「ルパン三世の憂鬱」(2021/06/20 (日) 16:08:48) の最新版変更点
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**ルパン三世の憂鬱 ◆9NAb4urvjA
俺が突然ワープさせられて辿り着いたところは暗闇に包まれた森の中だった。
なんだか満月がきれいだねぇ。こんな殺し合いの場ということ考えなけりゃあな。
支給物を広げその中にあった地図で位置を確認するとC-7であるらしい。
とりあえず、これからのことを考えながら山を下ることにする。
さてどうしたもんか?
どうやら妙なことに巻き込まれちまったみてえだ。こんなオカルトじみた事件なんざ聞いたともねえよな。
あの場にいたとっつあんなんかは、今頃あの主催者を逮捕するなんて言って張り切ってるんだろうがなぁ。
さぁて俺はどうすっかな?
ま、やるこたあ決まってるんだがな。もちろんこの俺様ルパン三世は胸糞悪い殺し合いをする
つもりはねえさ、だがこの首輪に何らかの監視装置やらなにやらついていて、脱出や反逆をしようものなら
先刻のお嬢ちゃんやおっさんみたいにボン!っと、爆発する以上は表立っての反逆は不可能。
……まったく可哀想な事をしやがる。人生これからって歳の子を殺すなんざ男の風上にも
おけねえ野郎だ。俺だったらあんな子は殺さずに紫式部みてえにヌフフフ……
おっと、少し思考がずれたな。
とりあえず、これまたあの場にいた次元達を探す裏で工具やら首輪解除に役立ちそうな面子でも探そうかな。
どうせなら美人の眼鏡をかけたボインな女科学者なんかがいいな。
あの場所には綺麗どころの美人ちゃんや数年もすれば食べごろにもなる美少女達もいたしな。
お!そうだ!どうせなら可愛い子ちゃん達が襲われているところをこの俺様が助ければ、
信頼もできてなおかつ他の参加者もこの俺様が殺し合いに乗っていないことを、証明できるから
人も集まりやすいな。今からハーレムが出来るのが楽しみだ。
ウッヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ
そんなことを考えていると、パキ!という枝を踏む音が聞こえた。
どうやら誰かが近くにいるらしい。しまったなぁ。
謎機能の四次元デイバックとやらの中に入っていたものは、マテバ2008Mつう銃で丁寧にも説明書が付いてあった。
俺の記憶が正しければマテバ2006Mまでしか製造されていなかったはずだ。
しかも性能はあまり良さげではねえから、はっきり言って愛用のワルサーと比べる
と雲泥の差がある銃でイマイチ信用できないねえ。
ちなみに他の支給品は変わったドラ焼きとグラビア誌だ……
なんか俺悪いことしたかな?いまさらだけどさ。
……相手が殺る気のある実力者ならちょっと危ねえな。まあ何とかなるだろ。
「はぁい、そこにいるのはどちら様でしょうか?」
気配がした方向に問いかける。だが向こうはなかなか出てこない。
耳には確かに息遣いが聞こえるんだがな、段々荒くなっているけど。
そして五分ほど待っていると、
「とぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そんな叫び声を上げながら日本人の女子高生が泣きながら刀で切り込んできた。
だが五右衛門の奴と比べれば格段に遅え。後ろ歩きで女子高生の上段からの打ち込みを避け
続けざまに放たれる右からのなぎ払いにしゃがみ、
すぐさま切り返してきた頬を狙った左からの斬撃も後ろに跳んで避わす。
さて、どうしたもんか。
「お嬢ちゃん、筋も踏み込みも悪かぁねえがくもった剣じゃつまらぬものも切れねえぜ?」
「うるさい!うるさい!うるさい!あんたみたいな怪しい奴を
放っといたらみくるちゃんやユキ達が危ないじゃないのよ!!」
俺はフェミニストだから強引にするのは嫌いなんだがなぁ……
それに俺以上に怪しくない怪盗なんざいないぜ。
……出合った女にはよく『怪しい男』とか言われるのは一族の性だとは思いたくはないけどさ。
「おじさんは殺し合いに乗っていないよ、お穣ちゃん」
「モリアーティみたいな面した奴なんか信用できるか!」
「……あんなのと俺と一緒にするなよ。俺のご先祖様はもっと偉大なんだぞ……おっと」
そのまま胴体を狙ってきた突きを体をずらしてさける。
どうやら聞く耳を持たねえらしい。
まあ仕方がねえだろう。実際に人が死んじまっているわけだし。
さてどうしたもんだか。
相手は半場錯乱状態の女の子。あと五年もすれば『手を出しても』いいかんじだねぇ。
もっともここで彼女が生きていられればの話だけどさ。
「うりゃああああああああああああああああああああ!!」
少女が裂帛の気合を叫びながら上段から剣を振降ろそうとしてくる。
だが俺はその瞬間にクイックドロウでマテバを懐から抜き少女に向かって引き金を引いた。
「きゃ!?」
銃声が一発辺りに木霊する。
少女が仰向けに倒れ彼女の持っていた刀が吹き飛び、そこにあった木に突き刺さる。
女の子は倒れたまま動かなくなった。
「……ちょっと女の子には刺激が強かったかな?」
女の子の持つ刀の鍔の部分に銃弾を当てて、弾き飛ばしただけなんだけどなぁ。
弘法は筆を選ばずといった感じで。
まあ、倒れるときにゴンって音がしたから地面に頭でも打ち付てそのまま気絶したぽい。
とりあえず抱き起こして状態を確認する、やはり女の子は気絶しており目立った外傷は
見当たらない。思わずほっとする、この歳の女の子は怪我とか気にする方だからねえ、
それにこう見えても俺は友情の厚い女の子は嫌いじゃないんだぜい。
デイバックを枕代わりにさせてその場に置いておき、木に突き刺さった刀を回収することにする。
べルトやら頭部やら体のあちこちに仕込んでいた仕事道具が全部取り上げられちまった以上は、
こんな刀一本でも何かの役に立つかもしれねえ。それに鈍らじゃあなさそうだから高く売れそうだ。
そこに落ちてあった鞘に刀を納めベルトに差す、なかなかいい感じじゃねぇの。
さて次はこの刀の持ち主をどうするかだ。さすがに放っていくのはまずいよな。
とりあえず、この子を抱えて近くで休めそうな場所を探すとしますか。
だがこのときの俺は知らなかったんだよなぁ、思っている以上に厄介な状況に陥ってることなんざ。
【C-7森/初日/深夜】
【ルパン三世@ルパン三世】
[状態]:健康、謎の女子高生を抱えている
[装備]:マテバ2008M@攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(弾数5/6)、
小夜の刀(前期型)@BLOOD+
[道具]:荷物一式、エロ凡パンチ・'75年4月号@ゼロの使い魔、
カマンベールチーズ入りドラ焼き×10@ドラえもん
[思考]:1、落ち着けそうな場所を探す、
2、他の面子との合流
3、協力者の確保(美人なら無条件?)
4、首輪の解除及び首輪の解除に役立つ道具と参加者の捜索
5、主催者打倒
【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:気絶
[装備]:無し
[道具]:荷物一式
[思考]:1、SOS団のメンバーや知り合いと一緒にゲームからの脱出
[備考]:ハルヒの他の支給品の状態は次の書き手に任せます
*時系列順で読む
Back:[[Ride on shooting star]] Next:[[竜殺し]]
*投下順で読む
Back:[[Ride on shooting star]] Next:[[竜殺し]]
|ルパン三世|54:[[従わされるもの]]|
|涼宮ハルヒ|54:[[従わされるもの]]|
**ルパン三世の憂鬱 ◆9NAb4urvjA
俺が突然ワープさせられて辿り着いたところは暗闇に包まれた森の中だった。
なんだか満月がきれいだねぇ。こんな殺し合いの場ということ考えなけりゃあな。
支給物を広げその中にあった地図で位置を確認するとC-7であるらしい。
とりあえず、これからのことを考えながら山を下ることにする。
さてどうしたもんか?
どうやら妙なことに巻き込まれちまったみてえだ。こんなオカルトじみた事件なんざ聞いたこともねえよな。
あの場にいたとっつあんなんかは、今頃あの主催者を逮捕するなんて言って張り切ってるんだろうがなぁ。
さぁて俺はどうすっかな?
ま、やるこたあ決まってるんだがな。もちろんこの俺様ルパン三世は胸糞悪い殺し合いをする
つもりはねえさ、だがこの首輪に何らかの監視装置やらなにやらついていて、脱出や反逆をしようものなら
先刻のお嬢ちゃんやおっさんみたいにボン!っと、爆発する以上は表立っての反逆は不可能。
……まったく可哀想な事をしやがる。人生これからって歳の子を殺すなんざ男の風上にも
おけねえ野郎だ。俺だったらあんな子は殺さずに紫式部みてえにヌフフフ……
おっと、少し思考がずれたな。
とりあえず、これまたあの場にいた次元達を探す裏で工具やら首輪解除に役立ちそうな面子でも探そうかな。
どうせなら美人の眼鏡をかけたボインな女科学者なんかがいいな。
あの場所には綺麗どころの美人ちゃんや数年もすれば食べごろにもなる美少女達もいたしな。
お!そうだ!どうせなら可愛い子ちゃん達が襲われているところをこの俺様が助ければ、
信頼もできてなおかつ他の参加者もこの俺様が殺し合いに乗っていないことを、証明できるから
人も集まりやすいな。今からハーレムが出来るのが楽しみだ。
ウッヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ
そんなことを考えていると、パキ!という枝を踏む音が聞こえた。
どうやら誰かが近くにいるらしい。しまったなぁ。
謎機能の四次元デイバックとやらの中に入っていたものは、マテバ2008Mつう銃で丁寧にも説明書が付いてあった。
俺の記憶が正しければマテバ2006Mまでしか製造されていなかったはずだ。
しかも性能はあまり良さげではねえから、はっきり言って愛用のワルサーと比べる
と雲泥の差がある銃でイマイチ信用できないねえ。
ちなみに他の支給品は変わったドラ焼きとグラビア誌だ……
なんか俺悪いことしたかな?いまさらだけどさ。
……相手が殺る気のある実力者ならちょっと危ねえな。まあ何とかなるだろ。
「はぁい、そこにいるのはどちら様でしょうか?」
気配がした方向に問いかける。だが向こうはなかなか出てこない。
耳には確かに息遣いが聞こえるんだがな、段々荒くなっているけど。
そして五分ほど待っていると、
「とぉりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
そんな叫び声を上げながら日本人の女子高生が泣きながら刀で切り込んできた。
だが五右衛門の奴と比べれば格段に遅え。後ろ歩きで女子高生の上段からの打ち込みを避け
続けざまに放たれる右からのなぎ払いにしゃがみ、
すぐさま切り返してきた頬を狙った左からの斬撃も後ろに跳んで避わす。
さて、どうしたもんか。
「お嬢ちゃん、筋も踏み込みも悪かぁねえがくもった剣じゃつまらぬものも切れねえぜ?」
「うるさい!うるさい!うるさい!あんたみたいな怪しい奴を
放っといたらみくるちゃんやユキ達が危ないじゃないのよ!!」
俺はフェミニストだから強引にするのは嫌いなんだがなぁ……
それに俺以上に怪しくない怪盗なんざいないぜ。
……出会った女にはよく『怪しい男』とか言われるのは一族の性だとは思いたくはないけどさ。
「おじさんは殺し合いに乗っていないよ、お嬢ちゃん」
「モリアーティみたいな面した奴なんか信用できるか!」
「……あんなのと俺と一緒にするなよ。俺のご先祖様はもっと偉大なんだぞ……おっと」
そのまま胴体を狙ってきた突きを体をずらしてさける。
どうやら聞く耳を持たねえらしい。
まあ仕方がねえだろう。実際に人が死んじまっているわけだし。
さてどうしたもんだか。
相手は半ば錯乱状態の女の子。あと五年もすれば『手を出しても』いいかんじだねぇ。
もっともここで彼女が生きていられればの話だけどさ。
「うりゃああああああああああああああああああああ!!」
少女が裂帛の気合を叫びながら上段から剣を振り降ろそうとしてくる。
だが俺はその瞬間にクイックドロウでマテバを懐から抜き少女に向かって引き金を引いた。
「きゃ!?」
銃声が一発辺りに木霊する。
少女が仰向けに倒れ彼女の持っていた刀が吹き飛び、そこにあった木に突き刺さる。
女の子は倒れたまま動かなくなった。
「……ちょっと女の子には刺激が強かったかな?」
女の子の持つ刀の鍔の部分に銃弾を当てて、弾き飛ばしただけなんだけどなぁ。
弘法は筆を選ばずといった感じで。
まあ、倒れるときにゴンって音がしたから地面に頭でも打ち付けてそのまま気絶したぽい。
とりあえず抱き起こして状態を確認する、やはり女の子は気絶しており目立った外傷は
見当たらない。思わずほっとする、この歳の女の子は怪我とか気にする方だからねえ、
それにこう見えても俺は友情の厚い女の子は嫌いじゃないんだぜい。
デイバックを枕代わりにさせてその場に置いておき、木に突き刺さった刀を回収することにする。
べルトやら頭部やら体のあちこちに仕込んでいた仕事道具が全部取り上げられちまった以上は、
こんな刀一本でも何かの役に立つかもしれねえ。それに鈍らじゃあなさそうだから高く売れそうだ。
そこに落ちてあった鞘に刀を納めベルトに差す、なかなかいい感じじゃねぇの。
さて次はこの刀の持ち主をどうするかだ。さすがに放っていくのはまずいよな。
とりあえず、この子を抱えて近くで休めそうな場所を探すとしますか。
だがこのときの俺は知らなかったんだよなぁ、思っている以上に厄介な状況に陥ってることなんざ。
【C-7森/初日/深夜】
【ルパン三世@ルパン三世】
[状態]:健康、謎の女子高生を抱えている
[装備]:マテバ2008M@攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(弾数5/6)、
小夜の刀(前期型)@BLOOD+
[道具]:荷物一式、エロ凡パンチ・'75年4月号@ゼロの使い魔、
カマンベールチーズ入りドラ焼き×10@ドラえもん
[思考]:1、落ち着けそうな場所を探す、
2、他の面子との合流
3、協力者の確保(美人なら無条件?)
4、首輪の解除及び首輪の解除に役立つ道具と参加者の捜索
5、主催者打倒
【涼宮ハルヒ@涼宮ハルヒの憂鬱】
[状態]:気絶
[装備]:無し
[道具]:荷物一式
[思考]:1、SOS団のメンバーや知り合いと一緒にゲームからの脱出
[備考]:ハルヒの他の支給品の状態は次の書き手に任せます
*時系列順で読む
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