蒐集した膨大な魔法データを蓄積したストレージとしての「闇の書」を用いて、莫大な魔法を使うことができる。
人の姿を取るときは、長い銀髪と深紅の瞳が印象的な若い女性の姿をしている。
ヴォルケンリッターのうち、少なくともシグナムとシャマル、ザフィーラは、
この管制人格の存在を知っており、「あの子」「あれ」等と呼んでいた。
作中終盤は融合事故から暴走へと突き進む「闇の書の意志」と、なのはたちとの戦いとなった。
その強さは圧倒的で、近接戦闘の技量はフェイトとほぼ互角で、なのはでは相手にならない。
魔力は当然莫大で、吸収したリンカーコアの持ち主の魔導技術まで使えるという非常識さ。
バリアを貫かれてエクセリオンバスターのゼロ距離射撃の直撃を食らっても沈まなかった。
この融合状態の時に手足にあったベルトは、防御プログラムの暴走を抑える目的がある。
その後、主のはやてによって、暴走していた防御プログラムとコントロールを切り離され、
管制人格としての本来の機能を取り戻した。このときはやてに「リインフォース」という新たな名前を与えられた。
最終決戦では、本来の融合型デバイスとしての威力を発揮し、はやてと共に防衛プログラムの破壊に大きく貢献した。
だが、自分(管制人格)が残っている限り、遠からず防衛プログラムを再生して暴走してしまうこと、
そして元のプログラムが既に存在しないため、暴走しない状態には戻せないことから、自らの消滅を望み、
はやてとその仲間達に別れを告げながら消えていった。
消滅する前に、はやてに魔力や蒐集行使のスキルを引き継いで残したらしい。
10代後半相当。頭の2枚を除く4枚のハネは実際に生えているのではなく、一種の魔法。
[闇の書の闇(防御プログラム)]
八神はやてがリインフォースから切り離した防御プログラムの暴走部分。
闇の書の無限再生機能を持つため、尋常ならぬ再生能力を持つ。
初期状態ではさらに、魔力と物理の複合四層式バリアを持っており、生半可な攻撃はそもそも本体に届かない。
A's最終決戦はこの処理に費やされた。
最終的に、露出したコアを軌道上に強制転送されたところで、アースラのアルカンシェルの直撃を受け、蒸発・消滅した。
ただし、一度完全に消滅させても、闇の書の根幹ともいえる部分のプログラムであるリインフォースが残っている限り、
防衛プログラムも数日で再作成されてしまうため、リインフォースが自ら消滅することで、最終的に幕を引くことになった。
本来の防御プログラムの役目は、主や魔導書本体を保護すると同時に、蒐集したデータをバックアップし、
万一破損した場合はそれを修復するためのものだった。
[杖]
夜天の魔導書の紋章が先端に付いている杖。公式設定でも具体的な名称はなく、「杖」とされている。
A's最終決戦において、リインフォースと融合したはやては、この杖と魔導書を手にして、闇の書の闇に立ち向かった。
一般的なデバイスのように魔法管制・記録能力はほとんど無く、杖本体は加速・圧縮などの魔力サポートのみを行っている。
この理由は不明だが、はやての場合には、魔導書本体がストレージとなり、
融合したリインフォースが管制をしているため、一般的なデバイスの機能が不要なのではないかと推測される。
実際に、この杖が他のデバイスのように音声を発している場面はない。
※融合型デバイス
ベルカによって開発されたデバイスで、言うなれば、ミッドチルダ式のインテリジェントデバイスを極端化したもの。
姿と意志を与えられたデバイスが、状況に合わせ、術者と「融合」し、魔力の管制・補助を行う。
この形式では他の形式のデバイスを遥かに凌駕する感応速度や魔力量を得ることができる。
しかし、融合適性を持つ者の少なさや術者に合わせた微調整・適合検査の手間、そして何よりデバイスが術者をのっとり、
自律行動を始めてしまう「融合事故」の危険性・事故例により、製品化に至らなかった。
融合型デバイスは正しく使っても髪や瞳に変色が見られるなどの顕著な変化が見られる。
外見が術者とデバイスのどちらに近いかで制御できているかどうか区別ができる。
使いこなせていないと完全にデバイス側の外見になってしまうことがある。
*闇の書とは
「魔法少女リリカルなのはA's」で、物語の中核をなすロストロギア(指定遺失物)として登場した融合型デバイス。
本来の名は「夜天の魔導書」で、主と共に旅をして各地の偉大な魔導師の技術を収集し
研究するために作られた収集蓄積型の巨大ストレージ。
しかし、歴代の持ち主の何人かがプログラムを改変したために破壊の力を使う「闇の書」へと変化したと思われる。
その改変により、旅をする機能が転生機能に、復元機能が無限再生機能へと変化してしまった。
これらの機能があるため闇の書の完全破壊は不可能とされる。
また、真の持ち主以外によるシステムへのアクセスを認めない。
それでも無理に外部から操作をしようとすると、持ち主を呑み込んで転生してしまうという念の入りようである。
ゆえにプログラムの停止や改変ができないので完成前の封印も不可能。転生直後は、全頁が空白になっている。
この頁は、魔力の源であるリンカーコアを蒐集することで埋まるが、
完成前に闇の書を用いて魔法を使用すると、使用した魔力の分だけ再び空白に戻ってしまう。
頁は全部で666頁あり、一人の魔導師や生物のリンカーコアを蒐集できるのは一度きりである。
このリンカーコアを蒐集することで、その術者の使う魔法をコピーする機能があり、
実際になのはのリンカーコアを吸収した闇の書の意志はスターライトブレイカーを放って見せた。
ただし、コピーした魔法でも元々の術者との魔法資質の違いで別の効果となったり、術式を組み直す必要があったりする。
前者はスターライトブレイカー(チャージ時間が長くかかり、オリジナルにはない広域攻撃属性が付与)、
後者はフォトンランサー・ジェノサイドシフト(フォトンランサー・ファランクスシフトを闇の書の意志が、
自分の適性に合わせて「集中射撃型」から「広域拡散型」に改変・調整した)がその例。
頁が全く埋まっていない状態でも自力で空中を浮遊して移動することができ、
ある程度頁が埋まった状態では自力で次元転移までしていた。
完成後は、持ち主が闇の書の意志(管制人格(マスタープログラム))と融合することで、
巨大ストレージ「闇の書」に蓄えられた膨大な魔力データの魔力を行使できる。
当然蒐集した対象の魔法も使え、莫大な魔力がある分オリジナルを上回る威力を生み出す可能性もある。
おまけにサポートも闇の書の意志が行ってくれる。
しかし融合型デバイスの欠点である「融合事故」を引き起こす可能性がこの闇の書は特に極めて高く、
過去のほとんどの持ち主が完成・発動後に闇の書の意志に肉体を奪われてしまい、一定時間の後暴走状態に陥った。
実際に、今回の主である八神はやても、当初は融合事故の状態に陥った。
作中終盤にて暴走部分である防衛プログラムの分離に成功し、夜天の魔導書としての本来の力を発揮することが出来るようになった。
新しく名を与えられた管制人格「リインフォース」と主はやては、今度は本来の形で融合する。
この時の起動呪文は以下の通り。
「夜天の光よ、我が手に集え。祝福の風、リインフォース、セットアップ!」
融合後のはやての6枚のハネは実際に生えているのではなく、一種の魔法らしい。
その後、なのは達の協力もあって防衛プログラムの破壊には成功するが、
無限再生機能のため、すぐに狂った防衛プログラムを自ら作り出してしまうこと、
もう既に元の「夜天の魔導書」としての姿はないため、再構成も不可能であることから、
リインフォースの願いにより、なのはとフェイトの協力のもと、破壊された。
闇の書の特徴として、人の姿を持ち、自律行動する魔法生命体(プログラム)を作り出した事が挙げられる。
現在のところ、他のデバイスにはこのような機能は認められない。
融合型デバイスの特徴なのかもしれないが、本編では闇の書以外に融合型デバイスが登場していないので不明である。
闇の書(夜天の魔導書)に付随するものとして、以下のものがある。
[守護騎士ヴォルケンリッター]
闇の書とその主を守るために生み出された、将の「剣の騎士」[[シグナム]]、参謀の「湖の騎士」シャマル、
そして「鉄槌の騎士」[[ヴィータ]]と「盾の守護獣」ザフィーラの4人からなる魔法生命体。
闇の書の第1次覚醒と共に現れ、以後闇の書のページを元に戻すために魔力蒐集を行い、同時にその主を守る。
ヴォルケンリッターは直訳すると「雲の騎士」となる。「夜天の主(あるじ)に集いし雲」
ベルカ式魔法を使い、アームドデバイスを使いこなす。ベルカ式の特性である対人戦闘に特化しており、
「1対1なら我らベルカの騎士に」(シグナム)「負けはねえ」(ヴィータ)とのことである。
使用するアームドデバイスは元々持っていたものだが、バリアジャケット(シグナム曰く「騎士甲冑」)は、
その時々の主のイメージによって作成される。現在のバリアジャケットは、当然はやてのイメージによるもの。
いざというときには修復が可能であり。本編での修復後の台詞は以下の通り。
『リンカーコア送還、守護騎士システム破損修復。……おいで、私の騎士たち』(はやて)
修復された後、はやての下に集結した際に述べた4人掛け合いの口上は以下の通り。
『我ら、夜天の主の下に集いし騎士』(シグナム)
『主ある限り、我らの魂尽きる事なし』(シャマル)
『この身に命ある限り、我らは御身の下にあり』(ザフィーラ)
『我らが主、夜天の王、八神はやての名の下に』(ヴィータ)
なお、この修復時に、守護騎士システムも闇の書から切り離されていたことが明らかにされた。
このため、闇の書の消滅後も彼女らは残ることが出来たのだが、
これは同時に闇の書の持っていた無限転生機能も失ってしまったため、
はやてからの魔力供給が絶たれた時点で消滅することを意味している。
だが、そのことをむしろ前向きに受け入れた彼女らは、リインフォースから願いを託されて、
それ以後、「最後の夜天の主」八神はやてを見守り続けることとなる。
[闇の書の意志(管制人格(マスタープログラム))/リインフォース]
CV:小林沙苗
闇の書に内包されているヴォルケンリッター同様のプログラム。
主と融合して魔力の統制、及び発動を行う。言うなればヴォルケンリッター最後の騎士といったところか。
守護騎士システムを含めた闇の書の全管理を行っているので「管制人格(マスタープログラム)」とも呼ばれる。
闇の書と分けて考えること自体が無意味であるところから、闇の書そのものと言ってもよい。
発動と具現化には闇の書の全頁(666頁)の蒐集と主の承認が必要となる。
蒐集したページが400頁を超え主の承認があると人格起動する。
一度発動すれば、他の騎士と同様に実体具現化し単独行動も可能。
また、主と肉体・精神の融合を果たすことで主の魔法の手助けとなる「融合型デバイス」としての機能も発揮し、
これまでに蒐集した膨大な魔法データを蓄積したストレージとしての「闇の書」を用いて、莫大な魔法を使うことができる。
人の姿を取るときは、長い銀髪と深紅の瞳が印象的な若い女性の姿をしている。
ヴォルケンリッターのうち、少なくともシグナムとシャマル、ザフィーラは、
この管制人格の存在を知っており、「あの子」「あれ」等と呼んでいた。
作中終盤は融合事故から暴走へと突き進む「闇の書の意志」と、なのはたちとの戦いとなった。
その強さは圧倒的で、近接戦闘の技量はフェイトとほぼ互角で、なのはでは相手にならない。
魔力は当然莫大で、吸収したリンカーコアの持ち主の魔導技術まで使えるという非常識さ。
バリアを貫かれてエクセリオンバスターのゼロ距離射撃の直撃を食らっても沈まなかった。
この融合状態の時に手足にあったベルトは、防御プログラムの暴走を抑える目的がある。
その後、主のはやてによって、暴走していた防御プログラムとコントロールを切り離され、
管制人格としての本来の機能を取り戻した。このときはやてに「リインフォース」という新たな名前を与えられた。
最終決戦では、本来の融合型デバイスとしての威力を発揮し、はやてと共に防衛プログラムの破壊に大きく貢献した。
だが、自分(管制人格)が残っている限り、遠からず防衛プログラムを再生して暴走してしまうこと、
そして元のプログラムが既に存在しないため、暴走しない状態には戻せないことから、自らの消滅を望み、
はやてとその仲間達に別れを告げながら消えていった。
消滅する前に、はやてに魔力や蒐集行使のスキルを引き継いで残したらしい。
10代後半相当。頭の2枚を除く4枚のハネは実際に生えているのではなく、一種の魔法。
[闇の書の闇(防御プログラム)]
八神はやてがリインフォースから切り離した防御プログラムの暴走部分。
闇の書の無限再生機能を持つため、尋常ならぬ再生能力を持つ。
初期状態ではさらに、魔力と物理の複合四層式バリアを持っており、生半可な攻撃はそもそも本体に届かない。
A's最終決戦はこの処理に費やされた。
最終的に、露出したコアを軌道上に強制転送されたところで、アースラのアルカンシェルの直撃を受け、蒸発・消滅した。
ただし、一度完全に消滅させても、闇の書の根幹ともいえる部分のプログラムであるリインフォースが残っている限り、
防衛プログラムも数日で再作成されてしまうため、リインフォースが自ら消滅することで、最終的に幕を引くことになった。
本来の防御プログラムの役目は、主や魔導書本体を保護すると同時に、蒐集したデータをバックアップし、
万一破損した場合はそれを修復するためのものだった。
[杖]
夜天の魔導書の紋章が先端に付いている杖。公式設定でも具体的な名称はなく、「杖」とされている。
A's最終決戦において、リインフォースと融合したはやては、この杖と魔導書を手にして、闇の書の闇に立ち向かった。
一般的なデバイスのように魔法管制・記録能力はほとんど無く、杖本体は加速・圧縮などの魔力サポートのみを行っている。
この理由は不明だが、はやての場合には、魔導書本体がストレージとなり、
融合したリインフォースが管制をしているため、一般的なデバイスの機能が不要なのではないかと推測される。
実際に、この杖が他のデバイスのように音声を発している場面はない。
※融合型デバイス
ベルカによって開発されたデバイスで、言うなれば、ミッドチルダ式のインテリジェントデバイスを極端化したもの。
姿と意志を与えられたデバイスが、状況に合わせ、術者と「融合」し、魔力の管制・補助を行う。
この形式では他の形式のデバイスを遥かに凌駕する感応速度や魔力量を得ることができる。
しかし、融合適性を持つ者の少なさや術者に合わせた微調整・適合検査の手間、そして何よりデバイスが術者をのっとり、
自律行動を始めてしまう「融合事故」の危険性・事故例により、製品化に至らなかった。
融合型デバイスは正しく使っても髪や瞳に変色が見られるなどの顕著な変化が見られる。
外見が術者とデバイスのどちらに近いかで制御できているかどうか区別ができる。
使いこなせていないと完全にデバイス側の外見になってしまうことがある。
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