長門有希の報告 ◆S8pgx99zVs


現在の状況に関する長門有希の推測

尚、長門有希が他にも存在する可能性を考慮し、この報告において主観を持つものを
以後、長門有希(A)。略して長門Aと呼称する。

状況の確認

地球(※1)-日本を基準としたXXXX/XX/XX XX:XXより、認知の断絶(※2)を挟み、
情報統合思念体を基準とした絶対座標位置及び時間平面の特定のできない空間へと
転移(※3)させられ、そこでギガゾンビを自称する存在(※4)より、同空間内に集められた
他の存在(※5)との生存競争を命じられる。この時使用された言語を長門Aは地球の
日本語と認知(※6)。その後、再び認知の断絶を挟み絶対位置、時間を特定できない
空間へと転移させられる。

この状況を長門Aの主観が認識してから情報統合思念体との接触ができなくなっている。
また、情報解析及び情報連結、情報連結解除にもなんらかの制約が掛かっており、
その能力を十分に発揮できない(※7)でいる。

制約として長門Aの有機デバイスに首輪(※8)が装着されており、ギガゾンビの提示した
規則(※9)に抵触すると爆破(※10)される仕組みになっている。



※1 固有名詞。
※2 断絶されていた期間は推測不能。
※3 認知の断絶があるため必ずしも転移と特定できないが、主観での認識として便宜上こう書く。
※4 情報解析が不可能であったため存在の特定は失敗。
※5 多種多様の存在、前記の理由で特定には失敗。
※6 ただし、情報親和喚起法による伝達の可能性もあるため確定はできない。
※7 程度、また回復の方法については調査中。
※8-1 装着者の頚椎を基点とした絶対座標設定を持っており、物理的な方法での排除は不可能。
※8-2 但し、その前提である首輪の機能を阻害すればその限りではないと推測される。
※9 首輪を外そうとする。進入を禁止された区域に立ち入る。
※10 有機デバイスの頭部を破壊できる物理的威力があり、情報内に不可避の属性を持つ。



現時刻から起こす行動の指針を立てる前提として、現状に陥った原因を推測する。


1.涼宮ハルヒの情報改変能力が原因とする

 現在までに認識している情報から推測するに、可能性は低い。
 まず、涼宮ハルヒから放出される情報因子を発見できていない。
 また、涼宮ハルヒの思想、理念、脳内情報に繋がる状況ではない。
 それらに加え、涼宮ハルヒの認識していない長門Aの能力に制限が加えられていること。

2.情報統合思念体が原因とする

 可能性が高いのは急進派の工作という場合。
 ただし、その場合彼らの理に合わない雑多な情報が多すぎる。
 だが、彼らが地球上のなんらかの情報デバイスを介してこれを実行しているのなら
 その疑問は払拭される。
 この場合、この空間内に存在する涼宮ハルヒは本人である可能性が高い。

3.長戸有希が原因とする

 A.
 長門Aが本来の長門有希の情報内に作られたシミュレーション用情報だとする場合。
 この場合あらゆる不合理が解決されると同時に、推測が意味を成さなくなる。

 B.
 長門有希になんらかの情報欠陥が発生していた場合。
 この場合もA.と同様にあらゆる不合理が解決されると同時に、推測が意味を成さなくなる。

 これらが原因の場合、長門Aの観点から問題を解決することは困難。

4.ギガゾンビが原因とする

 ギガゾンビ及びなんらかの存在が実際にこの状況を起こしているという場合。
 これはあらゆるパターンの中でも危険性が高い部類に入る。
 長門Aに制約が掛けられている現在、この状況を解析、解決することは困難であると推測。


その他、可能性が稀薄な例については割愛。


前項での想定から導き出される今後の方針。

1.情報統合思念体との接触

 問題の根幹である情報統合思念体との接触に関する制約の解決。

2.空間構成情報の収集

 空間構成情報を収集、解析し、構造の把握。 

3.涼宮ハルヒとの接触

 涼宮ハルヒと接触し、それが本物であった場合保護する。
 偽者であった場合は構成情報を解析し、情報を収集する。有機体の生死は問わない。

4.朝倉涼子との接触

 朝倉涼子と接触し、その構成情報を解析し、情報を収集する。
 指示下にある場合、協力させる。
 そうでない場合、有機体の生死は問わない。

5.キョンとの接触

 キョンと接触し、それが本物であった場合保護する。
 偽者であった場合は構成情報を解析し、情報を収集する。有機体の生死は問わない。

6.長門Aの保護

 長門Aの状態を保全するよう努める。優先すべき問題がある場合はそれに限らない。


また、上記の行動と併せて情報の解析を進め現状の把握し、脱出方法を模索する。


月の光も入らぬ濃い森の中を苦もなく歩いていた長門有希は、
何かに気付くとそれに近づいた。
一人分の足跡――だがただの一人では不自然な足跡。
足跡から推測される靴の種類、履いている人間の性別、体格、体重。そして歩き方。
それらから見ると、この足跡はやや深く、歩幅は短く、体重のかかる位置が不自然。
何か、もしくは誰かを背負っていると推測される。
誰か?長門有希は神経を集中し、空間内に残る手がかりを探し――見つけた。
風に流されずに残っていた僅かな整髪料の匂い――涼宮ハルヒの匂い。
断言はできないが、現在唯一の手がかり。


長門有希は足跡を追い、暗闇を駆け出した。


 【D-7/森の中/1日目-深夜】

 【長門有希】
 [状態]:健康
 [装備]:
 [道具]:デイバッグ/支給品一式/タヌ機/S&W M19(6/6)
 [思考]:ハルヒ(足跡)を追う/朝倉涼子を探す/キョンを探す

 ※不明だった支給品は”S&W M19(装弾数6/6発)”に設定しました。次元大介の愛銃です。

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27:Fact or Fiction? 長門有希 98:罪悪感とノイズの交錯





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